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南オセチアのツヒンバリにあるロシア軍基地

◆8月11日

 南オセチアでのロシア軍とグルジア軍との紛争から1年が経過したが、現在再び緊張が高まっている。以下にみるようにどうもグルジアは軍備を整え、リベンジ戦を行う可能性があるようだ。
 サーカシビリ大統領は1年前の戦争のため、南オセチアとアブハジアをロシアに取られた格好となったため、あの戦争はやぶへびとなってしまっている。そして国内的には彼の「バラ革命」以来の人気はすっかり影をひそめ、いまや政権を追われかねない状況に追い込まれている。
 それで再び戦争を起こすことで、国内の締め付けと外部に国内の不満をそらせるという権力の常套手段を用いようとしているのかもしれない。
 グルジアは「バラ革命」の資金がアメリカからきたように基本的にはアメリカの子飼いの政権となっている。これにイスラエルが独自の思惑からグルジアに対する軍事的支援をしてきている。イランを叩くためにもグルジアの存在が有用と見ている。特に南オセチアにある二つの飛行場からイランに向けて爆撃機が飛び立つことができる。それをロシアから奪回したいと考えているかもしれない。


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●グルジアは新たな戦争準備をしている―脱走兵
【8月6日 Russia Today】
 グルジア軍を脱走した兵士が今ロシアに来て、昨年南オセチアを攻撃した時のように、アメリカ軍事教官が現在グルジア軍を新しい戦争のための準備として訓練をしている、と語った。 エドゥアルド・コロツコフは、南オセチア紛争の起きる前、グルジア軍のロシア平和維持軍に対する挑発、米軍の供給した武器、グルジア軍の捕虜に対する射撃があったことを語った。以下、証言の内容である。

 エドゥアルド・コロツコフ(E・K):私の名前は、コロツコフ・エドゥアルド・イゴレヴィッチ、1981年7月27日生まれ。2007年8月からグルジア軍第4旅団42大隊で軍曹として大隊長を務めていました。
質問:何らかの作戦に携わりましたか?
E・K:いいえ、その前に脱走しました。
質問:紛争の始まる前、グルジア・オセチア紛争地帯で、平和維持軍として任務に付いていたはずだが、その時のことを話してください。
E・K:オセチアの村のツシヌリ一帯に駐屯していました。車両の検査、身分証明書類と持ち物検査、また任務の遂行方法、拳銃および突撃銃の訓練をしていました。我々は一切の必要な武器を持っています。多くの兵器を持っているのです。
 山の頂上に行きアブレリの村の警備をしました。2007年12月のことを思い出します。正確な日付は忘れましたが、アブハジアで何か始まったらしいと知らされました。我々のいた山の頂上には、ロシアの平和維持軍がいました。
 それで我々が受けた訓練では、夜間、何かが起きたら、すぐ飛び出てロシア軍より早くやることでした。我々の携帯電話は取り上げられ、大隊全体で戦争開始の話となりました。我々は準備はできていました。弾薬の追加がありました。包帯や医薬品を背嚢に入れて、準備をしました。
質問:ロシア軍に対抗するためですか?
E・K:ロシア軍に対抗するためです。我々のほかにはロシアからの平和維持軍しかいませんでした。オセチア人はいませんでした。1ヶ月後に我々はニコジに移動となりました。そこから隠密にロシアの平和維持軍の前哨基地のあるイグネチに行きました。そこではロシア平和維持軍が兵員と我々の兵器を記録していたのです。夜間寒い気候の中、グルジアの内務特別部隊と共にそこに立っていました。この部隊もあらゆる武器を持っていました。我々と同様の、大隊分の一切の軍需物資を持っていました。
質問:彼らは挑発したのか?
E・K:はい、やりました。グルジアの特別部隊は「やって来いよ、撃ってみろ」とか「怖がるなよ」などとロシア軍に向かって言っていました。まさにその場から進軍していきました。
質問:村に進軍したのですか?
E・K:そうです。
質問:特に2008年8月の事件について何か語ってくれますか?
E・K:戦争後、カフテチから来た友人と会いました。彼らは「お前が脱走した後、アメリカ人の教官が来て、2ヶ月の訓練をした」と言いました。アメリカからM-16ライフル銃を含むさまざまな武器が供給されたそうです。ハマー(車両)もあったそうです。それで彼らがいうには戦争準備だろう、と言っていました。
 そして皆言っていましたが、我々のような大隊はこの村にはいないようです。我々はヌニタナ村とニタグリ村を占領するために送られたのです。その後、ツヒンバリに入りました。
質問:ロシア人パイロットについて何か語ってください
E・K:ロシア人パイロットについてはあまり知りませんが、小さなことですがあります。例えば、グルジアの平和維持部隊につかまった者は負傷していました。彼は司法省にいる私の友人が警護していました。病院の中です。
 もう一人の話を聞きました。彼は生きて捕虜になったのですが、射殺されどこかに埋められているようです。正確な場所はわかりません。ロシアからクレームを受けないようにするため、跡を残さないようにしたのです。私の知っていることは、生きて捕虜になった兵士が射殺され埋められた、ということです。
 もう一人の方は、後になって、グルジア平和部隊に誰かと捕虜交換されたようです。
質問:将来の計画は何か?
E・K:最初に、グルジアにはもう住むことはできないと思います。ロシア連邦大統領に私にロシア国籍を与えてくれるようお願いしたいです。私は普通の生活を送りたいのです。グルジアにはもう戻りません。。私は連れ戻されるくらいなら、死んだほうがましです。彼らは皆戦争準備と訓練で忙しいのです。
質問:戦争をするためか?
E・K:そうです。戦争をするため。教官は次から次と戦争の仕方を教えたり、武器の扱い方を教えるために来ています。バツミには武器を満載した船がきていました。国中で戦争が再びあるぞ、という話題で一杯です。サーカシビリは戦争準備に入っています。だから私はグルジアには住みたくないのです。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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