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ヘリコプター墜落現場への道を封鎖するルーマニア国家警察

◆8月3日

 イスラエルがイランを攻撃するタイムリミットが迫っているため、今年は危険な年になるといわれている。今年でなければ、来年は更に危険であろう。
 イランが核兵器を開発している、と本気で信じているところがあるイスラエルだから、彼らの方が追い詰められている。トルコが反イスラエルにならねば、トルコ領を利用することができたのであろうが、トルコとの関係が悪化したため、トルコ領を利用できなくなり、そのため、さまざまな方法を考えているようである。
 
 ルーマニアから出撃するとすると、黒海を通過し、グルジア・アゼルバイジャンなどを通過するということなのか。
 今回のように、ヘリコプター事故が起きたことにみられるように、どこか無理のある作戦のようだ。カーター政権時、イラン在アメリカ大使館が乗っ取られた事件で、その救出作戦が行われたが、これも砂漠を進むヘリコプターが事故を起こし、失敗したことがあった。

 これらのことから今回のヘリコプター事故は何らかのサインと見るべきではないだろうか。要するにイスラエルがイラン攻撃を強行しても、失敗する、というサインだ。2008年から09年に掛けての冬にイスラエルが行ったガザ侵攻作戦でも、国際社会の非難を浴び、あまつさえ戦争犯罪として厳しく断罪され、最近ではトルコからのガザ支援自由船団に対する公海上での殺戮行為により、更に厳しい断罪をされた。

 ようするにやることなすことうまくいかなくなってきているのが今のイスラエルの軍事作戦なのだ。これは彼らの運勢がいよいよ下がってきている証拠とみてよいであろう。建国60周年を越えて、国運は下がり始めていると考えられるのである。

 だから、このブログで常に指摘してきたように、まず、イラン攻撃はしないと決めて、次にパレスチナ国家を認め独立させる、その前提として1967年戦争以前の国境線に撤退する、そしてパレスチナ国家と平和条約を締結し、経済援助を世界のユダヤ人たちにも協力してもらうことで、イスラエルの生存を確固としたものにするほうが、実質的によっぽどイスラエルのためになるのだ。


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ルーマニアでイラン攻撃演習をしていたイスラエル
http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=137052&ionid=351020101
【8月3日 PRESS TV】

 情報筋によれば、先週ルーマニアでおきたイスラエル軍のヘリコプター墜落事故はイラン攻撃の演習の最中に起きた、という。

 7月26日、6人のイスラエル兵と一人のルーマニア空軍大尉がCH-53空輸ヘリコプターに搭乗していたが、ルーマニア中央の山岳地帯で墜落して死亡した。

 エルサレムにあるDEBKAによると7月30日、イランの核施設に対する攻撃の演習をイスラエル・アメリカ・ルーマニア共同で行っていた、その最終ステージで事故が起きた、と軍関係者が語ったと報じている。

 直線距離でイスラエルのテルアビブからイランの核施設のあるナタンツまでは、1600kmある。この軍関係者は、イスラエル軍は、似たような距離にあるルーマニア、ギリシャ、ブルガリアなどと協力している、と語った。 

 この作戦は、危険を伴う低空飛行による侵入でレーダーの探知を避ける作戦で非常に危険である、とこの軍情報筋は語った。

 「青空2010」と名づけられたこの演習は、イランが秘密裏に、2000m級の山々の地下深くトンネルを掘り核施設を建設し、核兵器計画を進めているというイスラエルの主張を下に行われている。

 イラン高官は、その言いがかりを否定し、イランは民生用核計画の透明性を保持し、国際原子力機関(IAEA)に協力している、と強調している。

 核不拡散条約(NPT) の署名国として、イランは平和利用の核技術を持つ権利は保証されているとして彼らは議論を戦わせている。

 これに反し、イスラエルは、中東では唯一の核兵器保有国と報じられているのだが、現在までNPTに加盟するよう促す国際世論に反対し、加盟を拒否している。 

 イスラエルは何年も、イランの核施設を攻撃すると公に脅しをかけてきている。平和利用の核計画だとするイランのスタンスを変えることができなかった、国連安全保障委員会の制裁、及び似たようなアメリカとEUによって採択された一方的な政策に、イスラエルは我慢できなくなってきているので、そのような攻撃の可能性は相当高まってきている。
 
 イランは今回の制裁は政治的な動機でなされたと語り、世界的な傲慢な者たちに対し屈服することを拒否したところから生じている問題であると指摘した。

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