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イスラエルの情報機関のモサド

◆5月19日

 アメリカとイスラエルは長年の同盟国として世界に知られていて、アメリカの外交政策は全てイスラエルに有利になるように進められている、と見られているが、CIAはそのアメリカがイスラエルのことをスパイ活動で中国やロシアについで、三番目に危険な活動をしている国として見ていることが明らかにされたという。

 要するに、イスラエルはユダヤ人の資金力などを利用してアメリカ人の弱みを握り、あるいはさまざまな圧力団体を使用して、飴と鞭でアメリカ人を自分達の都合の良いように従わせてきたといえるが、当のアメリカ人側から見れば、対イスラエルでは外見上は友好関係を装っていても、その内実はイスラエルを危険視してきていた、ということであろう。

 これはヨーロッパにも言えることであり、核を持つイスラエルはヨーロッパ諸国からみても脅威であり、逆らうよりは従った方が得策だから、イスラエルとの友好関係を維持し、彼等が要求する、たとえばホロコーストに対する疑問を示せば罪になるような法律をヨーロッパ中で作りそれに従ってきたが、ヨーロッパ人からすれば、「くそ食らえ」と思っているはずなのだ。

 以下のような記事が出てくることも時間の問題であったろう。「仮面夫婦」という言葉があるが、今までのイスラエルとの友好的関係も、実は腐れ縁であったことが暴露されつつある、ということかもしれない。今後、イスラエルの運命がどうなるか?世界にイスラエルの真の友はいるのか?という問いにイスラエルは応えられなくなってくるであろう。これは中国や韓国も同様である。

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●CIAはイスラエルを対米侵略的スパイを行う国として三番目に位置づけ
http://presstv.com/detail/2014/05/18/363107/cia-ranks-israel-aggressive-spy-force/
【5月18日 PressTV】

 イスラエルをアメリカに対し三番目に侵略的な情報活動をする国とアメリカの中央情報局が位置づけている、と漏洩した書類が示している。

 国家安全保障局の監視告発者であるエドワード・スノーデンによって得られた国家安全保障書類が、アメリカのジャーナリストであるグレン・グリーンウォールドによって彼の著書である「隠匿場所はない:エドワード・スノーデン、NSA、アメリカ監視国家」の中で暴露された、とニューズウィーク誌が16日報じた。

 この著書のある段落で、グリーンウォールドはイスラエルとアメリカの間の複雑なスパイ活動の関係を説明している。

 外国に対する共同電子諜報プログラムを引用して、「イスラエルは信号諜報活動の特別に良好なパートナーである」と、NSAは見ている、「が、一方、彼等は我々を、中東問題においてアメリカの立場を知る為の標的にしている」と指摘している。CIAが率いる2013年のサイバー脅威における国家情報評価では、「イスラエルをアメリカに対し三番目に侵略的な情報活動をする国」として、中国、ロシアの次に位置する、とした。

 このレポートは調査ジャーナリストのジェフ・ステインによって纏められた。彼は今月初め、イスラエルのアメリカにおける諜報活動に関し、二つの爆弾記事を書いた。

 イスラエルの諜報活動を良く知っているアメリカの元上級情報工作員はステインに、イスラエルの工作員はイスラエルのスパイであるジョナサン・ポーランドが1985年に逮捕されて以来、更にずっと注意深く、慎重で洗練された活動をするようになった、と語った。

 「イスラエルはアメリカでスパイ活動をしているが、ポーランドのような秘密工作員を扱うようなレベルだけではなく、広範なやり方で行っている」と、匿名を条件の高官が語った。「軍需産業関連で軍関係者、市民など多くの者たちが活動している。そして、競争相手、技術部門やコマーシャル部門の中にもいる」と言う。彼等は「イスラエル情報機関に直接的に雇われた者では必ずしもないが、皆イスラエルのために活動をしている」と語った。

 彼は更に、イスラエルはスパイ活動で間接的なやり方を使用していると語り、人的「アセット」に、雇っている工作員と同等の価値を置いている、と語った。

 彼の以前の記事の一つに、ステインはアメリカの情報機関職員のことを引用して、イスラエルのアメリカにおける諜報活動は、一線を越えてしまっている」と書いている。 

 彼は「シオニスト」は「イスラエルの核爆弾用の重要コンポーネント」をアメリカから盗み、「金と資料を集める為、イスラエルが存在する前にスパイをアメリカに送り込んでいた」と語っている。

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ドイツ人からも評価されているプーチンのウクライナ問題に対する姿勢

◆5月15日

 5月12日号「ウクライナでアメリカの傭兵400人が活動」で、「政府は事情があるとして、ドイツ国民はウクライナのナチス化をなんとも思わないのであろうか?」と指摘したが、今回はドイツの電話による世論調査で、プーチンのやり方を「理解する」という回答が全体の89%になったという記事である。

 つまり、ドイツでも主流メディアの首脳部の思惑とかけ離れた一般ドイツ人の声として、ウクライナが極右ネオナチなどの勢力が問答無用で権力を奪取し、ロシア人を追い出すような人種差別的政策を実施していることに、嫌悪感を抱いている、と思わせる内容となっている。なお、ロシア国内ではプーチンへの支持率は80%を超えている。日本を含む欧米側の主流メディアはウクライナの実体を報道しないから、このプーチンの支持率を理解できないかもしれない

 ドイツ人がそのように認識しているのであるから、昨日の記事に「この政権がウクライナ民衆からは乖離した精神にある、つまり民衆のためにはならない政権であることをウクライナ人全般が認識し始めることになろう」と指摘したように、ウクライナ人自体も今のウクライナの暫定政権に対し、距離を置き始めているはずである。

 5月25日に予定されているという大統領選挙で、どのような候補者がどのような得票をするかが注目される。しかし今の暫定政権は無法者のたまり場となっているから、ドイツのテレビ局が予想外の世論調査結果をホームページから削除したように、ウクライナの大統領選挙も、不正が行われない、という保証はない。結局、都合の良い結果を今の暫定政権がこしらえて世界に発表することになるのだろう。

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●ドイツの電話世論調査でプーチン支持が89%
http://en.ria.ru/world/20140513/189790190/German-N-TV-Phone-Poll-Shows-89-Back-Putins-Ukraine-Policy.html
【5月13日 RIA Novosti】

 ドイツのNテレビで実施された電話による世論調査で、驚くべきことにウクライナ問題で89%がロシアのプーチン大統領に好意的という結果が出た

 ベルリンに本社のあるNテレビによって行われた、ロシアのウクライナ問題に対する姿勢についての世論調査が、「プーチンのやり方を理解できますか?」という質問に対し、殆どの視聴者が「イエス」と回答することで、テレビ局の意見では全く予想を超える結果となった。

 この回答はあまりに当惑させられるものだったので、この世論調査結果はNテレビのホームページから同日中に削除されたが、その前にそのページ画面をコピーした者が出て、それがオンライン上に掲載された。

 ポツダムに住むクリストフ・ヘルステルのフェイス・ブックに掲載された映像は、89%が「イエス」で、残り11%が「ノー」となっている。回答者はこの二つの内のどちらかを選択できることになっていた。

 論議を呼ぶこの調査結果の削除ということが、ロシアのウクライナ問題に対する姿勢については、それに不服という内容が圧倒的に多かったドイツの主流メディアのニュースの報道内容に対し、深刻な疑問を浮かび上がらせた。

 2月に、極右運動によって支援を受けたウクライナ議会はヤヌコビッチ大統領を追放し、5月25日に大統領選挙をすることにした。

 ロシアはキエフの騒動をファシストによる不正なクーデターとし、軍事的な権力奪取であるとすることで、クリミアの再統合を含むロシア系住民の保護に乗り出している。

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ハルキフで親ロシア派を弾圧したキエフ当局の送った部隊

◆5月14日

 キエフのクーデター政権が、現地の警察も二の足を踏む残虐なやり方で住民らの抵抗運動を弾圧したことで、この政権がウクライナ民衆からは乖離した精神にある、つまり民衆のためにはならない政権であることをウクライナ人全般が認識し始めることになろう。

 毛沢東が政権は銃口から生まれる、と言ったが、キエフの暫定政府は、銃口だけではなく、その他さまざまな暴力から生まれている。そして同じ暴力を動員してその政権を維持しようと試みている。毛沢東の中共政権もキエフの暫定政権も、暴力で出来た政権であり、その政権維持のため更なる暴力を動員し、ただただ政権の維持、権力を保持し続けることが重要である、という一点で共通している。そしてどちらの政権も民衆一般からは忌み嫌われている。

 その権力を執拗に求める目的は、キエフの暫定政権自体にとっては権力そのものの持つ性質によるが、その政権樹立を支援したアメリカとNATO勢力にとっては、ロシアの弱体化にある。ウクライナをロシアから切り離すこと・・・これが目的である。アメリカ・NATOとは新世界秩序勢力と同義と言ってよいから、新世界秩序勢力が持つ性質がこの暴力的権力である。彼等が勝利すれば、世界は専制的単一独裁政府世界になってしまう。それを阻んでいるのが、ロシアである。

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●アメリカの変貌:アルカイダとナチスを支援  -その2-
http://www.globalresearch.ca/america-has-switched-sides-now-backs-al-qaeda-and-nazis/5381716
【5月11日 Global Research】


●ナチスを支援

 アメリカはウクライナのネオ・ナチを支援している。

 これらのごろつきどもは既に日中カメラで撮影される中、大量殺人を犯している。

 2014年2月大統領を追放した「抗議」デモの指導者(アンドリイ・パルビイ)は、ネオ・ナチでありウクライナ・ナチスのメンバーである。

 彼は現在ウクライナ国家治安局の長官となっている。その職務の一環として、彼はウクライナでロシア語を語るロシア系住民の殺害をするため、ネオ・ナチ旅団を組織した。

 APとニューズウィークの元特派員であるロバート・パリーは以下のように記している。

 キエフの右翼政権に抵抗する活動が東部と南部のロシア系住民の間で広まると、クーデター政権はウクライナの正規軍に市民に対し発砲させることが出来ないことが分かった。そこで自身ネオ・ナチの国家治安局のパルビイ長官は、クーデターを通して戦闘になれていてやる気満々のネオ・ナチの部隊を投入することにした。

 これらの過激派は国家警備の特殊部隊として再組織され、ウクライナ正規軍がしたがらない汚い仕事をするために東と南に派遣された。これらのウクライナ国粋主義者の多くは、第二次世界大戦時のナチスに協力したステパン・バンデラを英雄視していて、彼のように、ユダヤ人やロシア人その他、劣等な民族のいない、人種的に純粋なウクライナを夢想している。
 
 オデッサでの抗議する者たちのことを、彼等が焼き殺されたからか、コロラドハムシと呼ぶ中傷は、東部で抵抗運動を行っているロシア系住民により使用されている黒と赤のことを言っている。

 アメリカの主流メディアはパルビイのことを単に、臨時政府の国家治安局長官と、あるいは国粋主義者とまでしか説明しないが、彼の経歴には、1991年にウクライナ国粋主義をネオ・ナチのシンボルとブレンドしたウクライナ国家社会主義党を創設したことが含まれている。昨年、彼はマイダンの「自衛部隊」の司令官になった。

 それから4月15日、キエフ政権の国家治安局長官になり、ウクライナ軍が市民に発砲することを嫌がっていることを知った後、パルビイは「マイダン自衛義勇兵によって組織された州兵予備軍が今朝、前線に派兵された」とツィッターで公表した。

 この州兵は5月2日に労働組合会館が放火された時、オデッサに存在していたのであり、マリウポルで警察本部が放火された5月9日にもそこに存在していたと、11日付けニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

 ウクライナ新政府のパルビイとその他のナチの熱狂的ファン達が支配するネオ・ナチは、ロシア語を話す住民がいた建物に放火することで大量殺人を二度犯している。

 パリーは以下のように説明している:

 ウクライナでは、反抗的なウクライナ南東部で占拠された建物に放火する準軍事的ネオ・ナチ勢力にもたらされた新しい陰惨な戦術が、ロシア系とその他の反抗者らの抵抗運動を弾圧せんとするクーデターで出来たキエフの政府が好む戦術として注目されてきているようだ。

 政権側の人間が反乱側の人間を労働組合会館に追い込み放火したやり方は、オデッサで5月2日になされた。ロシア系住民が焼け死んだか煙で窒息死した。建物の外では人々が赤黒コロラドハムシと馬鹿にし、「焼けろ、コロラド、焼けろ」と叫んでいた。後になって、記者らは建物の壁に鉤十字様のシンボルと、第二次世界大戦時のドイツSSのウクライナ支部であったガルシアンSSを称える落書きを見つけた。

 占拠した建物に放火するという戦術は5月9日に再びマリウポルで行われた。ネオ・ナチの準軍事組織で、政権の「州兵」となったグループが警察本部に派遣された。そこは反乱側が占拠していて、恐らくはキエフの新政権が任命した治安局長官を拒絶する警察職員も含まれていたことだろう。「州兵」の展開は建物の放火につながり、中にいた相当な数の人々(初期の推定では7人から20人とされていた)が殺害された。

 ウクライナ警察の何人かは残酷さにうんざりしていた。パリーが以下のように指摘した:
 ニューヨーク・タイムズ紙は、警察本部周囲に集まった住民等は内務大臣のものとは違う内容を語った。市警察は親ロシア派側に同情的で、キエフの臨時政府によって新しく任命された同市出身者ではない長官に反抗的であった。

 「装甲車が市内に入り反抗的な警察に対峙し・・・」 

***

 キエフ政権の懸念するところは、地方の警察の忠誠が良くて混乱している、ということで、それがマイダンの「自衛部隊」を特殊「キエフ-1」警察部隊として使用することになり、オデッサに派遣されたのだ。

 つまり、ウクライナの新政府はネオ・ナチ旅団を、現地の警察が拒否した残虐な任務をさせる為に送ったのである。

 ウクライナのネオ・ナチはイスラム主義過激派テロリストをも支援している。

 それでもアメリカはこういったごろつきどもを支援しているのだ。再び言うが、アメリカはその味方する側を変えた。世界大戦の時、戦ったナチスを今日では支援しているのだ。

●悪い奴らを良い人々よりも支援する理由は何か?

 事実は、我が政府はイスラム主義過激派テロリストとナチスを以前から支援していたのだ。

 しかし、今はそれが手におえなくなり、それで我々は良い人々よりも悪い奴らの方を支援しているように見えるのだ。

 パリーは以下のように書いている:

 多くのアメリカ人は自分達の政府がネオ・ナチあるいは過激派の者たちと協力し合っているとは信じたくないのだが、これには実は長い歴史があった。

***

 中央アメリカの紛争で、私が1980年代に、APとニューヨーク・タイムズ紙の記事のために取材していた内容に、親米政権と繋がっていたいくつかの「死の分隊」は、極右世界反共連盟と同盟していたネオ・ファシスト運動から作られていた、というものがあった。

***

 こうした不快な同盟関係全ての重要な点は、アメリカ人がアメリカの顧客の真実の性格については知らない、ということである。1980年代、レーガン政権は、エルサルバドルとグァテマラ、それにニカラグアにおけるCIAが訓練を施したコントラなどの、アメリカの支援する勢力の残虐性を報道しようとするジャーナリストと人権活動家をを脅すため、「民間外交」というコンセプトを広めたことがあった。

 殆どのアメリカ人は、中央アメリカ中で司祭や修道尼を殺害し、その他の殺戮を犯した極右の「死の分隊」についての報道をどう思い返せばいいのか分からなかった。

***

 だから、キエフ政権がネオ・ナチの民兵で組織されたマイダンの「自衛部隊」を、建物を占拠しているロシア系住民の虫けらどもを焼き殺すために、ウクライナ南東部に送ったとしても驚くに値しないだろう。重要なことは、アメリカ人がこの秘密を知る事にならないようにすることだ。

 悲しいかな、左右の専門家らがアメリカが世界最大のテロリズムのスポンサーになってしまったことを認めたのだ。

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アメリカの供給したTOW対戦車ミサイルを使用するシリアの反政府勢力メンバー

◆5月13日

 アメリカの最近の動向を見ると、東アジアを除いては中東でもヨーロッパでもおかしな動きをしてきていることが分かる。要するにかつて、自分達の敵だった勢力に対し、支援するようなことをしているのだ。リビヤやシリアでのアルカイダ系イスラム過激派への肩入れ、ウクライナでのネオナチ系で出来ている臨時政府への肩入れ。その不可解な姿勢に対する分析が以下の論文である。長いので2回に分けて掲載することにする。

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●アメリカの変貌:アルカイダとナチスを支援  -その1-
http://www.globalresearch.ca/america-has-switched-sides-now-backs-al-qaeda-and-nazis/5381716
【5月11日 Global Research】

●なぜアメリカは敵だった存在の側についたのか?

 アメリカは第二次世界大戦ではナチスと戦い、2001年以降はアルカイダと戦ってきた。しかし、信じがたいことだが、我が政府は同盟する側を変更した。ウィリアム・ブラムは以下のように書いた:

 リビヤでもシリアでも、そして何処でもアメリカはアルカイダ・タイプのグループの側についていた・・・

 ウクライナでは、アメリカはネオ・ナチの側に付いている。鉤十字様のシンボルを掲げてパレードをし、ユダヤ人、ロシア人そして共産主義者の死を呼びかける者たちの側に付いている。彼等は5月2日、オデッサの労働組合会館で大勢の人々を殺し、何百人も病院に送った。これらの犠牲者の多くは、炎と煙を避けようとして叩かれ、射殺されたのだ。救急車は負傷者のところに来る前に阻止された。この深刻な出来事を取材しよう努力したアメリカの主流メディアが存在するならば、見つけてみて欲しい。

***

 イスラム主義過激派とナチスのパートナーであるオバマは七つの国家に対し戦争を仕掛けてきた。誇張に聞こえるかもしれないが、事実である・・・


●アルカイダを支援

 アメリカは、カダフィ政権を打倒するために姿勢を変えて、リビヤでアルカイダを武装させ支援した。これは実際にはリビヤにテロリストの安全地帯を作り出すことになってしまった。

 同様のことがシリアで起きている。シリアの反政府勢力は主にアルカイダであり、アメリカはこれらのテロリストを何年も支援してきている。実際、ウォール・ストリート・ジャーナル紙やナショナル誌その他の情報誌でも指摘されたように、アルカイダの勢力はシリアの反政府勢力の中では唯一勢力が増大しているのだ。

 
●シリアの反政府勢力メンバーらは:

■アメリカの国旗を焼いた
■Tアメリカを攻撃すると脅した
■「アサドの次はアメリカと戦う」と語った
■「ここで聖戦を始めたが、アルカイダの旗がホワイト・ハウスの上に掲げられるまで戦いは終わらない。彼等に資金を投入せよ、あなた方はそれを常にしてきただろう?例えばアルカイダのために」
■シリアのイスラム過激派の一人は、反政府勢力は「9・11のイデオロギー」を持っている、と言っている
■実際、彼等はビン・ラディンを称える歌を歌い、9・11攻撃を祝っている
■そして彼等は、キリスト教徒を迫害し残酷に殺害し、十字架に磔にさえしたのだ。

 実際、シリアの反政府勢力の頭目は世界的なアルカイダのボスでもある・・それに、彼はアメリカに対する新たなテロ攻撃を呼びかけている。

 CBSニュースで以下のように報じた:

 アルカイダの頭目であるアイマン・アル・ザワヒリはアメリカ経済に打撃を与えるよう、イスラム教徒らに対し、アメリカ人に対する攻撃を継続するよう呼びかけた。

***

 「アメリカの安全保障と軍の支出を増大させ続ける為、我々はアメリカをして何時何処で次の襲撃があるか、という恒常的な警戒態勢に置かねばならない」とザワヒリは語った。

 ロイターは2012年2月、ザワヒリがシリアの反政府勢力を支援し、彼の信奉者に対し、シリア政府と戦うように要請していると記した。しかしザワヒリは以後シリアの主要なアルカイダ系テロリストグループであるアル・ヌスラの主導権を握っている。

 国家安全保障プロジェクトのテロリズムの専門家たちは以下のように報告している:

 分裂したアルカイダ・ネットワークの最近の例証として、2013年春にザワヒリが個人的にジャブハト・アル・ヌスラとイラクのアルカイダ(AQI)との間の論争を取りまとめよう介入したことに示されている。ザワヒリはAQIがアル・ヌスラを支配するという主張を退けて、シリアのグループは彼の指揮の下に入ると宣言した。

 そうすることで、ザワヒリはアルカイダの二つの最も凶暴な支派を統制すると主張していたのだ。AQIは過去数年間、イラクで目覚しい襲撃を何度も実行し、実力ある勢力であることを示した。アメリカの議会調査局によれば、2012年には何十日か、AQIがイラク人を数百人も殺害するような同時多発的攻撃を実行したという。そしてシリアのアルカイダの支派は、アサド政権に対する最も効果的な戦闘集団であると広く知られている。

 しかし我々はこういった殺人者等を支援しているのである。実際、オバマはテロリストを武装させることを禁止する法律に例外を設けることに署名した。

 我々は今や、対戦車ミサイル(TOWミサイル)や恐らくは対空兵器などの重火器を反政府勢力に送っている。

 要約しよう・・・シリアの「反政府勢力」の殆どはアルカイダである。アメリカ政府はこれらの者たちをテロリストと規定した。事態は悪化しているのであって、良くなっているのではない:アルカイダは反政府勢力の中でますますその勢力を増大させている。アメリカ、サウジアラビア、カタール、イスラエルはこれらの者たちを何年も支援してきた。実際、我々は、シリアに向けて送った殆どの武器は、結局はアルカイダの手に渡っていることをかなり前から知っている。そして彼等は明らかに化学兵器を所有している。 

 結論:我々は我々を吹き飛ばすぞと言っている同じ者たちを武装させているのである。

                     -その2に続く-

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2014年3月に現れた傭兵達

◆5月12日

 アメリカの民間警備会社(傭兵会社)がウクライナに介入している、ということは、4月10日号「元アメリカ議員:アメリカの傭兵はウクライナで全面戦争を開始するかも」などで指摘してあるが、ここにきてドイツの新聞がそのことを報じたようだ。

 ロシアは8日に演習と称して、3発の弾道ミサイルを発射している。これはロシアが相当に本気であることを示唆している。次はお前達の頭上に撃ち込むぞ、と言うことである。プーチンがそれをやれる男であることは、彼の経歴からも理解すべきことだ。

 昨日11日はウクライナの各地で住民投票が行われ、自治権拡大派が勝利する形勢となっている。自治共和国などになって、独立を目指す可能性が出てきたし、独立の後はロシア編入が待っている。民族自決の原則と、国境線の維持、という相反する原則があるが、コソボとクリミアでこの原則は既に破られているから、これからは、民族自決の趨勢が強まる可能性がある。チェコとスロバキアに分裂したり、スコットランドでも独立の為の住民投票が9月に控えていたりする。

 この傭兵問題をドイツの新聞が指摘したが、戦後ナチスを弾劾したドイツがウクライナのナチス化になんらの抵抗も見せないのが不思議である。政府は事情があるとして、ドイツ国民はウクライナのナチス化をなんとも思わないのであろうか?それとも、それを認識し、それを先導するアメリカに対する牽制が今回の報道であろうか?ロシアの戦争への本気度と合わせて、そろそろ欧米が妥協すべき時に来ているはずだ。

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●ウクライナでアメリカの傭兵400人が活動
【5月11日 Russia Today】
http://rt.com/news/158212-academi-blackwater-ukraine-military/

 悪名高いアメリカの民間警備会社であるアカデミ(旧ブラックウォーター)所属の約400人のエリート傭兵がウクライナ南西部で反政府デモ隊に対するウクライナ軍の作戦に参加している、とドイツのメディアが報じた。

 ビルツ・アム・ゾンターク紙は、情報サークル筋の情報として11日、アカデミの職員が、スラビャンスク市近郊で、自治を求める活動家に対するキエフ当局の弾圧活動を行う軍に参加している、と報じた。

 4月29日、ドイツ情報機関(BND)は、メルケル政府に、このウクライナでの作戦に傭兵が参加していることに関し情報を伝えた、とこの新聞が書いたとRIAノーボスチが報じた。誰がこの民間の軍隊を指揮しているか、給料はいくらか、については明らかになっていない。

 3月、キエフのクーデターでできた政府は300名ほどの傭兵を雇ったかもしれない、と示唆するメディアの報道が出てきた。これは新しい政府が反マイダンを掲げる活動家や”テロリスト”に対する軍事作戦を開始する前のことであった。

 当時ロシア外務省は、キエフ当局は「外国の軍事会社の職員」を「法の支配を確実にする」ために介入させようとしているという報告は、当局が「市民の抵抗と不満」を抑圧しようとしていたことを示唆している、と指摘していた。

 とりわけ、アカデミ・コーポレーションの一部であり、バルバドスに登録されているグレイストーン社は、国家警察のような役割をこなす候補の一つである。それはブラックウォーター民間軍事会社と似ていて恐らくは姉妹関係にある会社である。このブラックウォーターの職員は残酷で、システマチックな人権侵害で非難されてきた。

 ユーチューブに未確認の武装要員がドネツク市の通りに現れたのが掲載されてから、疑惑は深まった。これらのビデオで、傍観者らが「傭兵だ!」「ブラックウォーターだ!」、そして「誰に向かって撃つのか?」と叫ぶ声が聞こえている。

 アカデミはウクライナで活動しているということを否定し、自身のウェブサイトで、「噂」が「誰か無責任なブロッガーとオンライン投稿者」によって掲載された、と主張している。

 「そのような事実の情報に欠け、この会社についての全体像を知らないところから来る根拠のない言いがかりは、本当の危機が起きている時に、扇動的な情報を流す事で狂熱と大げさな見出しを作ろうとする意図以外のなにものでもない」とこの会社は述べた。

 アメリカの警備会社のブラックウォーターに対しては、イラク戦争でアメリカ政府の契約請け負い会社として果たしたその役割のために、世界的な悪名が立った。ここ数年は会社の名称を二度変更した。2009年にクセ・サービスとなり、2011年には現在のアカデミになった。

 この会社は2007年9月16日、イラクのバクダッドで17人のイラク人一般市民を殺害したとされることで、悪名が立った。この攻撃では他に20名が負傷し正当性は無く、当時イラクでアメリカの警備契約者に与えられていた規則の侵犯がなされたとされた。2005年から2007年9月までの期間、ブラックウォーター警備員らはイラクで少なくとも195回にわたって射撃事件に関わっていて、その内の163件は最初に発砲している、と議会報告書で語られた。

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