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モンサントの遺伝子組み換え作物に耐性を持つ虫が繁殖・・・
◆7月4日
遺伝子組み換え作物シェアで筆頭のモンサントの遺伝子組み換え作物に耐性を持つ虫が驚くべき速さで繁殖しだしているようだ。このままではモンサントの遺伝子組み換え作物はゆくゆくは全滅するかもしれない。
「自然を征服する」、という思考がもたらす弊害の一つであろう。特に欧米の文明の型がこの型である。「自然と共生」、などとは言わない。自然は征服できる、と本気で考えている。しかし、やはり自然を征服することはできない。その思考をもって自然征服業を継続すれば、その自然から手痛いしっぺ返しを受ける、というのが、いつもの人類の得てきた教訓なのだが、欲の皮が突っ張った、近視眼的にしか物事を見れない者たちには、それが見えない。
これは、原発問題にもいえることである。原発推進論者は、原発を制御できる、と考えている。大地震にも大津波にも対処できる、と考えている。それは彼らの見方が、近視眼的だからだ。「想定」を大きく超えた事態が生じた時にでも、その原発を制御できるのか? という問題には、彼らは答えられない。なんせ、今でさえ、福島原発は収束もしておらず、ここでどでかい地震と津波が再びやってきて、建屋が崩壊したら、建屋内にある燃料棒を冷却できなくなる事態が出来し、その際には、東電も政府も、なにもできず避難するしかない。今、それが起きていないのは、僥倖というべきものであり、ただ、運がいいだけなのだ。
さて、モンサントのこの遺伝子組み換え作物産業は、崩壊すればよろしい。それが人類と自然のためである。農薬で大地が侵され続けば、ついにその大地から作物ができなくなるであろう。日本でもアメリカ式の農業ではなく、日本独自の「自然と共生」型の農業を発達させるべきである。
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●スーパー根切り虫がモンサントの作物を食い散らす
http://www.activistpost.com/2012/06/report-nature-may-soon-overcome.html
【6月28 Anthony Gucciardi ? Activist Post】
モンサントを終わらせるものは何か? 裁判だろうか、新しい法律、あるいは0.1ミリに満たない小さな虫かもしれない。
新しい情報では、アメリカの法体系の中では成功しているバイオテクノロジーの巨人ではあるが、根切り虫が最終的にモンサント社を終わらせるものになるかもしれないことを示している。
驚くべき事に、西部のトウモロコシ根切り虫は、モンサントの遺伝子組み換え
とうもろこしを貪り食うことになんの問題もないのだ。これは彼らを殺すようにデザインされたこの作物に対する耐性を発達させたからだ。この小さな生き物がモンサントのトップ・サイエンティストを超えているのだ。
この会社にとって更にまずい事は、耐性を持った根切り虫は今年の想定以上に成虫になるのが早いのだ。成長が速いことで卵を産むのも早くなり、この虫の孵化幼生はこの数十年間で最速になっている。
モンサント社は勿論、Btとして知られるバイオ農薬に適応したこの根切り虫の耐性に対しては完全にお手上げ状態である。少なくとも、八つの個体群は耐性を発達させている。そのうちの二つはBt散布液に対する耐性を持ち、六つの種類はBt作物全体に対する耐性を持っている。これに対する回答はなにか? インテリジェンス・クラッシュ型農薬を更に多く使用することだ。
■根切り虫:自然がモンサントの遺伝子組み換え作物を圧倒
これがため、環境保護局は以前、モンサントの作物は暫くすれば虫に食い荒らされるようになる、と警告したのだ。環境保護局は以下のように書いている:
モンサントの予想される耐性の問題をモニターするプログラムは「不十分」である。
この声明はこの問題に関心のある科学者らのグループにより補強されている。今年3月、22人のトウモロコシ専門家のグループは遺伝子組み換え作物の失敗に対する深刻な懸念の声を上げた。彼らは、遺伝子組み換え産業の崩壊がじきに起きるかもしれない、と警告したのだ。アメリカの供給する94%が遺伝子組み換えのさまざまな種類であるので、この警告は強烈な予言である。またこのトウモロコシの多くが食料としてではなく、バイオ・ディーゼルとして利用されるものであることを考慮することは重要だ。
自然はモンサントの遺伝子組み換え作物に適応し、最後は彼らの没落を引き起こすのだろうか?
再三再四、研究者や農業専門家らはモンサントと政府に対して、モンサントの遺伝子組み換え作物の産出高は減ってきている事実を指摘しながら、伝統的で持続的農業の実行を呼びかけてきた。
ところが却って、食料供給の多くが遺伝子組み換え作物になってきていた。今や、このシステムの崩壊の危機に直面して、モンサントが出したたった一つの回答は、作物にもっと大量の農薬をかけることであり、遺伝子組み換えを更に深化させる、というものである。
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