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テキサス州の独立運動集会
◆2月5日
このブログではアメリカが近い将来分裂する危険性が存在していることを指摘したことがあった。「アメリカの崩壊は2ヶ月以内に始まるかもしれない◆2009年9月2日号」、「ドルの崩落から分裂するアメリカの未来を予測した記事◆2008年11月29日号」、「金融崩壊が進むアメリカとその「分裂」の可能性◆2008年10月22日号」などだ。
これはアメリカの金融崩壊が引き金となり、その混乱状態から分離独立の動きが高まるだろう、という予測だが、既に今年に入り、アメリカの各州でそのような動きが見えはじめたというのだ。
アメリカが経済的に行き詰っていることは誰の目にも今やはっきりしてきた。問題はそれが、アメリカという国家を分裂の混乱状態にまで追い詰めるほどの規模になるのかどうか、という点であろう。
オバマ政権は遅まきながら、金融界に対する締め付けをはじめた観があるが、一体それがどの程度の効果をもたらすものなのかいまいちはっきりしていない。これは暫く時間の経過を待つしかないようだ。しかしその結果、更にアメリカ経済が悪化し、もはや手遅れ状態とみなされるようになれば、このアメリカの各州での独立の動きは本格化することが予想される。
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●テキサス州の国家主義者:「主権を、さもなければ分離だ」
Texas Nationalists Say ‘Sovereignty or Secession’
http://www.americanfreepress.net/html/texas_nationalists__209.html
【2月1日 By Mark Anderson】
「我々の生きている内に独立を」をモットーとするテキサス州の’ナショナリスト運動’は、初めてのテキサス独立会議を3月中旬に、サンアントニオ市の公会堂で開く予定だった。しかしその会議は、スケジュールの都合で今年の後半に予定されることになった。
しかしこの運動の指導者らは、「ロードショー」をボーモント、オースチン、サンアントニオ、その他の地で開き、テキサス独立に興味のある地域の人々に訴えている。
アメリカン・フリー・プレスの1月最後の記事の中で、分離についての選択官庁を探すバーモント州のの10人の候補者にかんする記事に続いて、このテキサスの分離を目指す動きは、アメリカ人が自分達の存在をアメリカ政府に認めてもらおうとすることに疲れ、一般市民に対する超富豪らの利益を代弁することを止めてもらおうとする新たなサインとなっている。
アメリカ憲法は議会こそが宣戦布告をすることができるとあるのだが、議会をそれを行わず、議会がマネーを発行するとあるが、連邦準備制度がそれを私的に金利を取りながら、行っている。また憲法は議会が貿易を調整するとあるが、議会はその多くを世界貿易機構に明け渡してしまっている。
権利章典はやっと生き残ってはいる;いつまでも継続する数十億ドルの救済;1993年テキサスのウェイコーであった宗教団体への容赦ない攻撃;終わりのない外国での数兆ドルの戦争;ぼろぼろの国境線;工業的基盤を破壊する自由貿易への強制 などなど。
憲法の乱用のリストはジョージ3世王を赤面させうるほどだ。しかし破綻した経済の中にあって深刻な思いでいるアメリカ人の数は増大している。
「この運動の狙いは、独立したテキサスにするこだ。テキサス州での製造を確保し、文化を強化することにある」と、TexasNationalist.comに掲載されたニュースレターにある。この団体は自分達のことを「ナショナリスト」と呼び、分離主義者とは言っていない。しかし彼らもその他のグループも同じテーマを掲げている。他のグループは「テキサス分離」と呼んでいる。
今あるテキサスはかつてはスペインの所有であったが、サンタアナや他のメキシコの軍人たちがスペインの植民地統治からテキサスを解放しメキシコの統治にした。
しかしアングロ・サクソンの先祖たちは、今日では254の郡を持つ広大な州に入植していった。スティーブン・オースチンなどの指導により、入植者らはテキサスで土地を持つようになり、基盤を作っていった。結局のところ、テキサスはメキシコに対し1836年、独立宣言をし、テキサス共和国を目指した。アラモの戦いは1836年の夏に起きている。
敵対関係が公式に終わると、テキサスは1945年に28番目の合衆国の州になる前の9年間、独立国であった。
現在では、延期された会議のスケジュールに関しては、はっきりすれば、TexasNationalist.comのサイトに掲載される予定だ。
この運動のスポークスウーマンの一人はAFPに対し1月26日、会議は3月には開かれないだろうという点だけは知っている、と語った。従ってそれは4月かもしれないし、もっと後かもしれない。
テキサス、アラスカ、テネシー、バーモントその他の州が模索している独立という問題の基礎となる根拠は、アメリカの独立宣言の中に認められる。
「これらの結果としていかなる形式の政府であれ、破壊的な傾向を持つ時にはいつでも、国民はそれを改造し、廃棄し、安全と幸福をより確かにもたらすと思われる形式と権力の原則の基礎の上に新しい政府を設立することができる」とある。
これは決して新しいことではない。ただ単に学校やメディアがもはやそのことを語らなくなっているだけなのだ。独立日でさえも、「7月4日」と言われ、アメリカ人に対し、その日の意義が不明瞭になるようにさせられている。
ミシガン州のカラマズーで、何年か前にAFPの記者は、元アラバマ審判官のロイ・ムーアが「十戒審判官」というスピーチで、政府の所要物として支払った、アメリカの憲法的秩序の根拠を提供する基本として独立宣言を照会するものとしての十戒記念碑を設置することを許されなかった、というスピーチを聞いた。
もしそれが事実ならば、宣言書の数行下にある言葉は更に説得力があるだろう:「しかし相変わらず同じ目的を目指し乱用と権利侵害が長期にわたり、彼らが完全な専制政治に陥ることがはっきりとする際には、そのような政府を放棄し、未来の安全のための新しい番人を準備することは国民の義務である」
これらは強烈な言葉である。俳優のニコラス・ケイジが有名な独立宣言そのものが盗まれたという映画の「ナショナル・トレジャー」で語ったように、「この件ではもはや誰も語らなくなってしまった」のだ。
しかし、今や多くの人々が、アメリカ中でもう一度その件を語り始めている。
●バーモント州は独立を目指している
http://www.americanfreepress.net/html/vermonters_considering_secessi.html
「1月25日 By Mark Anderson】
ピーター・ガリターノ氏は、他の10人のバーモント州民と同様、分離主義者として今年、州政府入る運動をしている。彼はアメリカ合衆国は帝国となり、アメリカの一般国民に対してあまりに過酷な存在となり、アメリカ憲法を無視する存在となり、また外交ではあまりに野蛮な行いをするようになったため、これ以上分離問題で黙っているわけにはいかなくなった、と語った。
1月15日、バーモントの独立記念日に、これら候補者らは、首府のモントペリエ市のタウンホール・ミーティングに現れた。彼らは政党のつながりは無いのだが、候補者として名乗りを上げた。地方メディアの他に、タイム誌からのフリーランサー記者が興味を示し、分離問題の本を書いている。・・・以下略
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