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シリア問題で共同声明を発表するプーチンとメルケル両首脳

◆4月9日

 ロシアのプーチンとドイツのメルケル両首脳はハノーバーでシリア問題で共同声明を発表した。両首脳はシリア問題解決にむけて対話の重要性を強調したようだ。これはプーチンが以前から繰り返し言ってきていることである。

 2年前にシリアでゲリラ的テロ行為が始まって以来、一貫してこのブログでは、民主主義を求める大衆によるデモがシリアで起きているのを軍が弾圧している、という欧米諸国の非難を否定してきた。それは事実は全くその反対であるからだ。

 8日もシリアのダマスカス市内でゲリラによる爆弾テロ事件が起き、死者14名、負傷者146人を数えた惨事となった。これでも民主主義を求める大衆運動と言い張るつもりなのか。またこういったゲリラ的テロ行為を行う主体である反政府勢力側を欧米諸国は支持する理由と根拠は何か?


ダマスカス内の爆弾テロの現場

 欧米、特にアメリカ、フランス、イギリス、そしてトルコ並びに湾岸アラブ諸国、イスラエルなどが、このシリアの反政府勢力に対し資金と武器の供給を行い、こういった惨事を惹き起こす行為を支援しているのであるから、これらの諸国の為政者らには正義や大義はないことを明記しておく。

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●プーチンとメルケル:シリアの政治的解決を呼びかける
http://www.sana-syria.com/eng/22/2013/04/08/476402.htm
【4月8日 SANA】

 ロシアのプーチン大統領はシリアにおける暴力沙汰を終了すること、また武器を供給することを停止するよう呼びかけた。

 ハノーバーで8日行われたドイツのメルケル首相との共同声明で、プーチン大統領は、ドイツとロシアはシリアにおける暴力沙汰に懸念を表明し、その他の諸国と共にシリアの問題が暴力が停止される方向に向かうことを願っていると語った。

 プーチンはシリアについて、紛争の両当事者に武器を送ることは停止されるべきである、という考え方が決定されたことがないと語った。

 プーチンはロシアがシリアに武器を送っていると言って非難する者たちに対しては、ロシアは正当な政府に対して武器を送っているのであり、それは国際法によって禁止されていないと指摘した。そうではあるが、ロシアは現在の危機的状況から抜け出す方法を誰とでも話し合う用意がある、と語った。

 プーチンはメルケルとシリアにおける危機について特別に話し合ったと指摘し、それに対するロシアのスタンスについて詳細に説明をしたと語った。それについてメルケルは理解を示したようだ、と語った。

 朝鮮半島の危機については、プーチンは全ての関係国に対し、自制をするよう呼びかけ、交渉を通じて解決するよう呼びかけた。この地域において事態が悪化することは災厄的なものになるだろう、と警告した。

 メルケルはシリアの危機的状況に対しては政治的解決法を見つけるよう呼びかけた。可能な限りのあらゆることをすることで、これ以上の流血を避けるよう、また政治的な対話の必要性を強調した。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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