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MH7便の残骸の上にたてられた十字架
◆10月29日
ウクライナ東部でマレーシア航空MH17便が撃墜された事件の調査で、オランダの調査チームの主任が、航空機が空中で撃たれた可能性を排除しない、と語ったようだ。
NATOのメンバー国であるオランダが欧米NATO勢力の意向と異なる結論を出す事は困難かもしれないが、自国民が多数殺害された事件であるから、簡単には引き下がれないであろう。さまざまな圧力をかわしながら、時間を掛けて真相を示していくことになるだろう。
この問題については、事件当初よりロシアは自国の持つデータをもとに、下手人が誰かを明確に示唆してきている。これは7月22日号「ロシア:ブラックボックスで全ては明らかになる」や7月29日号「MH17便についてプーチンは何を知っているのか?-その1-」その他で示されているように、下手人はウクライナ政府であることは明確である。
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●オランダの調査主任検事:MH17便は空中から撃たれたかもしれない
http://rt.com/news/199891-dutch-investigation-mh17-crash/
【10月27日 Russia Today】
東ウクライナで撃墜されたMH17便事件調査をしているオランダの主任検事は、この航空機が空中から撃たれて撃墜された可能性を排除していない、と語ったとデア・シュピーゲル誌が報じた。このことを支持する情報は今年7月にロシアから提出されていた。
オランダ検察庁の捜査主任のフレッド・ウェスタービークは、27日発売のドイツのデア・シュピーゲル誌とのインタビューで、彼の捜査チームは他の航空機がマレーシア機を撃墜した理論を排除しないと語った。
7月に撃墜され300人ほどの犠牲者を出したMH17便の調査で、ロシアの国防省は軍事モニタリング・データを公表したが、それには、墜落直前にウクライナ政府軍のジェット機がMH17便を追尾していたことを示していた。戦闘機が民間航空機にそれほど接近していた理由の説明はウクライナ政府からは出されていない。ウクライナも欧米諸国も公式にはそのような可能性を認めてはいない。
ウェスタービークは、オランダ調査チームはロシア政府の支援を正式に要請する準備をしていると語った。ロシアは国際調査チームのメンバーでないからだ。ウェスタービークは更に調査チームは特に、ウクライナの軍用ジェット機が事件直前にこの民間航空機の近くを飛行していたことを示唆するレーダー・データを提出するよう要請するだろうと語った。
「可能な情報を元に語れば、地対空ミサイルによって撃墜されたというのは最もありうるシナリオだろうというのが、私の考えだ。しかし、我々は事態は違っていたかもしれないという可能性にも目を向けている」と彼は語った。・・・以下略
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