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カザフ系中国人のイスラム首長国戦士(中央)
◆9月29日
欧米社会が「穏健なグループ」として支援してきたいわゆる「自由シリア軍(FSA)」は実質的には過激派グループに吸収合併された格好になっているから、欧米社会がこのFSAに対し支援をしても、それは結局は過激派を利するだけになる。
この過激派の「イスラム首長国」がシリアとイラクを制すれば、イスラエルと衝突する可能性があり、その際はイスラエルが勝利するであろう。すると追われた「イスラム首長国」のメンバーらはその指導者らに率いられて、ロシアのチェチェンや中国のウィグル地区に入って、そこに活路を見出す動きをするようになるだろう。まあ、それがネオコン戦争屋らの狙いだとこの記事は言いたいわけだが。
これで世界のイスラムの過激派が全てNATOに敵対する中ロに集中し、またイスラエルはその領土をシリアとイラクにまで拡大し、彼等が長らく夢想した「大イスラエル」を実現することになる。これがユダヤ人ネオコン一味の戦争計画、ということになるようだ。
しかしシナリオがこのように進めば、中国はどうか分からないが、ロシアは核を使用してでも、欧米NATOの戦争屋と対決する姿勢を固めるであろう。それは実際に各種の核兵器が使用される、第三次世界大戦の到来となる。今、世界はそのような危険な領域に近づいているといえよう。
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●誰が「イスラム首長国」を作り上げたか? (その2)
http://www.voltairenet.org/article185364.html
【9月22日 by Thierry Meyssan ? Voltairenet.org】
聖戦主義者の別のカテゴリーが台頭してきている:中国人だ。6月以来、アメリカとトルコは数百人の中国人戦士と彼等の家族をシリア北方へ移送した。その内の何人かは直ぐに将校となった。彼等は殆どがウイグル人で、中華人民共和国人であるがスンニー派でトルコ語を語る。
したがって、結局「イスラム首長国」は作戦をロシアと中国へ拡大することになるだろうということは自明のことだ。この両国が究極の標的なのだ。
我々はNATOの広告キャンペーンを間違いなく見ることになるだろう:彼等の航空機の作戦で聖戦主義者をイラクから追い出し、デイル・エズ・ゾルに定着させることになるだろう。CIAは資金、武器、弾薬、情報を「革命的シリア穏健派」のFSAに提供することだろう。ついで彼等は2013年5月以来のケースのように、「イスラム首長国」の旗の下に装いを変えるだろう。
当時、マケイン上院議員はFSAの参謀長に会う為に不法にシリアに来た。会合を証明するため配られた写真からすれば、参謀にはアブ・ユセフなる人物も含まれているが、彼はアメリカ国務省から公式にはアブ・ドゥという名前で捜査されている人物で現在の(イスラム首長国の)カリフ・イブラヒムである。従って、同一人物が穏健派のFSAの指導者であり、また過激派の「イスラム首長国」の指導者でもあるのだ。
ジョン・マケイン上院議員とFSA指導者。左端イブラヒム・アル・バドリ。
イブラヒムの隣の二人目はサリム・イドリス
この情報と一緒に、7月14日シリアのバシャール・ジャアファリ国連大使が安全保障理事会に提出したドキュメントの本当の価値が分かる。これはFSAの司令官のサリム・イドリスから送られた2014年1月17日付けの手紙である。それには以下のようにある:「本官は貴官に対しここに、参謀総長より東部革命軍事評議会指導者に送られたこの弾薬は、合意された内容に従って分配されねばならないとお伝えするものである:三分の二はエル・ヌスラ戦線の指導者らに、残り三分の一はイラクとレバントのイスラム首長国と戦っている軍と革命分子らに分配されること。我々は正式に指導者等の間で署名され合意された質と量の弾薬を分配してくれたことに感謝するものである。これにて我々はトルコとフランスのパートナーにこの件を報告することが可能となった」。
言い換えれば、NATOの二つのメンバー国であるトルコとフランスが、「イスラム首長国」と戦う事ができるように、弾薬をそれぞれ、3分の2はアル・ヌスラ戦線(国連安保理ではアルカイダのメンバーグループとして識別されている)に、3分の1はFSAに分配されるべく送ったということである。そしてにこのFSAの指導者はイスラム首長国の指導者の一人なのだ。実際、FSAは地上からは姿を消してしまったので、3分の2はアルカイダに、3分の1が「イスラム首長国」へ、となる。
この二種類の役割のカラクリで、NATOは聖戦主義者と戦うと主張しながら、シリアに対抗するこの聖戦主義者を支援し続けることになるのだ。
しかしながら、NATOが同盟国であるサウジアラビアを含むアラブ世界に混乱を定着させる時、この「イスラム首長国」を二つの大国であるロシアと中国に向けさせることになるだろう。だからこそこれら二つの国は今すぐにも介入し、NATOによって訓練されアラブ世界に設立された私設の軍を、芽の内に刈り取るべきである。ロシアと中国は暫くすれば自分達の領内で彼等と向かい合う羽目に陥るであろう。
(了)
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