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イラン大統領とトルコ首相
◆12月14日
イランと隣接しているトルコは、イラン攻撃時のイスラエル爆撃機の通過ルートになりうるし、イランに対する事前の偵察などの時にもその領空を使用することが好都合になる場合があるが、トルコのエルドアン首相は、断固とした態度をもって、イスラエルに対し、その種の行為を許さない姿勢を示した。
そして、それが結局は、イスラム教徒であるトルコ国民の願いであるが故、そのような姿勢を取るのだ、と根拠を示した。
こうなると、イスラエル政府もトルコに対し、手を打てなくなる。イスラエルやその背後のアメリカ、イギリスなどと組んで金や武器その他のさまざまな利権などをちらつかせて誘惑したり、脅したりしたとしても、この今のエルドアン政権を親イラン、親パレスチナの姿勢から翻意させることはできないだろう。
中東における数少ないイスラエルの友人だったトルコだが、作冬のガザ侵攻作戦「カースト・リード(鉛をぶち込め)作戦」が、国連人権委員会でも「戦争犯罪行為」と断罪されたほど、あまりに人道に反するひどい内容であったため、エルドアン首相としては、それに抗議しないことは、人間の良心を押し殺す行為となる、と判断し、今までのイスラエルとの関係を反故にしても、イスラエル非難の姿勢を貫いている。世界の指導者もこうでなくてはならないが、みな腐っているものが多い。
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●イスラエルによるトルコ領空の使用禁止を警告
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1260181037328&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull
【12月10日 By JPOST.COM STAFF】
もしイスラエルがイラン偵察などのためにトルコ領空を侵犯したら、トルコ政府の対応は「地震」のようなものになるだろう、とトルコのエルドアン首相は10日発売の新聞で、エジプトのジャーナリストとのインタビューに応えて述べた。
イスラエルがトルコ領空をスパイ目的で侵入したという噂がある件で質問されて、エルドアン・トルコ首相は、そのようなことは起きていないが、もしあればその結果は恐ろしいものになる、と語った。
「イスラエルは地震が襲ったような反応に見舞われることになるだろう」とイスラエル指導部が「トルコとの間の関係を第3国に対する攻撃に利用することのないよう」に警告した。
トルコ政府は、中立国ではないだろうし、腕を組んで脇に立っていることはないだろう、と首相は語った。
エルドアン首相はインタビューの中で、前の冬のカースト・リード作戦のことをほのめかして、イスラエルは、ガザの民衆を一掃しておいてからトルコと共同軍事演習に参加することを道理的に期待することはできるはずはなかった、と語った。
トルコ首相は、トルコ政府の対イスラエル政策は、選挙民から出て、彼らの支持があるものとなる、と語った。
「トルコ民衆の考えに反対するようなことをするわけにはいかない。ガザで起きたことにトルコ人は大変心を痛めている」と彼は語った。
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