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核兵器統括の任務を外されたマイケル・カレイ少将

◆10月17日

 10月12日号「オバマは国家緊急事態を宣言し独裁者となって債務上限を上げられる」の記事で、「しかしアメリカ軍の一部の者たちが、別の法律(50 USC § 842 -「共産党、その相続者と系列組織の禁止法」)でもって、軍事的にオバマと対立する可能性も指摘されている。そうすると、これはアメリカを二分する軍事的衝突となり、第二の南北戦争のような様相を呈する可能性がでてくるであろう」と指摘した。

 以下の記事では、この期間アメリカでは核兵器が正規の手続きを経ずして移送されたということや、核兵器を統括する司令官が更迭されたという内容が示されている。そしてこの記事の内容以外の軍の重要人物たちが更迭されているようである。

 このアメリカの債務不履行(デフォルト)問題で、大きな変動が訪れるかもしれない、という微妙な時期に核兵器の怪しげな動きが出てきているということは、水面下で我々の知らない重要な動きがあることを窺わせる。将軍達の更迭問題はその結果として表面に出てきたものであろう。

 オバマ大統領が執拗にシリアに対する攻撃を迫っていたが、今回の核兵器移送問題もそれと関係があることを考えれば、一度は頓挫したシリア攻撃を、オバマ大統領は核兵器を使用しての「偽旗作戦」を実施することで、一気に劣勢を挽回し、新たなシリア攻撃の口実にしようとしたのであろうか?

 それとも反対にシリア攻撃を実施したがったのは更迭された将軍達で、オバマ大統領はそれを未然に防いだ、ということなのか?いずれにしても、水面下の攻防は未だに続いているものと思われるから、全く予断の許せない中、問題の10月17日を迎えた。ここから一歩間違えば、アメリカはもとより世界は大動乱の世界に入ってしまう可能性もあり、オバマ大統領の姿勢は何か固く胸の内に秘めたものを感じさせられるので、要注意である。つまり、彼はやる気なのかもしれない、ということである。

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●オバマは核弾頭で何をしようとしているのか?
http://www.whiteoutpress.com/articles/q42013/what-s-obama-doing-with-america-s-nuclear-warheads/
【10月13日 Whiteout Press】

 五週間前、アメリカの核兵器計画内の内部告発者が、前代未聞の核弾頭の秘密の移送が行われている、と報道機関に対して警告した。同日、オバマ大統領は核兵器を統括するナンバー2の人物を停職にした。数日後、彼は核兵器の責任者の空軍司令官を免職にした。何が起きているのだろうか?

 もしも、ホワイト・ハウスと国防総省スポークスマンの云うことが信じられるのならば、見るべきものというものはない。異常なことは何も無いし、一週間の内に核兵器の最高司令官が二人も停職になることは、彼らにとっては普通のことなのだ。しかし秘密、ということに関しては、その同じ日に、テキサスから南カロライナへ指令書のない核兵器の移送ということは、かつてあったことなどなかった。


■内部告発者はアメリカの核の動静に警告している
 
 9月3日、アメリカ軍内の内部告発者は、アメリカの古い核弾頭がテキサスの空軍基地に保管されたという怪しげな情報をもたらした独立系と主流メディアの発表に注意を促した。目撃者は南カロライナにある基地行きのトラックにどのように核兵器が積み込まれたかを描写している。基地の司令官が立ち会い、移送の件を口頭で許可することで、文書によるやり取りはどの告発者にも目撃されなかった。
 
 インフォウォーは民衆に最初に警告の報道をした一つだ。「アレックス・ジョーンズです。インフォウォー・ドット・コムに突然の緊急警告があります」とあり、ジョーンズはニュースを語り始めた、「我々はテキサスにいます。西テキサスにある空軍基地の軍情報筋は我々に、前代未聞の秘密の核兵器の移送問題が生じていると語りました。ここに保管されている核兵器が南カロライナに向けて今日発送されました」と語った。

 ホワイトアウト・プレス記事の、「オバマは伝えられるところでは、シリア問題の激化のため核兵器を再展開する」に詳細が書かれている。

 
■上院議員リンゼイ・グラハムの謎めいた警告

 南カロライナの共和党上院議員は昨年、おかしなコメントをいくつかしていた。殆ど全ては世界中で新しい戦争を始めることを支持するものだ。それはグラハム議員で、アメリカはシリアの反政府勢力に合流すべきであり、アサド政権に対し新たな戦争を開始すべきだと間断なく訴えてきた人物だ。そこに止まらず、グラハムは、アサドが権力から外されれば、アメリカは同盟関係にある反政府勢力を殲滅すべきである」という。

 9月3日、核兵器の移送とアメリカの核兵器司令官のナンバー2の停職が同時にあったその日、グラハム議員は彼の故郷である南カロライナがイランによって核攻撃される危険性がある、という不気味な警告をしたのだ。チャールストンの全市がやられないようにする確かで唯一の方法は、イランとシリアに対し先制攻撃で戦争を始めることだ、と言うのだ。

 インフォウォーズによって公表されて、CBSニュースはこの議員について、「彼は、シリアに対しアメリカがなんらかの反応を示さねば、アメリカがイランの核兵器開発を阻止する決意がある、とはイランは信じないだろう、と言う。グラハムは更に、こういった核兵器がテロリストの手に渡れば、チャールストン港に爆弾として使われるかもしれない」と議員は語ったと伝えた。

 アメリカの戦争マシーンと帝国建設者に対する絶え間ない批判がある中、その一日の出来事はたちまち一緒にされて、南カロライナに「偽旗作戦」攻撃が迫っているという警告になった。彼等はその日、9月3日繰り返し語った。


●核兵器司令部は秘密裏に核弾頭をテキサスから南カロライナに移動した。

●核司令部のナンバー2が停職になった。

●南カロライナ上院議員のリンゼイ・グラハムが、イランが南カロライナを核で攻撃すると警告した

■核司令部のナンバー1は同じ週に任務から外された

 たった二日前、ワシントン・ポスト紙は、空軍の核兵器最高司令官が海兵隊の同僚と同じく、任務から外されたと報じた。空軍もオバマ政府もこの解職について、その理由を語ろうとはしなかった。

 ワシントン・ポスト紙は、「空軍は450基の大陸間弾道ミサイルの責任者であるマイケル・カレイ少将(35歳)を第20空軍司令から外した。2012年6月にこの職に就いたカレイは、個人的不品行に対する調査結果がでるまで、転任させられるだろうと、司令部では語った」と報じた。なぜそこまで多くの連邦政府の批判者が、突然神経質になり不信の念を持つようになったのかを示しつつ、報道では、「核戦力関連の高級将校を任務から外すことは稀だが、今週はそれが二度起きた」と指摘した。

 政府批判者の多くの疑惑に応じて、インフォウォーは、空軍の核兵器司令官として、カレイ将軍の交替劇を描写して、「ペンタゴンの空軍司令官のジャック・ウェインステインが最高級将軍らによって新しい司令官として任命された。彼は前任者の二人の核司令官がやろうとしなかったお偉方の命令を実行しようとするだろう」と指摘した。

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