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自分達の生活を守る為に銃を取るクルドの女性たち
◆10月3日
クルド人が既にアサド政権と共闘の形を取って、反政府勢力と戦っていることはこのブログでも指摘してきた(8月14日号「クルド系イラク人:シリアのクルド人を防衛する決意を表明」、9月25日号「49カ国から13万人の外国人傭兵がシリアにきてテロ活動」など)
結局、このクルド人の指導者らが語っているように、シリアのアサド政権は、反政府勢力に比べれば、”ずっとマシなのだ”、ということが真相である。それであるが故、自由シリア軍も昨日の記事のように、いまやアサド政権と肩を並べて、イスラム主義過激派の外国人傭兵テロリスト集団と戦う方向でまとまろうとしているのである。
この構図を見れば結局は、「シリア人(クルド系も含めて)VS外国人傭兵」、との戦い、あるいは、「シリアの愛国者VSシリア侵略者」、との戦いということがシリア紛争の実態となっていることがわかる。
そして米英仏とサウジ、カタール、トルコ、イスラエルがこの外国人傭兵側を、つまり「侵略者側」支援しているのであるが、その外国人傭兵とは、実態はイスラム主義過激派テロリストなのである。自分達自身で、「テロリスト」と規定し、「テロとの戦争」、で戦うべき相手、とした、そのテロリストたちなのだ。だから全く矛盾した狂った戦いをしている、狂った者たちとしか思えないのである。
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●対トルコでアサド政権はクルド人と共闘へ (その1)
http://english.pravda.ru/hotspots/conflicts/01-10-2013/125784-syria_assad_turkey-0/
【10月1日 Lyuba Lulko - Pravda.Ru 】
シリアのクルド人は自由シリア軍(FSA)とジハーディスト(聖戦主義者=イスラム主義過激派)と激しい戦闘を繰り広げている。クルド人はアサド政権転覆を叫び、政府軍と戦ってきていた。しかしシリア政府の外交の成果で状況は変化した。クルド人にとって、アサド政権は反政府勢力よりかマシなのだ。
先週末、二日間に渡ったアトマ、ジンダリス、ハサケでの戦闘で、クルド人は30人ほどの過激派を殺害したが、その中には過激派の、アブ・オマール・アル・チェチェナなど数人の指導者も含まれていると、通信社が伝えた。トルコのメディアも、”シリア・クルド国民評議会(KNC)”の穏健派のクルド人グループや”民主統一党(PYD)”のクルド人らと、”穏健派のFSAとアルカイダ系グループのアン・ヌスラ”や”イラク・レバント・イスラム国(ISIL)”との間の戦闘と、この情報を確認した。
13の反政府グループの指導者らが、シリア反政府革命軍の国民同盟に対する親欧米亡命政府の地位を拒否した後、シリア大統領を国内の勢力で追放する可能性は、とりわけクルド人がアサド支持ということがハッキリしてからはかなり遠のいた。
サウジアラビアの支援で大カリファ国を作ろうとするFSAのイスラム主義者とISILは、シリアで大クルディスタン国の理想を追っているクルド人と衝突している。トルコはこの紛争の第三番目の当事者だ。トルコは大オスマン帝国を復活させることを夢見ている。この政治的紛争の下では経済的対立が存在している。クルド人地区にある石油とイラン・イラク・ヨルダンを通って地中海に至る石油パイプラインの支配問題だ。
力の不均衡(トルコはスンニー派を支援)は、クルド人をアサドと同盟する方向に押しやっている。アサド政権は2011年にクルド人に広範な自治を与えているのだ。
「これらの過激派(イスラム主義グループの)は、アサド政権よりひどい。彼等に対する支援はありえない」とクルド労働者党の一翼を担うKNCの指導者の一人であるイブラヒム・バアザドは語った。トルコはイスラム主義者のギャングを使って我々と戦わせている。武器や弾薬を供給している。それを証明できる;トルコはセレカニヤの東の地雷原を一掃し国境への道を安全にした、とトルコのタラフ紙にPYDの指導者であるサリ・ムスリムは語った。
シリア政府はクルドとの同盟を優先事項と見ている。そこでアサド大統領の特使のオマール・オセがイラク・クルディスタンの首府であるエルビルを9月初旬に訪問し、クルド人にシリアとの同盟が両者にとって都合がいいことを保証した。
「現在のシリア政府はクルド人にとっては反政府勢力よりずっとましである。アサドが政権を担っていることはクルド人の利益に繋がる」と、オセが語ったとルダウ紙が報じた。彼によれば、トルコはテロリストを支援し、クルドには自治の機会を与えようとしない、という。「彼(アサド)は我々クルドに敵対するものではない、ということ、我々は友人であり、戦場で同じ側として戦っている、ということを知って欲しいと語った。もしシリアが破壊されれば、イランが次ぎにやられるし、イランの次はクルドだ、と」と、アサドの言葉として語った。
・・・ その2に続く
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