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観賞用のアクアポニクス(植物の水耕栽培と魚の養殖)

◆5月7日

 異常気象の結果は、食品価格の上昇に繋がることは簡単に理解できるであろう。これは以前から言われてきた事だが、いよいよ今年後半、来年から顕著に見られる傾向になるようだ。

 異常気象、気象の激化に加えて、天変地異はさまざまな点から、人間が生存するのに不可欠な食料、水、エネルギーなどの価格を上昇させていくことになるだろう。だからこそ、日本でも食料自給率の向上が不可欠であり、また安いエネルギーの取得を目指して、ロシアとの関係改善、秋田、新潟、あるいはその他長崎沖などの海底の油田探査などを積極的に押し進めるべきなのだ。

 なお、この論文では筆者は、気象兵器の存在を指摘していること、金融危機の到来で、経済的混乱が生じることなどを指摘している。そして水という存在が農業・牧畜でも不可欠であり、しかも使用する量がいかに膨大な量であるかを指摘している。

 この水に関してはお隣の中国には既に何年も前から「黄信号」が灯っているし、今後世界的に水不足が顕著になってくるものと思われる。ヨーロッパでも川の水量が減る事で、原発の冷却水に支障を来たすのでは、という懸念が存在し、アメリカでもどんどん地下水が取れなくなってきている。唯一日本だけはまだ比較的、水は豊富に存在している。これから、水1kgが金1kgと等価になる、と言われているくらいである。生き残ることに困難を覚える時代が直ぐそこにまでやってきているのだ。

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●気象の激化で食料供給悪化 -その2・最終版-
http://www.naturalnews.com/040166_weather_radicalization_food_supply_freezing_
temperatures.html
【5月3日 By Mike Adams? Natural News】

 この異常気象とそれが食料価格に影響を与える時間差は、一ヶ月(生鮮食料品)から一年(加工生産品)などそれぞれ異なる。つまり、現在の狂った気象は来年まで食料品の価格を押し上げないかもしれない。これは作物によるだろう。                       
 気象がますます激化するため、食料品価格は急激に上昇する傾向にある。農務省は政治的理由から食料品価格のインフレ傾向を軽視し、2011年には食料品価格は3.7%、2012年には2.6%上昇し、2013年も3%の上昇を見ている、と認めている。

 これらの数字は勿論わざと低く計算しているものであることは、食料品店をみれば歴然としている。しかしたとえ低い率だとしても、これらの食料品価格は毎年上昇することを考えれば警戒すべき事態を予想させるものである。それは、前年の上昇した分に加えて上昇するので、感覚的にのみ理解したより早く価格の急騰に繋がるからだ。

 例えば、毎年3.5%の上昇だとすれば、それはつまり20年毎に価格は2倍になっている、ということになる。

 しかし、食料品価格の実際のインフレ率は、人々が買う実際の生産品を考慮すると6%に近い。そうだとすると、12年毎に価格は2倍になる計算だ。


◆食料生産は極端に資源集約型である  
 
 食料品価格が下がるには、食料生産における資金投入を下げる必要があるのと同時に、気象パターンをもっと予想できるようになる事が必要だ。これは、近い将来では期待できないことだ。特に真水、表土、燃料は皆、ますます貴重なものになりつつあり、従ってますます高価になりつつある。 

 農・牧畜業とは非常に資源集約型であり、大量の水、化石燃料を使用して食料を生産している。例えば、1リットルの牛乳を生産するのに1000リットルの水を必要とするのだ。同様に、1kgの牛肉生産には15400リットルの水を必要とする。

 以下のサイトに詳しい情報がある:
 ●http://www.waterfootprint.org  
 ●http://www.worldwater.org/data.html

 このレポートは、典型的アメリカ人の「ウォーター・フットプリント」は毎年、2842立方メーターであることを示している。

 この点を理解すれば、降雨と気象パターンが食料供給にどれほど重要か、理解できるだろう。わずか2.5cmの降雨が1エーカーの土地にあれば、それは620万立方インチの水がその土地に与えられた事を意味する。

 旱魃では、広大な土地に何十億ガロンもの水分が不足している状態になる。そのような状況下では、植物はまず成長は望めず、牛などの牧草を食む家畜も体重を維持することは困難になる。

 これは同時に、気象制御ということが強力な兵器になりうることを示している。気象をコントロールないしはその現象を強化したり降雨期間を延長させたりすることで、計り知れない影響を与える事ができる。そして気象制御は勿論、2013年では現実の話である。例えば、アブダビの科学者は、既に砂漠の町に降雨量を増やす気象制御技術を使用している。


◆最低ライン:食べようとするならば、食費は増加する覚悟をすること

 これらの結果は、食料はこれから毎月高くなり続けるということだ。

 興味深いのは、同時に自宅での食料生産技術の方がより経済的になることだ。例えば、アクアポニクスは驚くべき食料生産技術である。これは食料品店で支払う額のほんの一部分のお金で食料を成長させるものだ。もっとも始めるに際して投入する額は高いと思うかもしれないが、しばしばそれは2年以内で取り戻せる額だ。

 遅かれ早かれ、金融的な混乱時期が来る時、経済的に生き残ろうとする人々は、自分達が必要とする食料のかなりの部分を自分達の手で栽培(養殖)する必要性が出てくるだろう。その点、アクアポニクスは最良の技術である。これは、魚の蛋白質、薬草、果実、ポテト、野菜、香辛料、その他まだまだ多くの食料をえることができるのだ。
 
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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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