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ロシアのS-300 対空ミサイル

◆5月16日

 ロシアがシリアに対して最新鋭防空システムであるS-300を供給したようだ。これは世界最高の対空ミサイルともいえるミサイルであり、これがシリアに実戦配備されれば、欧米・イスラエルなどのシリア政権を転覆させようと陰謀を働いている勢力にとっては一大脅威となるであろう

 イスラエルはこれが実戦配備される前に叩きたくなるかもしれない。これを見ても、制空権を奪われたリビヤのカダフィ政権は倒されたとしても、シリアのアサド政権は、よほどの事が無い限り、陰謀側の思惑通りに転覆させられることは無いと考えられる。

 同時にこれはアメリカの対中東、対シリア政策の変更というものが日程に上がってくると考える事ができるだろう。チュニジア、エジプトと続いたアラブ諸国のアラブの春運動を利用して、シリアのアサド政権を転覆させようとしてきたが、結局その陰謀は挫折したことを認め、ロシアが主張する「対話」を通じての、シリア問題の解決への道を選択する、ということだ。

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●最新鋭ロシア製対空ミサイルがシリアへ引き渡された
http://www.wnd.com/2013/05/game-changing-russian-missiles-already-in-syria/
【5月13日 Aaron Klein】

 ゲームを変える、と言われているロシアのS-300ミサイルが先週、シリアに到着した、とアラブの情報筋がWMDに語った。

 イスラエルの治安当局筋ではこのアラブ筋の主張を裏付ける情報はない、と述べた。

 この情報はウォール・ストリート・ジャーナル紙とニューヨーク・タイムズ紙が、ロシアがシリアに最新鋭対空ミサイルを売却する取引が間近に迫っているとする、オバマ政権に向けたイスラエル経由のメッセージを報じる中に出てきたものである。
 
 このS-300ミサイル・システムは航空機と誘導ミサイルを迎撃することができる。

 ホワイト・ハウスのスポークスマンのジェイ・カーニーは、テキサスに向かうエアホースワん機上の記者団に対して、米政府はこの情報は把握しており、ロシアがシリアを支援し続けることに失望している、と語った。

 「我々は常にロシアに対して、アサド政権に中東地域を不安定化させる防空システムも含め、ロシア製武器を供給することをやめるよう呼びかけてきた」とカーニーは語った。「我々はまたロシアはシリアにおいてもっと建設的役割を果たす事ができると語ってきた」と述べた。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、シリアは四基の発射台を購入する2010年の合意で決まった9億ドルの支払いを3ヶ月以内に実施することになっている、という。

 ジャーナル紙は、S-300のパッケージには六基の発射機と200マイルの射程を持つ144発のミサイルが含まれると報じた。

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中国の無人機

◆5月15日

 中国がステルス無人機を開発、既に試験飛行を残すのみの状態になりつつある。中国の軍事力の増大はこのようにステルス技術の分野でも、急速な進展を見せている。

 この中国とどう対峙していくか、という問題が周辺諸国の喫緊の問題であり、日本もその例外ではない。ここで例によって伊勢白山道のブログからの情報で、重要なものがあるので、紹介しておく。

 「今朝に感じましたことは、日本よりも外国における変化でした。『内部からの崩壊』です。大自然への感謝の無い国は、5月11日をもって分岐点を過ぎてしまったと感じます。他次元での「確定」がされたようです」と、5月14日の記事内容にある。

 これを見れば、大自然への感謝のない国が内部から崩壊する、と読める。大自然への感謝の無い国とは、公害問題が外国にまで及んでいる中国か、と感じさせられる。内部崩壊とは、国内からの革命的政府転覆運動が起きるようなことを意味している、と考えられるだろう。

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●中国初のステルス機、試験飛行へ
http://rt.com/news/china-military-drone-stealth-russia-142/
【5月11日 Russia Today】

 中国軍は、新式無人戦闘機の試験飛行のための準備を進めていることで、アジアの強国がステルス技術で先を争う局面が出てきた、と中国メディアが報じた。

 中国初の無人飛行機(UAV)は、南昌飛機製造公司と瀋陽航空会社で共同開発されたものだ。このプロジェクトは2009年に開始され、この無人機の最初の地上試験が行われたのは昨年の12月13日である。

 この無人機で中国は、ステルス無人機を所有する三番目の国になった。この無人機の試験飛行の準備は整ったと10日、中国航空ニュースが報じた。

 この中国の無人機は人民解放軍空軍、海軍航空隊により戦闘用に使用されるよう企画されている、と中国航空ニュースが報じた。

 また中国の長く時に紛争が起きる国境地帯の追跡、偵察にも使用されるだろう。

 中国政府の無人機の能力を開発する努力は台湾の注目を浴びないわけには行かなかった。台湾は中国と主権とナショナル・アイデンティティーで争ってきている。・・・以下略

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反政府抗議デモを行うトルコ民衆

◆5月14日

 トルコのエルドアン政権が反シリア政策を進めていることに、少なからざるトルコ人が反発している。これはエルドアン自身が隠れユダヤと言う一面から出てくる政策だからだ。トルコの人々の大部分はトルコ人であり、イスラム教徒なので、同じイスラム教徒の国のシリアを攻撃することには基本的に反対である。

 今回の爆弾事件でも、反政府の抗議デモが起きている。トルコ政府がシリア内の武装グループに武器の供給などをしてきた結果、今回のようにトルコ自体が紛争に巻き込まれることとなった、と見ているのだ。

 このトルコの反政府抗議デモは、このアンタキヤ市だけのデモだけで終わらない可能性もある。要するに今回のこの事件を通して、トルコ民衆がシリア問題から手を引け、という思いを強くしそれを政府に突きつける可能性が出てくる、と考えられるのだ。

 シリアの政府軍もスンニー派の兵士で構成されている。もしもこのスンニー派の兵士らが、宗派的にまとまってアサド政権に反旗を翻せば、アサド政権は倒れるだろうが、スンニー派の兵士達でさえ、アサド政権を支持する者たちの方が圧倒的に多いから、アラウィ派のアサド大統領の政権が倒される可能性は少ない。

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●爆弾事件でエルドアン政権に抗議運動勃発
http://news.yahoo.com/deadly-bombs-spark-protests-turkish-border-city-180054914.html
【5月12日 Jonathan Burch — Reuters】

 数百人のデモ隊がトルコのアンタキヤ市で、政府に対する抗議デモを行った。これはシリアでの紛争が近隣にも飛び火し、近くの町で50人近い死者を出した爆弾事件の翌日に起きた。

 このデモ隊は、左翼と愛国主義者によるもので、横断幕を掲げ反政府スローガンを叫ぶデモ隊は、シリア国境から50kmもない街の中心部を通ってデモ行進を行った。

 この抗議運動は12日、トルコのレイハンリの中心部で車爆弾が爆発した後起きたものだ。この町はシリアから飛び火した紛争の最新の場所でシリア国境から車で30分もしないところにある町だ。この車爆弾で46人の死者と多くの負傷者が出ている。

 トルコ政府はシリアのアサド政権を支持するグループが事件の黒幕だと非難し、報復を受けずには済まされないだろうと語った。

 しかしこの国境地帯であるハタイ地方に住む多くの人々は、シリアの流血沙汰がトルコの地に飛び火したことで、トルコ政府の対シリア政策を非難した。この町は党派的、民族的、宗派的な坩堝のような町で、そこにはシリアのアサド大統領と同じアラウィ派の人々も存在している。

 トルコでは40万人以上のシリアからの難民を受け入れている。その人々の多くがハタイに定住し、アサド政権転覆を目指す武装勢力を支援している。ただし武器の供給に関しては否定している。

 武装グループはこの国境地帯をほぼ何の制限もなく往来できる状況にあるので、トルコ側の人々に不安を掻き立てており、彼らは急進的な武装グループがどんどん反政府勢力の幹部になりつつあると言っている。

 「言いたいことがある:聖戦主義の殺人者達から我らの町を開放するぞ」とデモ隊の横断幕の一つに書かれてある。

 「シリアから手を引け」と別の横断幕に書かれてある。その横断幕にはエルドアン首相とオバマ大統領が軍服を着て戦闘機と共に描かれてある。

 「我々はシリア人の難民とはうまくやっている。しかし聖戦主義者で殺人者達が我々の町にいることには反対だ」と一人の男性が叫んだ。

 「レイハリの人々は孤立していない」と、エルドアンの辞職を要請する声を上げ解散する前、群集は叫んだ。

 別の者たちは、自分達の考え方が党派や宗派を元にしたものである、という見方を否定すようとしていた。

 一人の男性がプラカードを掲げて静かに立っていた:アラウィ派の人々はスンニー派の人々と一緒である」と、あるのは、スンニー派の町であるレイハンリでの爆弾事件に関しての主張である。

 彼の横にいた少年は、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教を意味する、三日月、ダビデの星、十字架を描き、「この一体化は破られない」と書いてあった。

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トルコのエルドアン首相

◆5月13日

 シリアとの国境に近いトルコの町で車爆弾が2度爆発し、46人の死者が出た。これに対し、トルコのエルドアン首相は証拠を挙げないまま、シリアの情報機関が関わった、とシリアを非難した。

 これは状況を知る者たちが見れば、全くの言いがかりであり、むしろ偽旗作戦(自作自演工作)の臭いさえあると言えるのである。もう何回もやられていることだが、シリアを非難されるべき状況に置く事で、「国際社会」の軍事的介入を誘う、という工作である。もう見え見えではないだろうか?

 下記のインタビューでもトルコの中東専門の教授が、その点を指摘している。シリアでは政府軍がこのところ攻勢に出ており、反政府グループ側は多大な損害に苦しんでいるから、親分衆の助けが必要なので、欧米側、トルコなどの政府の直接軍事介入を引き出したい、と見られても仕方ない状況なのだ。

 トルコ政府はシリアの情報機関が関わっているという証拠がある、と言っているようだが、それが何かは示されていない。それを早く示すべきであろう。また今週、エルドアン首相はオバマ大統領と会談を予定しているというから、そこからも何か動きが出てくるかもしれない。

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●アメリカの同意なければ、トルコはシリア攻撃はしない
http://rt.com/op-edge/turkey-syria-us-blessing-178/
【5月12日 Russia Today】

 厳しい言論戦をしているトルコだが、シリアのアサド政権に対する攻撃は、アメリカの同意がなければ行わない、と中東専門家のジェレミー・ソルトがロシア・トゥデイ紙に語った。

 トルコ当局は11日のシリア国境に近い町での車爆弾事件の容疑者として9人を拘束した。

 二つの爆発で46人が死亡、100人以上が負傷したため、トルコはシリアの情報局が犯人であると非難したが、シリアはこれら一切の非難内容を否認した。

 トルコのビルケント大学の中東の歴史と政治の教授であるジェレミー・ソルトは、シリア反政府勢力の中のイスラム主義者だけが、今回の攻撃による利益を得る者たちである、と語った。

 ロシア・トゥデイ(RT):捜査さえまだ始まっていない状態で、トルコ政府はシリア政府が「いつもの連中」であると決め付けたのか?

ジェレミー・ソルト(JS):トルコ政府は9人を拘束したといっているのと、証拠があるといっている。シリアの情報機関と関係のある者たちだというのだ。しかし我々はその証拠というものをまだ見ていない。我々はそれが何を意味するのか、待つしかない。この段階では、シリアがあのようなことをすると考えるのは困難である。それが今シリアで何ガ起きているか見れば分かるだろう。現在シリア政府軍は反乱勢力を駆逐しつつある。反乱勢力側はこの数ヶ月で、膨大な損失を経験している。特に、ダマスカス近郊、レバノン国境付近、アレッポのハラブでさえそうだ。更には、アメリカ人はペースを落としてきていて、ロシアとこの問題を解決するため交渉をしようとしている。だから、シリアがこのようなことをする意味がないのだ。

RT:この数時間、シリアの情報相は、「アルカイダと一緒に危険なゲーム」を行うことで、トルコのエルドアン首相が今回の事件の責任を負うべき存在だ、と語ったが、どういう意味か? 

JS:我々は事実としては、シリア内での主要なイスラム主義グループは、イラクのアルカイダとシリアのハブハト・アル・ヌスラは同じことだ、ということを知っている。そしてシリア内の戦闘集団は皆、イスラム主義者であり、彼らは戦術的にはジャブハト・アル・ヌスラと共にやっている。だから、シリアにはアルカイダがいることになる。我々はそのことは分かっている。それは既に立証されたことだ。しかし、そのことは初めから疑われていたことだったのだ。我々が目の前で見ていることは、この問題を誰のせいにするか、と言う点で見解がああだこうだと定まらない、ということだ。私の感じでは、今回のこの爆発の下手人は、反政府武装グループのどこかがやったということだ。それは、外部から介入してもらいたければ、事態を過熱させる必要性があるからで、それは彼らだからだ。彼らは現在、非常に深刻な状態にある。

RT:トルコの内務相は国際社会にシリアのアサド政権に対して立ち上がるよう要請している。こういったことはロシア、アメリカ、イギリスが提案している和平へ向けた努力に水をさすことにならないか?

JS:重要な事は、彼ら(国際社会)は2年以上にわたって深く関わってきていることで、彼らのシリア政権の転覆という目標は成就できていない、ということだ。だから、彼らは同じことを繰り返しているところがある。しかし、シリア政府を倒せるという見込みは、外国政府の直接的介入が無ければ、実際はありえない。アサド政権の強調している点は、シリア軍である。シリア軍は戦闘を進めているが、これは国家プロジェクトである。そしてシリア軍の兵士らは主流はスンニー派イスラム教徒なのだ。彼らは民族精神を持っている。そして、外国の政府がますますやっきになって武器を送り、飛行禁止空域を宣言したりすることは事態を悪化させるだけなのだ。 

 今必要なことは、解決を目指す交渉を進めることだ。オバマ政権が取った道はそれだ、何にもまして、化学兵器プロパガンダやイスラエルの攻撃などを最近数週間我々はみているが、オバマ政権はこの問題でこの紛争に介入させられるとは思わない。

RT:トルコは今回の事件に対するに、「全ての手段」を講じるだろう、と言っている。それは何であろうか?

JS:このことは深刻に捉えるべきであるが、エルドアン首相は今週、ワシントンを訪問する。そしてシリア問題が最重要事項として話し合われるであろう。そして私の感じでは、トルコはオバマが噛まない限り、自ら勝手に何かすることは無いだろう、ということだ。オバマがシリア問題でアメリカを介入させるようなことをしなければ、トルコが何かやるとは思わない。

 問題は、どんな証拠がでてくるのか、ということだ。シリアの情報機関によって今回の事件が起きた、と納得できるようなことを示す証拠がでてくるのかどうか。だから、まだ分からないことが多すぎる。全てはこのワシントンでのオバマとエルドアンの会談の行方に掛かっているだろう。

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戦略的拠点奪還に成功したシリア政府軍兵士

◆5月9日

 シリアでは4月25日号「シリア反政府勢力:ダマスカス郊外で500人死亡」で示したように、政府軍が反政府勢力側に対して攻勢をかけており、今回もシリア南部での戦闘でシリア政府軍が反政府勢力側を駆逐した、という情報である。

 これに関連するかのように、シリア南部にあるゴラン高原に展開していた国連兵力引き離し監視隊員4名が反政府勢力によって拉致された。実は3月にも同様の事件があり、その時は21名もの隊員が拉致されたのであったが、交渉の末、解放されている。この件は殆ど世界でも日本でも報じられることは無かった。

 シリア内で追い詰められたテログループが、国連からの派遣員を拉致することで、テログループは犯罪者が身近にいた一般人を誘拐・拉致し、立てこもるような事件と似た行動をしている事が分かる。

 国連は当然、この行為を断罪せざるを得ないわけで、潘基文事務総長は強い調子で隊員の即時解放を要請したのは当然である。こうして、シリア領内の反政府勢力というものが、当初言われたようなシリア人の大衆的反政府運動ではなく、欧米や湾岸アラブ諸国から資金、武器を調達してもらった、外国から侵入したゲリラ戦士たちであり、その彼らがアサド政権転覆の破壊工作をしていることを、天下に示した格好になった。

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●シリア軍:南部の戦略的拠点都市の奪還に成功
http://www.globalresearch.ca/syrian-army-regains-control-of-strategic-town-in-south/5334368
【5月8日 GlobalResearch.ca】

 シリア軍はシリア内部で作戦を実行している外国の支援を受けている民兵との激しい戦闘を通じて、シリア南部の戦略的都市を奪還した。

 シリア軍は8日、2ヶ月に及ぶこの民兵との戦闘後、キルベト・ガザレを解放したと報じられた。この町はヨルダン国境沿いにある。

 反政府側からの情報筋によれば、ヨルダンから来るはずの支援が来ないことに失望し約1000名の民兵がこの町から撤退した、という。

 この情報筋は、シリア軍のこの地域での成功は、民兵達の間にヨルダンからの支援が不足していることに対する不満を増大させた、と言う。

 シリア兵士はジスル・アル・シュグールでアサド大統領支援のスローガンを掲げた。

 5月4日、シリア軍は民兵達をアジザとタル・アサンから駆逐した。これらの町は北方のアレッポに近いところにある町だ。アジザでは軍は民兵達が掘ったトンネルを発見した。またアレッポ郊外の町に繋がる戦略的橋梁を確保した。

 この日朝早く、シリア軍はダマスカスの近くのグータの重要な二つの地域の奪還に成功した。この作戦で多数の民兵達が死亡した。

 シリア危機は2011年3月から始まり、多くの兵士、治安部隊を含む大勢の人々が紛争の中で死んでいった。

 シリア政府はこの混乱は、シリアの外側から工作で成されている事で、非常の多数の民兵達が外国人であると言われている。



●シリア反政府グループ:ゴラン高原の国連兵力引き離し監視隊員4名を拉致
http://rt.com/news/un-peacekeepers-syria-rebels-956/
【5月7日 Russia Today】

反政府グループに拉致された国連兵力引き離し監視隊員

 シリアの反政府グループが、シリアとイスラエル占領下のゴラン高原の間の休戦ラインをモニターしている国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)員4名を拉致した、とUNDOFスポークスマンが語った。

 シリアの反政府グループの「ヤルムク殉教旅団」とされるグループが、この実行犯であることを主張した。彼らは、シリアとゴラン高原の間の分離ゾーン内で起きた衝突後、自分達の安全のためにUNDOF隊員を拘束したと語った、とロイターが報じた。

・・・・略

 潘基文国連事務総長は、4名のUNDOF隊員の拘束を強く非難し、即座に解放するよう要請した。事務総長は全ての関係者らが「UNDOF隊員の自由な行動と安全を尊重するよう」呼びかけた、と事務総長スポークスマンが語った。・・・以下略

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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