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「蠍のサインの下で」の表紙
◆6月1日
ジリ・リナ氏の「蠍のサインの下で」に関するへんりー・メイコウ氏の論考の第3弾。
ソ連崩壊の直前の年である1989年に、センセーションを巻き起こした書物があったという。「ソ連邦におけるユダヤ人の教義問答」というタイトルのこの本の内容が、ユダヤ人のソ連支配の方法論が示されている、というものだ。
既にロシア革命がユダヤ人の人種・宗教戦争であった、ということを示したリナ氏のこの「蠍のサインの下で」だが、ソ連を支配するための方法論が示されていたという。その内容においては、有名な偽書とされている「シオンの長老の議定書」と符号するものもあり、メイコウ氏は信憑性に疑問がないわけではないが、おおむねこの書物がユダヤ人によって書かれた、その名の通りのものであろう、と見做しているようだ。
しかし今振り返ってみれば、この書物の内容は実は現代のアメリカの現実と通じる点が数多く、この点からみれば、今やユダヤ人はこの「教義問答」をアメリカで実践してきた、と思われる、というのがメイコウ氏の論旨であろう。
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●リークされたシオニスト計画はアメリカに関してのことか?
【5月26日 ヘンリー・メイコウPh.D. 】
http://www.henrymakow.com/
シオニスト反乱手引書は1989年ロシアで物議をかもした。それはシオニズムというものが単にユダヤ人の祖国建設に関するというよりか、世界制服を目指したイデオロギーであるということを示していたからだ。
「ソ連邦におけるユダヤ人の教義問答」と呼ばれるこの冊子は、エストニアの作家であるジリ・リナ氏が言うには、1958年にテルアビブで練り上げられたロシア支配のための秘密の指図書である。
この計画は1989年、S・スペンサーを含む、こういった陰謀に反対のシオニストでないユダヤ人によってある新聞にリークされた。
この計画に信憑性があるのか、あるいは反ユダヤ主義のいかさまなのかは、読者に判断を委ねたい。この計画の一部はヨーロッパとアメリカで起きた事柄に関するもののように見える。例えばその指図内容を見ると:
「我々の若いユダヤ人を指導的地位にありつけるよう支援することが必要である。ロシア人は深い思想とか分析はできない・・・彼らは豚のような存在だ・・・今彼らに属するあらゆる物は、実際は我々の物である。彼らは臨時的にそれらを使っているに過ぎない。神は我々に彼らから一切を奪うよう教え諭している・・・
異邦人らは愚かで、原始的である・・・彼らは嘘さえつくことができない・・・中傷せよ、演説をすることができる彼らのもっとも優れた者たちを、・・・我々のモットーは尊敬されるべきずうずうしさだ・・・我々に反対の運動をするものたち全てに反ユダヤ主義者のレッテルを貼れ。過去においては迫害され、今も差別されている永遠の苦難のユダヤ人について継続的に宣伝せよ。「かわいそうなユダヤ人」という戦術は数千年来、その正当性を実証してきた。
神は我々ユダヤ人が世界を支配することを望んだ。そしてそれこそ我々がしていることである。マスメディアと情報ツールを我々のものとせよ。歴史を持たぬ者たちは親のいない子供のようなものだ。彼らは最初からやり直さねばならない。そして彼らに我々の世界観と考え方を与えることは簡単である。この方法で、全ての人種・民族の始末を付けることができる。彼らは彼らの歴史、伝統を失い、そうすることで我々が望むように彼らを変えていくことができるのだ。
ユダヤ人との結婚を通して、ロシアを我々の影響力の下に引きずり込み、利益の範囲に収めることが可能となる。我々の戦術・戦略を暴露するような書籍を買占め、破壊し、出版を阻止せよ。ユダヤ人が目論む本当の狙い、つまり虐殺、を決してゴイ(異邦人)に知られてはならない。
彼らが混沌と我々のどちらかを選択せざるを得ないように追い込め。彼らが我々無しで何かなそうとする場合には、完璧な混沌を引き起こせ。苦悩し虐げられた異邦人が我々の政権が戻って来ることを必死に求めるようになるまで、無秩序が支配するようにせよ。
異邦人は我々の指導の下に仕事をし、我々にとって有益な存在であるべきである。有益でない者たちは、追放されるべきである。我々と共にいない者たちは、我々に反対する者たちである。「目には目を、歯に歯を」これはモーゼが我々に教えた内容だ。「金が我々の神だ」 (ジリ・リナ著「蠍のサインの下で」)
◆評価
著者は「ゴイ」という言葉を使用している。複数形はゴイムである。これはこの書物の信憑性を疑わせる点だ。(おそらく、翻訳者によって誤訳がなされたのだろう)。人々を操作するために罪悪感を使用すると言っているのはまた、反ユダヤ主義者が主張するように聞こえる。総論的には、精密さに欠ける。結局、ユダヤ人のロシア支配は1958年に成就し、このような書物は不必要になったと考えられる。
いくつかのポイントはまさに書かれている通りだ。国家の歴史と伝統の圧殺はアメリカでも生じた。有名なロシア人のニキタ・フルシチョフはユダヤ人女性と結婚した。混沌状態を作って権力を奪取する考えは「議定書」にもある。ヨーロッパ(アラブ)やアメリカ(ラテン)世界への大量移民の裏に「あらゆる人種・民族の始末」というものが垣間見える。
ジリ・リナ氏は、1923年にロスチャイルドとウォーバーグの後援で設立された「汎ヨーロッパ・ユニオン」の会長のリチャード・クーデンホーフ・カレルギー( (1894-1972)、の言葉を引用している。
「未来の人間は、雑種であろう。汎ヨーロッパに関して言えば、ユーラシア・ネグロイド雑種で多くのタイプのバリエーションが出現するのを見たいものである。ヨーロッパにはユダヤと呼ばれる高潔な優良人種が神の摂理で与えられているのだから、ユダヤ人は指導的地位に着くことだろう」(実践教義問答・1925年)
◆結論
近代の歴史を通して、ユダヤ人の大半は「同化」を願う傾向を示した。彼らはユダヤ教を宗教と見做し、人種とは見なかった。しかしながら、カバラを信奉する銀行家らに率いられた少数だが強力な者たちは、ユダヤ人らを巧みに操って世界征服計画の実現を目指した。彼らの「世界政府」のためのサタン的な計画は今日その成就の間際にまできているが、それを望まないユダヤ人らを危険な状態に陥れている。
大半のユダヤ人は、上記の教義問答にあるような計画は存在していない、と信じているが、真実はやがてはっきりするであろう。
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