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時代の先読み
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日本の進むべき道
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我々の心構え
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【10月25日】
昨日のドルの下落現象を見ると、いよいよ下図の中の4番目の「ドル暴落」局面に入りつつあるのか、と予兆のようなものを感じさせられる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アメリカ・サブプライム問題が悪化
■個人破産→ヘッジファンド破産→銀行破産→ドル暴落→大恐慌→???
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今年の末ごろからドルは要注意だと思っていたが、どうもそろそろ始まりつつあるのか、という感じである。
ただし下落しているのはドルだけではなく、世界のほとんどの通貨が下落してきている。ようするに<円の独歩高>。
これは、金利の安い円を借りて、投資をしてきたヘッジファンドなどが、今回の問題で大損を出し、資金を引き上げ、それで円を買って返済し始めているからだ。
従って、暫くはこの円高は続くものと見ていいだろう。とにかくゼロ金利と言われる異常時代がここずっと続いてきたので、この間相当の資金がドルやユーロに化けて投資にまわされてきたからだ。
それとやはり金融関連株がどんどん悪くなっている。
AIG 1.70 -19.05%
シティ・グループ 12.14 -7.40%
ゴールドマン 100.40 -7.53%
UBS 13.02 -7.66%
モルガン・スタンレー 16.52 -8.63%
JPモルガン 35.43 -6.39%
さて、昨夜、私は始めて、「朝までナマ・・・」とかいう番組を通して見た。金融問題を扱っていたからだ。そこではかなり納得できる議論があった。
◆共通の認識として挙げられるのは、
1.小泉・竹中両氏のいわゆる「構造改革」という流れがほぼ否定された
2.日本は内需を喚起する政策が必要だ
3.アメリカ従属から自立への方向を窺うべし
というような点であろうか。
これはその通りだと思う。ただしこれからの世界恐慌に対しては、何かまだ悠長なことを言っている、と言わざるを得ない。
前にも書いたのだが、ドルがこのように下落し始めれば、アメリカ政府の発行する国債を一体誰が買うのか、という問題がある。前に書いたように、毎年100兆円を国債でまかなってきているアメリカはなんとしてでもこの100兆円を準備しなければならないはずだが、今度ばかりはすんなりとは行かない情勢となってきているのだ。
買った次の日に、その5%も安くなるような国債を誰も買いたがらないであろう。また当然価格が下落するアメリカ国債の格下げ、と言う問題になり、ますます買われなくなり、そうなればアメリカは破綻することにならざるを得ない(既にかなりの国が破綻の危機にある)。
今でもアメリカではドル紙幣が猛烈な勢いで印刷され、これが各種銀行などに回っているのだが、これでも足りないというほどなのだ。しかしそれほど市中にばらまけば、当然ドルの価格は下がらざるを得ない。
既にアメリカを見限りだしている世界情勢というものも窺える昨今だから、今度ばかりはドル暴落、米国債暴落というシナリオも現実味が増してきているといえる。
後はそれが何時のことになるのか、ということと、それが引き起こす問題は何か、と言う問題だ。
戒厳令とか騒乱、内乱などの可能性は決して荒唐無稽な話ではない。今でもすでにアメリカ国民の不満が以下の記事に見られるように表出しだしている。
そして、どうもこのドルの暴落という問題が昨日の動きなどからして、そろそろ現実化しだしている、と見られるのだ。
このような事態を前にしてアメリカ内部でもいろいろな勢力がそれぞれの動きを、し出しているように思える。
それに絡んでかどうか、最近、有力国の軍首脳がひそかにニューヨーク郊外に集まり会合を持ったようなのだが、表立ったニュースにはなっていないので指摘しておく。
~~~~~~~~ 関連記事 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●円急騰、欧州市場で一時90円台【日経】
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081025AT1C2401624102008.html
世界の金融・資本市場の動揺がおさまらない。24日の外国為替市場では円相場が急
騰し、東京市場に続いて開いた欧州市場では一時1ドル=90円台と約13年3カ月ぶりの
円高・ドル安水準となった。円高による企業業績の悪化懸念から日経平均株価は8000
円を割り込み、2003年4月につけたバブル崩壊後の安値に迫った。同日の米欧アジア
の株価も軒並み下落、世界同時株安が続いている。政府は株安に歯止めをかけるため
緊急の証券・金融市場安定化策の検討に入った。
【ロンドン=御調昌邦】24日のロンドン外国為替市場では円相場が急騰、午前10時
(日本時間午後6時)過ぎに、一時1ドル=90円87銭をつけ、1995年8月以来約13年3カ
月ぶりの円高・ドル安水準となった。世界的な株価急落を受け、日本の投資家などが
外貨資産の換金売りを急いだ。対ユーロでも1ユーロ=113円台後半まで上昇し、約6
年ぶりの高値を付けるなど、円は全面高となった。(07:00)
●NY株、312ドル安=5年半ぶり安値
10月25日7時2分配信 時事通信
【ニューヨーク24日時事】週末24日の米株式市場は、国際金融市場の混乱を受け、
世界景気が予想以上に減速するのではないかとの懸念が強まって大幅反落し、ダウ工
業株30種平均は前日終値比312.30ドル安の8378.95ドルで取引を終えた。終値ベー
スでは2003年4月以来、約5年半ぶりの安値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は
51.88ポイント安の1552.03で、約5年5カ月ぶりの安値となった。
この日のダウは、アジアや欧州の株価急落の流れを引き継ぎ、朝方に一時500ドル
超下げた後、売られ過ぎ感から値を戻す局面もあった。ただ、世界的な景気悪化やア
イスランドの金融危機、新興各国の金融不安などに圧迫され、プラス圏には浮上しな
かった。
●怒る米国人、75%が「国が悪くなっている」と
10月22日20時3分配信 CNN.co.jp
ワシントン(CNN) 米国人のうち75%が、現在の合衆国の現状を「悪くなってい
る」と回答したことが、CNNとオピニオン・リサーチ社が21日に発表した世論調査結
果で明らかになった。米国で起こっている状況に、同数の75%が「怒っている」とい
う。
調査は今月17日から19日かけ、全米の成人1058人を対象に、電話で実施した。
その結果、75%が米国の現状が悪く、怒っていると回答。3分の2が状況を怖く感じて
おり、4分の3が現状からストレスを受けていると答えている。
一方、国の状況が良くなっていると回答したのは、25%にとどまった。
CNNの世論調査担当キーティング・ホーランド氏によると、ここまで「不満度」が高
かったのは、過去40年間で3度、ウォーターゲート事件、テヘランの米国大使館占拠
事件、1992年の不況時だけだったという。
また、調査では現ブッシュ大統領についても質問。回答者の72%がブッシュ大統領と
しての職務内容を認めていない。さらに、イラク戦争も多くが不賛成で、継続に賛成
と答えたのは32%に過ぎなかった。
●有力国の軍首脳ら、アディロンダック(NY州)に集合
By PETER CROWLEY, Enterprise Managing Editor POSTED: October 18, 2008
http://adirondackdailyenterprise.com/page/content.detail/id/503035.html?nav=
5008&showlayout=0Article
【サラナック・レイク】 有力国の軍首脳らが今週末アディロンダック(NY州)地方
のどこかで会合を持つため集まってきている。.・・・以下略
●ブッシュ政権、イランに外交代表部設置を目指す
http://seattletimes.nwsource.com/html/nationworld/2008304841_iran24.html
By Warren P. Strobel
McClatchy Newspapers
【ワシントン】ブッシュ政権は11月半ば、大統領選後、1979-81年の大使館占拠事件
以後初めて、アメリカ外交代表部をイランに設置する意向である声明を発表するとい
う。政府高官が発表した。・・・以下略
●騒乱に備える警察
http://thehill.com/leading-the-news/police-prepare-for-unrest-2008-10-21.htm
l
By Alexander Bolton
Posted: 10/21/08 07:58 PM [ET]
全米の警察は大統領選挙の日の騒乱、暴動の可能性に備えて要員の訓練を進めてい
る。初の黒人大統領か、初の女性副大統領かが争われる今回の選挙のため警察力の増
強が必要とされているという。.・・・以下略
昨日のドルの下落現象を見ると、いよいよ下図の中の4番目の「ドル暴落」局面に入りつつあるのか、と予兆のようなものを感じさせられる。
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アメリカ・サブプライム問題が悪化
■個人破産→ヘッジファンド破産→銀行破産→ドル暴落→大恐慌→???
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今年の末ごろからドルは要注意だと思っていたが、どうもそろそろ始まりつつあるのか、という感じである。
ただし下落しているのはドルだけではなく、世界のほとんどの通貨が下落してきている。ようするに<円の独歩高>。
これは、金利の安い円を借りて、投資をしてきたヘッジファンドなどが、今回の問題で大損を出し、資金を引き上げ、それで円を買って返済し始めているからだ。
従って、暫くはこの円高は続くものと見ていいだろう。とにかくゼロ金利と言われる異常時代がここずっと続いてきたので、この間相当の資金がドルやユーロに化けて投資にまわされてきたからだ。
それとやはり金融関連株がどんどん悪くなっている。
AIG 1.70 -19.05%
シティ・グループ 12.14 -7.40%
ゴールドマン 100.40 -7.53%
UBS 13.02 -7.66%
モルガン・スタンレー 16.52 -8.63%
JPモルガン 35.43 -6.39%
さて、昨夜、私は始めて、「朝までナマ・・・」とかいう番組を通して見た。金融問題を扱っていたからだ。そこではかなり納得できる議論があった。
◆共通の認識として挙げられるのは、
1.小泉・竹中両氏のいわゆる「構造改革」という流れがほぼ否定された
2.日本は内需を喚起する政策が必要だ
3.アメリカ従属から自立への方向を窺うべし
というような点であろうか。
これはその通りだと思う。ただしこれからの世界恐慌に対しては、何かまだ悠長なことを言っている、と言わざるを得ない。
前にも書いたのだが、ドルがこのように下落し始めれば、アメリカ政府の発行する国債を一体誰が買うのか、という問題がある。前に書いたように、毎年100兆円を国債でまかなってきているアメリカはなんとしてでもこの100兆円を準備しなければならないはずだが、今度ばかりはすんなりとは行かない情勢となってきているのだ。
買った次の日に、その5%も安くなるような国債を誰も買いたがらないであろう。また当然価格が下落するアメリカ国債の格下げ、と言う問題になり、ますます買われなくなり、そうなればアメリカは破綻することにならざるを得ない(既にかなりの国が破綻の危機にある)。
今でもアメリカではドル紙幣が猛烈な勢いで印刷され、これが各種銀行などに回っているのだが、これでも足りないというほどなのだ。しかしそれほど市中にばらまけば、当然ドルの価格は下がらざるを得ない。
既にアメリカを見限りだしている世界情勢というものも窺える昨今だから、今度ばかりはドル暴落、米国債暴落というシナリオも現実味が増してきているといえる。
後はそれが何時のことになるのか、ということと、それが引き起こす問題は何か、と言う問題だ。
戒厳令とか騒乱、内乱などの可能性は決して荒唐無稽な話ではない。今でもすでにアメリカ国民の不満が以下の記事に見られるように表出しだしている。
そして、どうもこのドルの暴落という問題が昨日の動きなどからして、そろそろ現実化しだしている、と見られるのだ。
このような事態を前にしてアメリカ内部でもいろいろな勢力がそれぞれの動きを、し出しているように思える。
それに絡んでかどうか、最近、有力国の軍首脳がひそかにニューヨーク郊外に集まり会合を持ったようなのだが、表立ったニュースにはなっていないので指摘しておく。
~~~~~~~~ 関連記事 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●円急騰、欧州市場で一時90円台【日経】
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081025AT1C2401624102008.html
世界の金融・資本市場の動揺がおさまらない。24日の外国為替市場では円相場が急
騰し、東京市場に続いて開いた欧州市場では一時1ドル=90円台と約13年3カ月ぶりの
円高・ドル安水準となった。円高による企業業績の悪化懸念から日経平均株価は8000
円を割り込み、2003年4月につけたバブル崩壊後の安値に迫った。同日の米欧アジア
の株価も軒並み下落、世界同時株安が続いている。政府は株安に歯止めをかけるため
緊急の証券・金融市場安定化策の検討に入った。
【ロンドン=御調昌邦】24日のロンドン外国為替市場では円相場が急騰、午前10時
(日本時間午後6時)過ぎに、一時1ドル=90円87銭をつけ、1995年8月以来約13年3カ
月ぶりの円高・ドル安水準となった。世界的な株価急落を受け、日本の投資家などが
外貨資産の換金売りを急いだ。対ユーロでも1ユーロ=113円台後半まで上昇し、約6
年ぶりの高値を付けるなど、円は全面高となった。(07:00)
●NY株、312ドル安=5年半ぶり安値
10月25日7時2分配信 時事通信
【ニューヨーク24日時事】週末24日の米株式市場は、国際金融市場の混乱を受け、
世界景気が予想以上に減速するのではないかとの懸念が強まって大幅反落し、ダウ工
業株30種平均は前日終値比312.30ドル安の8378.95ドルで取引を終えた。終値ベー
スでは2003年4月以来、約5年半ぶりの安値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は
51.88ポイント安の1552.03で、約5年5カ月ぶりの安値となった。
この日のダウは、アジアや欧州の株価急落の流れを引き継ぎ、朝方に一時500ドル
超下げた後、売られ過ぎ感から値を戻す局面もあった。ただ、世界的な景気悪化やア
イスランドの金融危機、新興各国の金融不安などに圧迫され、プラス圏には浮上しな
かった。
●怒る米国人、75%が「国が悪くなっている」と
10月22日20時3分配信 CNN.co.jp
ワシントン(CNN) 米国人のうち75%が、現在の合衆国の現状を「悪くなってい
る」と回答したことが、CNNとオピニオン・リサーチ社が21日に発表した世論調査結
果で明らかになった。米国で起こっている状況に、同数の75%が「怒っている」とい
う。
調査は今月17日から19日かけ、全米の成人1058人を対象に、電話で実施した。
その結果、75%が米国の現状が悪く、怒っていると回答。3分の2が状況を怖く感じて
おり、4分の3が現状からストレスを受けていると答えている。
一方、国の状況が良くなっていると回答したのは、25%にとどまった。
CNNの世論調査担当キーティング・ホーランド氏によると、ここまで「不満度」が高
かったのは、過去40年間で3度、ウォーターゲート事件、テヘランの米国大使館占拠
事件、1992年の不況時だけだったという。
また、調査では現ブッシュ大統領についても質問。回答者の72%がブッシュ大統領と
しての職務内容を認めていない。さらに、イラク戦争も多くが不賛成で、継続に賛成
と答えたのは32%に過ぎなかった。
●有力国の軍首脳ら、アディロンダック(NY州)に集合
By PETER CROWLEY, Enterprise Managing Editor POSTED: October 18, 2008
http://adirondackdailyenterprise.com/page/content.detail/id/503035.html?nav=
5008&showlayout=0Article
【サラナック・レイク】 有力国の軍首脳らが今週末アディロンダック(NY州)地方
のどこかで会合を持つため集まってきている。.・・・以下略
●ブッシュ政権、イランに外交代表部設置を目指す
http://seattletimes.nwsource.com/html/nationworld/2008304841_iran24.html
By Warren P. Strobel
McClatchy Newspapers
【ワシントン】ブッシュ政権は11月半ば、大統領選後、1979-81年の大使館占拠事件
以後初めて、アメリカ外交代表部をイランに設置する意向である声明を発表するとい
う。政府高官が発表した。・・・以下略
●騒乱に備える警察
http://thehill.com/leading-the-news/police-prepare-for-unrest-2008-10-21.htm
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By Alexander Bolton
Posted: 10/21/08 07:58 PM [ET]
全米の警察は大統領選挙の日の騒乱、暴動の可能性に備えて要員の訓練を進めてい
る。初の黒人大統領か、初の女性副大統領かが争われる今回の選挙のため警察力の増
強が必要とされているという。.・・・以下略
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