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時代の先読み
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日本の進むべき道
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我々の心構え
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【10月22日】
現在アイスランドの国家的経済破綻が問題となっている。
身の丈を超えた金融取引を行い、その金融バブルがはじけたための反動で今一挙に追い詰められているのだが実は、アイスランドの例は近未来のイギリスとアメリカの姿をよくあらわしているという研究論文がある。
それによれば、<2009年の夏>までにアメリカはデフォルト(債務不履行)に陥り、返済を停止するだろう(国債、ファニーメイ・フレディマック債権、etc)という。
またそれを機会に<新しいドル>が導入されることになり、現在のドルとの交換レートは10:1 くらいになるだろうと予想している。つまり新ドル1ドルが旧ドル10ドルで交換されるため資産は10分の1に目減りすることになる。
その論文では、以下のように記されている。
「アイスランドの金融危機を研究することで、今後の危機の未来が見えてくる。
このアイスランドは、イギリスとアメリカの近未来を知る上でよい情報を与えてくれる。この国の金融システム崩壊は、自国の経済規模とは乖離した金融内容を抱えていたためにもたらされたのである。
金融面から見ると、アイスランドは自国をイギリスと同程度の規模の国として金融活動をしてきていたといえるが、、同様にイギリスは自国をアメリカほどの規模の国として扱っていて、アメリカは自国を世界と同規模の内容を持つ国として扱ってきたようなものなので、アイスランドを研究することで、イギリスとアメリカの今後の流れを予測できる。・・・以下略」
http://www.leap2020.eu/GEAB-N-28-is-available!-Global-systemic-crisis-Alert-Summer-2009-The-US-government-defaults-on-its-debt_a2250.html
これは何を意味するかといえば、アイスランドがデフォルトに陥るように、イギリス、特にアメリカがデフォルトに陥る可能性が高い、ということだ。
「新しいドル」の導入に関しては、すでに「アメロ」とか「フェニックス」、あるいはブルーノートという名称まで存在していることが世間では語られているようだが、この論文では名称はどうあれ、似たようなことを指摘しているわけだ。
しかもこの論文では、来年(2009年)夏までにそれが起こる可能性を書いている。私はニューヨーク株式市場が2010年までに一時的にせよ停止ないしは閉鎖になる可能性が高いとは思っているが、ソ連邦の崩壊をみれば、ある時点からは雪崩を打って、という現象になるかもしれないから、上記論文が指摘するように来年の夏に、ということも否定はできない。
そうすると、アメリカ人の多くが借金までして株式や債権投資にいそしんできているので、今それが10分の1にでもなろうものなら、生きるために暴動だって当然おきかねないのではないだろうか。それがやがてアメリカ国家全体を揺るがす内乱にまで発展しないとも限らない。これが国家の分裂をもたらすかもしれない、「新・南北戦争」の可能性としてある。
ロサンジェルスからのニュースだと、現在、全米で22州が大幅赤字で歴史的危機だといわれている。地方自治体の破産はすでに日本でも経験済みだが、アメリカで大挙してそれが起きる寸前に来ているのかもしれない。
アメリカの分裂を考えてみた時、どこでアメリカが分裂するのかというと、地図を見てもわかるようにすでに地理的に分離している地域がある。
「アラスカ」だ。(もうひとつはハワイ)。
今、アラスカ州知事のペイリン氏が共和党副大統領候補として選挙戦を戦っているが、オバマ氏の優勢が連日語られているところを見ると、このままではオバマ氏が新大統領になる可能性が高そうだ。
しかしこのペイリン氏の夫であるトッド氏は以前、「アラスカ独立党」に7年間属していた人物であり、そのような男性と結婚しているペイリン氏もまたそのような思想的傾向を持っている可能性がある。
すると、アメリカの「新・南北戦争」は、実際的には上記「アラスカ」と「アメリカ本土」との間でまず起きるかも知れず、さらに他の、たとえばテキサスなども分離する可能性がありそうだ。彼らも独立心旺盛の人々であり、ある時期までテキサス共和国を作っていた人々で、今でもテキサスひとつで堂々たる一国家になれる要素がある。
アメリカが経済的混乱から内乱状況に陥れば、「本土」と遠く離れているアラスカで、彼ら独自の行き方を探ろう、という動きが再び活発になっておかしくない。
かつてアラスカはロシア領だったのを財政難のため1867年わずか720万ドルでアメリカに売却したのだが、今度はアメリカがその財政的窮乏から、ロシアに再び売却するかもしれない、ということは考えられないことではない。
もし、マケイン氏が当選しペイリン氏がアメリカの金権政治を建て直し、もう一度アメリカの建国精神に戻って、アメリカの「再・建国」を果たせば、アメリカは復活するかもしれないが、オバマ氏が当選する場合には、ずるずると今までのアメリカ、すなわち金権政治が継続し、結局アメリカは崩壊し、分裂していくのではないか。
今回の大統領選挙は、金融崩壊からその分裂まで視野に入ってきたアメリカの、運命の懸けられた「統一アメリカ」の最後の大統領選挙となるかもしれない。
現在アイスランドの国家的経済破綻が問題となっている。
身の丈を超えた金融取引を行い、その金融バブルがはじけたための反動で今一挙に追い詰められているのだが実は、アイスランドの例は近未来のイギリスとアメリカの姿をよくあらわしているという研究論文がある。
それによれば、<2009年の夏>までにアメリカはデフォルト(債務不履行)に陥り、返済を停止するだろう(国債、ファニーメイ・フレディマック債権、etc)という。
またそれを機会に<新しいドル>が導入されることになり、現在のドルとの交換レートは10:1 くらいになるだろうと予想している。つまり新ドル1ドルが旧ドル10ドルで交換されるため資産は10分の1に目減りすることになる。
その論文では、以下のように記されている。
「アイスランドの金融危機を研究することで、今後の危機の未来が見えてくる。
このアイスランドは、イギリスとアメリカの近未来を知る上でよい情報を与えてくれる。この国の金融システム崩壊は、自国の経済規模とは乖離した金融内容を抱えていたためにもたらされたのである。
金融面から見ると、アイスランドは自国をイギリスと同程度の規模の国として金融活動をしてきていたといえるが、、同様にイギリスは自国をアメリカほどの規模の国として扱っていて、アメリカは自国を世界と同規模の内容を持つ国として扱ってきたようなものなので、アイスランドを研究することで、イギリスとアメリカの今後の流れを予測できる。・・・以下略」
http://www.leap2020.eu/GEAB-N-28-is-available!-Global-systemic-crisis-Alert-Summer-2009-The-US-government-defaults-on-its-debt_a2250.html
これは何を意味するかといえば、アイスランドがデフォルトに陥るように、イギリス、特にアメリカがデフォルトに陥る可能性が高い、ということだ。
「新しいドル」の導入に関しては、すでに「アメロ」とか「フェニックス」、あるいはブルーノートという名称まで存在していることが世間では語られているようだが、この論文では名称はどうあれ、似たようなことを指摘しているわけだ。
しかもこの論文では、来年(2009年)夏までにそれが起こる可能性を書いている。私はニューヨーク株式市場が2010年までに一時的にせよ停止ないしは閉鎖になる可能性が高いとは思っているが、ソ連邦の崩壊をみれば、ある時点からは雪崩を打って、という現象になるかもしれないから、上記論文が指摘するように来年の夏に、ということも否定はできない。
そうすると、アメリカ人の多くが借金までして株式や債権投資にいそしんできているので、今それが10分の1にでもなろうものなら、生きるために暴動だって当然おきかねないのではないだろうか。それがやがてアメリカ国家全体を揺るがす内乱にまで発展しないとも限らない。これが国家の分裂をもたらすかもしれない、「新・南北戦争」の可能性としてある。
ロサンジェルスからのニュースだと、現在、全米で22州が大幅赤字で歴史的危機だといわれている。地方自治体の破産はすでに日本でも経験済みだが、アメリカで大挙してそれが起きる寸前に来ているのかもしれない。
アメリカの分裂を考えてみた時、どこでアメリカが分裂するのかというと、地図を見てもわかるようにすでに地理的に分離している地域がある。
「アラスカ」だ。(もうひとつはハワイ)。
今、アラスカ州知事のペイリン氏が共和党副大統領候補として選挙戦を戦っているが、オバマ氏の優勢が連日語られているところを見ると、このままではオバマ氏が新大統領になる可能性が高そうだ。
しかしこのペイリン氏の夫であるトッド氏は以前、「アラスカ独立党」に7年間属していた人物であり、そのような男性と結婚しているペイリン氏もまたそのような思想的傾向を持っている可能性がある。
すると、アメリカの「新・南北戦争」は、実際的には上記「アラスカ」と「アメリカ本土」との間でまず起きるかも知れず、さらに他の、たとえばテキサスなども分離する可能性がありそうだ。彼らも独立心旺盛の人々であり、ある時期までテキサス共和国を作っていた人々で、今でもテキサスひとつで堂々たる一国家になれる要素がある。
アメリカが経済的混乱から内乱状況に陥れば、「本土」と遠く離れているアラスカで、彼ら独自の行き方を探ろう、という動きが再び活発になっておかしくない。
かつてアラスカはロシア領だったのを財政難のため1867年わずか720万ドルでアメリカに売却したのだが、今度はアメリカがその財政的窮乏から、ロシアに再び売却するかもしれない、ということは考えられないことではない。
もし、マケイン氏が当選しペイリン氏がアメリカの金権政治を建て直し、もう一度アメリカの建国精神に戻って、アメリカの「再・建国」を果たせば、アメリカは復活するかもしれないが、オバマ氏が当選する場合には、ずるずると今までのアメリカ、すなわち金権政治が継続し、結局アメリカは崩壊し、分裂していくのではないか。
今回の大統領選挙は、金融崩壊からその分裂まで視野に入ってきたアメリカの、運命の懸けられた「統一アメリカ」の最後の大統領選挙となるかもしれない。
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