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イランのアハマディネジャド大統領
◆8月5日
アメリカでイラン攻撃を欲しているのは空軍だということは以前から分かっている。彼らは高い空から爆弾を落とす、ないしはミサイルを撃つだけだ。しかし、イランが攻撃されれば、それと連動して何が起きるか分からない、という状況で、ペルシャ湾に浮かぶ艦船、イラクやアフガンの陸上にまだ残っている部隊は、空軍と違ってどこからどんな手法で攻撃されるか、という不安が常に付きまとう。
たとえ、純軍事的な作戦という面からだけ見れば、「イラン攻撃」なるものが、「成功」するかもしれないが、彼らが隠密裏で進める「民主化運動」がうまく作動せず、逆にイラン人の愛国心に火をつけ、再び反米・反イスラエルで決定的に国がまとまった暁には、どうなるであろうか?ペルシャ湾が火の海となり、機雷海となり、世界のタンカーは航行不能、この地域から石油を輸入している日本を含む多くの国々が大変な状況に追い込まれることになろう。
それは徐々に世界経済全体の混乱から破壊への道を強め、世界大乱へと繋がることにもなろう。
彼らは、イランが核兵器を製造していると見ているが、IAEAは今に至るもその証拠は無い、と言っている。それに、この中東地域で核を保有しているのは、イスラエルでありイランではない。その次はパキスタンである。イスラエルもパキスタンも両者ともアメリカとの近い関係があるから、無視しているわけか。そして未だ核を保有していないイランに対し、「核を保有するだろう」、という見込みだけで戦争を仕掛ける、というのがアメリカの正義か。これでは正義もなにもあったものではない。
このワシントン・タイムズ紙の掲載記事に出てくる軍事オタクたちは、簡単に戦争を語っている。その姿勢こそ、傲慢の極みである。
以前アメリカは、フセインのイラクが「大量破壊兵器を保有している」から、と言ってイラク戦争を始めたことがあった。しかしその後の調査で、結局イラクはそのような「大量破壊兵器」は保有していなかったことが分かった。その落とし前はつけないまま、再び今度はイランに対し、同じような言いがかり、つまり、「核兵器を製造しようとしている」、ということで、国際法違反となる戦争を仕掛けようとしている。
もし、これをアメリカが行い、イスラエルが待ってましたとばかりにそれに組すれば、この両国の未来は暗澹たるものとなろう。ただではすまないことだけは言える。人が許しても天と地が許さない、ということがある。
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●爆撃機、ミサイルでイランの核に終止符http://www.washingtontimes.com/news/2010/aug/2/bombers-missiles-could-end-iran-nukes/
【8月5日 Rowan Scarborough】
アメリカ軍の参謀総長が戦争計画ができていると語った後、アメリカが核兵器を製造するイランの能力を破壊しようとすれば、B-2爆撃機と巡航ミサイルに特化して攻撃する可能性が強いであろうと、アナリストは語った。
海上艦船、潜水艦、B-52爆撃機から発射される巡航ミサイルは、防空網と核関連施設を破壊するだろう。
B-2爆撃機は、イランが核兵器のためのウラン濃縮を行い、また弾頭を製造していると見られている、地下に建設され強化された施設に貫通爆弾を含む何トンもの爆弾を落下させるだろう。
「イラン人が自らの国を取り戻すためのベルベット革命を起こす隠密作戦と共に行われる空爆が主体の攻撃となるだろう」と、戦闘機乗りだったトーマス・マキナニー退役空軍中将は語った。
マキナニー将軍は、B-2爆撃機がイラン上空を飛翔する間、巡航ミサイルは沖合いから発射されるとし、その作戦は数日間継続する、と語った。
Global Security.orgを運営する軍事アナリストのジョン・パイク氏は、イランには多くの潜在的な標的が存在するが、わずか半ダースほどの施設が重要で、それが破壊されれば、核計画は相当に遅らされることになるだろう、と語った。
「殆どは遠隔地に存在し、一般人の犠牲者はそんなに問題にはならないだろう」と、パイク氏は語った。「殆どはスタッフ用の集合住宅がある。だからそれを爆撃しスタッフを殺害することで、核計画は一世代遅らせることができる」と言う。
彼のウェブサイトのシナリオでは、「アメリカのイラン空爆は1981年のイスラエルがイラクのオシラク原子力発電所を攻撃したものよりはるかに大掛かりなものになるだろう。2003年のイラクに対する戦争の最初の数日間に行った空爆に似た規模となるだろう。ディエゴ・ガルシア基地かアメリカ本土から出撃する使用可能なB-2ステルス爆撃機を全投入することになるだろう」としている。
オバマ政権はこの夏、イランに対する国連の新たな経済制裁を勝ち取ったが、銀行取引と貿易を制限することがイスラム政権の強硬派をギブアップさせ、核兵器保有国になることをあきらめさせるかどうか疑わしい。
マイク・マレン統合参謀本部議長は、「ミート・ザ・プレス」の番組で、イラン攻撃の計画を軍は持っているのか、との問いに対する答えで、一般人の関心を軍事オプションに再び向けさせた。
「我々はその計画を持っている。イラン攻撃は重要なオプションだ。それに対する理解は得ている」と語った。
マレン提督の答えは、国防総省の戦略家たちが、イラン攻撃の計画を練り上げ完成したものを既に持っていることを示唆している。
8月1日イランでは、イラン革命防衛隊のヤドラ・ジャバニ参謀副長は、もしアメリカが攻撃すれば、ペルシャ湾沿岸地域を危険な地帯にするだろう、と語ったとAFPが伝えている。
「もし、アメリカが何らかの誤った行動にでれば、この地域の安全は確保されなくなるだろう。ペルシャ湾の安全は完全に保証されるかまったく無いか、どちらかだ」と、IRNA通信に語った。
元国防関連高官だった人物は、ワシントン・タイムズ社に、ブッシュ政権時の統合参謀本部の参謀たちはイラン攻撃に関するシリーズものの会合を持っていたと語った。しかし、当時は海軍司令官だったマレン提督を含む、司令官の誰も攻撃を支持する者はいなかった、と言う。その主要な理由は、軍の責任者らは、イランの民衆が政権を支持することで民主化運動が頓挫することを恐れたからだ、という。
だからこそ、現地でイランの神権政府を不安定化させる隠密作戦が重要になるのだ、とマキナニー将軍やその他の軍事オプションを支持する者たちは語った。
もし制裁が効果を表さねば、アメリカ政府はジレンマに直面する:イランに爆弾を製造させるままにさせる、イランはそれをもってイスラエルその他アメリカの同盟国を脅すだろう、あるいは、空爆を実行するか。
「私は二つの結論から出てくる意図しない結果を語る。そして世界でもっとも不安定な地域で起こることを予見することが難しいのが、これら意図せざる結果というものなのだ」
2003年のイラク空爆で使用されたF-177ナイトホークが退役した後、空軍は2種類のステルス攻撃機を保有している:B-2とF-22ラプターだ。F-22はイラク戦争やアフガン戦争では使用されていない。ペンタゴンは、北朝鮮に対する威嚇用に先月アジア地域に送った。
もしも攻撃計画がイラン上空に攻撃機を送り込む計画ならば、イラン攻撃にはF-22があっている。強化された防空網を突破して標的を空爆する能力を持っているからだ。
「攻撃後に更に攻撃する際には、地下施設を攻撃しなくてはならないことは分かっている。我々はそれをすることができるだろう。B-2がそれを行える」とチャールス・A・ホーナー退役空軍将軍は語った。彼は1991年の湾岸戦争での空軍司令官だった人物だ。「それはキーとなるシステムだ」と語った。
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ヘリコプター墜落現場への道を封鎖するルーマニア国家警察
◆8月3日
イスラエルがイランを攻撃するタイムリミットが迫っているため、今年は危険な年になるといわれている。今年でなければ、来年は更に危険であろう。
イランが核兵器を開発している、と本気で信じているところがあるイスラエルだから、彼らの方が追い詰められている。トルコが反イスラエルにならねば、トルコ領を利用することができたのであろうが、トルコとの関係が悪化したため、トルコ領を利用できなくなり、そのため、さまざまな方法を考えているようである。
ルーマニアから出撃するとすると、黒海を通過し、グルジア・アゼルバイジャンなどを通過するということなのか。
今回のように、ヘリコプター事故が起きたことにみられるように、どこか無理のある作戦のようだ。カーター政権時、イラン在アメリカ大使館が乗っ取られた事件で、その救出作戦が行われたが、これも砂漠を進むヘリコプターが事故を起こし、失敗したことがあった。
これらのことから今回のヘリコプター事故は何らかのサインと見るべきではないだろうか。要するにイスラエルがイラン攻撃を強行しても、失敗する、というサインだ。2008年から09年に掛けての冬にイスラエルが行ったガザ侵攻作戦でも、国際社会の非難を浴び、あまつさえ戦争犯罪として厳しく断罪され、最近ではトルコからのガザ支援自由船団に対する公海上での殺戮行為により、更に厳しい断罪をされた。
ようするにやることなすことうまくいかなくなってきているのが今のイスラエルの軍事作戦なのだ。これは彼らの運勢がいよいよ下がってきている証拠とみてよいであろう。建国60周年を越えて、国運は下がり始めていると考えられるのである。
だから、このブログで常に指摘してきたように、まず、イラン攻撃はしないと決めて、次にパレスチナ国家を認め独立させる、その前提として1967年戦争以前の国境線に撤退する、そしてパレスチナ国家と平和条約を締結し、経済援助を世界のユダヤ人たちにも協力してもらうことで、イスラエルの生存を確固としたものにするほうが、実質的によっぽどイスラエルのためになるのだ。
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●ルーマニアでイラン攻撃演習をしていたイスラエル
http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=137052&ionid=351020101
【8月3日 PRESS TV】
情報筋によれば、先週ルーマニアでおきたイスラエル軍のヘリコプター墜落事故はイラン攻撃の演習の最中に起きた、という。
7月26日、6人のイスラエル兵と一人のルーマニア空軍大尉がCH-53空輸ヘリコプターに搭乗していたが、ルーマニア中央の山岳地帯で墜落して死亡した。
エルサレムにあるDEBKAによると7月30日、イランの核施設に対する攻撃の演習をイスラエル・アメリカ・ルーマニア共同で行っていた、その最終ステージで事故が起きた、と軍関係者が語ったと報じている。
直線距離でイスラエルのテルアビブからイランの核施設のあるナタンツまでは、1600kmある。この軍関係者は、イスラエル軍は、似たような距離にあるルーマニア、ギリシャ、ブルガリアなどと協力している、と語った。
この作戦は、危険を伴う低空飛行による侵入でレーダーの探知を避ける作戦で非常に危険である、とこの軍情報筋は語った。
「青空2010」と名づけられたこの演習は、イランが秘密裏に、2000m級の山々の地下深くトンネルを掘り核施設を建設し、核兵器計画を進めているというイスラエルの主張を下に行われている。
イラン高官は、その言いがかりを否定し、イランは民生用核計画の透明性を保持し、国際原子力機関(IAEA)に協力している、と強調している。
核不拡散条約(NPT) の署名国として、イランは平和利用の核技術を持つ権利は保証されているとして彼らは議論を戦わせている。
これに反し、イスラエルは、中東では唯一の核兵器保有国と報じられているのだが、現在までNPTに加盟するよう促す国際世論に反対し、加盟を拒否している。
イスラエルは何年も、イランの核施設を攻撃すると公に脅しをかけてきている。平和利用の核計画だとするイランのスタンスを変えることができなかった、国連安全保障委員会の制裁、及び似たようなアメリカとEUによって採択された一方的な政策に、イスラエルは我慢できなくなってきているので、そのような攻撃の可能性は相当高まってきている。
イランは今回の制裁は政治的な動機でなされたと語り、世界的な傲慢な者たちに対し屈服することを拒否したところから生じている問題であると指摘した。
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親分と子分関係にあるアメリカとパキスタン
◆8月1日
ウィキリークという暴露記事に焦点を絞ったサイトが現れ、何十万点もの隠されている「事実」を公表する用意があるとされている中、今回公表されたものの中で、パキスタンのISIが秘密裏にアフガンのタリバン支援をしている、ということが暴露され、それに乗じてアメリカの新聞が騒いでいるようだ。
パキスタン政権はタリバン掃討作戦を進めているアメリカを裏切り、敵であるタリバンを支援するという二股の裏切り行為をしていた、というわけだ。
しかし、その二股工作こそ、アメリカのそしてそのアメリカを牛耳るユダヤ系勢力のお家芸ではないか。カバラン教授がその点を指摘している。
その通りである。だから、欧米のユダヤ系メディアは偏向しているし、信用するに足りない、というのである。まさに偽善者である。おそらく最終的には、彼らユダヤ系メディアの偽善性がこのウィキリークで暴露されだす日がやってくるであろう。それは数年以内、と言っておこう。
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●パキスタンのISIとアメリカ
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=20386
【7月31日 by Dr. Marwan Al Kabalan】
パキスタンのISI(インナー・サービス・インテリジェンス)が秘密裏にアフガンのタリバンへの支援活動をしていたというウィキリークの暴露があって、アメリカのメディアはパキスタンが敵と味方両方に支援をしていたと非難する記事を一斉に書き始めた。
ニューヨーク・タイムズ紙は7月27日、パキスタンは何年もこうしたダブル・ディーリング(二股工作)をしていたと書いている。「9月11日同時多発テロ事件以来、アメリカはパキスタンに対し何百万ドルもの支援をしてきたにもかかわらず、この暴露記事は、アメリカが率いる軍事同盟軍を攻撃する勢力に対する指導と支援をパキスタンの権力機構が積極的にしてきたことを示している」と書いている。
パキスタンを批判する者たちは、この二股工作というのは、アメリカのお得意の外交政策戦略であることを忘れている。弱い国家は自分のご主人様と同じ方法を用いているだけなのだ。その上、ISIがタリバンとの強い関係を持っているとすれば、アメリカはISIとタリバン両者の主要なスポンサーであり、支援者であった。
実際、冷戦の初期から、アメリカはイスラム勢力を湾岸と中東では、自らの戦略目標を達成するための主要な外交政策の道具と位置づけていた。アメリカ政府はソ連を封じ込める最良の方法は、パキスタンからエジプトまでのイスラム勢力の包囲網を敷くことだと考えていた。エジプトの有名なコメンテーターのモハマド・ハサネイン・ヘイカルは、第三世界に対するアメリカの軍事支援の責任者であったアルフレッド・アーミステッド将軍によってこのことを知らされたと語っている。ヘイカルはまた、同様のことを元国務長官のジョン・フォスター・ダレスと会った時にも指摘された、と言う。ダラスはヘイカルに、「あなた方の地域は二つの海を漂っている。石油と宗教だ」。この期間、アメリカは穏健派イスラム教政府を支援することで政策を進めていた。この穏健派とはサウジ・アラビア、パキスタン、モロッコ、インドネシア、トルコそしてイランだ。
1979年、ソ連がアフガンに侵攻、アメリカはこの地域での利権を守るために、穏健派にばかり頼っていられなくなった。それで、「緊急展開部隊」を創設し、湾岸諸国に対するソ連の更なる侵攻に即座に対応できるように準備したが、その他の目的もあった。
フランスの週刊誌のヌーベル・オプセルヴァトール誌とのインタビューで、元アメリカ安全保障顧問のズビグニュー・ブレジンスキーは、アフガンに対するアメリカの計画は、ソ連がアフガンを侵攻せざるを得なくすることであったと語っている。アフガンのマルクシスト政権に敵対するイスラム勢力を支援することで、ソ連の中央アジアにあるイスラムが支配的な地域をアメリカは不安定化させ、ソ連をアフガンの流砂の中に引き込み、消耗戦を引き起こそうとしたのだ。それで、ブレジンスキーはソ連の侵攻に敵対するイスラム同盟を創設するという戦略を考案した。ブレジンスキーは、イスラム勢力と共産主義者のイデオロギー的対立のため、イスラム諸国はソ連に対する防壁として作用すると考えていた。それで、彼はエジプト、サウジアラビア、パキスタンに飛び、アメリカの考え方を受け入れるよう説得に努めた。彼のこの根回しは上手くいった。サウジアラビアは資金的な支援を約束した。エジプトは兵器、パキスタンは訓練と兵站を請け負うことになった。ソ連はアフガンで敗北し、結局ソ連は崩壊してしまった。
◆深刻な疑惑
冷戦後、これら政治的なイスラム勢力は支援を打ち切られた。9月11日同時多発テロ以降は特に、アメリカはサウジアラビア、パキスタンを、「モンスター」を生み出したということで非難し出した。9月11日事件のレポートの中で、サウジアラビアとパキスタンは数百万ドルをこのテロ事件のハイジャッカーたちを支援していたと疑われている慈善事業団体に流した、と非難されている。
ブッシュ政権は「国家安全保障上の理由」から900ページ以上のレポートの殆どを公表し、28ページを機密条項とした。この機密扱いをはずされた部分は、サウジアラビアとパキスタンが、1980年代と90年代に行ったイスラム活動家に対する資金供給と訓練を担った役割に焦点を当てたものである。このレポートは、アフガンとボスニアで、ソ連とセルビア軍と戦っているアラブ・ムジャヒディンを支援していたとサウジとパキスタンを非難している。ところが、共和党と民主党のアメリカ政府が同じくアフガンのムジャヒディンに資金と兵站の部分で支援していたことを指摘しないし、CIAがアフガンからソ連を追い出すために共同作戦をしていた点を無視している。
このレポートはまた、このムジャヒディンに対する隠密の支援工作は、1980年代、超党派的な賛同を受けていたことを無視している。そしてレーガン政権下では、イスラム勢力に対し、スティンガー対空ミサイルを含む、最も高性能な武器のいくつかを供給していたことを無視している。
このレポートは、ボスニアでクリントン政権がサウジを促してトルコ経由でボスニアのイスラム勢力に送るイラン製武器の支払いをさせていたこと、アメリカ軍用機でムジャヒディンがボスニア領土に落下傘で潜入していたことを認めていない。
しかし、明らかにこういった全ての事柄を二股工作と認めないアメリカ人もいるのだ。
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アメリカは解体するのか?
◆7月29日
嵐の前の静けさのような今の世界である。しかしこのブログで指摘してきたように、世界は今や最終ラウンドに突入しようとしている。金融資本主義の最後の鐘が鳴り始める時代に入っている。
その結果、世界最大の債務国であるアメリカは崩壊する、とポール・クレイグ・ロバーツ氏は見ている。彼は予言者ではないが、事態を詳細に分析すれば、そうなると判断したのであろう。アメリカの崩壊というテーマで、ロシアのパナリン教授も語っている。彼はアメリカ合衆国は結局、7つに分裂すると見ている。
いずれにしても、グローバリズムという魔物がアメリカのみならず、世界全体を解体している、と言っていいかもしれない。これは人間社会だけではなく、たとえば、日本などでも外来種の存在が、日本の生態系を破壊していることが指摘されているように、ある一定の枠内で出来上がっているシステムの枠が取り払われることで、全体のシステムが崩壊する、という例なのだ。
ということは、逆に言えば、生き残りのためには、ローカルな枠組みを作って、そこで一番適切な生き方を伸張させる、という方式が必要なのだ。砂漠の国は森林豊かな国と生き方が違うのは当然なのだ。だからこそ、そのローカル性を洗い流すような可能性のあるものは、取り扱いを慎重にしなければならない。
グローバリズムというのは、たとえば、「規制撤廃」、という言葉によっても表されてきた。しかし規制は必要なのだ。その規制があればこそ、そのローカル性が保持され、存続が保証されるのだから。規制を撤廃すれば、悪貨が良貨を駆逐することになろう。有毒債権という言葉に示されるように、有毒なものを規制するのは、当たり前なのだ。
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●グローバリズムが蔓延する・・・アメリカが解体される
2017年、軍閥がアメリカを支配する
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=20302
【7月28日 by Paul Craig Roberts】
最初の閥が地方の警察で組織された。20世紀後半、保守派の、犯罪に対する戦争と、21世紀の最初の10年のブッシュ・オバマのテロとの戦争は、警察組織を軍閥化させ奇妙なものにしてしまった。
社会が崩壊する中、警察は軍閥となる。州警察は分裂し、公務員は自分たちの地方の共同体の権力組織に組み込まれていく。新しく形成されたグループは警察の親族や友人らを組み入れて拡大していく。
悪化する経済的不況で、連邦政府の負債が紙幣を印刷して凌ぐ以外方法がないほど巨大になったことが、債権者に明らかになった時点で、準備通貨としてのドルは2012年には崩壊しているだろう。
ドルが解体されると同時に、輸入価格は急騰する。アメリカ人は外国産品を買えなくなるため、アメリカ市場でオフショアを提供している多国籍企業は破綻し、政府の収益基盤を更に損なう。
政府は請求書の支払いのため紙幣を印刷せざるを得なくなるが、それは国内での商品価格の急騰をもたらす。ハイパー・インフレーションに直面し、米政府は社会保障とメディケアを終了させ、個人年金の残りを没収するようになる。これは1年間の休息を与えるが、その後は没収できるようなものがないので、紙幣の印刷とハイパー・インフレーションが再び始まる。
政府がハイパー・インフレに対し価格固定策で対処しようとし、全ての売買はアメリカの紙幣で行われるべきとする指令をだすため、食料品の組織化された配送が崩壊する。商品の価格が上がり、紙幣の価値が減少する中、商売は滞り、店から商品が姿を消すようになる。
ソビエト・ロシアの時代、戦時共産主義の期間中、レーニンが行ったのでアメリカはそれに応じた。政府は商品を没収し人民に配分するために軍を送った。将来のための生産意欲が減少するので、これはストックがなくなるまでの一時的な措置である。没収された多くのストックは商品を押収した軍の所有物となる。
地方の軍閥が保護する中、商品は再び市場に出回るようになる。取引はバーター方式、金、銀、銅コインで行われる。
その他のグループは食料品、金塊、銃、弾薬のストックを持つ家族や個人同士で組織化される。グループの力量の違いにバランスをもたらすよう表面的な同盟関係が生まれる。裏切り行為があるため、忠誠心が生き残りのための必要な条件となる。
商品が地方のテリトリーを通過する際に地方の民兵組織が流通に税をかけるので、大規模な食糧その他の製品の生産はなされなくなる。政府は国内の石油生産と精製を掌握するが、政府のガソリンは、軍閥のテリトリーを安全に通過するために税をとられるようになる。
海外の米軍基地にいる殆どの軍は破棄される。彼らの物資のストックが無くなるので、失職した兵士達は自分たちが戦ってきた者たちと同盟関係に入らざるを得なくなる。
米政府は自分達の存続がますます困難になりつつあることを自覚するようになる。自分のコントロールが利かなくなるので、政府は核攻撃で脅すことで受け取ってきた外国からの貢物の安定的な供給を確保することができなくなる。徐々に他の核保有国は、アメリカの唯一の標的はワシントンであることを理解するようになる。抜け目のない者は、首都だった町から抜け出すようになる。
ローマが帝国になりだした時、ローマの通貨は金と銀の硬貨であった。ローマは効率的な施設でよく組織されていて、辺境に軍を出す能力があった。それで作戦を継続することができた。ローマ時代の世界を独占していた。
アメリカは傲慢になって海外にまで広がる帝国を目指した。この冒険はアメリカの製造業、工業、専門職のオフショア化と重なり、政府の税収源の減少、大規模な財政赤字と貿易赤字の生来、法定通貨の価値の下落、外国の債権者と傀儡師(くぐつし)にアメリカが依存する度合いと対応していた。
ローマ帝国は数世紀は存続したが、アメリカ帝国は一夜で崩壊した。
ローマの腐敗は、敵勢力の力になった。そして西ローマ帝国は倒された。
政府が民衆を代表しなくなった時、そして民間の寡頭勢力の道具と化した時、アメリカの崩壊が生じたのだ。多数者のためのもてあます義務を犠牲にして少数者のための短期の利益のために決定がなされた。義務に応えられないので、政府は崩壊する。グローバリズムは自らのコースを進んだ。各地で新しい生き方が始まっている。
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イランの高速艇
◆7月27日
イスラエルはアメリカを巻き込んでイラン攻撃を画策しているが、ペルシャ湾には100隻を越える欧米の艦船がひしめいている。この艦船に対し、イランは各艦船に100隻もの高速艇を繰り出して、攻撃する準備がある、と言っているという。
その数が誇張されたものである可能性は充分あるが、いずれにしても、イランの革命防衛隊の高速艇は欧米の艦船にとっては侮りがたい存在であろう。
もし彼らがかつての日本海軍の特攻隊のような自爆型の攻撃を仕掛けてきたら、これは大いなる脅威となるはずだ。
勿論、この高速艇のほかにもイランから繰り出される高性能ミサイルは、時に空母でさえ沈めかねない威力を持っている。戦争すれば、欧米側にも恐ろしい被害がでることはほぼ確実である。
それだからこそ、アメリカのオバマ大統領はイスラエルにイラン攻撃を今に至るも思いとどまらせているし、今後も何とか戦争ではない解決の方法を模索し続けるはずである。
この問題の解決は、簡単である。
欧米側がイラン攻撃しない、と決定すればいいのである。そうすればイスラエルは単独でやるかどうか、決断を迫られるが、恐らく単独では決行できないであろう。
その結果どうなるか、何も起こりはしない。ただ、イスラエルの絶対的軍事的優位は中東で失われ、その結果、中東諸国(イランも含む)が要求している、1967年以前の国境線までのイスラエルの撤退、パレスチナ国家の独立、が実現される、ということだ。
このパレスチナ国家とイスラエルが平和条約を締結し、パレスチナ国家に対する援助を行うことで戦争は無くなっていく。そしてそれがイスラエルの永続に即、繋がる唯一の道である。
イランがイスラエルを地図から抹消する意図を持っている、というのは、欧米のユダヤ系メディアが広めている、嘘である。アハマディネジャド大統領が語った内容は、「パレスチナ国家の権利を認めないシオニスト政権は歴史から抹消されるであろう」という内容である。ようするにパレスチナ国家の権利を認めなければ、その政権は倒されるであろう、ということであり、イスラエル国そのものを抹消するといっているわけではないのだ。
欧米のユダヤ系メディアは悪質である。戦争を欲するものたちである。少なくとも、戦争を欲する者たちに支配されている、と言えるだろう。
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●イラン:1隻の米艦船に100隻の高速艇で攻撃
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/07/24/AR2010072401081.html
【7月24日 Ali Akbar Dareini ・Associated Press】
イラン革命防衛隊元海軍参謀長は、米軍の各艦船に対しイランは100隻の高速艇を準備していると24日語った。ペルシャ湾のホルムズ海峡の石油タンカーが通行する海域でのこのような軍事的対立は世界的な主要な問題である。自国が攻撃された場合、世界の石油の40%が通過するホルムズ海峡を封鎖するという脅しが以前からイランによってなされていた。
「必要な時に米軍の各艦船に対し100隻の軍用船を当てる準備をしている」とモルテザ・サファリ将軍が保守派週刊誌のパンジェレ誌に語ったという。
アメリカとイスラエルは、彼らが疑っているイランの核兵器計画を中止させるための外交折衝が失敗した場合には、軍事力を使用すると言ってきている。イランはそのような兵器を開発する意図は持っていないと否定し、あくまで発電所などの平和的目的を目指すものだと言っている。
米海軍の第5艦隊司令部はペルシャ湾のイラン対岸となるバハレーンを基地としている。
サファリ将軍は、ペルシャ湾とオマーン海には100隻を越す外国の艦船が集結していると語っている。そして彼らの船員らは、イラン軍の標的の「餌食」である、と語ったと週刊誌は報じている。
「最高指導者のアヤトラ・ハメネイ師が命令すれば、あるいはイランのイスラム教システムに対し最小の脅しを実行すれば、いつでも革命防衛隊は即座に対応する準備がある」と語ったという。
外国の艦船数を100隻としたことで、イランは1万隻の艦船を保有していることを示唆している。イランは革命防衛隊が高速艇を多数保有していることで知られているが、何隻の大型艦船を保有しているかという点では、公表されたものはない。
2008年1月、イラン革命防衛隊の保有するものと考えられている5隻の高速艇は、ペルシャ湾のイラン領海近くに近づいた3隻の米海軍艦船にすばやく近づき、無線を通してそれら艦船に対する攻撃の意図を示したことがあった。
原爆製造の材料を製造できる技術であるウラン濃縮を中止するよう安全保障理事会がイランに求めたのに対し、イランがそれを拒否したことで安保理が厳しい制裁を決めた結果、イランと欧米側との言葉による戦争は激しさを増している。
イランは最強の軍事力を保有する革命防衛隊に対し、2008年以来、ペルシャ湾のイラン領海を防衛する任務を与えている。
「拡大された心理的な戦争行為を通じて敵は我々を服従させようとしているが、イランは戦争の準備はできている」と、この5月まで革命防衛隊の参謀長であったサファリ将軍は語った。「敵はイランを攻撃しようとはしないだろう」と語った。
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