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親分と子分関係にあるアメリカとパキスタン


◆8月1日

 ウィキリークという暴露記事に焦点を絞ったサイトが現れ、何十万点もの隠されている「事実」を公表する用意があるとされている中、今回公表されたものの中で、パキスタンのISIが秘密裏にアフガンのタリバン支援をしている、ということが暴露され、それに乗じてアメリカの新聞が騒いでいるようだ。

 パキスタン政権はタリバン掃討作戦を進めているアメリカを裏切り、敵であるタリバンを支援するという二股の裏切り行為をしていた、というわけだ。
 しかし、その二股工作こそ、アメリカのそしてそのアメリカを牛耳るユダヤ系勢力のお家芸ではないか。カバラン教授がその点を指摘している。

 その通りである。だから、欧米のユダヤ系メディアは偏向しているし、信用するに足りない、というのである。まさに偽善者である。おそらく最終的には、彼らユダヤ系メディアの偽善性がこのウィキリークで暴露されだす日がやってくるであろう。それは数年以内、と言っておこう。


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●パキスタンのISIとアメリカ
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=20386
【7月31日 by Dr. Marwan Al Kabalan】

 パキスタンのISI(インナー・サービス・インテリジェンス)が秘密裏にアフガンのタリバンへの支援活動をしていたというウィキリークの暴露があって、アメリカのメディアはパキスタンが敵と味方両方に支援をしていたと非難する記事を一斉に書き始めた。
 ニューヨーク・タイムズ紙は7月27日、パキスタンは何年もこうしたダブル・ディーリング(二股工作)をしていたと書いている。「9月11日同時多発テロ事件以来、アメリカはパキスタンに対し何百万ドルもの支援をしてきたにもかかわらず、この暴露記事は、アメリカが率いる軍事同盟軍を攻撃する勢力に対する指導と支援をパキスタンの権力機構が積極的にしてきたことを示している」と書いている。

 パキスタンを批判する者たちは、この二股工作というのは、アメリカのお得意の外交政策戦略であることを忘れている。弱い国家は自分のご主人様と同じ方法を用いているだけなのだ。その上、ISIがタリバンとの強い関係を持っているとすれば、アメリカはISIとタリバン両者の主要なスポンサーであり、支援者であった。

 実際、冷戦の初期から、アメリカはイスラム勢力を湾岸と中東では、自らの戦略目標を達成するための主要な外交政策の道具と位置づけていた。アメリカ政府はソ連を封じ込める最良の方法は、パキスタンからエジプトまでのイスラム勢力の包囲網を敷くことだと考えていた。エジプトの有名なコメンテーターのモハマド・ハサネイン・ヘイカルは、第三世界に対するアメリカの軍事支援の責任者であったアルフレッド・アーミステッド将軍によってこのことを知らされたと語っている。ヘイカルはまた、同様のことを元国務長官のジョン・フォスター・ダレスと会った時にも指摘された、と言う。ダラスはヘイカルに、「あなた方の地域は二つの海を漂っている。石油と宗教だ」。この期間、アメリカは穏健派イスラム教政府を支援することで政策を進めていた。この穏健派とはサウジ・アラビア、パキスタン、モロッコ、インドネシア、トルコそしてイランだ。

 1979年、ソ連がアフガンに侵攻、アメリカはこの地域での利権を守るために、穏健派にばかり頼っていられなくなった。それで、「緊急展開部隊」を創設し、湾岸諸国に対するソ連の更なる侵攻に即座に対応できるように準備したが、その他の目的もあった。
 
 フランスの週刊誌のヌーベル・オプセルヴァトール誌とのインタビューで、元アメリカ安全保障顧問のズビグニュー・ブレジンスキーは、アフガンに対するアメリカの計画は、ソ連がアフガンを侵攻せざるを得なくすることであったと語っている。アフガンのマルクシスト政権に敵対するイスラム勢力を支援することで、ソ連の中央アジアにあるイスラムが支配的な地域をアメリカは不安定化させ、ソ連をアフガンの流砂の中に引き込み、消耗戦を引き起こそうとしたのだ。それで、ブレジンスキーはソ連の侵攻に敵対するイスラム同盟を創設するという戦略を考案した。ブレジンスキーは、イスラム勢力と共産主義者のイデオロギー的対立のため、イスラム諸国はソ連に対する防壁として作用すると考えていた。それで、彼はエジプト、サウジアラビア、パキスタンに飛び、アメリカの考え方を受け入れるよう説得に努めた。彼のこの根回しは上手くいった。サウジアラビアは資金的な支援を約束した。エジプトは兵器、パキスタンは訓練と兵站を請け負うことになった。ソ連はアフガンで敗北し、結局ソ連は崩壊してしまった。

◆深刻な疑惑

 冷戦後、これら政治的なイスラム勢力は支援を打ち切られた。9月11日同時多発テロ以降は特に、アメリカはサウジアラビア、パキスタンを、「モンスター」を生み出したということで非難し出した。9月11日事件のレポートの中で、サウジアラビアとパキスタンは数百万ドルをこのテロ事件のハイジャッカーたちを支援していたと疑われている慈善事業団体に流した、と非難されている。

 ブッシュ政権は「国家安全保障上の理由」から900ページ以上のレポートの殆どを公表し、28ページを機密条項とした。この機密扱いをはずされた部分は、サウジアラビアとパキスタンが、1980年代と90年代に行ったイスラム活動家に対する資金供給と訓練を担った役割に焦点を当てたものである。このレポートは、アフガンとボスニアで、ソ連とセルビア軍と戦っているアラブ・ムジャヒディンを支援していたとサウジとパキスタンを非難している。ところが、共和党と民主党のアメリカ政府が同じくアフガンのムジャヒディンに資金と兵站の部分で支援していたことを指摘しないし、CIAがアフガンからソ連を追い出すために共同作戦をしていた点を無視している。

 このレポートはまた、このムジャヒディンに対する隠密の支援工作は、1980年代、超党派的な賛同を受けていたことを無視している。そしてレーガン政権下では、イスラム勢力に対し、スティンガー対空ミサイルを含む、最も高性能な武器のいくつかを供給していたことを無視している。
 このレポートは、ボスニアでクリントン政権がサウジを促してトルコ経由でボスニアのイスラム勢力に送るイラン製武器の支払いをさせていたこと、アメリカ軍用機でムジャヒディンがボスニア領土に落下傘で潜入していたことを認めていない。

 しかし、明らかにこういった全ての事柄を二股工作と認めないアメリカ人もいるのだ。

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