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イランの核施設

◆7月20日

 オバマ政権がイスラエルのイラン攻撃には絶対反対であるということ、従ってイスラエルはイラン攻撃をするとすれば単独で行わねばならなくなる可能性が高くなっているが、アメリカが参加しないイランとの戦争では、イスラエルとしても心細い。
 そこでなんとかしてアメリカを説得して対イラン戦に参加させようと、イスラエルは高度な軍事作戦を練り上げて、アメリカが参戦しやすいような工夫をしているらしい。

 そうまでしてイスラエルがイランを叩こうとする理由は、中東ではイスラエルが唯一の核保有国であり、その核の脅威があれば、中東だけでなく欧米までも脅威にさらし屈服させる自信があるからだ。しかしイランが核保有国となれば、その優位性はなくなる。国家の規模からすれば、イランの方が大国であるから、イスラエルがイランに対する優位性はこの核だけになる。したがって絶対にイランに核保有国になってもらっては困るのだ。

 そのイスラエルの抱える悪夢は、イスラエルの建国以来、パレスチナ人に対する弾圧の政策を断行し、かずかずの蛮行を継続してきた自分たちが、一旦弱みを持つ存在となれば、今までの積み重なった悪行の報いが己にのしかかってくることを本能的に知っているからであろう。強そうに見えても一番、心の奥では恐れを抱えている者たちである。
 
 しかしいくらその悪夢が現実化することを阻止しようとしても、今のような政策を継続しているのではそれはかなわないであろう。唯一それを逃れることのできる道は、武断的・ネオコン的・強権政治をやめて、真にパレスチナ人との共存を図る道を探ることだ。そのためには、今のネタニヤフ政権では無理なので、パレスチナ人との共存を求める者たちに政権を譲らねばならないだろう。


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イスラエルは信頼性の高いイラン攻撃計画でアメリカを説得
http://www.jpost.com/IranianThreat/News/Article.aspx?id=181854
【7月19日 Yaakov Katz ? Jerusalem Post】

 信頼性の高い軍事オプションをもってイランを脅すということでアメリカを説得しようとするイスラエルの努力は報われたのか? 最近のメディアの報道からすると、答えは「イエス」のようだ。

 アメリカは国連安保理を通してイランに対する4次となる制裁案を進めていたが、イスラエルはアメリカ政府に対し、制裁が有効なものになり、核兵器開発を続けることをイランに再考させるためには、イランが脅威と感じる信頼性の高い軍事オプションが選択肢の中に含まれることが必要だと説得の努力を続けてきた。

 このことがなされるかも、という示唆的な出来事が、タイム誌の最新号に、「イラン攻撃:選択肢に再び上る」と題する論文が掲載されたことであった。

 ジョー・クライン氏が書いたこの論文では、ここ数ヶ月、アメリカ軍の中央コマンドはイランの核施設空爆計画で著しい進展を遂げている、と指摘している、そのいくつかは、2年前なら不可能とみなされていたものだ。

 この報告によると、この進展は「広範囲に改善されたこの地域での人的情報作戦」によってなされたという。イスラエルは「プランニング・プロセス内」に入ってきていると言われている。

 イスラエルの現在の対イラン戦略は、アメリカ政府と協調しながらことを進めると同時に、独自の軍事オプションをも準備するというもの。これは、バラク・オバマ氏が2009年1月に大統領職についた時にさかのぼる。イスラエルがイランと戦端を開くという警告をしたが最終的にはアメリカの新しい政策を受け入れた時である。
 
 交渉が失敗し、オバマ政権が制裁へと動いた時、イスラエルは再び、イスラエルは制裁に賛成ではあるが、それは厳しい内容であるべきで、エネルギー分野を締め付けるものでなければならないと語った。 
 最新の制裁案が可決されたので、イスラエルはアメリカと国際社会に対し、信頼できる軍事オプションでイランを脅すよう呼びかけている。「これがなければ、制裁は功を奏しないだろう」と軍事関係の高官は語った。

 この件は、今月初めに行われたオバマ大統領とネタニヤフ首相との会談の主要なトピックの一つであった。ネタニヤフ首相はイランの核脅威について、ゲイツ国防長官とも話し合った。
 
 イスラエルの論拠の一部は、アメリカがイラクに侵攻した後の2003年、核兵器計画とウラン濃縮をイランが中止したことである。当時、イランは次は自分たちだと恐れたのであり、その結果、国際社会の要求を呑むことを決定したのである。
 「それ以来、軍事的な脅威はなくなった」と高官は語った。「外交と制裁が功を奏するためには、実際的な軍事オプションが必要なのだ」と高官は語った。

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