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時代の先読み
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日本の進むべき道
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我々の心構え
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◆4月7日
オバマ大統領が5日、CTBT(包括的核実験禁止条約)など核廃絶に対する考えをチェコの首都プラハで発表した。日本語のニュースでは示されていないが、実は彼の演説の中で注目すべき言葉があった。
それは、米国がCTBTを批准することについては「核兵器を使用した唯一の核大国として、アメリカには道義的な責任がある」と語ったことだ。
核兵器を廃絶することが、アメリカの「道義的な責任」ということを示したのはアメリカ大統領としてはオバマ氏がおそらく初めてと思われる。 そしてその視点はまことに正しいといわざるを得ない。
アメリカは原子爆弾のすさまじい破壊力を実験を通してで知りつつ、それを一般人の暮らしている2つの都市の頭上で炸裂させ、瞬時に、そしてそれから長く続く期間を通して、数十万人の命を奪った。この惨劇は歴史の事実として残る。アメリカが原爆を兵器として使用した最初の国という事実だ。
従ってその核兵器の廃絶につながるこのCTBTを批准し、かつ最終的に核兵器を地球から廃絶することをもってして、初めて原爆を兵器として使用した最初の国という汚名をすすぐ事ができるというものだ。
傲慢な白人では言い出せないことも、黒人の血を引く者として、あるいはアメリカの歴史に対する関係がほとんどない者として(生まれはケニア、父親はケニア人、母親はスウェーデン系アメリカ人など)、そしてある程度であってもアメリカ社会で虐げられた体験を持つ、少なくとも過去にそのことでいやな思いの一つや二つは体験したであろうオバマ氏であって始めて、言い出せた言葉ではないだろうか。
またこの表現には、オバマ大統領の覚悟というものが表わされていると言える。道義的責任という言い方は、表現としては重い。つまり避けられない、という意味にもなる。とすると、オバマ氏のこの核廃絶に対する、ないしは少なくともCTBTの批准に対するコミットメントはやはり重い、とみなすべきだろう。
そこから導き出されることは、今や核保有国としてアメリカに認識されているイスラエルもこのオバマ氏の意向なり覚悟なりの影響を受けないわけにはいかなくなるだろうということだ。
非公式にはイスラエルは数百発(一説に400発以上)の核兵器を保有しているといわれている。しかしイスラエルは公式にはそれを発表もしていないし、認めてもいない。
しかしアメリカ政府は今や公式にイスラエルを核保有国として数えている。そのアメリカが今まではCTBTを批准していなかったためこの条約は発効されていないし、効力もなかったが、今回のオバマ大統領のこの発表で、アメリカはおそらく、ゆくゆくは批准することになるだろうし、それはイスラエルに対しての無言の圧力となる。
そして実は、最初に原爆を使用した国は、確かにアメリカであるが、その実現(原爆の製造から投下まで)に大きく寄与したのは実はユダヤ人だ。だから本当に問題とされるべき、ないしは道義的責任があるのは、彼らユダヤ人となる。そしてオバマ氏の真の狙いも実はそこにあるかもしれないのだ。イランやパキスタンが狙いかもしれないが、以外に真の標的はイスラエルということ。つまり、敵は本能寺というわけだ。
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●米大統領、CTBT批准など核廃絶に向けた包括構想を表明
2009年 04月 6日
[プラハ 5日 ロイター] チェコを訪問中のオバマ米大統領は5日、プラハで演説し、包括的核実験禁止条約(CTBT)発効や核保有国による軍縮の推進などを柱とする核廃絶に向けた包括的な構想を明らかにした。
演説でオバマ大統領は「米国は、核兵器なき世界の実現のために、具体的な対策をとり始める」と述べ、核廃絶にに向け米国が主導力を発揮する決意を表明。「冷戦思考に終止符を打つために、米国は国家安全保障戦略における核兵器の役割を低減させ、他国にも同調を促す」と述べ、全ての核保有国に軍縮を呼びかけた。
ただ「こうした兵器が存在する限り、敵に対する安全な抑止力が存在する」と述べ、核兵器なき世界の実現は、自身の存命中には困難との見通しを示した。
また、1年以内に米国で、核安全保障に関する世界サミットを開催する計画を表明。核兵器原料の密輸防止や、核兵器がテロリストの手に渡らないようにする方策などを話し合うという。・・・以下略
●米上院でのCTBT批准を推進―オバマ米大統領
【4月5日アイリッシュ・サン紙】
http://story.irishsun.com/index.php/ct/9/cid/88176adfdf246af5/id/486285/cs/1/
オバマ大統領は5日、アメリカは包括的核実験禁止条約(CTBT)が効力を発揮できるよう、上院での批准を実行するようになるだろう、と語った。イラン国営イスラム共和国通信が伝えた。
この国際条約は148カ国で批准されている。アメリカを含む他の署名国が批准すれば効力を発揮することになる。
「核兵器を使用した唯一の核大国として、アメリカは批准する道義的責任がある」と、プラハのフラチャニ広場に集まった2万人の群集に向かってオバマ大統領は語った。・・・以下略
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オバマ大統領が5日、CTBT(包括的核実験禁止条約)など核廃絶に対する考えをチェコの首都プラハで発表した。日本語のニュースでは示されていないが、実は彼の演説の中で注目すべき言葉があった。
それは、米国がCTBTを批准することについては「核兵器を使用した唯一の核大国として、アメリカには道義的な責任がある」と語ったことだ。
核兵器を廃絶することが、アメリカの「道義的な責任」ということを示したのはアメリカ大統領としてはオバマ氏がおそらく初めてと思われる。 そしてその視点はまことに正しいといわざるを得ない。
アメリカは原子爆弾のすさまじい破壊力を実験を通してで知りつつ、それを一般人の暮らしている2つの都市の頭上で炸裂させ、瞬時に、そしてそれから長く続く期間を通して、数十万人の命を奪った。この惨劇は歴史の事実として残る。アメリカが原爆を兵器として使用した最初の国という事実だ。
従ってその核兵器の廃絶につながるこのCTBTを批准し、かつ最終的に核兵器を地球から廃絶することをもってして、初めて原爆を兵器として使用した最初の国という汚名をすすぐ事ができるというものだ。
傲慢な白人では言い出せないことも、黒人の血を引く者として、あるいはアメリカの歴史に対する関係がほとんどない者として(生まれはケニア、父親はケニア人、母親はスウェーデン系アメリカ人など)、そしてある程度であってもアメリカ社会で虐げられた体験を持つ、少なくとも過去にそのことでいやな思いの一つや二つは体験したであろうオバマ氏であって始めて、言い出せた言葉ではないだろうか。
またこの表現には、オバマ大統領の覚悟というものが表わされていると言える。道義的責任という言い方は、表現としては重い。つまり避けられない、という意味にもなる。とすると、オバマ氏のこの核廃絶に対する、ないしは少なくともCTBTの批准に対するコミットメントはやはり重い、とみなすべきだろう。
そこから導き出されることは、今や核保有国としてアメリカに認識されているイスラエルもこのオバマ氏の意向なり覚悟なりの影響を受けないわけにはいかなくなるだろうということだ。
非公式にはイスラエルは数百発(一説に400発以上)の核兵器を保有しているといわれている。しかしイスラエルは公式にはそれを発表もしていないし、認めてもいない。
しかしアメリカ政府は今や公式にイスラエルを核保有国として数えている。そのアメリカが今まではCTBTを批准していなかったためこの条約は発効されていないし、効力もなかったが、今回のオバマ大統領のこの発表で、アメリカはおそらく、ゆくゆくは批准することになるだろうし、それはイスラエルに対しての無言の圧力となる。
そして実は、最初に原爆を使用した国は、確かにアメリカであるが、その実現(原爆の製造から投下まで)に大きく寄与したのは実はユダヤ人だ。だから本当に問題とされるべき、ないしは道義的責任があるのは、彼らユダヤ人となる。そしてオバマ氏の真の狙いも実はそこにあるかもしれないのだ。イランやパキスタンが狙いかもしれないが、以外に真の標的はイスラエルということ。つまり、敵は本能寺というわけだ。
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●米大統領、CTBT批准など核廃絶に向けた包括構想を表明
2009年 04月 6日
[プラハ 5日 ロイター] チェコを訪問中のオバマ米大統領は5日、プラハで演説し、包括的核実験禁止条約(CTBT)発効や核保有国による軍縮の推進などを柱とする核廃絶に向けた包括的な構想を明らかにした。
演説でオバマ大統領は「米国は、核兵器なき世界の実現のために、具体的な対策をとり始める」と述べ、核廃絶にに向け米国が主導力を発揮する決意を表明。「冷戦思考に終止符を打つために、米国は国家安全保障戦略における核兵器の役割を低減させ、他国にも同調を促す」と述べ、全ての核保有国に軍縮を呼びかけた。
ただ「こうした兵器が存在する限り、敵に対する安全な抑止力が存在する」と述べ、核兵器なき世界の実現は、自身の存命中には困難との見通しを示した。
また、1年以内に米国で、核安全保障に関する世界サミットを開催する計画を表明。核兵器原料の密輸防止や、核兵器がテロリストの手に渡らないようにする方策などを話し合うという。・・・以下略
●米上院でのCTBT批准を推進―オバマ米大統領
【4月5日アイリッシュ・サン紙】
http://story.irishsun.com/index.php/ct/9/cid/88176adfdf246af5/id/486285/cs/1/
オバマ大統領は5日、アメリカは包括的核実験禁止条約(CTBT)が効力を発揮できるよう、上院での批准を実行するようになるだろう、と語った。イラン国営イスラム共和国通信が伝えた。
この国際条約は148カ国で批准されている。アメリカを含む他の署名国が批准すれば効力を発揮することになる。
「核兵器を使用した唯一の核大国として、アメリカは批准する道義的責任がある」と、プラハのフラチャニ広場に集まった2万人の群集に向かってオバマ大統領は語った。・・・以下略
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