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パレスチナのハマスのロケット・ランチャー

◆12月16日

 昨日はトルコのイラン支援の件を書いたが、今日はシリアとハマスのイラン支援宣言の話である。これは以前から中東問題の専門家からは当然のように語られていたことであるが、特にシリアがイランと相互防衛合意書に署名した、ということは、シリアのイラン支援がより具体的になったということで重要だ。これで、シリアとイランは運命共同体となって、一朝事あるときには、一体となってイスラエルに対処するようになるだろう。
 シリアにとって頼もしいのは、トルコの現政権がはっきりと反イスラエ姿勢を打ち出してきていることだ。それにレバノン政府はヒズボラを内閣に入れて挙国一致内閣を作っているのと、イスラエルに対しても、レバノンの敵である、という姿勢を打ち出しつつある。
 そのトルコのエルドアン首相が数日後にシリアを訪問すると言う。対イスラエル問題も当然話し合われることだろう。


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ハマスはイスラエルのイラン攻撃時には、イランと一体となった行動をとると明言
www.swissinfo.ch/eng/news/international/index/Hamas_says_will_
unite_with_Iran_if_Israel_attacks.html?cid=7906846
【12月15日 Rueters】
 イスラム教の過激派グループは、イランがイスラエルに攻撃された場合には、イラン側に立って戦うだろうと、ハマス指導者のカレド・メシャアル氏は15日語った。

 イスラエルはもし外交でイランの問題となっている核計画を終了させることに失敗した場合には、イランに対する軍事行動を除外していない。アメリカはイランが核兵器製造を目指している、と疑っているが、イランはそのような野望を否定、原子力発電所を建設し電力を得たいだけだと言っている。

 「全ての過激派グループは、もしイスラエルがイランを攻撃すれば、イランと対イスラエルでの統一戦線を組む」と、イラン訪問中のメシャアル氏は、国営のテレビ放送でライブ中継時に語った。
 「我々は一心同体だ・・・共通の敵に対して共に戦うべきだ。しかし、どのように戦うかは、我々の能力によって指導部が決定するだろう」
 イスラエルの高官は、イラクのオシラクにあった核施設を1981年爆撃で破壊した時と同じように、イランの核施設を破壊するかもしれないと警告してきている。

 イランは、もし攻撃されれば、反撃すると言っている。そして安全保障アナリストは、パレスチナのハマスやレバノンのヒズボラなどのイスラム教過激派組織が動員されるだろうと見ている。
 メシャアル氏は、イスラエルは中東にとっては危険である、と語る。「神の意思であれば、この地域の抵抗能力は、この危険に対処することができる」と語った。

 イスラエルとアメリカは、イランが兵器、現金、訓練をハマスやその他のパレスチナのグループのイスラミック・ジハードに与えていると非難している。 イランは、彼らには精神的・政治的支援のみを与えている、と主張している。

◆テロ組織
 イスラエル将軍の一人は15日、ハマスとヒズボラは、否定はしているが、イランとの同盟者として彼らのロケット砲の射程を伸ばしている、と語った。
 「シリア、イラン、ヒズボラは、地対地ミサイルと拡大テリアビブ地域の脅威となる能力を持っている、世界で唯一のテロ組織である」と、イスラエル軍情報部長のアモス・ヤドリン少将は語った。
 「しかも最近は、ハマスが同じ能力を獲得しつつある」

 イスラエルは、イランのアハメドネジャド大統領のユダヤ国家破壊の呼びかけを繰り返し引用して、イランが核兵器を獲得しようとしているサインであると主張し、イランが獲得すれば、イスラエル生存に対する脅威になるとしている。

 イラン最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師は、イランはイスラム教ゲリラ組織に対する支援をやめることはない、と語っている。
 「パレスチナ人を支援することは、我々の宗教上のそして国家的な義務である。我々は支援を継続し、あきらめることはしない」と、国営テレビ放送でのメシャアル氏との会合で語った。
 メシャアル氏は、イランをハマスを支援していることで称賛している。ハマスは2006年の人民会議議員選挙でより世俗的なファタハ派に勝利し、翌年ファタハをガザから追い出した。


●シリアはイスラエル攻撃からイランを防衛する
http://www.israeltoday.co.il/default.aspx?tabid=178&nid=20166
【12月14日 Israel Today】
 もしイスラエルがイランの核施設を攻撃したら、それはイランとシリアが相互防衛で13日に合意書に署名した後は、疑問の余地なく中東地域での戦争となると語った
 クウェートのメディアは、イランのアハマド・ヴァヒディ国防大臣がダマスカスを訪問した際、この合意書は週末に署名されたと言う。

 シリアのメディアに対し、ヴァヒディ大臣は、合意は強くイスラエルのイランの核施設に対する攻撃の抑止力となる、と語った。
 ヴァヒディ大臣は、更に、シリアの反応に対し、イランは核施設に対するいかなる攻撃に対してもイスラエルの核施設に対する反撃をすると語った。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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