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リビア攻撃に参加したフランス海軍

◆5月31日

 リビアに対する国連決議の内容は、「飛行禁止空域を設定」し、「一般人を保護する」、というものであったが、8000回以上にわたるNATO側の出撃、3000回以上の空爆(http://www.nato.int/nato_static/assets/pdf/pdf_2011_05/20110527_110527-oup-update.pdf)などでリビアの「一般人」が多く犠牲者となっている
 
 フランスやイギリスのリビア攻撃がその石油利権の掌握にあることをこのブログで早々に指摘してきたが、今回フランス人弁護士が立ち上がり、フランスのサルコジ大統領を「人道に対する罪」で告発する準備を進めている、という。

 当然である。無理が通れば、道理が引っ込むとは言うが、それは今までの世界ではそういうこともあったかもしれないが、これからはそういうことはうまくいかなくなりつつあるのである。だから、このような現象が起きてくる。つまり、リビア人ではなく当のフランス人弁護士からフランス大統領が告発される、とい現象だ。

 昨日の「フランスでは水使用制限を拡大」で指摘したように、足元の原発が稼動できなくなる可能性が高まっていることを取ってみても、このブログで指摘したように、「フランス国民も因果な人物を大統領に選んだものである。この大統領の下では、フランスはいい目は見ることはできないのではないだろうか」。

 弁護士のヴェルジュは、「フランスはやくざと殺し屋に率いられている」と言ったようだが、これはサルコジがCIAの工作員、という情報を裏付ける視点である。ヴェルジュもまたサルコジの正体を知っている、ということであろう。

 そして彼ら二人の弁護士は、「我々は沈黙の壁を破るつもりだ」と述べたという。つまり多くのフランス人がその事を知っているのだが、危ない目に遭いたくないから「沈黙」しているということであろう。やくざの前では多くの人間はそういう態度にならざるを得ない。しかし、もう黙っておれない、という人間が出てきてもおかしくない。この二人の弁護士はそのような人間なのだろう。

 どの世界にも、悪魔に魂を売る人間もいれば、断固として悪を許さない、という姿勢を保持し行動に移すことのできる人間もいるものである。フランスもまだまだ捨てたものではないようだ。


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●リビア攻撃でフランス人弁護士に訴えられるサルコジ仏大統領
http://www.breitbart.com/article.php?id=CNG.a85c640cbadb4de71d422967ab68293e.581&show_article=1
【5月30日 Breitbart.com】

 二人のフランス人弁護士がリビアに対するNATO主導の攻撃について人道に対する罪でニコラス・サルコジ仏大統領に対する法的手続きを開始する計画であると30日に語った。

 リビアの司法省高官のイブラヒム・ブクザムはトリポリの記者に対して、ジャック・ヴェルジュとロラン・デュマの二人がNATOの爆撃で犠牲となった家族を代表することを申し出たと語った。

 「二人の弁護士はリビア人の家族の名義でフランスの裁判所に申し立てを行うであろう」と、29日に行われた犠牲者の家族を代表する30人が出席した記者会見でブクザムは語った。

 過去にナチスの戦争犯罪人のクラウス・バルビーとカルロス・ザ・ジャッカルのための弁護をしたことのあるヴェルジュは、「フランスはやくざと殺し屋に率いられている」と断罪した。

 「我々は沈黙の壁を破るつもりだ」と彼は述べた。

 社会党の閣僚だったデュマは市民を保護するというNATOの使命は、実際はそういう人々を殺すことだった、と語った。

 彼は、「主権国家に対する残忍な攻撃」であると今回の攻撃を非難し、もしもリビアの指導者であるカダフィが国際刑事裁判所(ICC)に引き出されたら、彼を弁護する用意がある、と語った。

 今月初め、ICCの主席検事のルイス・モレノ・オカンポは人道に対する罪の調査の一部としてカダフィ、息子のセイフ・アル・イスラム、従兄弟のアブドゥラ・セヌシの逮捕状を請求した、

 3月19日、反政府勢力が支配していたベンガジ市に対してカダフィの勢力が迫ってきたため、サルコジはリビアに対する軍事攻撃を発表した。これを欧米諸国とアラブの同盟国が支援した。

 飛行禁止空域の設定と一般人を保護することを要請している国連決議を最初に実施したのフランスの軍用機であった。

 デュマとヴェルジュは二日間に渡ったリビア訪問の最後に語った。彼らは30日にフランスに帰国したらすぐ法的手続きに入るだろうと語った。

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