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北からのミサイルを迎撃できるか?
◆4月15日
北朝鮮からのメッセージには、朝鮮半島では核戦争が避けがたく、その最初の標的は日本である、と言うものがあるようだ。このブログでは、3月19日号「アメリカ:韓国防衛に必要ならば核兵器使用も辞さない」の記事の中で、「日本を攻撃する可能性も高い、とみることも大切なのだ」と指摘しておいたが、やはり流れはそのようになってきた。
しかし、日本で紹介されるこれら朝鮮中央通信の発するメッセージの紹介には、そのような内容のものは聞いたことがない。これはいたずらに国民に不安を煽るような報道は控える、という視点からのものであろう。しかし、核搭載ではないミサイルが、東京に向けて発射される可能性はあることも、また事実である。
既に、エジプト人タレントのフィフィさんのツィッターでは「ミサイルのいくつかが、東京に狙いを定めて・・」とあることがいろいろなサイトで取り上げられているように、どこまで北朝鮮が突っ張るかは不明だが、ミサイルが東京に飛んでくる可能性が皆無というわけではないことも、知っておくべきである。
http://www.yukawanet.com/archives/4434590.html
そしてもしも本当に北朝鮮がミサイルを東京に向けて発射した場合、日本の自衛隊がそれを首尾よく迎撃できるかどうかは、疑問である。その際は、東京住民は地下街などに避難しよう。地下が近くに無くても、物陰に入る事が求められる。そしてこれを契機に、日本は本当の国防力を整備する動きを本格化させることにならねばならない。「諸国民の公正と信義に信頼」できない事実に直面しているのであるから。
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●北朝鮮:核戦争は不可避で最初の標的は日本
http://www.express.co.uk/news/world/391376/North-Korea-states-nuclear-war-is-unavoidable-as-it-declares-first-target-will-be-Japan
北朝鮮は日本に対し、朝鮮半島で戦争が起きた際の最初の攻撃の標的が東京だろう、と警告した。
朝鮮中央通信(KCNA)による報道で、日本政府が日本に向かってくるいかなるミサイルをも破壊せよとの命令を出した事で、そのような行動は日本に対する核攻撃という結果を招く事になると威嚇した。
北朝鮮のどんなミサイルをも迎撃するという脅しを実施したならば、そのような「挑発的」介入は、3千万人の人口を要する巨大な東京が核の炎で消滅するのを見ることになるだろう、とKCNAは警告した。
「日本は常に我々の革命軍の照準に合わせられている。日本が少しでも動けば戦争の火花が日本に最初に上がることだろう」と報道は繰り返した。
日本の防衛省の高官の一人は、日本は「どんなシナリオにも可能な限りの方法で対応するだろう」と語った。アメリカのジョン・ケリー国務長官は北朝鮮がミサイルを発射すれば、「大きな過ち」を犯すことになるだろうと警告した。
「北朝鮮から聞こえてくる物言いは、あらゆる角度からも容認しがたいものである」とソウルでの記者会見で語った。
「アメリカ、韓国、それに国際社会全体は、北朝鮮が核保有国であると受容されることはないであろうという事実で一体化している」とケリーは付け加えた。
しかしながら、北朝鮮は敵に対して、「最終的に勝者になることに自信がある」と宣言した。
「不敗のは白頭山国家の最強国の指導者である金正恩大元帥の時代であることを知るべきである」とKCNAは報じた。
「朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)はアメリカとの精神の対決で勝利を獲得してきており、最終的勝利を獲得すべく全面的行動を行っている」
戦争の危機を流し続けることは、北朝鮮の外部では、恐怖を煽り韓国とアメリカに対し、北朝鮮政策を変更せしめ、北朝鮮の民衆に対しては、彼らの指導者が大国と対決するに十分強い指導者であることを示すためである、と考えられている。
韓国は数週間の脅しの後に、北朝鮮が複数のミサイルを発射するのでは、と恐れていると報じられている。
オブザーバーはミサイル発射は月曜日(15日)の金日成の生誕記念日を祝う意味があると考えられている。
朝鮮半島は「世界の核の最大の紛争地帯になった」と北朝鮮は本日より恐ろしい言い方をし、「この地で核戦争が勃発することは避けがたいことになった」と語った。
孤立国家は「攻撃的姿勢とその手段でもって国家の主権と威信を守る」ことに全力を傾けている、と語った。
「DPRKの軍と民衆の大義を阻止するいかなる力もこの地上には存在しない」と、この恐怖を煽るメッセージは結論付けていた。
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金日成広場に向かって行進する学生達
◆4月10日
今日にも北朝鮮はミサイルを発射するのでは、と言われている。韓国やアメリカは勿論、日本も準当事国としてこの北朝鮮の脅しに万全の準備で臨んでいるし、中国も中朝国境地帯に軍を派遣し厳戒態勢で臨んでいる。
北朝鮮と国境を接するもう一方の準当事国であるロシアは、以下の記事にあるように、G8諸国と足並みをそろえて北朝鮮の好戦的姿勢を拒絶する声明を発表した。G8には中国は含まれていない。
これで、北朝鮮が暴発すると、米韓は勿論、G8諸国をも敵に回すことになるが、中国は北朝鮮とは防衛条約(中朝友好協力相互援助条約)を結んでいるので、いざという場合には北朝鮮を援助しなければならない状態にあるため、結果的には、ロシアをも含めた全世界を敵に回し、北朝鮮を援助して戦争をせざるを得ない羽目に陥ることになる。
従って、北朝鮮と米韓との間の緊張状態で一番やきもきしているのが、今の中国であると推察される。そしてこれが恐らくはアメリカの戦略的最終目標なのではないかと思われる。要するに北朝鮮問題は、中国を孤立化させるアメリカの作戦であり、中国を叩く為の戦略と考えられるのだ。
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●ロシア・G8:北朝鮮の挑発的で好戦的姿勢を拒絶
http://rt.com/politics/g8-rejects-north-korea-579/
【4月9日 Russia Today】
ロシアは北朝鮮の好戦的姿勢を拒絶するパートナー達と連帯していると9日、G8会合の開始前にロシア外務省は語った。しかしながら、状況を沈静化させるような政治・外交的努力はなされていない、と強調した。
ロシアは、「北朝鮮の挑発的で好戦的な姿勢を拒絶」することで、国際的パートナー達と懸念を共有していると、ロシア外務省スポークスマンのアレクサンダー・ルカシェビッチは9日、ロンドンG8外相会議の前に語った。このG8会議にはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カナダ、ロシアが含まれる。
「同時に、我々は政治・外交的努力を惜しんではならない。さもないと北東アジアに深刻な動乱の脅威が増大するかもしれないのだから」とルカシェビッチは強調した。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は9日、国連メンバーである北朝鮮がおおっぴらにずけずけと国連安保理の決議に違反することは「受け入れがたい」ことである、と強調した。ロシア外相は、「義務に違反」する北朝鮮の核実験に対する回答として先回の決議がなされたことを指摘した。
朝鮮半島の状況は「非常に深刻である」として、核爆発とミサイル発射は「笑い事ではない」とラブロフは指摘した。
「しかし、言論は悪い影響を与える面では変わりはない。追い詰められて世論に対して何か行動を起こさざるを得なくなれば、相互の非難、脅し、警告などはある時、その危機的状態に達するかもしれない」とラブロフは語った。ロシアとそのパートナー達は「継続的に状況を沈静化させるための努力をしている」と語り、「手段」は既に取られた、と語った。
北朝鮮の最新の脅しは、全ての韓国滞在中の外国人に対し、「核戦争」が起きるかもしれないから、と避難するよう警告したことが含まれる。
しかしロシアとアメリカの高官らは9日、韓国から自国民をすぐさま避難させることは計画していいない、とした。
避難警告は北朝鮮がアメリカに対する核攻撃を行うと言って、中距離ミサイルを半島の東海岸側に移動して「戦争状態」を宣言する以前になされていた。この脅しは、北朝鮮によると、最近の米韓軍事演習に代表されるアメリカとその同盟国とによる「核の脅し」と「挑発」に対する回答と説明されている。
北朝鮮による脅しの山にも拘らず、韓国の雰囲気は、大使館、航空会社、国際機関、学校などで外国人が通常の業務をするなど落ち着いている。在ピョンヤン・ロシア大使館スポークスマンによれば、尋常ならざる緊張状態の中、新たな警戒すべきサインは出ていないという。
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シリア問題で共同声明を発表するプーチンとメルケル両首脳
◆4月9日
ロシアのプーチンとドイツのメルケル両首脳はハノーバーでシリア問題で共同声明を発表した。両首脳はシリア問題解決にむけて対話の重要性を強調したようだ。これはプーチンが以前から繰り返し言ってきていることである。
2年前にシリアでゲリラ的テロ行為が始まって以来、一貫してこのブログでは、民主主義を求める大衆によるデモがシリアで起きているのを軍が弾圧している、という欧米諸国の非難を否定してきた。それは事実は全くその反対であるからだ。
8日もシリアのダマスカス市内でゲリラによる爆弾テロ事件が起き、死者14名、負傷者146人を数えた惨事となった。これでも民主主義を求める大衆運動と言い張るつもりなのか。またこういったゲリラ的テロ行為を行う主体である反政府勢力側を欧米諸国は支持する理由と根拠は何か?
ダマスカス内の爆弾テロの現場
欧米、特にアメリカ、フランス、イギリス、そしてトルコ並びに湾岸アラブ諸国、イスラエルなどが、このシリアの反政府勢力に対し資金と武器の供給を行い、こういった惨事を惹き起こす行為を支援しているのであるから、これらの諸国の為政者らには正義や大義はないことを明記しておく。
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●プーチンとメルケル:シリアの政治的解決を呼びかける
http://www.sana-syria.com/eng/22/2013/04/08/476402.htm
【4月8日 SANA】
ロシアのプーチン大統領はシリアにおける暴力沙汰を終了すること、また武器を供給することを停止するよう呼びかけた。
ハノーバーで8日行われたドイツのメルケル首相との共同声明で、プーチン大統領は、ドイツとロシアはシリアにおける暴力沙汰に懸念を表明し、その他の諸国と共にシリアの問題が暴力が停止される方向に向かうことを願っていると語った。
プーチンはシリアについて、紛争の両当事者に武器を送ることは停止されるべきである、という考え方が決定されたことがないと語った。
プーチンはロシアがシリアに武器を送っていると言って非難する者たちに対しては、ロシアは正当な政府に対して武器を送っているのであり、それは国際法によって禁止されていないと指摘した。そうではあるが、ロシアは現在の危機的状況から抜け出す方法を誰とでも話し合う用意がある、と語った。
プーチンはメルケルとシリアにおける危機について特別に話し合ったと指摘し、それに対するロシアのスタンスについて詳細に説明をしたと語った。それについてメルケルは理解を示したようだ、と語った。
朝鮮半島の危機については、プーチンは全ての関係国に対し、自制をするよう呼びかけ、交渉を通じて解決するよう呼びかけた。この地域において事態が悪化することは災厄的なものになるだろう、と警告した。
メルケルはシリアの危機的状況に対しては政治的解決法を見つけるよう呼びかけた。可能な限りのあらゆることをすることで、これ以上の流血を避けるよう、また政治的な対話の必要性を強調した。
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周辺諸国に緊張を高めている北朝鮮
◆4月8日
北朝鮮の挑発的行動が周辺諸国に緊張を与えているが、この動きが何処に繋がっていくものか、誰も予想できていない。4月にいくつかある記念日などを越せば危機は去る、と考える者もいるが、反対にこの北朝鮮の動きは内部の矛盾を外部の敵に向ける、いつものやり方であり、場合によっては本当に衝突ないしは紛争(戦争になるかどうかまだ分からない)が勃発するのかもしれない、と考える者もいる。
以下の記事は2月15日のものだから、もう今から2ヶ月近くも前のものだ。しかし、この記事にはいくつか重要な点が含まれている。その一つはアメリカの高官が日本側には知らせずに北朝鮮を訪問している、ということだ。またその訪問時に横田基地から重たい装備をも運んだ、ということである。また日本政府が詳細を問い合わせると、詳細を尋ねるな、と警告してきた、ということだ。
これらから窺い知ることは、アメリカは北朝鮮と日本の知らないところで、恐らくは日本が嫌がることを進めている、ということだろう。あるいは日本に知らせるとその情報が漏れることを危惧して、高度な戦略的動きの詳細を日本には知らせない、という判断があるのかもしれない。
北朝鮮は4度目の核実験を準備しているという報道もある「North Korea allegedly preparing fourth nuke test」
(http://rt.com/news/korea-fourth-nuclear-test-473/)
そこまで挑発されてアメリカが黙っていると思えない、と考えれば、限定的であっても紛争勃発があることも想定せざるを得ないであろう。そしてその時のアメリカの真の標的は北朝鮮ではなく、その奥に控えている中国かも知れない、ということを忘れてはいけない。
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●北朝鮮にアメリカ軍用機で米高官、装備が運ばれていた
http://ajw.asahi.com/article/behind_news/politics/AJ201302150067
【2月15日 By YOSHIHIRO MAKINO】
2011年から2012年に掛けて米政権の高官が北朝鮮と秘密会談を北朝鮮内で、少なくとも三回は行っていることを朝日新聞は突き止めた。
日本にとってはこの訪問はそれなりの意味を持っていることになるが、アメリカは当時このことを日本政府には伝えなかった。そして日本政府からの圧力のため、非公式に一つのケースについてだけ認めたことがあった、と韓国とアメリカは語った。
アメリカ国務省は外務省に対して、それ以上の追求は両国関係を損なう、と言って警告を出した、と情報筋は語った。
2012年4月7日、グァムからアメリカ軍用機がピョンヤンに飛び帰還し、更に8月18日から20日まで再び軍用機がピョンヤンに行っていた、と情報筋は語った。
この時、機内には国連安保理における朝鮮半島部長のシドニー・セイラーと、国家情報長官室のアメリカ局の北朝鮮課課長であったジョセフ・デトラニがいたと考えられている。
彼らは北朝鮮の高官らと会って2011年12月に亡くなった金正日の没後の政治について話し合った。
北朝鮮の代表団の中には、国防委員会副議長の張成沢(チャン・ソンテク)がいた。彼は金正日の妹の夫であり、また金正恩の家庭教師であったと考えられている人物である。
日本政府は軍事基地をモニターしてい人々からの報告を受けた後に、また
航空交通フライト計画を分析することでこのフライトについて知った。
日本側が正式な問い合わせをしたところ、アメリカ高官らはこの案件の秘密的性格に言及しつつ、要求はなされたと語り不快感を示した。国務省は日本側に対し、それ以上は、日米関係を損なうため要求しないよう警告した。
朝日新聞が確認した三つ目の訪問は、2011年11月に行われた。情報筋は少なくとも、グァムから一機の軍用機がブルドーザーを含む重たい装備を、東京の横田基地からピョンヤンに運んだという。
アメリカの太平洋司令部の高官らが代表団に含まれていた。彼らは北朝鮮の高官らと会って1950年から53年まで続いた韓国動乱時の米兵の遺骨収集について話し合った、と情報筋は語った。
日本側がこの訪問について問い合わせをすると、アメリカ高官らは非公式にそれを認めた、と情報筋は語った。
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中朝国境で厳戒態勢に入った中国軍
◆4月4日
朝鮮半島で緊張が高まっている。この事態に際し、中国も中朝国境に軍隊を展開し警戒を強めている。チキンレースの再演に一番戸惑っているのは中国かもしれない。中国の戦略問題研究家は、アメリカの戦略を、「究極的戦略目標は中国を包囲し封じ込めることにあり、中国を混乱させ発展を阻害することにある。アメリカが最も恐れる事は、中国が更に経済的・軍事的に発展することである」と認識している、という。
この視点は案外正鵠を得ている可能性がある。ひょっとして北朝鮮とアメリカは暗黙の内か、あるいは水面下で協調して中国を追い詰めようとしているのかもしれない。理由は、北朝鮮の金王朝の生き残りは中国傘下よりアメリカ傘下での方により強い可能性があるからだ。
アメリカは例えばサウジアラビアなどの王朝でもアメリカに従順であり資源の貿易などで協調的ならば、その政権を許容する姿勢を持っているが、中国は共産党という原理で国を維持している国家だから、王朝という国家体制はその原理に反する存在形態となり、金王朝の存在は原理的に許容しがたいものとなるからだ。
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●北朝鮮問題で中国軍、中朝国境で厳戒態勢に
http://rt.com/news/chinese-military-korea-alert-184/
【4月2日 Russia Today】
中国は北朝鮮が韓国やアメリカにミサイル攻撃をするという脅しで緊張が高まった朝鮮半島周囲に軍の動員を開始した。
アメリカの高官らによると、北朝鮮の「戦争状態」の宣言は、中国人民解放軍(PLA)に北朝鮮との国境地帯に対する軍のプレゼンスの強化に繋がったという。この高官らは中国のこの動きは3月中旬から始まっているという。また軍の移動のほかに戦闘機の準備も進められているという。PLAは現在、レベル1、すなわち最高の警戒態勢にあるという。
戦車、装甲兵員輸送車を含む中国軍が中朝国境の町に見られる。国境地帯は航空機による偵察飛行が行われている。
中国は黄海にて実弾射撃を伴う海軍の演習を行っており、8日に終了予定である。この動きは北朝鮮をおおっぴらに支援するためのものと見られている。北朝鮮は5月まで継続する米韓軍事演習に鋭く反発している。
このニュースはF-22 戦闘機が軍事演習に参加した事に加え、アメリカがフィッツジェラルド駆逐艦を北朝鮮沖合いに展開した時に出てきた。このことのため朝鮮半島の緊張は更に高まった。
一方、衛星からの映像の分析によれば北朝鮮は短距離・中距離ミサイルを動員している、と見られている。軍高官らは北朝鮮がKN-08中距離携帯ミサイルのテストをする準備ができているという;彼らは準備行動は過去に見られていたという。北朝鮮は3月26日以降、彼らの軍が最高の警戒態勢にあると主張している。
高官たちは北朝鮮は演習の期間、韓国を挑発するようなことはしないと考えているが、同時に韓国は北朝鮮が最初にミサイルを発射すれば報復攻撃をすると宣言しているため韓国側の誤算で全面戦争になることを恐れている。
北朝鮮と中国とは防衛条約を維持している。攻撃があった際には中国は北朝鮮を助ける事になっているものだ。このことが実施された最後の時は朝鮮戦争の時であった。この時中国の志願兵が何万人と朝鮮半島に入ってきた。この両国の関係はしばしば「唇歯の間柄」と言われている、と中国軍のスポークスマンは語った。
高まる緊張が中国と北朝鮮との間の貿易を減少させているが、両国は既に未来の経済的連携を強める計画を作成している。3月27日、高速鉄道と特別旅客高速道路建設の発表があった。
それでも、多くの中国の専門家らは北朝鮮の韓国・アメリカに対する攻撃的姿勢に不快感を抱いている。ある中国人高官は、匿名を条件にロイター通信に対して、予想不能な金正恩に対しアメリカのこの地域に対するプレゼンスはいい制約となっていると証言した。それが理由で、アメリカ軍がこの地域に増大することに中国は強く批判していないと多くの中国人は考えている。
それに加えて、中国のウェブサイトとブログは時に、北朝鮮の指導者をバッシングしていることが散見される。慢性的な食料不足の只中で彼がこの地域の状況に対する対応の仕方で外交的ゲームをするなど過ちがある、としている。ある新聞は中国が北朝鮮を放棄するよう公に批判したために発刊停止処分を受けた。
この地域の危機的状況が深まる中、中国の正確な位置に関する意見が専門家の間でも食い違いを見せている。
アメリカ高官は、中国が主に恐れることは北朝鮮内における秩序の崩壊であり、これが中国領内への大量の避難民を生むことである、と主張している。その他の中国側の懸念は、コルベット・レポートを書いたジェームズ・コルベットによって提示されたもので、彼は、この地域に外国軍が存在することだけで中国も北朝鮮にとっても恐怖になる、という。
「これは物事を徐々に追い詰めることとなり結果として緊張が破れるところまで行く可能性があると考えている。最近ではB-2核装備の爆撃機が韓国に来たが、これは北朝鮮が恐れるだけでなく、中国にとっても脅威である。中国はこのことを決して喜んではいないと思うので、事態はエスカレートしていると言える」と語った。
他の者たちは、アメリカの戦略は北朝鮮を不安定化させる方向にむかっているのではなく、中国に向かっていると考えている。中国海軍研究所の専門家であるリ・ジーはロイターに、「究極的戦略目標は中国を包囲し封じ込めることにあり、中国を混乱させ発展を阻害することにある。アメリカが最も恐れる事は、中国が更に経済的・軍事的に発展することである」と語った。
中国の主要な軍事的権威である退役したルオ・ユアン元少将は、「米韓軍事演習が終了し、金日成の誕生日祝賀行事が終われば、緊張の度合いは軽減していくだろう。そうすれば事態は以前の戦争でもなく統一でもない状態に戻るだろう」と考えている。
この地域の安定が求められている中、北朝鮮が2月に三度目の核実験をしたことで、3月に国連安保理で北朝鮮に対する制裁決議を取る際、中国は非常に協調的であった。この地域では北朝鮮の最大の同盟国ではあるが、専門家の中には、これは中国のイライラが募っているサインだと考えている者たちがいる。ブッシュ政権下で北朝鮮の核施設の解体にむけた交渉を進めたクリストファー・R・ヒルは、中国の戦略は、「言葉によるものではなく、音感によるものだ」と言っている。
この決議は、米韓軍事演習と国連の提案に怒り米韓の軍事基地に対する核の先制攻撃を北朝鮮がほのめかした数時間後に行われた。
この最新の北朝鮮と米韓との間の行き詰まり状態は2月12日、北朝鮮が最後の地下核実験を行った時から始まったと言われている。先週末北朝鮮は、「統一国家の宝である核は何物にも変えがたい価値があり何十億ドルもの援助であっても、放棄することはできない、とし、核の開発を進めると誓約した。
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