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モンサントの遺伝子組み換え作物に耐性を持つ虫が繁殖・・・

◆7月4日

 遺伝子組み換え作物シェアで筆頭のモンサントの遺伝子組み換え作物に耐性を持つ虫が驚くべき速さで繁殖しだしているようだ。このままではモンサントの遺伝子組み換え作物はゆくゆくは全滅するかもしれない。

 「自然を征服する」、という思考がもたらす弊害の一つであろう。特に欧米の文明の型がこの型である。「自然と共生」、などとは言わない。自然は征服できる、と本気で考えている。しかし、やはり自然を征服することはできない。その思考をもって自然征服業を継続すれば、その自然から手痛いしっぺ返しを受ける、というのが、いつもの人類の得てきた教訓なのだが、欲の皮が突っ張った、近視眼的にしか物事を見れない者たちには、それが見えない

 これは、原発問題にもいえることである。原発推進論者は、原発を制御できる、と考えている。大地震にも大津波にも対処できる、と考えている。それは彼らの見方が、近視眼的だからだ。「想定」を大きく超えた事態が生じた時にでも、その原発を制御できるのか? という問題には、彼らは答えられない。なんせ、今でさえ、福島原発は収束もしておらず、ここでどでかい地震と津波が再びやってきて、建屋が崩壊したら、建屋内にある燃料棒を冷却できなくなる事態が出来し、その際には、東電も政府も、なにもできず避難するしかない。今、それが起きていないのは、僥倖というべきものであり、ただ、運がいいだけなのだ。

 さて、モンサントのこの遺伝子組み換え作物産業は、崩壊すればよろしい。それが人類と自然のためである。農薬で大地が侵され続けば、ついにその大地から作物ができなくなるであろう。日本でもアメリカ式の農業ではなく、日本独自の「自然と共生」型の農業を発達させるべきである
 
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●スーパー根切り虫がモンサントの作物を食い散らす
http://www.activistpost.com/2012/06/report-nature-may-soon-overcome.html
【6月28 Anthony Gucciardi ? Activist Post】

モンサントを終わらせるものは何か? 裁判だろうか、新しい法律、あるいは0.1ミリに満たない小さな虫かもしれない。 

 新しい情報では、アメリカの法体系の中では成功しているバイオテクノロジーの巨人ではあるが、根切り虫が最終的にモンサント社を終わらせるものになるかもしれないことを示している。

 驚くべき事に、西部のトウモロコシ根切り虫は、モンサントの遺伝子組み換え
とうもろこしを貪り食うことになんの問題もないのだ。これは彼らを殺すようにデザインされたこの作物に対する耐性を発達させたからだ。この小さな生き物がモンサントのトップ・サイエンティストを超えているのだ。

 この会社にとって更にまずい事は、耐性を持った根切り虫は今年の想定以上に成虫になるのが早いのだ。成長が速いことで卵を産むのも早くなり、この虫の孵化幼生はこの数十年間で最速になっている。

 モンサント社は勿論、Btとして知られるバイオ農薬に適応したこの根切り虫の耐性に対しては完全にお手上げ状態である。少なくとも、八つの個体群は耐性を発達させている。そのうちの二つはBt散布液に対する耐性を持ち、六つの種類はBt作物全体に対する耐性を持っている。これに対する回答はなにか? インテリジェンス・クラッシュ型農薬を更に多く使用することだ。  


■根切り虫:自然がモンサントの遺伝子組み換え作物を圧倒
 
 これがため、環境保護局は以前、モンサントの作物は暫くすれば虫に食い荒らされるようになる、と警告したのだ。環境保護局は以下のように書いている:

 モンサントの予想される耐性の問題をモニターするプログラムは「不十分」である。

 この声明はこの問題に関心のある科学者らのグループにより補強されている。今年3月、22人のトウモロコシ専門家のグループは遺伝子組み換え作物の失敗に対する深刻な懸念の声を上げた。彼らは、遺伝子組み換え産業の崩壊がじきに起きるかもしれない、と警告したのだ。アメリカの供給する94%が遺伝子組み換えのさまざまな種類であるので、この警告は強烈な予言である。またこのトウモロコシの多くが食料としてではなく、バイオ・ディーゼルとして利用されるものであることを考慮することは重要だ。

 自然はモンサントの遺伝子組み換え作物に適応し、最後は彼らの没落を引き起こすのだろうか?

 再三再四、研究者や農業専門家らはモンサントと政府に対して、モンサントの遺伝子組み換え作物の産出高は減ってきている事実を指摘しながら、伝統的で持続的農業の実行を呼びかけてきた。 

 ところが却って、食料供給の多くが遺伝子組み換え作物になってきていた。今や、このシステムの崩壊の危機に直面して、モンサントが出したたった一つの回答は、作物にもっと大量の農薬をかけることであり、遺伝子組み換えを更に深化させる、というものである。

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ジュネーブ会議の様子

◆7月3日

 ジュネーブで開催されたシリア関係国会議で、アナン和平計画に対してロシアが提出した4つの改正案の3つが承認された、ということでロシア側は概ねこの会議を成功だったと見ているようだ。

 要するに、シリアの問題はシリア人が解決すべきであり、外国の干渉は不要ということになったようだが、それでも武器の供給は相変わらず、不法な方法を禁止するまでに至らなかったようだ。アメリカは軍事介入の準備を進めているようであるが、実際の介入は今回の合意で棚上げになったと言えるだろう。

 また紛争終結のため、先ずシリア政府軍が町から撤退すべし、という点も抹消されたという。ロシア側が、政府軍が撤退したら、反政府側が奪取するだけではないか、と反論したからのようだ。当然である。この点が今までは訂正がなかったためにシリア政府側のみが悪者にされてきたのである。停戦というものは、紛争当事者が同時に武器使用をやめねば、なんらの意味もない。

 「シリアをリビヤのようにはさせない」、というのがロシアの意図であるから、今度の会議で欧米側とこのような決議を出せたことだけでもロシア側の勝利といえそうだ。後は、武装勢力が政府軍とどこまで張り合えるのか、という点と、工作部隊の浸透を政府がどう防ぐか、というような課題が残っている。また「移行統治機関」のようなものが実際できるかどうかは、わからない。

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●シリア問題でロシアと欧米が妥協
http://www.itar-tass.com/en/c142/462081.html
【7月2日 Itar-Tass】

 ロシアのラブロフ外相はシリアについての国際会議の結果に満足している、と語った。諸外国の指導者はシリア問題の収束についての原則で合意した。この会議は、特にロシアの出した4点の改正案の内の3点が承認された新しい行動計画を承認して閉幕した。 

 シリアのための行動グループの参加者らは完璧な意思を表現した、とコムソモルスカヤ紙が報じた。彼らは暴力を非難し、コフィ・アナン特使の地位を確認し、和平協議と改革を主張し、資金協力の準備があると発言した。しかし最も重要なことは、シリアの主権と独立が確認されたことだ、とコムソモルスカヤ・プラウダ紙は報じた。
 「従って、シリアに対する軍事介入は今のところ議題になっていない。これはロシアにとって大きな得点に思える」と報じた。

 ロシア代表団のコメルサント紙筋は、この結果のことを「ロシアが提唱した4点の改正案の内3点が会議で承認されたので、そこそこ良いものだった」と述べた。とりわけ、この文書にはシリアの将来はシリア人が決めるべきである、という文言が認(したた)められている。とはいえ、欧米側のスタンスは実際は変わったわけではない。アメリカはまだアサド大統領を権力から追い出すことを狙っている。ロシアはまだそれは考えていない、とこの新聞は考えている。

 ロシアはジュネーブで宣言書の本文に4点の改正を申し入れた、とコメルサント紙は報じた。最初に、ロシアは、シリアに対する更なる制裁措置を国連安保理が採択するよう要求する条文の抹消を要請した。二番目に、ロシアはシリアの紛争に対して、不法な武器供給を厳しく禁止することを要請した。三番目に、紛争の只中にあるシリアにジャーナリストがこの国で起きている事柄に関する情報に自由にアクセスする権利を与えること。最後に、ロシアは停戦するためのプロセスを詳細に説明している文言のいくつかの変更を主張した。「この文書は、町から政府が軍を撤退させた後に、停戦が同時的になされるべきである、とある。しかし、その場合には反政府側が政府軍が去ったところをすぐさま全て奪取することになるだろう」、とラブロフ外相は記者団に語り、結局、この政府軍が先ず撤退するという条項は結果的に文書からはずされた、と指摘した。ロシアが要求した改正案の内、武器の不法な供給の禁止に関する部分だけは承認されなかったのだ。

 反面、欧米側のシリアに対するスタンスの重要な変更については言う事はできない。ヒラリー・クリントンは相変わらず、アサドは辞任すべきだと発言した。コメルサント紙筋は、アメリカの国務長官に、そのような文言は含まれていないこと、行動計画文書を読むよう推めた。彼は、「欧米諸国はジュネーブ文書には含まれていない文言を直接国連安保理を通して導入しようとするかもしれない」と語った。

 専門家によれば、シリア紛争の収束のため、ジュネーブでは何も特別なものが提供されたわけではなかった、という。「新しい権力構造に誰が含まれるのか、定かではない。アサドは既に国民融和省を作っているし、それで十分と考えている」と、カーネギーセンターのアレクセイ・マラシェンコはコメルサント紙に語った。

 行動グループの会合は、ロシアと欧米側がシリア問題で折りあうことができることを示した、とロシスカヤ・ガゼータ紙は報じた。その反面、ジュネーブ会議はシリアの流血をすぐ止めさせる方式を交渉する点などでは不十分であった。記者たちは米国務長官に記者会見で、会議参加者らが承認された和平ロードマップを実行に移すのかどうか尋ねた。しかし、アサド政権側と反政府側との対話の開始がなされることになる具体的なデッドラインや実際の行動の代わりに、シリアになんらかの「移行統治機関」を作るというあいまいな誓約の回答を受けた。しかし、欧米側がその機関に名称を早く付けたがっていてもそれは暫定政府ではなく、政治的な折衝のために作られるものだ。

 コフィ・アナンの和平計画に対してジュネーブで承認された改正案は、ロシアと欧米側が「穏当な表現」を見つけようとした試みであり、紛争当事者らに対し国際社会が一致した見解を持っていることを示すものになるだろう。ただしこういった表現で、公式のシリア当局と分裂状態の反政府勢力の背後の勢力を拘束させるものではない。ジュネーブで承認された決議内容の数多くの参照と詳細を語らずとも、総じてこの決議はシリア問題に対する国際社会のスタンスを穏やかな形で示したものと言える。

 ロシスカヤ・ガゼータ紙は、シリアに対する決議に対する主な脅威は、武力紛争が政治的なものからスンニー派とシーア派系アラウィ派との間の宗教的なものへと悪化するかもしれない、という点にあると考えている。シリアからの情報は、宗教的不和からの殺人事件があること、スンニー派の者たちが夜にシーア派の住宅の柵の上につける印について語っている。アナンの和平計画は市民社会の融和を意図している。この和平計画は宗教間紛争には不十分である。しかしながら、シリア会議の参加者らは、最終決議案を作る時、シリアにおける最も危険なこのシナリオを警告しようとはしなかった。 

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27日、爆弾攻撃にあったシリアのテレビ局内部

◆6月30日

 シリアに対する欧米NATO、トルコ、アラブ君主国家群の介入はいまやあからさまなものになってきている。それは衰退していく者たちが、なりふり構わず今持っている覇権を維持するために、あらゆる工作に狂奔している姿の一部である。

 27日号の「トルコはシリア国境に戦車を展開」で示したことを、4日遅れで時事通信が次のように記した。「トルコ国境近くにシリア軍集結=部隊2500人、戦車も」(時事通信 6月30日)。シリアとトルコが衝突するようなことがあれば、その戦いは中東全体に拡大する可能性がある。

 このような危機的状況を前に、ジュネーブで30日シリア問題関係国が会合を持つ。参加国は、 米、英、仏、ロ、中、トルコ、イラク、クウェート、カタールである。シリアを支援するロシアのイニシアチブで始まるこの会合で、ロシアが主張する「対話」の路線が出てくることを期待したい。

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●シリアは戦争状態 -2-
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=31649
【6月28日 by Stephen Lendman】

ラスムッセンによれば、「同盟国の安全保障は不可分一体のものだ。我々は連帯の精神でトルコと共にある」という。ブリュッセルでの議論は第5節を持ち出すまでにはいかなかった。それは戦争を意味するものである。 

 現在の流れが続けば、一つあるいは二つの偽旗(自作自演)作戦があれば戦争を始めることができてしまうだろう。それはいつ起こってもおかしくないのだ。ならず者メディアの意図的誤報で可能性が高まっている。

 プロパガンダ報道が大きな嘘を体現している。嘘を繰り返せば民衆は信じてしまう。いつでもそうなのだ。どれほど馬鹿にされても、いつでもいい「かも」なのだ。 

 シリア問題専門家のパトリック・シールは不吉な「大中東を覆う戦争の機運」を感じている。
 「六つの紛争地域が、新たな暴力の先鋭化の危機にある」と言っている。アメリカとその同盟国は平和をぶち壊した。それどころか彼らは、「火に油を注いでいる」のだ。

 圧力は耐え難いところにまで来ている。紛争のただ中にあるこの地域全体が沸騰している。アメリカはいくつかの戦争で負けている。まだ足りないのか?負けがこめば勝つことは更に困難になるのだ。  

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はアメリカのアサドに対する戦争を、「大中東の地政学的ゲームの一要素」と呼んでいる。

 オバマの政策は大統領選挙への思惑に影響されている。選挙に勝利するかどうかは、イスラエル・ロビーに気に入られるかどうかに大きくかかわっているからだ。AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)はシリアとイランとの戦争を望んでいる。この団体は両国のことをテロの支援国家だと呼んでいる。そのような主張にはなんの証拠もありはしない。もう何年も、「シリアは中東の不安定の源だ」と言っている。

 「イランはテロ支援する世界を代表する国家であり、核兵器を製造できる能力獲得に向けて突っ走っている。南レバノンのイランの代理勢力であるヒズボラ、ガザのハマス、それにイラクとアフガンにいる反乱勢力を通して、イラン政権は毎日のことくにアメリカ軍やイスラエルの市民の対する攻撃を行っているテロリストを支援している」と言っている。またも事実の代わりにうまく言いくるめている。

 シールはオバマが、「イスラエルに対するコントロールを失った。大イスラエル構想に直面して度胆を抜かれた」と言っている。

 彼はアフガン、パキスタン、イラク、リビヤ、シリア、パレスチナ、イェメン、ソマリア、そして「サヘル地方を通して大西洋から紅海までどんどん拡大する紛争」に巻き込まれている。そこにはモーリタニア、マリ、南アルジェリア、ニジェール、チャド、南スーダン、エリトリアが含まれる。

 彼は勝利できない戦いをやっている。彼はグロッキーになったボクサーが懸命に倒れるのを堪えているようなものだ。それどころか、殺害し、破壊し、政権を転覆させる新しい方法を使用している。それで平和と安定というものはかつてなく遠ざかっている。

 イマヌエル・ウォーラーステインは、「衰退する大国の超えられない矛盾」を議論していた。数年前、彼はアメリカの衰退を予測した。それは彼が予想したよりも早く起きている。アメリカの政策は自滅的である。あわてる乞食はもらいが少ないのだ。

 「はっきりしていることは、この道をもう行ってはいけない、ということだ」。アメリカの計画はうまく行ってない。イスラエルも同様だ。「(オバマやネタニヤフは)そのことを分かってないのか?」

 そうであるならば、なぜ失敗することを続けているのか? 戦略を変えねばならないのにその失敗戦略を誇示さえしている始末だ。政治的なプライオリティーが一番重要なのだ。アメリカとイスラエルの反政府強硬派は、政府は弱腰だと考えている。変化への声がない。タカ派が支配的である。世論は何が一番重要かという点について関心がない。

 ウォーラーステインは両国リーダーに対して「でかい幻想」を抱いているのだ、と示唆しているのだ。オバマはゆるぎない世界覇権を目指している。ネタニヤフは大イスラエルだ。これは彼が掌握できるアラブの土地すべてを意味する。 

 こういった政策が紛争に油を注ぐ。彼らは世界の平和と人類を危殆に晒す。彼らは両国がそろって衰退していることを無視している。失った覇権を取り戻すために彼らが何をしでかすか、予想してみるべきだ。

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キリスト教会を破壊し司教のローブを羽織り十字架をもてあそぶ武装テロリスト

◆6月29日

 ダマスカス郊外でシリアの民間衛星テレビ局が武装勢力の襲撃を受けた。ホムスではキリスト教会が襲撃され破壊された。襲撃しているのは、「無辜の市民」などではなく、シーア派のシリア政権を転覆させ、スンニー派の国に変えようと、スンニー派湾岸君主国家から資金を受けて「無辜の市民」を襲撃しているスンニー派の外国のテロリストたちである

 無辜の市民が、民間テレビ局を襲撃などしない。だから、NHKを始めとする日本のメディアはシリアのアサド政権が「無辜の市民」を弾圧している、という表現は、もういい加減、止めるべきである。あまりにも事実からかけ離れ、あまりにも事実と正反対の報道には正常は精神を維持することも困難に感じる。どこまで愚かなのか、ということなのだ。

 欧米NATO、トルコ、アラブ君主国家群があからさまにその牙をむいてシリアに襲い掛かってきている情勢に、ロシアはこの週末のシリア関係国会合に一縷の望みを繋いではいるが、今までの流れからはそれも効果がないかもしれない。そうなれば、欧米NATO・トルコ・アラブ君主国家群とロシア・イラン・ヒズボラとの全面対決という将来像が地平線に見えてくる。

★ あんた、寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ! 
                            雪平夏見 (アンフェア the answer)

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●シリアは戦争状態 -1-
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=31649
【6月28日 by Stephen Lendman】

 6月27日シリアのアサド大統領はシリアが「戦争状態」にある、と述べた。
 「我々のあらゆる政策、命令、セクターはこの戦争に勝利するために向けられることになろう」

 彼は政府高官らをロシア、南アメリカ、アフリカ諸国との関係を強めるよう督促した。 「明らかに、問題は欧米とのみ一緒であったということだ。その間、世界の大半の国々は我々との関係を築こうと願っていたのだが、何十年もの間、我々は経済的関係を、我々を直接的ないしは間接的に植民地化した者たちと深めようとしていたのだ」。
 「シリアは世界のあらゆる国々と良好な関係を築こうと思うが、我々はどこに我々の本当の利益があるのか知らねばならない」

 27日、フリイェト紙は一面に、「撃墜された戦闘機は別のもう一機と一緒に飛行していた:CHP副代表は語る」と出した。CHP(共和国人民党)副代表のオルハン・ドズグンは、「政府はその別のもう一機の国籍を公表せよ、と要求した・・・」。

 地元のシリア人は「自分自身の目で二機が飛行していたのを見ている。もう一機がどうなったか分からない。政府は人々が見たものを否定した」という。

 ドズグンは、その別の一機は別のNATOメンバー国の物と考えている。国籍は分からない。アメリカかもしれない。アメリカの軍用機はインシルリク空軍基地を拠点としている。この基地はシリア国境に近いエーゲ海に近いところにある。そこではアメリカとトルコが合同で活動している。二機は同じ場所から飛んできたに違いない、と考えている。

 28日、反乱勢力は民間のテレビ局を攻撃した。この局はダマスカス南方20㎞のところにある。証拠もない中、ニューヨーク・タイムズ紙は「エリート共和国防衛隊」の脱走兵らがやった、と報道した。

 APは別の内容を報道した。「武装勢力がテレビ局を攻撃し、7人の職員が殺害され、その他は誘拐された。このテレビ局敷地内はひどく破壊された。それでも放送は攻撃後、しばらくして再開された。
 一人の職員は以下のように語った:「最初に小さな爆発音、それから大きな爆発音があり、武装した者たちが侵入してきた。彼らは局を乗っ取り報道室を完全に破壊した」

 情報相のオムラン・アル・ズビはこの事態を、「報道の自由に対する虐殺行為」と呼び、テロリストの仕業だと彼は述べた。
 「この虐殺行為は断罪せずにはおかないものであり、シリア・アルイクバリヤ衛星放送局の放送は停止することなく継続する。また、EU、アラブの国際機関が虐殺の責任を取るべき者たちであると考える」
 「この犯罪を犯した者たちはシリアの声を沈黙させるためにアラブ連盟評議会の決定でなされたものである」

 3人の記者と4人の職員が殺された、とこのテレビ局の副編集長のアブド・アル・アサディは語った。彼はこの虐殺はシリアのすべてのメディアに対する攻撃である、と語った。殺された者たちは、「言葉と見解という武器しかもっていなかったのだ」と語った。

 編集人のアダマ・アル・タウィールは、アルイクバリヤ局は反アサド・プロパガンダについて議論していたことで攻撃された、と語った。ヤラ・サレ特派員は、他の記者らは「テロリストの正体と、彼らの活動の内容をを暴くこと」に情熱を燃やすことだろう、と述べた。

 シリアの報道人連合と全国メディア評議会はこの虐殺行為を非難した。レバノン・アマル運動も同様に非難声明を出した。その中央情報局は、ジャーナリズム、メディア、自由報道に対する攻撃を意味する、と語った。

 28日、ロシア国会のヴラジミール・ジリノフスキー副議長は、トルコをシリア領空侵犯で非難した。彼はこれを、「慎重に計算された挑発的行為」と断罪した。
 彼は、アメリカとNATOの重要同盟国が全面的な介入前に紛争拡大を図っている、と示唆した。

 ロシア連邦副議長のイリヤ・ウマカノフはシリア人のみで問題解決にあたるべきだ、と述べた。

 ロシア連邦国防安保委員会議長のヴィクトール・オゼロフは、NATOの介入に対する警告を発した。同様の警告を外務省スポークスマンのアレクサンダー・ルカシェビッチが出した。

 トルコの議論が熱を帯びてきている。26日、今日のザマーン紙の一面見出しは、「反撃を準備してシリア国境で軍厳戒体制」として、「エルドアン首相はシリアに対してトルコ軍はシリア軍接近を自国に対する脅威とするよう訓令を受けている・・・」と書いている。

 エルドアンは軍に対して、「侵犯があった際には」捕捉し、対応し、攻撃するよう命令を出した。
 トルコはアメリカにとって重要な国だ。トルコはNATOのこの地域での攻撃犬だ。トルコは敵意を持って軍用機を高速で低空飛行でシリア領内に侵入させた。これは、その他の挑発行為が後続することを示唆している。アメリカ、イスラエル、イギリス、フランスが挑発している。

 彼は、「介入の規則は変化した」と語った。彼の声明の後、トルコ軍がシリア国境地域に向かった。戦車と長距離砲部隊がその中に入っている。

 エルドアンはまたロシアのことを、「シリアの弁護士」だと難詰した。今回生じたことを、「非常に危険なこと」と呼び、トルコ外務省は今回の事件を更なる介入の口実として利用することに警告を発した。

 ホワイトハウスの報道官のジェイ・カーニーは、アメリカは「トルコその他の国と共にアサド政権に責任があるという姿勢を維持する」と語った。

 国防総省スポークスマンのジョン・カービー海軍大尉は以下のように語った:「この航空機が撃墜されるに至った意思決定プロセスの詳細は知らない。事実は、それが撃墜されたということだ。我々はそれを計算された行動だったと考えている」

 別の国防総省スポークスマンのジョージ・リトルは、「シリア政権はこのことに対して説明責任がある」と語った。

 アメリカ、トルコ、NATO主要国、そして地域の同盟国はボールを戦争の方に進めている。戦争を始めることのできるこれからの偽旗(自作自演)攻撃を待っている。その可能性は日ごとに強まっている。

 NATOの26日の会合で不吉なサインが示された。事務局長のフォー・ラスムッセンは敵対的コメントを発した。彼はシリアをトルコを挑発したことで非難した。彼はこれを、「受け入れられない・・・もっとも強い言葉で」と言った。彼はアサドのことを、「国際的規範、平和と治安、人命」に対する侵犯を行っていると言って非難した。

 シリアは攻撃されている。国際法によれば、シリアは防衛的措置をとることができる。それに失敗することは無責任となる。ラスムッセンは世界的殺人マシーンの名義上の責任者である。 

 NATOの記録は、国際法の完璧な無視というものを示している。1990年代からユーゴスラビア、アフガン、パキスタン、イラク、リビア、そしてシリアに対するおおっぴらな侵略をしてきている。NATOメンバー国はアメリカの代理戦争を支援している。

                                             -2に続く-

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イギリス特殊部隊員


◆6月28日

 ロシアのプーチン大統領がイスラエルにいた時期、イギリスの特殊部隊がシリア領内に侵入していた、という。これをイスラエルの情報関連サイトのデブカファイルが報じた(http://www.debka.com/article/22133/British-forces-in-Syria-Assad-presidential-compound-said-under-attack)。

 またこの日(26日)、シリアの首都であるダマスカス近郊で反政府武装勢力側と首都防衛部隊の共和国防衛隊が激しく衝突した。中東歴訪で和平を推進し対話を強調するプーチンの鼻先で、それをあざ笑うがごとき欧米側のやり方に、ついにプーチンも切れるかもしれない。

 この世界の法則は、自分のしたことの「落とし前」は、必ず自分で付けることになる、ということである。これは個人でも民族でも、国家でも言えることだ。昔はそれがはっきりしていなかったのは、それが「この世」で落とし前をつけることになるのか、「あの世」でか、という問題があったからだ。あの世の事は我々凡人は分からないから、ついこの世は不公平だと思ってしまう。

 マヤの暦が2012年の12月の冬至で一旦終了する、とあるのも、そのような時代が終了する、ということであり、それ以降になれば、自分のしたことの落とし前を、時間を隔つことなく、つけるようになっていくのだ。フランスのサルコジが落選したのがいい兆候である。イギリスもこんなことをしていれば、そのうち撃たれる時がくるのだ2013年以降の世界は今までの有史以来6000年とは一味違う世界となる。天地が裁く時代となるからだ。

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●イギリス特殊部隊がシリアで作戦遂行中
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=51385
【6月27日 truthseeker】

 欧米の情報機関とのつながりで知られているイスラエルのメディアであるデブカファイルは未確認情報として、イギリスの特殊部隊がシリア領内に潜んでいると報じた。

 この特殊部隊はトルコの国境から10kmほどシリア領内に入ったところに潜んでいる、と言う。デブカファイルの情報筋は、イギリスは反アサド勢力が作戦を行えるよう、「安全地帯」を設置しようとしている、と主張している。

 更に、この情報筋は、もしこの作戦が成功したら、更なる「安全地帯」がシリア北方地帯に設置されるだろう、と主張している。

 しかしながら、デブカファイルのサイトでは、これ以上の侵入は、「作戦の初期段階に対するシリア、ロシア、イラン(+ヒズボラ)の反応」によって決められるだろう、ということをこの情報筋は認めている、という。

 もしもこのイギリス特殊部隊の話が本当ならば、それはシリアを超えた、より大きい紛争の種を持つことになる。

 シリアの紛争にイギリスが関わっているという話は、これが最初ではない。今年2月、イギリスの特殊部隊と情報工作員がシリアのホムスで情報と兵站面での支援をしていたと報じられていた。

 26日、ロシアのプーチン大統領は、シリアに対する欧米側の軍事的介入を容赦する事はないだろうと述べ、それが起きればロシアは断固とした措置を取ると警告した。

 このイギリスのシリア領内侵入は、もしも事実と判明すれば、26日に行われたプーチンのイスラエル訪問の終わりの時期に起きた事になる。またそれは、シリアに対する欧米側の軍事的介入にはロシアは容赦しないと繰り返し警告したプーチンに対する直接的な挑戦となる。似たような警告はイランも発してきている。

 その間、シリアの共和国防衛隊は26日、ダマスカス北方で反政府勢力と衝突した。ダマスカス中心から8km北の共和国防衛隊基地と宿舎付近で、シリア特殊部隊が反政府勢力と今までで最も激しい戦闘を繰り広げた、とイギリスに本拠を置くシリア人権監視団は語った。

 この団体は、少なくとも6人がこの戦闘で死亡したと言っている。共和国防衛隊は、アサド大統領の弟が率いており、シリアの首都であるダマスカスを防衛する任務を負っている、という。
 
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