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◆3月12日

オバマ氏を上院議員、そしてアメリカ大統領にまで押し上げた勢力はユダヤ系を中心とする「国際金融勢力」であると認識し、そのためオバマ政権が結局は彼らの手駒として利用される、という観点で見ているのだが、今までのオバマ大統領の姿勢と行動は、歓迎するものが多いこともまた事実だ。

したがって、オバマ政権の、あるいはオバマ氏個人の評価は、やはり時間をかけてみていくべきか、と思う。

いくら彼の背後にそのような勢力がいたとしても、そしてその勢力が自分らの思惑通りにオバマ氏を動かそうと願っても、自我のある一個の人間の思想と行動すべてを操るわけにも行かないだろうし、今のオバマ氏の言動を見ると、どうもそのようなことになっていると思われるのだ。

特にここにきて注目すべき出来事があり、それらを列挙し、アメリカ政権内や国内でさまざまなパワーゲームとでも言うべき事態が進行している中で、オバマ氏がバランスをとりながらも、良い方向に進んでいるかの印象を与えていることを指摘しておきたい。


1.中国との緊張関係に対し、融和的な姿勢で沈静化を図っている
2.北朝鮮の挑発的言動にも冷静な対応に終始
3.ブッシュ時代に悪化した国連との関係修復を図る
4.シリアとの関係修復を図る
5.タリバンとの対話を図ろうとしている
6.ロシアとの関係の修復をはかり、リセットをした
7.パレスチナ復興に意欲、イスラエルの入植を批判
8.パレスチナ国家樹立を不可欠と指摘
9.ガザ復興に9億ドル拠出

などがここ1週間あまりのアメリカ外交で見られた好ましい姿勢だ。

これを概観すると、現在のオバマ政権は今までの<ネオコン的武断政治>をやめ、対話と協調を前面に出し、またネオコンとつながっていたイスラエルとの関係に距離をおき始めている、となろう。

これはその他の外国のニュースにあった、国際刑事裁判所が、イスラエルのガザ侵攻時の戦争犯罪を調査することを検討する、という記事や、ヨーロッパ連合(EU)が、イスラエルのパレスチナ西岸地帯に対する入植に対し、不法と批判していることにもあるように、今までの傍若無人的なイスラエルの行動に対し、厳しい姿勢が世界的に出始めていることを示し、これはアメリカの姿勢も影響を与えているとおもわれるのだ。

これは、イスラエルの背後にいる国際金融勢力との間に軋轢を生み出すこととなるはずであり、どうもオバマ政権、あるいはオバマ氏自身は、「この勢力」との戦いを腹を決めて始めた、と思わすふしが窺われる。


◆これは、「想定外」のことなので、今後の流れを注視していきたい。


以下は上記要点の関連記事の抜粋。
   ↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●1.中国外相が訪米、艦船摩擦の再発防止を米中で確認 
3月12日9時1分配信 産経新聞
 【ワシントン=山本秀也】クリントン米国務長官は11日、訪米した中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相と昼食をはさんで会談し、中国・海南島沖の南シナ海で米海軍の音響測定艦インペカブルが中国艦船の妨害行為を受けた問題について、「事態の再発防止」に双方が取り組むことで合意した。また、ロンドンで来月開かれる20カ国・地域(G20)の第2回首脳会合(金融サミット)に向けた準備などで意見を交わした。・・・以下略


●2.北朝鮮のミサイル発射時の措置、様々な選択肢=米国務長官
3月12日8時24分配信 ロイター
 [ワシントン 11日 ロイター] クリントン米国務長官は11日、北朝鮮が長距離弾道ミサイル実験を実施した場合に取る措置として、様々な選択肢があると述べた。
 長官はまた、米国は依然、北朝鮮に「挑発的な」ミサイル発射を止めさせ、6カ国協議の場に戻るよう説得させることを望んでいると語った。・・・以下略


●3.<オバマ大統領>国連事務総長と初会談、関係重視の姿勢示す
3月11日20時43分配信 毎日新聞
 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は10日、ホワイトハウスで潘基文(バンギムン)・国連事務総長と就任後初めて会談した。事務総長は記者団に「政権発足後の早い時期に会談できたのは、心強いサインだ」と語り、国連重視の姿勢を見せる大統領も「建設的で重要なパートナー」と強調した。 ・・・以下略


●4.オバマ政権、シリアとの対話本格化
3月11日19時10分配信 産経新聞
 【ワシントン=有元隆志】オバマ米政権はブッシュ前政権下で対立してきたシリアに対し、政府高官を派遣するなど、関係見直しを本格化させている。・・・
 ・・・フェルトマン国務次官補代行(中東担当)は7日、米政府高官としては4年ぶりにシリアを訪れ、ムアッリム外相らと中東和平問題などを話し合った。フェルトマン氏は会談後「シリアは中東で重要かつ建設的な役割を果たせる」と述べ、対話継続に意欲を示した。
 オバマ政権としてはシリアとの対話により、中断しているイスラエルとシリアの和平交渉を側面支援したいとの思惑もあるようだ。 ・・・以下略


●5.検討の価値あり=タリバン穏健派との対話-米副大統領
3月10日23時33分配信 時事通信
 【ブリュッセル10日時事】バイデン米副大統領は10日、北大西洋条約機構(NATO)本部で記者会見し、アフガニスタンの反政府勢力タリバンの穏健派との対話の可能性について、「検討の価値がある」と前向きな考えを示した。
 同副大統領は、イラクでイスラム教スンニ派武装勢力の穏健派と協力し情勢安定化に向け一定の成果を上げたことを踏まえ、タリバン穏健派との対話も「やってみる価値はある」と述べた。 


●6.米露外相会談 米、関係改善前面に MD対立は進展なし
3月8日8時2分配信 産経新聞
 【ワシントン=有元隆志】米露外相は6日の会談で、核軍縮交渉など協力できる分野を前面に打ち出すことによって、ブッシュ前米政権時代に冷却化した関係を「リセット」し、「新たな出発」を図る決意を示した。オバマ米政権がロシアとの関係改善に努めるのは、最大の課題と位置づけるアフガニスタンの安定化や、イランの核問題でロシアの協力が不可欠と判断しているためだ。ただ、ミサイル防衛(MD)計画など対立点の解消に向けた具体的進展はなく、信頼醸成には時間がかかりそうだ。
・・・以下略


●7.<米国務長官>パレスチナ・ラマラ訪問、和平実現に意欲示す
3月4日20時58分配信 毎日新聞
 【エルサレム前田英司】クリントン米国務長官は4日、イスラエルの占領地ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを就任後初めて訪れ、アッバス自治政府議長らと会談した。長官はその後の記者会見で、パレスチナ独立国家の樹立を目指す中東和平の実現に意欲を示す一方、イスラエルが東エルサレムのパレスチナ人住宅数十戸を「違法建造物」として取り壊しを計画していることについて「明らかに(和平進展の)助けにならない」と批判した。・・・以下略


●8. 「2国家共存」和平を目指す 米国務長官
3月3日23時21分配信 産経新聞
 【カイロ=村上大介】中東訪問中のクリントン米国務長官は3日、就任後初めてイスラエル入りし、同国のペレス大統領と会談した。
 長官はエルサレムでの記者会見で、「(パレスチナ国家を樹立する)2国家解決策は不可避だと考えている」と述べ、オバマ政権として「2国家共存」によるパレスチナ和平を目指す方針を表明した。・・・以下略


●米国務長官エジプト入り 9億ドル規模ガザ支援表明
03/02 (共同)
 クリントン米国務長官は、2日に開かれるパレスチナ自治区ガザの復興支援国際会議出席のため、開催地のエジプト東部紅海沿岸の保養地シャルムエルシェイクに1日到着した。長官はガザ復興に向けた9億ドル(約880億円)規模の支援を表明するとみられている。
 長官は会議出席後、エルサレム、ヨルダン川西岸などを訪問する予定。就任後初の中東歴訪で、イスラエル軍のガザ攻撃で停滞する中東和平の進展に向けたオバマ米新政権による中東外交の本格始動となる。・・・以下略


●ヨーロッパ連合(EU)は、東エルサレムを不法に取り込もうと図っているとイスラエルを非難ハアレツ紙EUの機密報告書では、イスラエルが不法に東エルサレムを取り込もうとしていると非難している、とガーディアン紙が3月8日報じた。 イスラエル政府は入植を拡大し、西岸に防御壁を設け、パレスチナ人の家屋を破壊し、東エルサレムで差別的な住宅政策を進めている、とEUの報告書がイスラエルを非難していると報じた。・・・以下略


●国際刑事裁判所検察官、ガザ戦争犯罪調査を検討
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3683267,00.html

ルイス・モレノ・オカンポ主席検察官は、アルゼンチンの新聞に、イスラエルがガザ侵攻時に人口密集地帯で白リン弾を使用したと言われている問題で調査をすることを検討している、と語った。・・・以下略

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