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改革が進むか、トルコ軍

◆8月4日

 トルコで起きたトップの軍人達の辞任劇は、今後のトルコのあり方を大きく変えていきそうだ。丁度親米だったエジプトのムバラク政権が崩壊し、その後台頭してきたのがイスラム勢力であるように、国民の大多数であるイスラム教徒の声がトルコの外交などにより鮮明に反映されるトルコになっていく、という可能性が強まった。

 トルコの軍が親イスラエルであることは既にこのブログでも指摘してきた通りである。(2010年10月5日号「中国戦闘機にイランは領空を開放」、8月9日号イラン攻撃前にトルコでクーデタ? etc)。というより、軍のトップなどはユダヤ系トルコ人である場合が多かったのだ。従ってトルコは軍と政府あるいは軍と国民とがユダヤ・イスラエルを中心として分裂していたのが真相である。

 しかもここに来て、エルドアン首相と彼の公正発展党が躍進したことで、一層政府と軍との溝が深まっていたのだ。軍は軍事力を背景に暗黙の圧力を掛けることができるが、大多数の国民の意向を無視することはできない。それで今回のクーデター騒ぎがあったのであろうが、時の運か、それが失敗し逆に軍の方が弱体化する結果となった。

 このブログで示してきたように、この世界を牛耳ってきた闇の精力はそのベールを徐々に剥されその正体を現さざるを得ない状況が進んでいる。今までイスラム教徒の国民を抱えるトルコを背後から支配してきたユダヤ勢力が弱体化し、どの国でもそうであるが、軍が政府のコントロールの下に置かれる状況が強まった。

 このようにトルコがユダヤの縄目を脱することになれば、イスラエルは北はトルコ、シリア、南はエジプトが反イスラエル勢力になるということで、いよいよ切羽詰った状況に追い込まれつつあるということなる。従って、このブログで常に強調してきたように、早期にパレスチナとの和平を達成することが生き残りのために最良の策、となってきているのである。


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●親シオニストだったトルコ軍の再編
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=31398
【8月4日 by The Truthseeker】

◆序論

 トルコ軍の首脳部の辞任と多くの将校の逮捕劇は、世俗的軍部とイスラム傾向の強い政府との間の軋轢以上のものがある。多くのことが、そしてそれが示唆するところのものは、トルコ一国の枠を超えている。

 ロイターの記事で書かれていないことは、トルコ軍の首脳部は長いこと親シオニストであったという点である。だから、「世俗的軍部とイスラム傾向の強い政府」との間の軋轢ということではないのだ。要するに、これはトルコ軍部の階級内におけるシオニスト・シンパの粛清となっているのである。

 勿論、これはエルドアン首相の最初の意図ではなかったかもしれないが、結果的にそうなった。


◎トルコは将軍達の辞任後の秩序維持を目指す
【7月31日 ダレン・バトラー/ロイター】

 数百人に上る将校達の逮捕に抗議して4人のトップの将軍達が辞任し暗雲が立ち込めたことで、トルコ軍と政治指導部は月曜日、軍事評議会で、NATO内で2番目に大きい軍の秩序回復の戦いに対処する。

 世俗的軍部とイスラム主義者を基盤とする政府との間の長期にわたる軋轢は先週金曜日、陸軍・海軍・空軍の司令官らと共にイシク・コサナー参謀総長が辞任し、軍に混乱をもたらしたことで更に深まった。

 4日間の最高軍事評議会(YAS)を主宰するエルドアン首相は、即座にコサナーの後任を指名し、また金融市場が注視している中、論争を沈静化する強い意志で臨むことになろう。

 アブドゥラ・ギュル大統領はいかなる危機も否定し、またエルドアン首相の日曜日の通常の演説は、混乱の中にある中東地域のための民主的モデルとして評価された新憲法に対する計画に焦点を絞ったものであった。

 この辞任劇でエルドアン首相は絶大な力を有すると言われていた軍部に対するコントロールを強化することができるようになるだろう。この軍部は1960年以来何度かのクーデターを敢行してきたが、1997年権力を握ったイスラム主義者が主導する政府が進めEUが支援する改革以来その力は削がれてきた。

 しかし将軍達の辞任劇は、投票数の50%以上を獲得し選挙で勝利した後、第3期目を開始したエルドアン首相の行く手に暗雲をもたらした。それはまたトルコ内での政府支持者と反政府勢力との深い二極化を確定させるかもしれない。 

 このYASは重要な昇進事項を決定するため年2回開催されるが、政府が候補者の何名かに対しては反対であり、その他の者たちの中には政府転覆を図ったということで裁判にかけられている者もいるので、軍のトップのいくつかのポストを決定する必要性に迫られている、  

 元国家警察長官であったネクデト・オゼル将軍は陸軍司令官とコサナー辞任後の参謀総長の兼任を指名されたが、YAS後には、陸軍司令官のみに止まるだろうと、軍部と近いコラムニストのフィケレト・ビラは語った。

 ビラは他の3人のトップ人事は、YASが終了するまでは決まらないだろうと語った。留置所にいる別のトップの将軍もいれて、14人のトップの将軍らの内5つのポストは会議では空席のままとされた、とビルは語った。

 「最も強く待ち望まれた問題は、誰が陸軍の司令部を率いる指名を受けるか、ということだった」と、政府は候補者の何人かについては反対だったと指摘して、ビルは語った。

 候補者の一人であるサルディレイ・ベルク将軍は、「エルゲネコン」陰謀のクーデター計画に係わっていたということで、裁判にかけられるため除外されるだろう。

 ギュル大統領はヘッドスカーフで頭を覆った自分の妻と握手することを拒む将軍と、ベルク将軍が北キプロスで任務についていた時、彼に会うことを拒んだ者に対しては願っていない、とメディアは伝えている。

 「先輩が敬われないならば、更なる退職の要望があるかもしれない」とビラは語った。


◆重要な軍人が容疑者に
 
 トルコ軍アカデミー司令官のビルギン・バランリ将軍は、空軍司令官になることになっていたが、「スレッジハンマー」クーデター計画と言われることに係わったその他の200名の将校らに混じって留置所にいる。

 イスタンブールの歴史的モスクの爆破計画とギリシャとの紛争を含む陰謀計画と言われているものが2003年の軍セミナーを中心に集中した。将校達はあれは単なる演習であり、証拠というものは捏造されたと言っている。

 エーゲ海陸軍司令官も反政府ウェブサイトを作ったことで逮捕される22人の容疑者の一人なので会議には参加しないだろう。これは軍のトップが辞任する決定をする時、その原因となったと考えられているつい最近のケースである。

 金曜日の離任のメッセージでコサナーはクーデター計画で250人の将兵が逮捕された件は承服できない、またこの問題を解決するための繰り返された請願は無駄であった、と語った。

 「決定的な司法的裁定がなされていないにもかかわらず、14名の将軍と提督、58人の大佐・・・らが罰せられ今年の最高軍事評議会で査定される権利を失った」とコサナーは語った。

 今週の会議は、イスラム教徒のラマダン月の開始と一致した、またアブドゥラ・ギュル大統領はYASメンバーと一緒にアンカラにあるカンカヤ大統領官邸で水曜日の夕方、断食明け夕食をとることが期待されている。

 YASの決定はギュル大統領に提出され、木曜日には承認されるだろう。それ以前には主要な声明は出されない。

 金曜日の晩にこの辞任劇のニュースが流れた後、トルコ・リラが月曜日の朝下落したので、投資家らは金融市場でのどんな下落をも注視している。

 しかし投資からは今起きている混乱を越えて長期にわたっての軍の改革を見越しているので、市場の関心は、アメリカとヨーロッパの負債問題の方に焦点が集まり勝ちのようだ。

 「辞任劇が市場に大きな影響を与えるとは考えていない」と、EFGイスタンブール証券のトレーダーであるアルトゥグ・ダグは語った。

 「私はこれを中・長期的には良い事だと考えている。政府が軍のリストラを進めることで将来の論争の可能性を減らしているからだ」と彼は語った。

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