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イラクのシーア派戦士がISILとの戦闘で前線で戦っている
◆9月3日

 イスラム国(IS=ISIL=ISIS)がまたアメリカ人ジャーナリストを公開処刑したようだ。最初の処刑でも実際に処刑したかどうか疑念が一部で持たれてはいるが、いずれにしてもISILないしはイスラム国と言われるテロ集団が尋常ではないテロ活動を各地で起こし、悪名が世界に広がっている。

 このテロ集団には世界の各地から参加する者たちがあり、各国はこれらのテロリストが自国でもそのテロ行為を起こしはしないかと恐れている。これはこのISILに支援をしてきた湾岸アラブ諸国や欧米諸国も同様で、ついにこのブログで7月3日号「「イスラエル製」のイラク危機-最終章-」で示した内容のようになってきている。

 「従って、中東における勢力地図は今後どのようになっていくか、全く余談を許さない状況でもあるのだ。このISILを支援している勢力として、その他にもサウジアラビア、カタールなど湾岸アラブ諸国がある。彼等は同じイスラム教徒よりも、それを敵視するイスラエルと組んで、同胞であるシーア派マリキ政権やアサド政権の転覆に奔走している。イスラム教徒の裏切り者たちである。天・地共に『許されざる者』たちとなっている。彼等の命脈は長くないだろう。その証拠に今やこの彼等が支援したISILはサウジ自身の潜在的脅威となりだしているのだ。フランケンシュタイン博士の作った怪物が博士自身を殺しにやってくるようなものだ」


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●中東のISIL過激派問題の解決法
http://en.alalam.ir/news/1628449
【9月2日 By Davood Baqeri:ALALAM】

 ISIL(=ISISまたはイスラム国)グループとその同盟者らがイラク中・北部に進出してから3ヶ月が経ち、現在はイラク政府軍はこの過激派民兵らとの戦闘で勝利を獲得しつつある。

 7月にこのISILがイラクのかなりの部分を席捲した時、クルド人やスンニー派のいくつかのイラク人のグループは、シーア派が主導するマリキ政権と問題を抱えていてので、これらのテロリストに対する強い反対の行動を取ることを拒否し、またこの過激派グループの攻撃はシーア派に対する攻撃にとどまる、と考えていた。そしていくつかのクルド人グループはイラク中央政府からの準自治のクルド人地方政府の独立のための住民投票を呼びかけた。

 しかしISILが攻撃の矛先をその他の都市や少数民族グループへ拡大するようになると、それら少数民族グループのリーダーらは、ISILはイラクのシーア派、スンニー派、クルド人、キリスト教徒、ヤジィーディー派など全ての少数民族グループに対する実存的脅威となっていることを理解した。

 この過激派テロリストの実際の脅威を最初に理解し、彼等に対して武器を取って戦うよう呼びかけたイラク人は、グランド・アヤトラのアリ・アル・シスタニ師であった。彼のファトワー(布告)に従って、数千人のイラク人志願兵が軍基地に殺到しISILとの戦いのため軍に参加した。

 自分たちと異なるイラクの少数派に対するISILの悪逆非道を知って、全てのイラクの指導者らはISILの脅威を自覚しこの過激派グループに対抗し一丸となっている。イラクのグループは先ず彼等の政治的異論を脇に置き、新しい大統領、首相、議員らを選出し、テロリストと対決する姿勢を打ち出した。

 この一体化は結果をもたらした。最近になって、クルド人のペシュメルガ(ゲリラ部隊)と志願兵部隊に支援されたイラク軍がISILの進撃を監視し、反撃を試みている。イラク軍は11週間包囲されていたアメルリ町を解放することに成功したが、これはイラクの北西部で敗走して以来最大の軍事的勝利となった。イラク軍は余勢を駆って、スライマン・ベックを奪還した。これはアメルリの北方の町でISILの重要な基地であった。

 イラクの指導者らは一体化がイラクの軍事的紛争と政治的分裂を終わらせる鍵であることを知っている。イラク以外ではイランもISILに対抗するため、首相選出のプロセスのための政治的解決を進め、中央政府とクルド人政府を支援している。

 イランのスタンスはISILの犯罪を非難しイラクに軍を派遣し人道支援をすることで、他の諸国がイラクを支援するよう勇気付けている。最近でも2011年以来、隣のシリアのISIL過激派民兵を支援してきたにも関わらず、アメリカ高官はISILに対抗する同盟を呼びかけた。

 欧米とアラブ諸国はイラクとシリアの危機は自国から出た民兵らが帰国してから、自分達に対する反動を呼び起こしかねないということを理解しつつある。従ってイラクにおける一体化に続いて、その他の諸国でも中東におけるテロリズムと分派主義を終焉させるために一丸となってことに当たるべきである。

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