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ウクライナ問題の実質的解決案を提示するロシアのプーチン大統領
◆9月2日
元々のウクライナの問題は、選挙で正当に選出されたヤヌコヴィッチ政権を民主国家ではありえない暴力的クーデターで大統領を追放し、しかも暫定政権が公務員のロシア語使用を禁止するという差別的布告を出したからだ。これではロシア語使用者であるウクライナ人は職を失うことになり、当然のごとく反発が広がったためである。
プーチン大統領の提案は、南東ウクライナでロシア語が使用されている地域に準国家なみの待遇を与えることだ。要するに、連邦制を提唱していると言える。クリミアのように南東ウクライナを併合しよう、というものではない。
現在までの紛争の内容を見ても、親ロシア反政府勢力の支配を打破するだけの力を現在のキエフ当局が持っているとは思えず、反対にキエフ市では戦争反対の声が強くなってきている。また死傷者数もキエフ当局の発表の10倍はある、という声がある。つまり既に死傷者数は1万人を越えているというのだ。
こうしてウクライナでは厭戦気分が高揚してきている反面、親ロシア派はロシアからの支援もあり、士気は高いから、戦闘でもキエフ当局は劣勢に立たされている。勿論この戦闘にNATO軍が介入すれば、ロシア軍も正式に介入するかもしれないが、その場合、ヨーロッパ連合の諸国は、自分達の国が壊滅することを覚悟しなければならない。
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●プーチン:南東ウクライナに国家並みの地位を提案
http://www.npr.org/blogs/thetwo-way/2014/08/31/344749130/putin-calls-for-talks-to-consider-statehood-for-southeastern-ukraine
【8月31日 by Scott Neuman-NPR】
反政府勢力に自国兵士が参加することを許したと言われているロシア政府は、この状況をウクライナ内部の紛争と見ているということをロシアのプーチン大統領は繰り返し強調しながら、東ウクライナでの分離主義者の紛争を終了させるために「意味のある会談」を呼びかけた。
「実質的で意味のある会談がすぐさま始められるべきである・・・南東ウクライナの地に住む人々の正当な利益を守る為に、共同体の政治的組織と国家としての地位についての問題に関する会談を」とタス通信は大統領が語ったと伝えた。
明らかにロシア兵の支援を受けていると思われる分離主義者らは先週末、ドネツク州南部のアゾフ海沿いの都市であるノボアソフスク市を掌握した。
NPRのソラヤ・サルハディ記者は、この動きでノボアソフスクの西にある隣町のマリウポリに懸念が広がったと伝えた。
ロイターは以下のように伝えている:「プーチンの発言の後、彼のスポークスマンであるドゥミトリー・ペスコフはチェリャビンスク市で記者団に語った:これはロシアとウクライナの間の紛争ではなく、ウクライナ内部の紛争である」。
「ロシア政府としては、反政府勢力側が『ノボロシヤ(新ロシア)』と呼んでいる、広くロシア語が話されているこの紛争の地域はウクライナの一部として留まるべきと考えているのか」、と尋ねられ、ペスコフは「勿論だ」と応えた。
「ウクライナのみがノボロシアの利益を考慮にいれることをもってノボロシアと合意に至る事ができるのであり、これだけが政治的決着の付けられる方法である」とペスコフは語った。
ウクライナに軍事介入したロシアに対するヨーロッパ連合(EU)の新しい制裁の発表に続いてこの発言がなされた。EUは、ロシア経済のいくつかの分野に打撃を与えるようになっているこの制裁は、ロシア政府が「ウクライナから全ての軍装備と兵力を撤退させる事がなければ、一週間以内に発動される」と、語った。
ウクライナのペトロ・ポロシェンコは8月30日、ウクライナは、「後戻りできない一歩手前まできている」と語り、次の一歩は「全面戦争だ」と語った。
「我々は数千の外国軍兵力と数百両の外国の戦車をウクライナ領土内に持っている。またウクライナの平和と安定が危険に晒されているばかりではなく、ヨーロッパのそれも同様である」とブリュッセルでポロシェンコは語った。
ロシア政府の否定にもかかわらず、監視と情報のレポートを引用しつつNATOは、ウクライナには少なくとも1000人のロシア兵が戦っているとし、またウクライナ人はロシアの装甲車が国境を越えて入ってきていると語った。
NPRのネルソン記者はマリウポリから、分離主義者とキエフ当局の両者の勢力は、戦略的港であるマリウポリに対する攻撃に対する準備は出来ている、と伝えてきた。この港が分離主義者の手に渡れば、彼等はロシアから最近併合されたクリミア半島に繋がる回廊に一歩近づく事になる。
ウクライナ兵と住民は一緒になって地雷を敷設し、塹壕を掘り、コンクリート製バリアーを構築することでマリウポリの防衛に取り組んでいる。ウクライナの二人の強力なオリガルヒ(新興財閥)に飼われている二個大隊が国軍と一緒になって、進撃してくる反政府勢力を撃退する為に戦うであろう、とソラヤ記者は語った。
ロシアの介入問題については、反政府勢力に供給している者が存在していることは確かだ、と語った:「戦士らは新しい迷彩服を着ているし、新しい軍靴を履いている。プロの兵士が使用するような高級カラシニコフ銃を持っている者たちもいる。少なくとも検問所の一人の兵士はロシア訛りだった。また我々が目にする戦車はロシア軍が使用しているT-72戦車のようだった」と語った。
BBCは、国際戦略研究所の軍事アナリストのジョセフ・デンプセイが、東ウクライナの戦場で最新型のT-72が現れた事はロシア軍が介入していることの確かな印だ、と語ったと伝えた:「この型は、有名なコンタクト5爆発反応装甲によって識別できる。欧米筋ではこれはT-72BMとされている」
「これはロシア軍によって相当数が運用されているが、ロシア国外に輸出されたとか作戦に従事したということは知られていない」と彼は語った。
サラヤは自分のことを「スヴァット」と呼ぶ反政府勢力の大隊指揮官と話したが、自分のことをウクライナ軍予備役軍人で中佐だと語ったという。「スヴァットは自分の部下がマリウポリを奪取することを信じている。彼等は優秀な戦士であり士気は上がっているからだ」と彼女は語った。「彼はウクライナ西部のルビブ市まで進撃しノボロシア、つまりニュー・ロシアを創設する準備が出来ていると語った」と彼女は付け加えた。
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