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クラッシュしかけている株式市場

◆8月12日

 アメリカ国債が格下げされたことで、いよいよアメリカ経済に暗雲が濃くなってきた。連邦政府の債権の格下げということで地方自治体の債権も格下げが始まっているようだ。このような連鎖反応がどれほどの悪影響を及ぼすものなのか、計り知れない。

 これと相まってヨーロッパも、例えばフランスの国債格下げなども語られる時期に来ている。他国の負債をしょい込むリスクである。またイギリスでは今回の騒乱が相当なダメージを国家に与えるであろう。

 このブログでは2008年10月22日号「金融崩壊が進むアメリカとその「分裂」の可能性」で、アメリカの株式市場の閉鎖の可能性を指摘したが、起きなかった。しかし今この2011年ないしは遅くても2012年にはそのような事態が出来する、と考えるべきであろう。

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●2011年株式市場クラッシュ?
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/the-stock-market-crash-of-2011
【8月11日 The Economic Collapse】

 株式市場はどこまで下がれば正式にクラッシュといわれるようになるのだろうか?ダウは過去14日間の取引日で2000ポイント下げた。それで我々はこれを「2011年の株式市場クラッシュ」と呼べるだろうか? 今日はダウは519ポイント下げた。昨日は連邦準備制度理事会(FED)は2013年中期まで金利をほぼゼロに維持するという声明発表によって、ダウは400ポイント以上上げたが、これらの利益は今日の下げで一掃された。FEDは金融市場の安定をたった一日しか維持できなかったのだ。ヨーロッパのソブリン・デットに対する懸念とアメリカ経済の崩壊が市場を支配している。過ぎ去る日々の中、事態は2008年にどんどん似てきている。もしも「2011年の株式市場のクラッシュ」がアメリカ経済を「2012年のリセッション」に追い込んだら、何が起きるのだろうか?

 2008年の時のように、銀行株がもっともひどい。これは今日でも本当だ。バンク・オブ・アメリカは10%以上下げた。シティグループは10%以上さげ、モルガン・スタンレーは9%以上さげ、JPモルガン・チェースは5%以上下げた。

 バンク・オブ・アメリカ株は今年50%以上下げている。全体的にS&Pの金融部門は2011年の現在までに23%の下げである。

 我々が更なる救済という言葉を聞くようになるのにどれくらいかかるのだろうか?結局、「大き過ぎて潰せない」銀行は2008年時より以上に大きくなったいるのだ。

 これらの一切のパニック現象は、金(ゴールド)価格を上昇させており、かつてない高値に追いやっている。今日、金は一時1オンス1800ドルを超えた。もしもこの現在のパニックが一定期間継続すれば、金価格がどこまで上昇するかわからない。

 アメリカ内では、アメリカ政府がそのAAAの格付けを喪失した点に多くの焦点が合わさっているが、真実はヨーロッパのソブリン・デット危機がおそらくは現在の世界的金融市場の不安定化の最大の原因である。ヨーロッパ中央銀行はイタリアとスペインの国債を購入する決定をした。またフランスの国債が格下げになるという噂がある。現在ヨーロッパは金融的に全面的な不能状態にあり、何か劇的な行動が取られなければ、段階的に更に悪化するだろう。

 もちろん、アメリカも今回の危機の重要な原因となっている。連邦政府は連続3年目となる1兆ドルを超える赤字となる途上にある。アメリカの国債は恐ろしい悪夢であるが、わが政治家たちは予算削減を引き延ばし続けている。 

 基本的にはまさに到達したのだが。国債上限問題は予算削減をすることについては次の選挙前には何もしていないということと同然である。「超議会」が何か劇的なことをしない限り、2012年の選挙前の唯一の予算削減は、250億ドル分であろう。

 2013年実施となる中規模な支出削減はおそらくは実施されないだろう。実際に予算削減の時期が来ると、わが政治家たちは常にそれを別の時期に延期したがるのだ。

 しかし最後には、負債はその最後の日を迎える。政治家らは願いどおり、缶をけり転がそうとするだろうが、最終的には決算の日はやってくる。

 実際、アメリカとヨーロッパがそれほどの負債を積み上げなければ、我々は現在取り扱っている問題に直面することはなかったであろう。

 事態はずっと違っていたかもしれなかった。しかし我々は今この状況に直面している。

 本当はこの負債危機問題はまだ始まったばかりだということ。この負債を突然消滅させるような魔術はない。 

 殆どのアメリカ人はどれほどの金融的痛みがやってくるのかを理解することができないでいる。何十年も我々は自分たちの力量以上の生活をしてきた。今や我々はそのつけを支払うことになったのだ。アメリカ政府の長期国債は格下げされ、その他の膨大な債権も影響を受けている。実際、最近のブルームバーグの記事によれば、S&Pはすでに地方自治体の膨大な量の債権の格付けを下げることに大忙しである。

 S&Pは連邦政府と連結している地方自治体の多くの債権のAAAの格付けを8月5日のアメリカ国債格下げに準じて下げた。これが金融市場の実際であり、一旦ドミノが倒れ始めれば、波及効果は長期にわたって生じるようになる。

 それで、もしこの株式市場のクラッシュが更に悪化すれば、連邦準備制度はより強いやり方で対処するのだろうか?

 彼らはすでに基本的には金利をほぼゼロで今後2年間維持するとしている。ではそれ以外なにをFEDはやることができるのか?

 多くの人々は今や新たな量的緩和を見ることになるのではと考えている。

 更なる量的緩和がなにか助けになる、ということはない。むしろ経済を支援するというよう、この最後の量的緩和は生活用品価格を天井に押し上げた。

 しかしそれは金融市場だけ困難な時期を迎えているわけではない。悪いニュースはあらゆる経済面からやってくる。我々が新たな大規模リセッションに落ちこむ可能性は日ごとに強くなっている。

 残念ながら、我々の経済は脆弱なため、新たなリセッションは恐らく最後のリセッション以上のダメージをもたらすかもしれない。

 ムーディーズのアナリシス部門のチーフエコノミストのマーク・ザンディは、もしわれわれが新しいリセッションを抱えたら、我々はそれをリセッションとは感じないで恐慌と感じるかもしれない」と語っている。

 アメリカ人はもう新たな経済的な痛みに対処するムードにない。あらゆる世論調査はアメリカ人がすでにうんざりしていることを示している。

 例えば、ロイター/イプソスの世論調査は、73%のアメリカ人は国家は「間違った道を行っている」と考えている、とある。

 だから現在の株式市場のクラッシュは新たな世界的リセッションを引き起こさないことを期待しよう。我々は確かに現在より以上に悪化させる必要はないだろう。

 しかし、それが引き起こされるのが今なのかあるいは後からかにせよ、真実は経済的痛みの全体はやってくる途上にある、ということだ。アメリカとヨーロッパはこの数十年間、非常にまずい決定を行ってきた。そして我々はこれらの決定の結果から逃げることはできないであろう。

 世界的金融システムは巨大なレバレッジ、リスク、負債の山である。崩壊は免れない。砂の基礎の上にカードの家を建てれば、それが崩れても驚くことではない。

 次の経済崩壊の波が来ている。そして賢い者たちはそれに備えるだろう。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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