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外国勢力の支援で売国的リビア人に簒奪されたリビア

◆9月20日

 リビアでのNATOに支援された反乱勢力のリビアでの動きは、「アラブの春」運動のような大衆運動ではなく、また民主化運動でもなく、新植民地主義勢力としてあるNATOの手先となる者たちによるリビアの簒奪行為であり、その犠牲者は一般のリビア人である。

 独裁者ないしは独裁政権の存在そのものが、悪ではないことをここに明記しておく。勿論独裁者はかなりの確率で、とりわけ長期に政権を維持することで、腐敗していく傾向は否めない。それでも独裁政権の故、国内の秩序が保たれ、そこで人々の生活が安定的に確保されているケースもまた存在するものである。人々にとっては日々、安定的な生活を営める、ということは非常に重要なことである。

 その点では、リビアなどはその一つの例となる。シリアのバース党政権も似ていると言えよう。そこでは安定的な生活が営まれていたのである。イラクのフセイン政権には問題も多かったが、人々の一般生活とその安定の面から見れば、今のイラクよりましかもしれなかったのだ。

 今回のリビアの政変は、リビア人が率先して始めたものではなく、NATO勢力の工作により、将来自分達がリビアのうまみを独占できる、と扇動された売国的リビア人たちがNATO勢力の誘惑に乗って起こしたものだ。今シリアで起きていることもほぼ同様の内容である。

 結局安定していた生活を破壊され、この紛争のさなかに命を落とした者たちの数が膨大な数に上っていることを見ても、NATO勢力の犯罪には目に余るものがある。このリビアの紛争に介入したNATO諸国とリビアの政権を簒奪した売国的リビア人の将来は暗い。
 
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●リビア反乱勢力は親カダフィ側墓地に数百体の死体を遺棄
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=26657
【9月19日 by Jason Ditz】

 リビアの反乱勢力にとって今現在、一番困っている点と言えば、カダフィによって5万人が殺戮されたと主張したのだが、4万9000人ほど多すぎるということである。

 死体は出てきているが、反乱勢力が願っていた者たちではない。説明されない理由によって反乱勢力によって殺害された身元不明の数百の死体が「親カダフィ」墓地に投げ捨てられていると報じられている。ある墓地では、身元不明の死体約800体が遺棄されているという。

 これらの死体が政権側の殺害された軍人たちなのか、あるいは単なる抵抗した者たちなのかどうかは不明だ。反乱側はいくつかのビルを刑務所に衣替えしていると言われている。カダフィ政権時存在していた刑務所では親NATO政権が拘留している人々を収容するには不十分だからだ。
 
 ミスラタでは、反乱勢力は元小学校を刑務所に変えて収容しているが満杯になっている。犯罪行為で起訴された者はいないが、「ミスラタに対して犯罪を犯した」と言われている。そして地方の反乱勢力側の者たちがこの者たちを今後どうするかを決めるようだという。この小学校が満杯なので、より大きなビルを探していると報じられている。

 リビアの反乱勢力の犯罪がどの程度の規模のものかもう暫くはは不明のままだろう。町や村での説明されない人口の減少と、ミスラタの民兵たちが黒人達に入るよう命令した難民キャンプを攻撃する傾向があるので、膨大な数の人々の行方が分からなくなっているからだ。
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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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