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アメリカの民主主義?

◆11月4日

 アメリカの二大政党政治を理想的に考える人々が、この日本にも多い。今回日本の民主党が政権を握ったことをその面で評価する者たちもいる。
 この二大政党政治でやってきたのがアメリカであるが、実はこの二大政党を牛耳っている勢力は同じ者たちである。国際金融資本勢力、と言われる勢力である。

 両方を牛耳っているのだから、権力が共和党であろうが、民主党であろうが、どちらの手に握られたとしても、細かい差異はあるとしても、この勢力の目指すものが実現されていくようになっているのだ。だから、民主党から共和党に権力が移ったと言っても、何も喜ぶことなどありはしない、と理解しなければならない。

 このような詐欺的国家にアメリカが堕してしまったのも、全てお金の力による。お金の力で、人殺しも雇えるし、テロリストも雇えるし、裏切り者も生み出せるのだ。

 唯一、この悲観的な現状に対して、希望的なことは、この国際金融資本勢力を構成する者たちは、ごく少数である、ということだ。従って、アメリカの大衆が真に目覚めて、立ち上がれば、たちどころに事態を改善することは、理論的には可能なはずである。

 それがうまくいっていないのは、10月31日号の「秘密暴露の時代」でケビン・ボイルが語っているように、簡単に言えば、あらゆる権力がそれらの者たちの手に握られているのと、大衆が組織化されていないから、大衆としてのアメリカ人がどうしたらいいのか分からないという催眠状態にあるからだ。

 だから、「目覚めよ」、と、どこかのキリスト教セクトのスローガンのようなことが必要となるのだ。

 しかし、もう少し時代が進めば、事態は変化を始めると、このブログでは楽天主義で見ている。まだ熟成しきっていないから、動きが鈍いだけ、と考えられるのだ。時代は人間だけが動いているのではなく、魑魅魍魎も動いている、そしてそれ以外の「エネルギー」も始動している。それはまもなく、誰の目にも明らかで、止められない潮流となっていく、と思われるのだ。


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●アメリカ民主主義:錯覚の後の失望
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=21755
【11月3日 by Joel S. Hirschhorn】

 あらゆる宣伝と美辞麗句にも拘わらず、中間選挙のただ一つのインパクトは確実となった。議会における民主党から共和党への権力の移行にも拘わらず、腐敗し機能不全で非能率的な政府の、必要とされる真剣でな真実の改革はないだろう、ということだ。アメリカ政府の腐敗の文化は継続することだろう。企業やその他の特別な機関などからの数億ドルがそのことを保証することだろう。

 そうは考えない有権者は錯覚しているか、愚かなのだ。民主党を負かしたいから共和党に投票した(またはその逆でも)、あるいはティー・パーティー候補者に投票した、または現職に反対票を投じた、あるいは自分がましだろうと信じる候補に投票した、というのは問題ではない。アメリカ人は誰に投票したとしても、失った、というのが真実なのだが、多くの人々がそれを理解するには時間が必要であろう。それは酷い痛みを伴う現実なのだ。それが、醜い真実に直面して、投票した多くの人々が直視することを避けようとする理由である。

 アメリカの政治ということになると、丁度脳細胞を破壊する恐ろしい伝染病のように、錯覚とか愚かさが蔓延している。何十億ドルもの資金が今年、候補者の売り込みに投入された。誰が儲けたのか? 大量の広告を請け負った多くのメディア代理店とメール、ポスター、自動呼出しを請け負った会社だ。少なくとも、消費は国内だけに留まったが。

 これは考えうるもっとも皮肉な情景と考えているだろうが、そのとおりだ。シニシズムは錯覚をぶち破る。私はいいことだと思う。

 これがアメリカの歴史というものだ。アメリカ人は洗脳され続けてきた。彼らは、選挙はアメリカ民主主義を維持するにおいて決定的なことだと考えるように騙されてきたのだ。これこそが、二大政党政治が私利的な政治システムを維持する必要性があるということであり、金持ちと権力を持つ上流階級の者たちが自らの地位を保持したがる、ということなのだ。これは腐敗した政治システムを維持するだけであり、アメリカ民主主義をコケにするだけである。

 この選挙の後、数ヶ月は、富者以外の全ての者たちにとっては、失業率と経済的困難はひどいままであろうし、真実に目を向けたり、それを直視できる者たちは、政府の本当の改革の見込みは殆どないことを知るだろう。また国家の厳しい財政事情や支出事情が賢く解決されることもないだろう。共和党員は民主党員を非難するであろうし、民主党員は共和党員を非難するだろう。ティー・パーティーの当選者はこのシステムを非難し、ラジオとケーブルテレビに登場する学者先生らはひっきりなしにおしゃべりし続けるだろう。ジョン・スチュワートとその他の漫画家は多くの題材を抱えて攻撃を繰り出すだろう。こうして二大政党政治は凱歌を上げることになるだろう。

 議会の全ての者たちは、以前と同様、自分たちの殆どの時間とエネルギーを次の選挙に勝つ為の活動に注ぐであろう。 ロビイストたちは、中間層を犠牲にすることで、富豪と超富豪らがより一層リッチになるために、成功する政治的戦略を維持するため政治家に合法的に賄賂を送ることに一層忙しくなるだろう。共和党の当選者が経済的不平等をひっくり返すため仕事をしてくれると考える者は誰でも愚か者か、妄想たくましき者である。
 
 不相応で馬鹿げた国家のわずかな収入と富は、わずかな数の富豪と超富豪のアメリカ人に向かう。オバマ大統領や民主党が行った何ものも、経済の不均衡と中間クラスの死亡率をまともに改善することを狙ったものではなかった。

 オバマ大統領は、勿論、2012年の再選に勝利することを目指して、私利的レトリックを続けるだろう。大統領職は、破壊的に彼を妄想的にしてしまった。勿論彼は、共和党と協調していくことを語るだろう。見ていよう。

 妄想的ではないアメリカ人が望めること:ひょっとして第三の党の大統領候補者が現れてくる。ひょっとして新しく選出された共和党員は政府改革と国家の健全性のためには酷い戦略だという現実にティー・パーティー運動が目覚めて、自分たちの関心を第三の政党を形成することに向ける。私は、ティー・パーティーの当選者の誰かが立ち上がって、真実の改革のために攻撃的に仕事を始めるとは到底思えない。議会の新しい議長は旧来のエスタブリッシュメント共和党員だ。
 
 恐らく憲法改正を通じて改革を実現する道として、憲法改正会議に向けた大きな広がりをもった要請がより一層のエネルギー(とりわけティーパーティーの人々)を集めて最終的には成功するかもしれない。 

 古き良きアメリカ合衆国にようこそ。ここでは、ヨーロッパのように、通りに出て公正を要求する騒ぎを起こすことはなく、共和党員や民主党員に投票することが、自分たちや国家のためになるだろうと信じるナンセンスなことを続けている。

 錯覚の後には失望が来る。終わりのないメディアの宣伝、2010年の政治的革命はお粗末な花火のようだった、・・・というより不発弾だった。オバマ大統領、共和党員、民主党員は、自分たち自身を真実の改革に投入するまでになるほど充分には、深く学ぶことはないだろう。
 経済的痛みに伴って、普通のアメリカ人の生活をよくするような結果が何も見えてこないため、広い範囲で人々の怒りが満ちて行くだろう。民主党と共和党の間で選択する通常の選挙に投票する以上のより賢い戦略を、アメリカ人たちは要求するようになるだろうか? どうだろう?

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世界最強のS-300防空システム

◆11月2日

 ロシアの最新式防空システムであるS-300をイランに引き渡す契約を今年のイラン制裁決議の後、ロシアは撤回したため、イランは第3国を経由してそれを獲得しようとしているようだ。

 すでに以前示したように、ベラルーシその他の国々から3基のシステムを獲得したとしているのだが、詳細・真偽のほどは分からない。

 しかしここに持ってきて、ロシアが親イラン国のベネズエラに同システムを供給する契約が成立しそうになっているということから、イスラエルでは、それが最終的にイランに向かうのでは、と懸念を強めているようだ。

 このS-300システムはあくまで、防空システムであり、攻撃用ミサイルではない。しかしこれが配備されれば、イスラエルが計画している、イランの核施設に対する、恐らくは低空飛行で侵入し爆撃する、というイスラエルお得意の攻撃がしにくくなることは明らかなので、イスラエルはアメリカと共にこのシステムがイランに渡ることを必死に阻止しようとしてきたいきさつがある。

 このシステムがイランに渡り配備される時が、イスラエルの正念場ということになるのかもしれない。要するに、イスラエルがイランの核施設への攻撃を実行するか、断念するかの判断は、このシステムの配備状況いかんということになりそうだということ。

 もし配備が遅れれば、イスラエルは万全の準備(アメリカの参戦も含めて)を整えることで、イラン攻撃が実行されるかもしれないが、配備が速やかになされればイスラエルは攻撃時の損害その他から、結局イラン攻撃を断念する方向に舵を切る可能性が高まる、と思われるのである。

 とりわけ近年、トルコの親イスラエルから反イスラエルの姿勢転換に見られるように、事態はイスラエルにとってますます厳しい方向に推移しつつあるから、時間的にもイスラエルは追い込まれていることは間違いないであろう。

 そこで、このブログでは一貫して、イスラエルはその「存続」をも考慮した場合、イラン攻撃を断念するのが、その生きる道である、と指摘してきているのである。


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イスラエル:イランがベネズエラ経由でS-300を獲得するとロシアに警告
http://www.jpost.com/IranianThreat/News/Article.aspx?id=193475
【11月1日 Yaakov Katz – Jerusalem Post】

 イスラエルはロシアに対し、ベネズエラに売却予定の最新式防空システムが最終的にはイランへ渡る可能性について警告した、とイスラエルの国防高官は語った。

 このS-300システムは、世界でも最も発展した型の多標的対空ミサイルシステムであり、同時に100の標的を捕捉し、12の標的に照準を当てることができる。200kmの射程距離があり、高度9万フィート(27km)の標的に命中させることができる。

 イランはこのシステムの購入契約を2007年にロシアと済ませている。しかし今年6月の国連における制裁措置が決められた後、ロシアはイランにこのシステムを売却しない、と発表した。アメリカとイスラエルがこの契約の破棄にむけてロビー活動を行ったのだ。

 しかしながら、ベネズエラがこのシステムを購入する契約にサインすることになることで、イスラエルとしては、イランが最終的にこのS-300を獲得するのではと懸念を深めている。
 「ベネズエラとイランの親しい関係を見ればこれはありうることだ」と、上記契約に関してイスラエル高官は語った。

 その他の高官はこのシステムについてはそんなに気にはしてはおらず、もしもイランがS-300を獲得したら、イスラエルはその時には、電子戦争システムを開発しそれを無効にさせることができる、としている。

 一般的には、イスラエルはベネズエラのチャベス大統領とイランのアハマディネジャド大統領の関係が深まることに懸念を抱いている。

 チャベス大統領は、イランを8回訪問しており、最近では先月、両国間の戦略的関係を強化することを目指す合意事項のサインのためにイランを訪れている。

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ケビン・ボイル

◆10月31日

 「隠されたもので明らかにされないものはない」、と2000年前にパレスチナの地でイエス・キリストが語ったという。

 自覚しようとしまいと、我々の現実的な生活が日々継続する中で、目に見えないエネルギーや流れというものが、世界の人々の意識や霊性に働きかけている。勿論一様ではない。このブログでは、その内の邪悪なる動きの背後にある勢力を魑魅魍魎などという言葉で表してきたつもりである。

 ボイルは、時代は煮詰まったと見ているようである。欧米がキリスト教世界であることは論を待たないが、そのキリストが行った唯一暴力的な活動が、神殿にいた両替商の屋台をひっくり返した、というものだ。そんな武勇伝があのおとなしそうに描かれているキリストにあったと言う。

 両替商、つまり貨幣から貨幣を稼ぐ者たちであり、今の金融資本家たちと同類である。
 そのようなものに対する神の子といわれるキリストの対処の仕方は、有無を言わさない、暴力的な神殿からの追放であったということが、何を示唆しているのか?

 それは、この貨幣、通貨、が悪魔、サタンのよりどころとなるということであり、貨幣に頼む人生は真実の神から人々の目や関心を逸らせる、ということであり、もって人々が人生の真実の目的も知らないまま時間を無駄にし、人生を無駄にし、最後はサタンの餌食になる、ということであろう。

 このブログでも主張してきた、政府発行の通貨、これは政府の負債にはならないものだが、その通貨発行権を実施せよ、ということが主張されている。
 これは、日本でも同様である。日本政府は政府発行通貨を発行し、日本国内に需要を喚起し、消費を増大させれば、今の不況はいっぺんになくなる。それをさせないのが、この記事にあるように、ワン・ワールド・オーダーの勢力である。

 悪魔の申し子であるこのワン・ワールド・オーダー勢力の支配に落ちるか、自主独立的な動きを採ることで、断固として日本を活性化させるかは、日本のみならず、世界の運命が掛かっているといって言い過ぎではない。


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●秘密暴露の時代
http://kevboyle.blogspot.com/2010/10/age-of-revelation.html
【10月28日 Kev Boyle】

 伝統的クリスチャンで、タルムード学者であり、時に天才的な片鱗を見せるマイケル・ホフマンは、彼の「秘密結社と心理戦争(Secret Societies and Psychological Warfare)の中で、我々が現在、「方法論の秘密暴露」の時代に生きていると指摘している。

 メーソン的・パリサイ派のユダヤ教オカルティズムを研究して、彼は現在のこの時代には、グループ・マインドが錬金術的な過程を経ることでクリプトクラシー(収奪政治)の隠されてきたものが顕されるようになってきたと言っている。

 この「錬金術」というのは、世界完全支配のために何世紀も掛けて不断に進められてきたオカルト・トラジェクトリーの最終段階のことである、と彼は言っている

 我々は我々に対してなされてきた事柄を知り理解することを許されているのだが、それは、我々の多くは真実を知ってもできることは何もないという大衆の催眠状態にあるからなのだ。

 従って、9・11同時多発テロや7・7地下鉄爆破事件あるいは通貨システムなどに隠されてきた事柄が暴露されても、それが我々を解放させるよりも、更に一層深く我々の屈辱感と無力感を深めることになるのだ。

 彼が言うように、自分の妻に暴行を働く者がいるというのはたまらないことだ。この暴行魔が、あなたに、お前の女房に先ず一発やるぞといい、それから何回もやってきてやるぞ、と言えば更にたまらないであろう。

 さて、事態は非常に悪化しているようだ。通常の人々を奴隷にするため大いなる犯罪が繰り返されてきているという真実を知っている人々は一杯いるが、このグローバリスト権力に対抗し反撃する兆しはほんの少ししかない。

 しかしながら最終的にはこの大胆で、彼らの視点から見れば必要な戦術は、明らかに危険でありながらも実行されることだろう。

 神と呼ぶ存在、宇宙にある我々やあらゆるものの内部あるいは背後にある創造的な力は、その存在にのみ依存する全ての魂に全一的な愛の力を恍惚的な確証で与えるものである。「キリスト意識」というものは、この存在に対する純粋は覚醒であり、我々を繋ぐ力であり我々内部の「天の父」である力に対する奉仕である。
 
 神の力を無にすることは出来ない。
 この力はただ、悪用されることがあるだけだ。

 彼の側についているのは我々だけだと考えているかもしれない我々を受け入れているように、神は犯罪者や圧制者をも完璧に受け入れいている。神は他のやり方ですることはできないのだ。これが根源の本姓である。

 この根源にアクセスする可能性は、他の、実際的だが霊界の意識体に影響を受けたり変更されたりするかも知れないので、放っておこう。

 この事実に対する覚醒と確信がないと、間違いを犯すことがある。我々はこの世界が提供する力と物質の中に満足を見出す。

 我々は愛(ないしは神)とキリスト意識の達成によって我々の心と命を癒すことをしないで、貧困にあり苦しむその他の人々の安い労働力の背中に乗っていい生活をエンジョイし、既に過重に支払われている寄生虫的クラス(低いレベルであっても・・・丁度全ての欧米人がこのクラブの会員であると主張できるくらいの)に加われるかもしれないという期待を持って、我々の根源そのもの、従って我々の兄弟姉妹に対し争っている。

 しかし、このような驚くべき時代では、「方法論の秘密暴露」がサタン的な支配者の利益に奉仕するだけではないのだ。

 見かけ上「希望無し」と思われる我々の位置に対する理解は、人々を無気力とか失望へと追いやるだけではない。我々は敵のサタン的・ルシファー的本姓を理解することができるし、我々が頼るべきは我々の根源、神ご自身である、ということも理解することができるのだ。

 キリストはそのことを語っている。基本的には彼の時から何も変わってはいない。

 我々は愛の中に生き、愛のために生きている。

 しかしキリストはまた同時に、パリサイ派(正統派ユダヤ・メーソン)を非難した。彼は彼らの教えの内容のため彼らを非難したのだ。

 「あなた方は悪魔から来た者たちだ」

 彼がエルサレムに入城した後の最初の公的活動は、会堂から為替業者を追い出すことだった。この時だけ、彼は暴力に訴えたのだ。キリスト、真理の御霊、はこういった人々の本姓を理解していたわけだ。

 そこには妥協ななかった。
 彼はふざけてやったのではない。

 従って我々もまたそうである。いかなる現実的解決における最初の政治的ステップは、利子の負債としての通貨の創造を終わらせることにあるということを我々は確かに理解している。我々もまた金貸し業者を我々の会堂から追い出すべきである。

 彼らの機関を取り上げ負債無しの政府発行通貨を流すべきである。過去、他の社会で成功裏に行われたように。これが唯一、意味のある可能なことで、誰でも考えるべき事柄である。

 権力ある者たちが自分たちに詐欺を働いていることを人々が理解し始めていることは明らかである。彼らはまた、揃って、彼らと彼らの子供たちが長期の奴隷的負債を抱えるようにされたことをはっきりと学んでいる。彼らは、どんな口先のうまい政治家らが彼らに告げたとしても、このプロセスは単純な窃盗である、ということを理解し始めている。貧者と中流クラスからの社会の富者への冨の移転である。

 我々はそれを望まない。そして最初は物質的な面での懸念が大部分であるが、留まることなく深まる我々の問題の霊的な原因と根に対する理解は深まることだろう。

 答えを求めれば、真実は明らかになる。

 我々はもっとも欲するものが何かを知っている。物質的な安全、そうだ、しかしそれ以上に周囲の人々との良き関係を望んでいる。我々は世界と繋がっている楽しい感覚を欲している。我々はまた普通、このつながりというものは、我々の内部にそのような状態を見出さずには、存在できない、ということを理解している。

 この個人的な内部の状態というものは、通常「精神生活」と呼ばれるものによって作られる。

 いずれにせよ、社会としての我々は、二つの主要な真実を理解することになろう、と私は考える。

1.キリスト意識の達成、われらの創造主に対する完璧な精神的つながり、は生涯の主要かつ正当な目的である。

2.長期的には、政治的にせよ宗教的にせよ、トップ・ダウン的な権力システムを、我々は廃棄するべきである。

 「その果実によってその木を知ることが出来るだろう」
 ・・・そして、我々は彼らのその果実を知ったのだ。

 トップ・ダウンシステムはしばしば責任のない権力を提供するものだ。無私の愛する精神的生活を破棄し自分の為にこの権力を求めるものたちが、実際問題として、このようなシステムを常に支配しようとするものだ。その結果は明らかであり、破壊的である。

 そのようなシステムはキリスト教会でさえ破壊してきた・・・人を奴隷にするサタン的な世界単一政府(ワン・ワールド・ガバメント)だ。

 カトリック信者として、その教育方針を愛し、私を教えてくれた多くの偉大な人々に最大の尊敬の念を持つ者(生涯をこういった崇高な理想にささげた殆どの聖職者)として、会衆を国際的銀行家らの「ニュー・ワールド・オーダー」の腕の中に導く教会の中に、ネガティブな価値以外のものを認めることは出来ないと言うことは苦しいものだ。

 成功した教皇たちが行ってきたものだ。

 高位にある人々の中でたった一人、9・11事件について何が必要なのかということやその他の件で多くの会衆に語るために立ち上がる勇気を示した人物を黙らせた機関を捨てないでいるということは、私には出来ないのだ。

 魂の海である我々が教会なのだ。我々はいつもそうだったし、これからもそうだ。

 中央の権力に従順な人間と共に必然的に進むこの証明された悲劇を理解することで、未来の社会は、誰でも自分たちのグループの全ての人々の性格を学ぶに充分なくらい小さい、多くの自治的共同体によって組織されるだろうということは明らかである。

 そのような人間の知識は、犯罪的タイプとその他の邪悪さの台頭を必然的に予防するようになるだろう。共通の善に奉仕すると認められるものが、責任ある権限を与えられた共同体にとって受容できるものとなる。

 共同体は自足的になるであろう。個人の精神的発達を図り、若者を愛することに焦点を絞り、外部の、より大きな善のために奉仕的な仕事をするだろう。無心論者のハワード・ストームは彼のちょっと驚くNDEに関連させて、彼に示された未来の人類の姿にほぼ近いといっている。

 もし我々がキリストの教えである、「天の父が完全であるようにあなた方も完全なものになりなさい」、ということに習えば、全てこういったことは明らかなことである。現実には程遠いとしても。誰であっても、自分自身の権威と責任の下でしか生きない者が、聖なるものとの一体化という愛すべき「完成」にあこがれる希望を持つことが出来るのだ。

 神は我々を自由にした。
 我々は自由なのだ。

 そして我々は、過去あまりに多くの大師らによって知られ、間違いなく今日の我々の全ての者たちによっても知られるに違いない、神の光、ないしは「キリスト意識」、あるいはその他なんでも存在している抽象的なエクスタシー、と共にある自由を選択するだろう。

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アフガンのブラックウォーター社

10月28日

 アメリカの戦争勢力は民間警備会社を使って、アフガンやイラクなどでテロをつづけて戦争を継続せざるを得ない状況を保持してきた。これは、あの9・11テロ事件が起きた時、「テロとの戦争」を語り、それが今後50年は継続する、とブッシュ大統領(当時)が宣言したことに表されている。テロが起きねば、自分たちで起こすまでなのだ。

 このような魑魅魍魎の動きが世界には実際存在することを、一般人は知らない。しかし今やそのような事実に目覚める時が来ていることを知るべきである。
 皆が平和を求めているのにどうして平和ではなく戦争が起きるのか、という人がいるであろうが、「皆が平和を求めている」、という前提が間違っているのである。

 この世の中には、「戦争を欲する勢力が存在している」、ということをはっきりと知らねばならない。だからこそ、世界から戦争はなくならないのである。皆が平和を求めている、という前提は、中学生までである。大人は事実はそうでないことを、残念ではあるが、しっかり受け止め、その事実の上で、では何をすべきなのか、とう発想にならねばならない。

 アフガンのカルザイ大統領は、アメリカがしつらえたアメリカの傀儡大統領であったが、どうやらいつまでも傀儡でいられなくなったか、あるいは傀儡でいることに嫌気が差してきたのか、アメリカの圧力に抵抗しだしている。

 これも時代のなせる業であるかもしれない。魑魅魍魎たちの跋扈はそろそろ終焉の時に近づきつつある、と思われるからだ。これは既に以前から指摘してきたことである。従って今後は、この者たちの闇の悪行が白日の下にさらされるようなことが増えだすであろう。
 彼らの思惑は実現せず、彼らの意図は挫折させられるようになるだろう。彼らの行き場はなくなりつつある。


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●アフガン大統領:テロの背後にアメリカの警備会社あり
http://www.presstv.com/detail/148217.html
【10月25日 PRESSTV】

 アフガンのカルザイ大統領は、以前はブラックウォーターとして知られたLLCを含むアメリカの民間警備会社が、アフガンでのテロの背後にいる、と指摘した。

 カブールでの記者会見で、アメリカの警備会社が女性や子供たちの命を奪った爆弾事件などの背後に存在している、と大統領は語った。

 アフガン大統領は更に、これらの警備会社は過去数ヶ月アフガンの各地で起きた「爆発とテロ」を引き起こした、と語った。

 カルザイ大統領は、彼の政権はタリバンの民兵が起こしたテロとアメリカの警備会社の起こしたテロを見分けるのが困難であると語った。
 「実際、これらの爆発事件のいくつがタリバンの犯行で、いくつが彼ら警備会社の仕業なのか良く分からない」

 ブラックウォーターは過去数年間でアフガンの一般人の殺害事件に関わっている。このブラックウォーターは、いくつかの裁判闘争をしているところだ。この中には2007年のバグダッドでの17人の一般人の死者を出した襲撃事件も含まれている。
 
 6月のはじめ、ブラックウォーターが隣国のパキスタンにいる武装勢力とみなされる標的に向けて、アメリカの無人機に爆弾を装填していたことをCIAは認めたと言われている。大統領はまた、アメリカの民間警備会社は腐敗しており9年間の戦争を煽ってきたと指摘した。 
 「民間警備会社の名称の下でなされてきた取引は、アメリカ政府の建物の廊下でなされ、それは15億ドルに上る」と語った。
 
 カルザイ大統領は、民間警備会社がおかしな契約の下で経済マフィアと大統領が呼ぶ会社を経営していることを非難している。
 「この15億ドルという資金は、アメリカでブラックウォーターやその他の会社にに支払われている」

 これは悪名高いブラックウォーターがアフガンでの活動で国務省の100億ドルに上る5年間の契約を受けたところから、始まったのだ。

 この8月、カルザイ大統領は全ての警備会社に対して年末までに解散するよう命令した。
外交官や軍の将校の中には、カルザイはこの彼の決定を再考するよう強烈な圧力を掛けられている、と語る者がいる。

 しかしながら、カルザイ大統領は、アメリカからの再考を求める圧力にも拘わらず、アフガンに存在する外国の警備会社を解散させるという自分の決定は翻さないと言い張っている。

 この民間会社は、外国の高官や大使館、それにアフガンの開発プロジェクトを警備することを請け負っていると言われている。

 カルザイ大統領は、一般人の死と、問題の多い区域での腐敗構造に対し傭兵らによるものとして非難している。

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通貨戦争は始まるのか?

◆10月26日

 G-20で通貨が安定するのか、と思わせられたが、やはりそう簡単に安定するまではいかないようだ。ようするにそれぞれが生き残りを掛けた戦いに臨んでいることを知っているから、少しでも有利な動きをせざるを得ないのだろう。

 円高というよりはドル安なのだ。連邦準備銀行がドルを更に発行しようとしているから、どうしてもドル安にならざるを得ない。この件では、既にこのブログで何回も指摘してきたことで、今更となるが、FEDがたとえ再度の量的緩和を施しても、それがいつまでもつのか、という問題がある。

 中国は中国で、上海万博も終わろうとしており、今までのバブルがはじけることを恐れている。だから、アメリカの要求である元の切り上げなど到底できない。あるいは形ばかりの切り上げはするかもしれないが、体制に影響ない程度であろう。

 こうして、世界経済はいずれ、袋小路に追い込まれ、一旦は仕切りなおしが必要とされるレベルにまで、崩壊することになるだろう。つまり、この先、ドルはどこまで下がるか分からないし、その際、新しい通貨の発行などで、混乱が世界的に広まることになることだろう。我々はそれに今から備えることのほうが賢明というものである。


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●中国との通貨戦争の可能性
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=21559
【10月22日 by Mike Whitney】

 アメリカは通貨政策を外交政策と同様のやり方、つまり一方的なやり方で進めている。連邦準備制度理事会(FED)のバーナンキ議長が先週、国債の買い入れ(量的緩和)を再開する計画であることを示したが、IMF、G-20あるいはWTOなどと相談などは一切していなかった。ただひたすらに自らのご託宣を垂れたのだ。
 
 FEDが市場に安い資金を流しインフレを助長するという政策は、バーナンキにとってはなんでもないのだ。彼は、前の長官だったジョン・コナリーの理論と同じ理論に則って動いている。このコナリーはユーロ圏の金融大臣らに向かって冷ややかに、「ドルは我々の通貨であるが、君たちにとっては問題だ」と言ってのけた人物だ。

 バーナンキの15のレポートは9文字に縮小できる:インフレはあまりに低く、失業率はあまりに高い。これは、経済が更なる支援を必要としているということを議会が理解するまでバーナンキが口ごもりながら座って待ってはいない、ということを意味する。彼は、インフレが目標値である2%になり、失業率が下がるようドルに圧力を掛けようとしている。こうすることで赤字幅を縮小しリバウンドを早めることを狙っている。エコノミストのエドワード・フューは、以下のように要約した:アメリカの失業率(現在9.6%だが年末には10%になりそう)は、オバマ政権にとって大きな問題となっている。アメリカ労働市場と福祉体系はこのような失業率の状況下で機能するようにはなっていない。日本では失業率は5.1%でドイツでは8%以下だ。だから、政府内の人々は、ただブレトン・ウッズ体制の保持とドルの現在の準備通貨としての地位を保持するというためだけに現在の財政赤字と過剰な失業率を抱え込む必要があるのか、と問うのだ。

 私の考えは、アメリカ政府は失業率を減らし、財政赤字の縮小を図ろうとしているし、そのために、ドルの価値を下げるしかない、と決意しているのではないか、ということだ。そうすれば、ドイツや日本の工場ではなくアメリカの工場が鼻歌を歌いながら、殺到する注文をさばくようになるだろう。

 バーナンキもヒューと同じ結論を引き出したのだが、それはアメリカの同盟国に相当なダメージを与えないわけではないということも事実だ。ダメージはあるだろう。彼の量的緩和政策によって、貿易パートナーらは、価格安定のための資本取引規制とその他の保護政策の実施を強いられるだろう。量的緩和策は、輸出市場におけるシェアの拡大に向かう世界最大の経済規模を持つアメリカのドルの更なる平価引下げに繋がるだろう。迫り来るクラッシュは、現行の貿易のやり方を解体させ、30年間にわたるグローバリゼーションの巻き戻しを引き起こすであろう。

 バーナンキの最大の問題は中国だ。国庫を充満させ、ウォール街の金庫を一杯にさせる歴史的消費のドンちゃん騒ぎを可能にしてくれた時には、中国はアメリカの恋人だった。しかし今や、国債の買い入れで連邦準備銀行はその通貨政策を実施することができないので、バーナンキは変化を期待している。残念ながら、中国は協力しそうにない。ドルとのペッグ体制を保持するため、中国は外貨準備を記録的なスピードで積み上げているので、アメリカの危機的レベルにある財政赤字を拡大させている。貿易の不均衡の幅が拡大していることで世界は新たな危機に向かっている。それでバーナンキは中国に対し、価格評価の幅を縮小するよう説得しようと決意しているのだ。(中国の外貨準備高は、第3四半期で2兆6500億ドル)

 最低ライン:もしも財政赤字が拡大し続けるならば、FEDは国内経済を急速に上昇させることはできない。不可能だ。刺激策はそのまま排水口から流されるだけになる。中国は世界中の需要の大半をいかなる物でもアメリカより安値で吸い取っている。それがドルペッグ体制の実質的効果であり、競争者に対し中国にアンフェアーなアドバンテージを与えていることになっている。変動相場制は市場をならす方向に作用する。10月15日のバーナンキの声明は、中国の矢に対する最初の反撃である。これから更に激しくなりそうだ。今週行われたG-20の会合は、ガイトナー財務長官に、中国にスポットライトを浴びせ、通貨操作を防止させるようにする絶好の機会を与えたことになった。多くの者たちが彼に強い声明を出して政策を変えるよう要請することを期待している。 

 アメリカの立場を示すロイター伝がある。
 「アメリカはG-20の金融責任者らが、市場が通貨価値を決定するようにさせることに乗り出すよう要求している。また、進捗を計るために取引のターゲットを設定して話し合うだろう、とアメリカ財務省高官は20日語った。
 
 韓国で行われる週末のG-20の会合に先立ち、アメリカの高官は、この会議の中心議題が通貨問題となることをアメリカは要求していることを明確にした。また議論の中心は、経常収支黒字・赤字問題となるだろうと見ている。

 「我々の予想では、これらの問題は根本的、本質的に繋がっているもので、不均衡を是正するため、また経済ファンダメンタルズに沿って交換比率の効果的是正をするため、G-20にとっては協調的動きをすることが重要である」と高官は語った。 (“U.S. wants G20 commitment to allow currency rises”, Reuters)

 オバマ政権もFEDも中国との全面的通貨戦争を望んでいるわけではない。彼らは中国が、「世界的システムの中で、自らの位置を受け入れる」と見ている。しかし、それは中国は、国家主権問題と考える問題で、譲歩しなければならない、と言うことを意味する。そいつが簡単ではないわけだ。中国は、誇り高い国家であり、ああせい、こうせい、と他から言われたくないのだ。しかし、それではシステムはうまくいかない。自由市場と国際的機関の表玄関の裏で、帝国的システムが存在していて、アメリカが統括している。このため、中国にとっては二つの選択肢があることになる;アメリカの圧力に屈するか、アメリカの要求を拒否して今までどおりの動きを続けるか、だ。もしも彼らがアメリカの要求に抵抗する方を選択すれば、アメリカとの関係はとげとげしいものとなり、紛争の可能性が高まることになるだろう。

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