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「コーカサス首長国」の「国旗」
◆1月13日
ロシアのソチでの冬季オリンピックに向けて、ロシア当局は対テロリズム対策を強化しているが、早速ソチから300kmのところにあるナルチックという町で、武器や爆弾を所持していた5人のイスラム教徒が逮捕されたと、先週の土曜日に当局が発表した。
これからもソチ・オリンピックが近づくにつれて、いろいろ物騒な事件が起きる可能性が高いであろう。そうすることで、各国選手が参加することに恐怖を覚え辞退するようになることを狙うはずだからだ。またそのような事態を出来させないため、ロシア当局も必死にその対策を工夫しているといわれる。例えばソチに繋がる道路に対し、瞬間的に積荷をスキャンできるX線監視器を設置するなどだ。この機器が設置された場所では、税関と警察から、それに地域の担当者が監視するようになっている、という。
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●ボルゴグラードの警告 (その2)
http://www.indianexpress.com/news/the-volgograd-warning/1216656/
【1月8日 Gordon M. Hahn】
このCE(コーカサス首長国)のDV(ダゲスタン・ヴィラヤト=ダゲスタンのネットワーク)は本土及び外国でそのプレゼンスを拡張するべく努力をし続けている。彼等はソチで冬季オリンピックが開催されることが決定される前からソチ・オリンピックゲームに対する襲撃を誓っていた。恐らくその目的で、北コーカサスのダゲスタンの隣のロシア人の人口の多いスタブロポールで最近、DVの活動が活発化している。このスタブロポールはボルゴグラードよりソチに近く、ダゲスタンのいくつかの少数民族が多いところだ。このDVはこのスタブロポールからロシア人でイスラム教徒改宗者やダゲスタン人をリクルートしている。これらの者たちはいくつかの自爆攻撃を実行してきたし、失敗したがモスクワの赤の広場とマネツ広場で2010年から11年への新年の祝賀行事を標的とした破壊活動を計画していた者たちである。
昨年12月29日のボロゴグラード駅構内での爆弾事件の二日前、ピャチゴルスクの警察署で3人の死者を出した爆弾事件が起きた。地方当局はこれをテロによる襲撃とは認定しなかったが、捜査を開始しイスラム教徒の多い地区内で容疑者を逮捕した。新年に入って、「特別追加パトロール」がピャチゴルスクで70人のパトロール要員が投入されたのをはじめとして、スタブロポール全市で展開された。この地域で行われた「対テロ対策」によって700人以上が勾留された。ボルゴグラードの爆弾事件に触発されたのであろうが、地方および政府当局は当初、ピャチゴルスクの爆発事件がテロリストによるものという事実を隠したがっていたようだ。しかしこのフィクションは隠し続ける事ができなくなっている。ピャチゴルスクの爆弾事件は、ソチのオリンピックゲーム後には、聖戦主義者による襲撃事件とされ、またCEのDVがほぼ間違いなく実行犯とされるだろう。
このCEはロシアのボルゴグラードよりもボルガ地域により深く下部組織を持っている。タタール人とバシュコルトスタン人はいくつかのテロを実行しているし、細胞組織による最近の襲撃事件では、彼等はドク・ウマロフと呼ばれたドク・ウスマン、CEそれに世界的聖戦に対する忠誠を宣言している。このCEのDVは外国へ細胞を送り陰謀を計画している。それにはアゼルバイジャンで2012年のヨーロヴィジョン・ミュージック・フェスティバルに対する襲撃、その他バクーでの他の標的に対するものと、聖戦の開始を告げる大規模な陰謀が含まれている。
2011年、DVの細胞の一つがチェコ共和国で資金集めをし、CEのために人材のリクルートを行っていることが分かった。その他のCEによって計画されたり、あるいは実行に移されたた襲撃や陰謀は、2009年にデンマーク、ベルギー、ドイツ2010年、スペインで2012年そして2013年のボストンのものがある。
-その3-に続く
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「コーカサス首長国」の「首長」であるドック・アブ・ウスマン
◆1月9日
ソチ・冬季オリンピックまで1ヶ月を切った。ソチ付近ではロシア側が3万4000人を動員しての厳戒体制を敷いている。当然それはテロを警戒してのことで、特にボルゴグラードでの二件の自爆攻撃があったためである。
ロシアのアキレス腱はこのコーカサス地方に存在する分離主義者らのテロである。ロシアの帝政時代から継続している歴史的なものだ。そのコーカサス地方に「コーカサス首長国(CE)」なるものを生み出そうとする運動が存在し、しかもそれはコーカサスに限定されるものではなく、世界的イスラム帝国を生み出そうという、より大きな目標を持つイスラム過激派の運動だという。
詳細があまり知られていない、このロシア内の分離主義者らを中心とするイスラム教徒によるテロ活動についての論文を3回に分けて紹介する。一国内に複数の民族や宗教が存在することで、常に国内に軋轢が存在することを思えば、日本の事情がどれほどありがたいものかが、客観的に把握できるだろう。
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●ボルゴグラードの警告 (その1)
http://www.indianexpress.com/news/the-volgograd-warning/1216656/
【1月8日 Gordon M. Hahn】
チェチェン民族主義よりソチ・オリンピックに対するテロリストの脅威がある。
ロシア南部のボルゴグラードで昨年12月におきた二つの自爆攻撃に対し大いに注目が集まっている。かつてスターリングラードと呼ばれたこの都市は来月に予定されている冬季オリンピック会場のあるソチから400マイルの距離にある。ボルゴグラードでの爆弾事件はやってくるオリンピックとの絡みで我々が注目して当然であるが、これはこの地域で「コーカサス首長国(CE)」という宣言が6年前に、その「首長」であるアブ・ウスマンによってなされてから増大しているテロリスト達の起こす暴力沙汰の一滴に過ぎない。
過激なチェチェン分離主義、イスラム急進主義、更には最近のチェルケス民族主義を擁護する人々は、CEのアルカイダその他の世界的聖戦主義革命運動との同盟関係から目をそらさせようとしてきた。彼等の減少はしているが部分的な成功はいくつかの重要な問題を示してきた。このCEは過激派サラフィ・テロリスト・グループに強く関わってきたが、このグループは北コーカサスばかりか、ロシアと南コーカサスに世界的イスラム帝国の基礎として首長国を設立させようとしてきた者たちである。
CEが形成された2007年10月以来、彼等のムジャヒディン(聖戦戦士)らは54件の自爆攻撃も含め、2200件以上になる襲撃や暴力沙汰を起こしてきている。従って、昨年10月以来のボルゴグラードでの三件の自爆攻撃のタイミングと場所は恐らくはやってくるオリンピックによって要請されたものかもしれないが、いずれにしてもオリンピックがないとしても起きたに違いないのだ。
このムジャヒディンは彼等の能力とロシアの対テロ対策に対応した限度内で行動するしかないが、彼等の地理的な行動範囲はかなりのものであり、かつ広がりつつある。CEは少なくともロシアの北コーカサスの四つの共和国内にネットワークを持っている:ダゲスタン、これはCEの先鋒隊で、過去4年間の襲撃の65%を実施している;カバルディノ・バルカリヤ;チェチェニヤ、イングシェチヤ。ダゲスタンの二つの爆弾事件はボルゴグラード襲撃事件のためあまり注目されなかった。
CEの細胞はチェゲム、カバルディノ・バルカリヤでは一掃されてしまった。CEのダゲスタンでのネットワークは、ダゲスタン・ヴィラヤト(DV)と言われているが、2010年以来ロシアで起きた36件の自爆攻撃の半分を実施している。そして彼等はロシアの少数民族の転向者をリクルートする面で長けている。これには、10月の襲撃事件の犯人と、12月のボルゴグラードの襲撃事件の犯人の一人ないしは二人共が含まれる。この戦術はソチ・オリンピックゲーム期間中にCEによって適用される最も可能性の高いものである。
-その2- に続く
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トロント警察性犯罪捜査班班長のジョアンナ・ビーブン・デスジャーディンス
◆1月8日
ポルノ産業の多くがユダヤ人によって占められていることは知られているが、同時に以下の記事にあるように、性犯罪者も、特に小児性愛犯罪者にユダヤ人が多いようだ。
自分達が好きだからそれを稼業にしてきているのであろうが、性産業は犯罪と隣り合わせの場合が多いから、一線を越えれば犯罪者になってしまう。児童ポルノは犯罪なので、そのような性的志向が強ければ、犯罪者に転落することも容易いであろう。
カナダ警察が大掛かりな児童ポルノ摘発作戦を実施し、多くの逮捕者を出したという。貧しい異国の青少年等が、騙されてそのような性産業者らの餌食となっているケースが多いという。肉体ばかりでなく、精神にも多大な傷跡を残すことになる、性犯罪のこのような犠牲者をこれ以上出さない為にも、更にこのカナダ警察のような努力が国際的に進められるべきである。
逮捕された著名なユダヤ人も言っているように、彼等のその性的志向はほぼ病気なのだ。精神的病理と言ってよいだろう。そしてユダヤ人全般がある意味、精神的病理者である、ということが、マイケル・ホフマンのように当のユダヤ人自身によっても指摘されている。
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●ユダヤ人には小児性愛犯罪者が多い
http://henrymakow.com/2014/01/Jews-dominate-sweep-of-pedophiles%20.html
【1月6日 By Salman Hossain】
最近三年間で、カナダ警察はカナダ、アメリカ、その他の国に本拠をおく国際的児童ポルノネットワークを標的とした捜査で素晴らしい成果を挙げている。
プロジェクト・スペードというのが、18歳以下の者たちを含む、違法ビデオと写真の制作と販売に関わる国際的捜査に付けられた名称である。警察は11月14日、350人以上を逮捕し、400人以上の児童を保護した、と発表した。
児童ポルノ製作者と販売者の国際ネットワークは国際的ユダヤ人団によって指揮されていた。重要な首謀者はドイツ人のマルクス・ロスとカナダ人のブライアン・ウェイだ。ブライアンの母親のサンドラ・ワスロヴも息子と一緒にこの犯罪に関わっていた。彼女は起訴されたが現在は逃亡中の逃亡者である。
ブライアン・ウェイはどのようにして警察の監視に入ってきたか? 別のユダヤ人仲間のデイビッド・アイゼンローがアメリカの特許・商標事務所に、ブライアン・ウェイがアイゼンローのビデオを盗みインターネットで販売している、と訴えたのだ。このアイゼンローもペダラスティー(少年を対象とする男色)に関わっていた。
マルクス・ロスのような他のユダヤ人らは、ルーマニアの村々から貧乏で騙されやすい少年を武芸教室で教えてやるという触れ込みで誘っていた。ロスは少年達を強制し性的行為を行なわさせていた。2010年8月、ロスは少年のポルノ・フィルムを100本以上制作したとして3年の刑期を言い渡された。当局は、これらのフィルムはカナダ内で1本1000ドルで販売されていた、と語った。
ロスは元KGBのウクライナ人でユダヤ人スパイであるイゴール・ルサノフと共にそのような稼業を行っていた。この男は2011年に逮捕された。ルサノフは多くの少年達とセックスをしたと言われている。ルサノフはロシア・イスラエル・マフィアとの繋がりがあると疑われている。彼等の会社(アゾフフィルム)の顧客リストから多くの逮捕者が出た。
■ユダヤ人の有名人にはアゾフフィルムの顧客が多い
この作戦で逮捕されたユダヤ人には、肛門性交者(ペダラスト)のマール・シェイファーがいる。またデイビッド・ゴールドバーグも逮捕された一人だ。彼は「私はペドファイル(小児性愛者)」というタイトルの記事をアトランチック誌上に書いたことがある。ペドファイルには刑務所よりも援助が必要だと示唆する内容である。「ペドファイルの誰も捕まりたくはないし、恐ろしい秘密を世間に暴露されたくない」と、モントリオールの新聞編集長として、また人気のあるマイナー・ベースボール・チームの元コーチで尊敬されてきたデイビッド・ゴールドバーグは、アメリカの週刊誌に驚くべきフランクさで告白を書いた。
「20年以上、私は殆ど毎晩、同じ生活を繰り返してきた:パソコンの前に座り...インターネット上の児童ポルノサイトを見ていた」とゴールドバーグはアトランチック誌上に書いた。「何ものもこの邪悪な行為を止めようとするものはなかった」と彼は書いた。
しかし何かが止めた:彼が逮捕されたことだ。2012年6月、プロジェクト・スペードの成果だ。彼は、「大多数のペドファイルたちは実際にいたずらをするわけではなく、児童ポルノを何時間も見ているだけだ」と主張し、「ある日、彼等が必要としている援助を我々が社会として提供する日がくるであろうか?」と尋ねた。
20年間に渡って、リチャード・ケラー博士はマサチューセッツ州のアンドバーにあるフィリップ・アカデミーで医長であった。この高校は全米でも最も権威のある高校の一つでブッシュ大統領親子などもここの出身である。ケラーはジューイッシュ・ビッグ・ブラザース・オブ・クレーター・ボストンでボランティアをしていた。
彼もまた、児童ポルノフィルムを見たいという欲望を抑制しようとして失敗してきた者だ。彼のケースの法的書類では、「1970年代初期から青少年に対する性的興味があった」とある。
アゾフフィルムの顧客として、ケラーはプロジェクト・スペードの逮捕劇の一例として全米郵便捜査局(USPIS)によって逮捕された。彼は児童ポルノの受領と所有で訴えられた。
ケラーの法的書類によれば、彼は50本のフィルムを19回にわたって別々の機会に購入、そのための費用として2695ドルを支出した、という。
彼の自宅を捜索している最中に、500枚の高光沢紙に印刷された写真を発見した。また他の60本の児童ポルノのDVDを発見している。
教区司祭のダニエル・モローのような、有名だがユダヤ人ではない人物も逮捕されている。
■その他のケース
2010年、ユダヤ人組織であるブナイ・ブリス地区長のビル・サーキスは児童ポルノへのアクセスと所有により有罪とされた。2012年、カナダのオンタリオ州の元教育副大臣のベン・レビンは、彼のようなペドファイルにオンタリオ性教育プログラムを作ったが、児童ポルノの制作と販売で起訴された。
ユダヤ人社会の人々の中には、エリートと中流階級に主に少年だが少女も含む未成年者を性的に陵辱するということに奇妙な魅惑を感じる人々がいるようだ。タルムードは赤子と幼児に対する性的いじめについての指導がある。ユダヤ教の教師(ラビ)は、日常的に割礼の間、口による吸引を行う。これも未成年に対する性的に逸脱した行為の形態とされる。このことで性病が感染する事がしばしばおきている。
■どうしてイギリスは免れたのか?
最近まで、法執行機関はブナイ・ブリスないしはADLによって起訴しないように、ないしは軽罪にするよう買収されたり圧力を受けたりしてきた。著者としてはMI6やイギリス警察がこのような犯罪者が存命中は彼等を擁護してきたと疑っている。彼等の名前が公になることで、更に多くの者が、ユダヤ人を先祖に持つことが暴露されることになるからだ。その良い例は、クリプト・ジュー(カトリック教徒のユダヤ人)であるジミー・サビール(彼はユダヤ人の子孫)だ。私の勘では、シティーに本拠を置くユダヤ人銀行家は、この傾向を支える上で重要な役割を果たしているということだ。
今までのところでは、カナダで108人、アメリカで76人、その他の国で164人が逮捕されて、起訴されている。奇妙なことは、国際的児童買春、ペダラスティー、ペドファイルのハブであるという事実にも関わらずイギリスからは誰も起訴されていない、ということだ。
再度、カナダ警察の世界最大の児童ポルノ・リングに対する逮捕劇における努力を称賛したい。欧米文化の主流の最大のものの一つが、この未成年者に対する嫌悪すべき犯罪である。
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シリア戦争では、反政府勢力内の内部抗争が激化
◆1月7日
シリア内では反政府勢力グループ間の内部抗争が激しさを増しているようだ。以前は、反政府勢力でも自由シリア軍とアルカイダ系グループとの内部抗争が主な衝突であったが、最近はアルカイダ系のグループ同士でも、抗争が激化している様子だ。
彼等が独りよがりの独善的思考の持ち主であり、排他的である故、自分達と考え方が違う存在を許せない者たちであることは既に指摘したが、思い出すのが日本の新左翼の内ゲバと言われた1970年代の一連の抗争である。彼等はマルクス・レーニン主義的思考の小さな違いから分裂に分裂を重ね、最後は浅間山荘事件や妙義山山中での「総括殺人」事件などで、消滅していった。
この世の政府に完全なものなど存在するはずもなく、シリアのアサド政権にも多くの問題は存在するであろうが、国民は穏便な改革を進めているアサド政権を支持してきた。そこに、欧米や湾岸アラブ諸国、トルコやイスラエルがチュニジアとエジプトの「アラブの春」現象を利用し、偽りの「アラブの春」運動をシリアで展開、最初から、アサド政権に流血の責任を押し付け、それを欧米と結託するカタールやサウジアラビアのアラブ・メディアや欧米のユダヤ・メディアを使って世界的にアサド政権の非を喧伝してきたのだ。またそれを無批判的に受け入れ流してきたのが日本のメディアであった。
今やそのシリアで血の抗争を進めているのは、むしろこういった反政府グループであり、シリア国民はアサド政権が全土を平定し、以前のような平和な国家を取り戻す事を願っている。そのためにはアルカイダ系グループを支援するサウジアラビアなどが、反政府グループに対する支援をストップすることが必要不可欠であり、シリアに平和が戻るための十分条件でもある。
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●シリア:反政府勢力内の内部抗争が激化
http://en.alalam.ir/news/1551780
【1月5日 ALALAM】
外国が支援するシリアの反政府勢力内で5日、24人の民兵が殺害されるなど、内部抗争が激化している。
反政府勢力グループとメディアの報道によれば、3日から外国が支援するグループとアルカイダ系の「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」グループ間の内部抗争が激化している、という。
外国が支援するシリアの反政府グループの民兵が、他のグループや活動家一般市民に対し恐ろしげな虐待を行う事で非難されているISILの検問所や基地を襲撃したことで、戦闘が激化している。
ISILは幹線道路と検問所を他のライバルグループから奪取することで、覇権を握ろうとしていると言われている。
シリア北部のアレッポ地区の村であるタル・リファアト付近で、車両によるISILの襲撃で少なくとも10人の民兵が殺害された、といわゆるシリア人権監視団体が語った。
アレッポのフレイタン町では4日、5人の民兵がISILによる車爆弾により殺害された、とオブザーバトリー誌が民兵と医師らの語るところとして報じた。
シリア北西部のイドリブでは、ジャバル・アル・ザウィヤ付近でのISILによる待ち伏せ攻撃のため4人の民兵が殺害され、ハレム町ではISILによって5人が処刑された。
4日から主にアレッポとイドリブ地区で、民兵らがISILによって殺害されたり拉致されたりしている。
5日には、戦闘は他の地区、この場合はトルコとの国境に近いラカ地区のタブカに移っていった。
シリア戦争の複雑さを考えると、アル・ヌスラ戦線の民兵グループが最近ISILに対する戦闘に巻き込まれているが、両グループとも、その源泉はイラクのアルカイダである。
ISILは、レバノンのベイルートのヒズボラの基地で今週起きた自爆攻撃で、4人が殺害された事件の実行犯であると主張している。
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厳しい寒さに襲われるカナダのケベック
◆1月6日
アメリカが寒波に襲われているという。死人も多数でている。去年の夏は日本では各地で40度を越す暑さが話題になったが、冬の到来は早かったし、初雪も早かった。そしてこのアメリカの厳しい寒さを見れば、「極端な暑さと極端な寒さ」と指摘した、2012年12月27日号や、6月10日号、それに2010年の10月23日号などの記事のコメントが思い出されよう。
この6月10日号で記したように、「太陽自体の変化が始まっているので地球はこれからは、小氷河期に向かうと見た方がよさそうである。つまり一方では太陽の電磁波で地球自体が内部から温められての温暖化が進み、そのためシベリアの永久凍土が融け始めるようなことが起きるが、同時に地球表面では小氷河期のため寒冷化現象が起き、結局、極端な暑さと極端な寒さが季節感を無視して顕れるというようなものになっていきそうである」となるだろう。
ヨーロッパなどで川の水が全面的に凍結するような事がおきれば、川の水を原子炉の冷却水として利用しているフランスなどでは、その冷却が進まなくなる事態も想定しておく事が必要であろう。「想定外」という言葉は使って欲しくない。これからは何が起きるかを、極端さを加味して想定していくべき時代に入っているのだ。
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●「極渦」がアメリカ中西部と北東部を直撃し大寒波襲来
http://rt.com/usa/us-canada-weather-snow-191/
【1月5日 Russia Today】
アメリカの中西部と北東部は月曜日に記録的寒さをもたらすと予想される巨大寒波の「極渦」に対する準備を進めている。現在までにこの極端な寒波による死者は16名にのぼり交通をマヒさせ電力不足をもたらしている。
荒天状況に晒されている者たちにとっては凍傷と低体温症に注意が必要だ。北ダコタでは-31°C、ミネソタでは-35 °C、インディアナポリスとシカゴでは-26°Cと予想されている。これに風が伴う事で、-56 °Cになることもあるという。
この凍るような空気は5日、メキシコ湾岸に迫りつつある。
「5日の夜には北中部の州ではマイナス50度から60度に感じるかもしれない」と国立気象局のトム・ムーアはNBCニュースに語った。
「こういった状況下では、寒気に肌を晒せば5分間で凍傷になる・・・こういった状況下ではしっかり防寒対策をしていないと容易に死ぬことになる」と彼は語った。
このような厳しい凍るような気温はこの地域では20年間なかったことだ。
気象学者はこの天候状況は、密度の濃い反時計回りの気流の塊である「極渦」によるものと見ている。
「これは北極ないしは北極圏で形成される広範囲な非常に冷たい空気が南下していることで、・・・通常はカナダ付近に留まるが、今回はずっと南下してアメリカ東部にまで来ている」と国立気象局の気象学者のフィリップ・シューマッハーは語った。
寒波がアメリカを襲っているため、当局は国民の中で危険な状況にある人々を守るため動き出している。
「通りで生活している人々は誰でも、シェルターに集まってもらわねばならない」とムーアはMSNBCニュースに語った。「そうしないと死ぬ危険があるし、そういうケースがおきることを恐れている」と彼は語った。
FlightAware.com.によれば、5日には全米で1266便が欠航し、6036便が遅れた、という。
ずっと南にあるワシントンDCの学校は4日休校となった。多くの官公庁も閉鎖された。多くの都市で、またミネソタ州では公立学校は6日まで休校となる。テネシー州のナッシュビルでは学校は8日まで休校となる。
冬季荒天注意報が28cmの積雪に見舞われたデトロイト地域に4日出された。
冬の寒さの中での荒天が1日、アメリカ中西部と北東部を襲い、19人が死亡、数千のフライトが欠航し電力不足を招いた。
カナダでは強いブリザードのため、6万5000人が寒さの中、電気のないままニューファンドランド島に6日か7日に電気が復旧されるまで取り残されている。
ニューファンドランドとラブラドールでは、厳しい悪天候のため火災が起き、ハリルード発電所が閉鎖され、島全体で大規模停電が発生、19万人が電力のないまま取り残された。
気象予報士らは4日、ニューファンドランドとラブラドールでは15インチの積雪があったと語った。
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