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スキャンダルで辞任したデイビッド・ペトレイアス将軍

◆11月26日

 アメリカ権力構造の内部では、外部のものには知られない方法で権力闘争が行われていて、その一旦が今回のペトレイアス将軍のスキャンダルとして表面化したという。

 対イランに関して、あるいはそれは一つの切り口であって、要はアメリカを再度ブッシュ時代のような戦争屋国家へと戻すことを願うネオコンを中心とするタカ派連中が、オバマ追い落としのために仕掛けたのが、リビヤのベンガジでの米大使殺害事件だったという。

 長編なので、3回に分けて掲載することにする。

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●ワシントンでのクーデタと反クーデタ (1)
http://www.presstv.ir/detail/2012/11/19/273240/coup-and-countercoup-in-washington/
【11月19日 Webster Tarpley – Press TV】

 今年、ある将軍たちのグループは、リビアのベンガジでの事件を起こすことで、そしてそれを大統領選の騒ぎの中で進めることで冷たいクーデタのサインとして、恐らくはコンピュータ関連の不正選挙を利用して、オバマを引き摺り下ろし、ミット・ロムニーを大統領にさせることが出来ると考えていた。しかし、彼らの計画は予定通りには行かなかった。

 政治家らは時には将軍たちのパージをする。フランスの秘密部隊(OAS)が1961年4月、アルジェリアでその独立を阻止しようとして反乱を起こした時、ドゴール大統領は何人かの将軍たちとその他の将校らを牢獄に送らざるを得なかった。オバマ政権とその取り巻きは、オバマの位置をロムニーに与える為に不正な工作をした何人かの情報・軍事関係高官を解雇したようだ。
 この解雇劇は、大衆の前にはソープオペラ風セックス・スキャンダルの装いで示された。これは実際の権力のメカニズムを大衆の目から隠すことを狙ったものだ。アメリカ軍のこの解雇されたグループはイラクやアフガンでの植民地戦争の拡大を望んでいた者たちであり、またイラン攻撃にも賛成していた者たちであった。


■ペトレイアス将軍:イランとの戦争を望んでいたネオコン
 
 最も劇的な没落劇はデイビッド・ペトレイアス将軍の例だ。CIA長官でもあった彼はイランとの早期の戦争を推奨していた人物の一人だ。その他のごろつきたちが続いている。その結果は、ごろつきネットワークあるいは見えない政府の一部が、何を目撃しているかということを理解できる十分な知識を持つ者たちによって見られるようになった、という珍しい機会になったということだ。しかし今回はほんの表面を削った程度である。

 ロムニー支援者らはネオコンであり、ブッシュ時代の生き残りであり、情報関連者の中のモルモン・マフィアのメンバーたちだ。オバマ支援者らは、ブレジンスキー・ナイ系のソフトパワーグループであり、イラン戦争に反対する軍関係者たちだ。ネオコンと反動的モルモン教徒らは侵略的戦争と在庫一掃爆撃をアメリカの外交政策として再開したがっている。彼らは無人機や暗殺を好むが、中東にアメリカの十分な通常戦力を維持しておきたいと望んでいる。

 親オバマグループは大掛かりな介入は避けたいと思っている。彼らはサイバー戦争、無人機、暗殺、爆撃、特殊部隊による襲撃、経済制裁の形での経済戦争、技術面での禁輸などを望んでいる。彼らがシリアのような国家を破壊したい場合は、アメリカの直接的介入とか爆撃を好まず、トルコとかアルカイダネットワークのような代理者を利用し両者ともども弱体化させることを狙っている。それ以上に、彼らはカラー革命を好み、ソフトパワーによる政権転覆を望んでいる。

 ベンガジの領事館は通常では相当な軍事力が備えられてあるCIAの持ち場であった。スティーブンス大使はCIAとの間に強いコネクションがあり、ベンガジ・デルナ・トブルク回廊の、アルカイダと繋がるテロリストとの関係を持っていた。彼らをアメリカはシリア攻撃に使用している。彼のトルコの外交官との最後の会話は明らかにこの件での会話だった。 

 スティーブンスとその他の者たちは、イスラム戦士との関係は友好的だったため恐れることは何もないと考えていた。スティーブンスを殺害した時の襲撃はスフィヤン・クムという、何年かガンタナモに収容されていたが、後にカダフィを倒す為のCIAの工作員となった人物の配下の勢力によって成された。近くにいたCIAの軍事グループはCIAの司令組織によって動かないよう命じられていた。

 反乱軍の指揮をとるためCIAの工作員であったヒフター将軍を助ける為、2011年の夏ヨウネス将軍を暗殺した別のCIAの工作部隊である2月17日マルチール旅団は、追加の警備のための契約をしていたが、これもまた介入しなかった。
 ペトレイアス将軍はその夜は映画鑑賞に出ていた。9月14日、ペトレイアスは情報委員会に対して、ベンガジ事件は突発的なものであり、示威行為が暴動に発展したものだ、とした。

 これがスーザン・ライスがテレビで9月中旬に語った流れである。オバマ政権はどんな場合であってもリビヤをアルカイダに引き渡したという事実を隠蔽することに熱心であった。ベンガジ事件のゴールはオバマに疵をつけることで、CIAはペトレイアスによって指揮されていた。

 ペトレイアスは2011年9月6日にCIAにやって来た。一月以内にイランのクァッズがワシントンのサウジ大使の暗殺を計画しているという馬鹿げた非難という形でイランに対する挑発行為が成された。情報世界の専門家であるデイビッド・イグナチウスは当時、この信じがたい工作物語が信用された理由は、「CIA(ペトレイアスのこと)と他の情報機関は、情報提供者からの、クァッズとイラン革命防衛隊を示唆する「おいしい情報」を立証する情報を集めていたという事実のためである。

 実際は、この情報提供者は、麻薬取締局かムジャヒディン・エハルク(MEK)という、アメリカによってイラクに維持されている反イランのテロリストたちである。このMEKは国務省のテロ組織から除外される恩恵をうけている。この工作のゴールは、NATOとイランとの間の緊張を解く外交的解決への道を頓挫させることにあった。

 ワシントンでは、ネオコンのペトレイアスは常にベトレイ・アス(我々を裏切る)将軍と考えられていた。ブッシュの軍閥将軍であり、イラク戦争の指揮官であった。彼は民間のタカ派ネオコンのお気に入りで、アフガンとイラクでの失敗の後、ネオコンは彼を権力に返り咲く乗り物と見ていたのだ。
 ペトレイアスのネオコンの案内人はフレデリック・カガンとマックス・ブーツであった。オバマは常にペトレイアスが大統領選に出ることを恐れていた。そしてロムニーが指名を獲得した時は、ペトレイアスが副大統領候補になることを恐れた。

 1941年12月6日の夜、ルーズベルト大統領にダメージが与えられるとして、真珠湾攻撃が起きることを願っていたので、いくつかの口実の下、都合よくグループの外部に留まっていたジョージ・マーシャル将軍のように、ペトレイアスはベンガジ攻撃の時はカナダ大使館のアレゴ映画館にベン・アフレックと一緒に映画鑑賞のために出かけていた。この映画はイランでの1979年のCIAの工作を扱ったものだった。  (2)に続く

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