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リビアの主要な武器である対戦車ロケット砲

◆3月8日

 リビアの反乱勢力を支援するに際し、直接的軍事介入は出来ないアメリカが、サウジアラビアに支援を肩代わりすることを要請している、という。

 しかし、サウジは自国内に既にシーア派の爆弾を抱えている。ここで反政府運動となっているリビアの反乱勢力を支援すれば、自国内の反政府勢力も更に勢いづくかもしれない。君主国家の王様が民主化運動の支援など、もともとやりたいはずはあるまい。

 しかも実際にサウジで反政府運動が高まり、王国を揺るがす事態となった時、サウジ政府が大弾圧に乗り出し、流血の事態がリビアよりひどいというような状況になった際、アメリカはどうするのだろうか? サウジ家を守るのか、民主化勢力を支援するのか?

 アメリカの民衆はその時どうするのか? 親米国家だから、サウジ家の大弾圧を見て見ないふりをするのか、それとも民主化勢力を支援するのか? 大いに悩む事になろう。これは大いに悩んでほしいものである。

 こうして、今までのアメリカのダブル・スタンダードといわれてきた矛盾する政策がぼろを出してきているのだ。常に欧米型の民主主義を押し付けるような政策を進めてきたが、それは実は口実であり、ようするに反米国家を潰したかっただけなのだ。だから親米となれば、サウジのような絶対君主制の国家をも擁護してきたのであり、今はその「付け」が表に出てきただけである。

 このような矛盾がいつまでも継続するわけもなく、今や、欧米諸国は自分達の撒いた矛盾の種を刈り取る羽目に陥っている。イギリスでもカダフィを支援してきた事で、今頃になって大騒ぎする事態を招いている。金のために節操を売った国家の惨めな姿である。

 それに比べれば、イスラエルはまさしく鉄面皮そのものである。中東で唯一の民主主義国家だと喧伝し、アメリカの保護と支援をほしいままにしてきたが、裏では独裁国家のリビアとつるんでいたし、今も傭兵を送ることで支援している。

 しかもこのリビアではイスラエルの不倶戴天の敵の一つであるシリアがリビア政府支援で、空軍パイロットを派遣したというから、リビアをアリーナとして複雑怪奇・しっちゃかめっちゃかな状況が出てきている。

 
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●アメリカ:リビア反乱勢力支援はサウジ迂回で対処?
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/americas-secret-plan-to-arm-libyas-rebels-2234227.html
【3月7日 Robert Fisk – The Independent】

 リビアでの軍事介入を極力避けたいアメリカは、サウジアラビアに対し、ベンガジの反乱勢力に対して兵器を供給するよう要請している。10%に及ぶ国内シーア派から既に「怒りの日」の脅威に直面しているサウジ王国はあらゆるデモ活動を禁止していることもあり、アメリカからのこのかなり機密性の高い要請に応えることに躊躇している。もっともアブドラ国王自身は個人的には、一年前に自分の暗殺を企てたリビアの指導者のことをひどく嫌っている。

 アメリカの要請はサウジとの軍事協力関係に沿ったものである。アメリカのレーガン政権時代のコントラ・スキャンダルに深く介入していたジッダの国王一族は、1980年とそれから暫くは、アフガンでソ連に対抗して戦うゲリラに対し武器援助をするアメリカを即座に支援したことがあった。

 しかし、リビアで戦うゲリラに武器を供給する能力と戦略的な位置にいるのは、アメリカのアラブ同盟国としてはサウジだけだ。 武器がアメリカ製でサウジがその支払いをするとしても、サウジがやってくれれば、アメリカは武器供給通路に関し軍事介入はしていないと言うことができそうだ。

 カダフィの反対勢力は最初の優先兵器としてカダフィ側の機甲部隊からの攻撃を阻止するために対戦車ロケット砲と迫撃砲、また戦闘爆撃機を撃ち落とす地対空ミサイルが必要である、とアメリカに告げている。

 兵器の供給は48時間以内にベンガジに到達するが、リビア内の空軍基地とベンガジ空港に届けられねばならない。もしも、ゲリラがその後攻勢に転じ、西部のカダフィ側の拠点を攻撃すれば、飛行禁止空域の設定に対するアメリカとNATOに対する政治的圧力は減少するかもしれない。

 アメリカ軍の作戦計画者は既に、そのような空域を設定するにはリビアの対空・ミサイル基地を攻撃する必要性が出てくるということを示している。そうなれば、アメリカが反乱勢力側について直接戦争に介入することになってしまうであろう。

 アメリカのAWACS偵察機はリビア上空を飛行し、マルタの航空管制センターと接触しリビアの飛行パターンの詳細な情報を要請している。これには先週末前にヨルダンに飛行しリビアに帰還しているカダフィの個人ジェット機の48時間以内の動きも含まれる。

 公式的には、NATOはAWACSの動きは、9・11後の中東地域での対テロ対策の一環としてのオペレーション・アクティブ・エンデバー(OAE)の一つとして説明するだろう。

 AWACSからのデータは現行の軍務指令の下、NATO各国へ流される。今や、カダフィは欧米の語彙で言えば、スーパー・テロリストの位置を勝ち得たので、もしも軍事作戦が行われるとすれば、NATOの使命は簡単にリビアでの臨機目標を探すことに向けられる。

 アルジャジーラ英語版テレビチャネルでは、アメリカ航空機がマルティーズ航空管制へリビアのフライト、特にカダフィのジェット機の情報を要請している通信を放送した。

 アメリカのAWACS機LX-N90442が、カダフィの持っているVIP用空港のあるミチガへアンマンから向かうリビアのDassault-Falcon 900ジェット機5A-DCNの情報を、マルタ管制塔に要請していることが分かる。

 NATOのAWACS 07は、「我々の85マイル東の航空機の情報はあるか?」と言っているのが聞こえる。マルタ管制塔は、「これはFalcon 900のようだ。飛行計画ではミチガが到着地」と応えている。

 しかしサウジアラビアは、バーレーンの同じシーア派による反乱によって活気付き、支配一族であるサウド家に対する金曜日の抗議デモを呼びかけている、自国のシーア派の民衆による抗議運動に直面する危機的状況にある。

 先週クァチフ地域へ軍と治安警察を投入した後、サウジ家は民衆によるデモの一切を禁止する措置を取った。

 シーア派のオーガナイザーは、サウジ軍が発砲することを阻止するため、女性を先頭に配置した2万名のデモを計画していると発表している。

 もしもサウジ政府がリビアの反乱勢力側に銃砲やミサイルを送れというアメリカの要請に応じたら、オバマ大統領にとってシーア派に対するサウジ政府のいかなる暴力行為に対しても、それを非難することは殆ど不可能になるかもしれない。

 従って、アラブの覚醒、北アフリカにおける民主主義への要求、シーア派の反乱、カダフィに対する蜂起は、この地域でのアメリカの軍事優先順位で数時間でカバーできる空域内で紛糾しだしている。

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