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ハリリ暗殺現場・直径6mの大穴

◆2月6日

 エジプトで「親米」のムバラク大統領追放騒乱が続いているが、いずれにしても体勢は変わらないだろうから、やがて「親米」ではない政権が生まれるようになるだろう。ただしその政権が「反米」かどうかは、まだ分からない。

 このエジプト騒乱で、すっかり影を潜めているのがレバノン情勢であるが、ハリリ元首相暗殺事件を扱うレバノン特別法廷を巡っての政争でハリリ(息子)政権が崩壊、暫定首相が組閣を模索しているところである。

 2005年2月14日に起きたこのレバノンのハリリ元首相暗殺事件は、特殊爆弾で一挙に23人が死亡、100人以上が負傷するという大規模な暗殺事件であった。

 当初、シリアがその下手人であると名指しするアメリカを始めとする国際世論の盛り上がりでシリアは軍をレバノンから撤退せざるを得なくなったのだが、その軍事的空白が2006年7月のイスラエルのレバノン侵攻(第2次レバノン戦争)を引き起こした。

 従って、少し頭を働かせば、あのハリリ元首相暗殺事件の狙いがレバノンからシリア軍を撤退させることで、イスラエルのレバノン侵攻を容易にさせる、という戦略があったということが見て取れるはずだ。

 そこで、あのハリリ暗殺事件にイスラエル自身が絡んでいたのでは、という疑惑が当然浮かんでくる。どうもそれは否定しがたい、ということが以下の論説である。少々長いので、2回に分けて掲載することにする。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●ラフィク・ハリリ暗殺:イスラエルは関与したのか?-1-
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=22825
【1月17日 by Thierry Meyssan」

 欧米メディアが最近レバノン特別法廷からヒズボラに対する起訴がなされると報じているが、ロシアの「オドナコ」週刊誌は国連の調査に全面的に疑義を持っていることを示した。ハリリ元首相暗殺に使用された武器はドイツから供給されたものであるとティアリー・メイサンは明らかにしている。 ドイツの元検事総長であり国連調査団の責任者であったデトレブ・メーリスは、自国が係わっていたことを隠すため証拠となるものに手を加えたようだ。こういったことが明らかにされたことで、特別法廷は困惑し、流れが変わってきている。

 中東を揺るがすあらゆる出来事は今日では、レバノン特別法廷(STL)周辺で結晶化しつつある。和平がその成り行きに懸かっているし戦争も同様だ。このSTLはヒズボラの解散をもたらそうとし、レジスタンスを抑圧しパックス・アメリカーナを打ちたてようとしている。他の者たちは、STLは法を無視し真実を捻じ曲げ新植民地的秩序をこの地域にもたらそうとしていると見ている。


◆レバノン特別法廷(STL)

 この特別法廷はハリリ元首相暗殺のスポンサーと言われる者たちを起訴するために国連安保理決議1757号に従って2007年5月30日に設置された。当時の政治的状況は、ネオコンに好意的でないシリアのバシャール・エル・アサド大統領とレバノンのエミール・ラフード大統領(当時)を狙ったものだった。しかしながら、偽りの証人によって埋めこまれた証拠を基礎としたものだったため起訴はされなかった。容疑者がいなくなったため、特別法廷は面倒な手続きの過程で消えてなくなってもおかしくなかったのだが、中東の激動する政治局面の中心として戻ってくることになるある動きがあった。

 2009年5月23日、ジャーナリストのエリック・フォーラスはデア・シュピーゲル誌に、STLが新しい容疑者を起訴する準備を進めていると書いた。その容疑者とは、ヒズボラの軍事指導者らのことだった。この18ヶ月間、ヒズボラの事務局長であるハッサン・ナスララは、ヒズボラは係わっていないことを明言してきている。彼は、この訴訟の真の狙いはレジスタンス運動を絞め殺すことにあり、イスラエル軍にとって動きやすい地域にすることにあると主張してきた。例えば、アメリカの公正を主張する動きは、国際的裁判を逃れることは誰にも許されないと明言した。

 いずれにせよ、直ぐ始まると考えられているこの起訴は、スンニ派指導者(ハリリ元首相)の暗殺に対しシーア派指導者がその下手人であると見なして起こされたものだ。この起訴は、従ってイスラム教徒間の内乱を扇動する性質を持ったものであり、この地域を流血と暴力の深みに投げ込むことを狙ったものである。

 2010年の11月15、16日、亡くなったハリリ元首相の息子であるレバノンのサアド・ハリリ首相(当時)はモスクワを公式訪問した際、この特別法廷の政治的な動きはレバノンを新たな騒乱に投げ込む危険があると繰り返し表明した。メドベージェフ大統領は、ロシアは公正が期されることを願うし、特別法廷の信用を傷つけ弱め、遅延させるようないかなる試みも非難すると言い返した。この原則論は、ロシア政府のSTLの側に付く自信から来たものだ。しかしそれは、オドナコの暴露でひどく傷つく危険性が出てきた。



◆事件の再吟味の必要性

 まさに我々はラフィク・ハリリ暗殺状況を調査することが望ましいと判断している。我々が発掘したデータは新しい地平を切り開いた。それは、今までなぜそれが調査されなかったのか、という驚きを感じさせるものである。長い調査の過程で、様々な役割を演じた大変多くの人々と出会った。多すぎるほどだったが、そのために我々の仕事に関するニュースは瞬く間に拡がり、レバノンの武装レジスタンス指導部を下手人に仕立て上げようとする暗殺法廷が正に棚から牡丹餅となっている者たちに警鐘を乱打するものになっているのだ。我々を脅かすために、イスラエルのエルサレム・ポスト紙は2010年10月18日、我々の仕事の内容を引用しながら、予防的攻撃を行った。全くの中傷の調子で、我々の記事を著者がヒズボラを称賛するためイランから100万ドルを受け取ったと非難したのだ。

 事実を追ってみれば、ラフィク・ハリリの車列は2005年2月14日にベイルートで攻撃された。23人が死亡、100人あまりが負傷した。安保理による委託を受けた仮報告書は、レバノンの治安判事と警察の専門的でない動きに対する注意を喚起した。状況を立て直すため、安保理はレバノンが提供できないような資金を与えて独自に調査官を任命した。調査の始めから、この攻撃は爆弾を抱えた車による自爆犯によるものという解釈だった。

 レバノン当局の専門的でない動きを補うために設定されたということで、国連の代表部が伝統的な犯罪訴訟手続きを几帳面に尊重することを期待した者がいたかもしれない。

 しかし事実はそうではなかった。犯行現場は、まだ手のつけられていないその地形やその日に撮られた写真やビデオなども、詳しくは検証されなかったのだ。犠牲者は死体を吟味されなかったし、死体解剖もされなかった。長いこと、犯罪の手口を確認することもされなかった。地面に埋め込まれた爆弾によるものという仮説を破棄した後、調査官らは、立証することもなく一人の人物を車(バン)爆弾に係わったとして容疑者に挙げたのだ。


◆車爆弾では説明のつかない現場の状況

 しかも、それは信じがたいことなのだ:犯行現場を見れば、誰でも、非常に大きな深い穴が開いているのを見れるし、それが地面の表面で爆弾が爆発したことではできないということを見て取れるからだ。この公式見解に対し承認することを拒んだスイスの専門家の頑なな姿勢に直面し、10月19日レバノン特別法廷は犯行現場を非公開で再現した。それはロンドンでもSTLのあるオランダでもなく、この法廷に資金を出している国のひとつであるフランスで行われた。

 犯行現場を取り巻いている建物は再建され、地面の土はベイルートから持ち込まれた。車列は装甲された車も含めて新たに製造された。この狙いは、コンクリートの高い建物が爆発を閉じ込め、そのため爆風で穴が掘られることを見せるところにあった。この費用のかかった実験の結果は公表されなかった。

 攻撃のすぐ後に撮られたビデオと写真を見ると、最初の最もびっくりすることはその炎である。車のパーツとその他の諸々物が周囲で燃えている。そして犠牲者の死体だ。それらは、片面だけが黒こげになっていて反対側はそのままなのだ。通常の爆発物では普通はできない驚くべき現象である。この車(バン)がRDX、PETIN、TNTの混合物を運んでいたという理論はできたダメージからは説明できない。

 更に、ラフィク・ハリリの死体の写真から、彼の金の腕時計が溶けているのを見ることができる反面、彼のシャツのカラーは彼の首に元のまま付いているのが見て取れる。

 では、何が起きたのか?

 この爆発は例外的に高温の爆風を生み出したということと、例外的に短い間だけそのような高温を出した、ということになる。従って、この高温の爆風に晒された肉体は瞬間的に黒こげになったが、内部は焼かれなかったのである。

 高密度の物体(金時計など)は熱を吸収し破壊された。逆に言えば、低密度の物体(ハリリのシャツカラーなど)は、熱を吸収する時間が充分でなかったので、影響が少なかった。

 更に、ビデオは多くの四肢が爆発で切断されていることを示している。不思議にも、切断のされ方は、粘土の像になされたかのように明瞭である。粉砕されたとか、骨が飛び出ているサインはない。裂かれた肉体というケースも無い。その理由は、爆発で全ての酸素が吸収され、肉体の水分が脱水されてしまったので、肉体がもろくなってしまったからだ。その後の数時間、現場にいた何人かの証人たちは、呼吸の不安定を感じている。間違って当局はそれを精神的トラウマのための精神治療学上の反応と解釈している。

そのような観察は、犯罪調査のいろはである。それらがスタートポイントで無ければならない。しかし安保理の「プロの専門家」によって提出されたレポートのどこにもそのような判断はなされていない。


◆特殊な爆発をもたらす新型兵器の使用

 このようなダメージを生み出す爆発物は何かという点に関して、我々が軍の専門家の何人かに尋ねた際、彼らは数十年間に渡って開発が進められてきた新兵器について語ってくれた。それらは科学雑誌上にレポートが掲載されているものだ。核とナノテクノロジー科学の統合で、統御された正確な破壊力を生み出すことができるものだ。この新兵器は数十センチメーターまで決められた範囲内の一切の物を破壊するように設定することができる。

 同じ軍の専門家によれば、この兵器は他の効果ももたらすことができると言う。爆発のあった地域に強烈な圧力を生み出すのだ。爆発し終わった瞬間に、非常に重い物体も上方に持ち上げられる。その結果、車は空中に舞い上がったのだ。

 一つの明確は事実がある:この兵器は高濃度ウランのナノ分量が装備されているので、放射能を出していて量を定めることができるのだ。ラフィク・ハリリの装甲車両に居た一人の乗務員が爆発を生き延びたのでそれが分かった。バッセル・フレイハン元大臣はフランス軍病院に治療のために運ばれた。医者たちは、彼が高濃度ウランに接触していたことを発見してびっくりしたのだ。しかし誰もそれを攻撃と結びつける者はいなかった。 

 技術的なことを語れば、この兵器は小さなミサイルの様な形をしている。数十センチの長さがある。これは放射能のため無人機から発射されねばならない。実際、何人かの証人は、犯行現場の上空を航空機が飛ぶ音を聞いたと言っている。調査員はアメリカとイスラエルにどこの国の偵察衛星が適切な映像を送るために恒常的に作動しているか尋ねた。攻撃がなされた当日、アメリカはAWACS(早期警戒管制機)をレバノン上空に飛ばしていた。ライブの映像が送られるので、無人機の存在が分かるようになるし、そのフライト・コースを特定することさえできる。しかし、STLに協力するようあらゆる方面に働きかけているアメリカとイスラエルは、この要求を拒絶した。

 ヒズボラはイスラエルの無人機がラフィク・ハリリの動きを監視しているビデオと犯行現場を撮影しているビデオを傍受しそれを公開した。2010年8月10日の記者会見で、ハッサン・ナスララは、彼によればイスラエル空軍によって撮影され、ヒズボラによって傍受されたというビデオを見せた。ラフィク・ハリリの動きは数ヶ月間に渡って最後の日まで全て記録されていた。その最後の日は、全ての監視は攻撃がなされた通りのカーブに集中していた。

 このように、イスラエルは暗殺の前にこの地域を前もって監視していたのだ。これは、ナスララが指摘したように、彼らが犯行の当事者だということにはならない。

 では、誰がミサイルを発射したのか?

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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