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イラン初めての無人爆撃機
◆8月23日
イスラエルが無人機の投入など軍事力を向上させているのと同調するように、イランも今回無人爆撃機を公開した。イスラエルの軍事的な優位性がイランの追いかけでその差を徐々に縮められている。
オバマ大統領がイラクから軍を撤退させ、公約を実現しつつある中、イスラエルはパレスチナとの和平交渉のテーブルにつかざるを得ない状況であることを察知したようだ。
これからも長い道のりであろうが、イランを攻撃すれば、手ひどいしっぺ返しを受ける可能性がますます増大している状況を受けて、イスラエルは否応なしにパレスチナとの和平を進めていかざるを得ないであろう。またそれが、彼らの唯一の辿るべき道なのだ。
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●イランで最初のドローン爆撃機製作
http://en.rian.ru/news/20100822/160296266.html#comm
【8月22日 RIA Novosti】
イランは22日、最初の国内生産の無人爆撃機を披露した、とプレスTVが報じた。
4メートルの無人機はカラール(ストライカー)と名づけられ、イランのアハマディネジャド大統領によってイランの防衛工業の日の儀式の中で披露された、とプレスTVは報じた。
無人爆撃機のお披露目はイランとロシア専門家がイラン最初の原子力発電所に燃料を注入し始めた翌日行われた。
イラン発の原子力発電所となるとなるブシェール原子力発電所建設は1975年、ドイツの複数の建設会社によって始められた。しかしこれらの会社は、1979年のイスラム革命とそれに続いて起きたテヘランの米大使館包囲事件のためアメリカが行ったイランに対するハイテク技術に対する経済封鎖のため撤退した。その後ロシアが1998年、建設を完了するという契約を1998年2月に結んだ。
欧米ではイランは民間用の発電の平和的目的の核計画に見せかけて、核兵器を製造しようとしていると疑っている
●イランが無人爆撃機…巡航ミサイルも搭載可能
【8月23日 読売新聞】
イランのアフマディネジャド大統領は22日、同国が開発を進めていた無人爆撃機「カラール」(ペルシャ語で「攻撃者」の意味)が完成したと発表し、国営テレビは同機が離陸、飛行する模様を放映した。
同国保守派系ファルス通信によると、同機は移動可能な発射台から打ち上げられ、航続距離は約1000キロ・メートル。事実とすれば、ペルシャ湾岸の米軍基地への攻撃も可能となる。巡航ミサイル4発、または、115キロ・グラム爆弾2発を搭載できるという。
大統領は、同機の完成で「敵が行動を起こす前に、敵の拠点を撃破することが可能になる」と述べ、先制攻撃での使用を想定していることを明らかにした。国営通信は、「米国などが無人爆撃機技術を独占する状態が、これで崩れた」と報じた。
地上から遠隔操縦が可能な無人爆撃機は、米国が開発した「プレデター」改良型が、2003年のイラク戦争で実戦投入された。米軍は、アフガニスタン、パキスタンで、イスラム武装勢力タリバンなどに対する攻撃にも使用している。
●中東和平交渉 9月にもワシントンで再開へ
【8月21日 CNN】
イスラエルとパレスチナ自治政府が9月2日からワシントンで直接和平交渉を行うことで合意した。実現すれば、イスラエルのガザ侵攻で和平プロセスが頓挫した2008年12月以来初の直接交渉となる。
交渉には、中東和平プロセスを仲介する米国、ロシア、国連、欧州連合の4者(中東カルテット)のほか、エジプトとヨルダンの代表も加わる。ヒラリー・クリントン米国務長官は、(直接交渉の)目的は中東和平合意に向けたすべての問題の解決にあり、1年以内に完了するとの考えを語った。
イスラエルのネタニヤフ首相は直接会談を歓迎する意向を表明した。また、パレスチナ解放機構(PLO)の執行委員会も出席の意向を示したが、出席の条件として9月26日に期限を迎えるイスラエルによるヨルダン川西岸の入植凍結の延長を挙げている。
ミッチェル米中東担当特使氏は、ネタニエフ首相、アッバス・パレスチナ自治政府議長ともに直接交渉の実現に向け全力を尽くしていると語るが、その一方で、仮に交渉が実現しても果たして数十年間続く紛争を解決できるのかとの疑問の声も上がっている。
クリントン長官とミッチェル特使も、最終合意に至るには多くの障害があると指摘する。クリントン長官は「平和の敵」が交渉を妨げる可能性があるとし、ミッチェル特使も当事者間に残る不信感を認めたうえで、イスラエルとパレスチナの双方に対し、和平交渉への気運を乱すような言動を避けるよう促した。「交渉は、前向きな雰囲気の中で行われるべきだと考える。そのために、当事者は交渉の進展を妨げるような言動は慎むべきだ」(ミッチェル特使)
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