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当選確実の報道後、万歳をする小池百合子氏

◆8月1日

 小池百合子氏が都知事選に勝利、初の女性都知事が誕生した。

 与党の支援を受けた増田氏や野党の支援を受けた鳥越氏は完敗した。
 いろいろ分析がされていたが、特に無党派層の支援が小池氏に集まったようで、まさに都民の真実の支援を受けた都知事誕生と言って良いであろう。さらには自民党支援層の約半分の支援を受けた、ということからも常識的な都民の良識が小池氏を選んだ、と言える。自民党幹部もこのような情勢をしっかり認識すべきである。

 つまり小池氏が支援を要請されても、それを蹴って増田氏を擁立した与党は赤っ恥を掻いた。後出しじゃんけんで最後の最後に鳴り物入りで鳥越氏を支援した野党も全く歯が立たなかった。野党統一候補が惨敗したとなれば、野党統一候補作戦も、何の意味もなかった、ということになる。民進党の岡田代表も、鳥越氏が負ける情勢であることを理解して早々に来季の代表選不出馬を表明したのであろう。これで鳥越氏が大勝する勢いであったら、代表選不出馬宣言があったか、分からない。

 日本にはまだ天運がある、ということであろう。アメリカではクリントン女史が次期大統領になる可能性がたかい。在日米大使はすでに女性のキャロライン・ブービエ・ケネディ氏である。女性が男性とは違う感性や視点から社会に貢献していくことは素晴らしいことだ。そして女性同士で理解しあえる部分もいろいろあることであろう。日米関係もこのような点からも更に盤石なものとなっていくことであろう。

 小池氏が最初に手を上げ、与党の支援があろうがなかろうが自分の信念を貫いた姿と、与党の支援があれば、という条件で立候補した増田氏や野党の支援を想定して究極の後出しジャンケンで立候補した鳥越氏などは、その姿勢や意気込みなどにおいて既に選挙に負けていたのだ。勝負はその時、既についていたのである。潔い小池氏の姿が、都民、つまり江戸っ子の気持ちを引き付けたのであろう。

 移民に反対し、都の土地を韓国人に与えず、都民のために使用する、と公言した小池氏こそ全うな視点を持つ人物であり、天地が応援する姿勢であったからこそ、完勝したのだ。鳥越氏などは憲法改正反対や原発反対など、都政と関係ない国政に関する話が主流の主張内容であり、そんな頓珍漢な唐変木が都民からそっぽを向かれても当然であった。小池氏の今後の活躍を期待したい。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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