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意図的に「誤爆」を繰り返しながらイラク政府軍を弱体化させるアメリカの戦略

◆9月23日

 既に予期していたように(9月16日号「ロシア・イラン:アメリカのシリアでの空爆は中東全体を戦火に投げ込む」)、アメリカ軍がテロリストであるISIL(=ISIS、IS『イスラム国』)に対する爆撃をすると称して、実際はイラク政府軍に対する攻撃をしていると、ヒズボラが暴露した。これは昔から陰謀を働く者たちの常套手段である。これはあの「スター・ウォーズ」で明瞭に示された戦略でもある。「敵」を作り出し暴れさせ、その敵の殲滅のため独裁的権力を容認させ(仕方ないと思わせる)、かくしてその独裁的権力が自分達をも含め一切を支配する・・・この戦略の中東における具体的内容を以下に記す。

1.欧米軍はイラクやシリアのシーア派政権を弱体化するため、まず強力なテロ集団を組織化し育成し武装させ、シーア派政権国内に浸透させる。
→これがISILつまり「イスラム国」だ。ISILはCIAとモサドが訓練している

2.このテロ組織に欧米人を残虐な方法で殺害させ、更にそのテロ行為を拡大させると宣言させる。
→これが欧米ジャーナリストらの「斬首処刑」ビデオ公開で実施された。

3.欧米首脳は、自国民を守る為にこの残虐なテロリスト集団を撲滅せねばならないと宣言し、欧米の一般国民に欧米軍の介入を容認させる。そしてテロリストと戦っているイラクやシリアの政府の許可があろうとなかろうと、空爆を実施すると宣言する。

4.実際の空爆はテロリストであるISILの陣地を標的とする場合もあるが、同時に意図的にイラクやシリアの政府軍陣地をも標的とし、それがばれた場合には「誤爆であった」と申し開きをしつつ、更にその「誤爆」を継続することで、イラク政府軍やシリア政府軍を弱体化させる。
→これが今回、イラク駐留のヒズボラ部隊によって暴露された

5.政府軍が弱体化したところで、ISIL(=イスラム国)が攻勢に出てイラク政府やシリア政府を転覆させ、イスラム国ないしは親イスラム国の新政権を樹立させる。

6.この新政権はアラブ過激派の政権なので、イスラエルに対する攻撃を開始する。

7.イスラエルはシリアやイラクを占領したアラブ過激派の「イスラム国」と自国の「防衛のための戦争」を開始し、このイスラム国を打倒しイスラム国の領土となっていた旧シリア領と旧イラク領にイスラエル軍を進駐させ占領する。

 こうして、イスラエルは新たな拡大された領土を手にすることになり、イスラエルの国旗に描かれている2本の青い線が意味するチグリス・ユーフラテス川にまでいたる広大な領土をイスラエル領土として獲得することになる。あるいはそこに親イスラエル・欧米の政権を樹立させることで自国の安全保障を確実なものにさせることができる。

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●ヒズボラ:アメリカはISILではなくイラク政府軍を爆撃している
http://english.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13930631000827
【9月22日 Fars News Agency】

 イラクのヒズボラ大隊は、アメリカ軍用機は先月、ISILの要塞を標的にしていると言いながら、意図的に北方のバビル地区にあるイラク政府軍と志願兵の陣地に対する爆撃を、二度もしていると非難した。

 「ISILとの戦闘という口実でアメリカと国際社会は、邪悪な隠蔽工作をすることで政府軍や志願兵部隊に対する意図的な爆撃をしている」と、イラクのヒズボラ大隊の情報筋はアル・モスラ通信に語った。

 「アメリカが自らの主張する内容に忠実であるならば、ジョルフ・アル・シャカール、ファルージャ、その他のISILの陣地を標的としたであろう。しかし彼等は先週17日、アル・アウィサトにいる政府軍と志願兵部隊を攻撃した」と情報筋は語った。

 この情報筋は更に、アメリカはスマート爆弾とミサイルを先月二度に渡ってイラク軍と志願兵部隊に対し使用し、またこの攻撃は、高度な技術を必要とするハイテク兵器を使用しているので、誤爆で生じたことではないと強調した。 

 ヒズボラはイラク国民に対し、アメリカのイラクにおけるダブルスタンダード政策に対する警戒が必要なことを強調した。

 ヒズボラは15日、声明の中でアメリカが指揮する対ISILの同盟に対するいかなる協力も拒否すると発表し、「対ISILのため形成されるアメリカが指揮するこの同盟は、新しい占領謀略のプレリュードに過ぎない」と語った。

 このヒズボラ大隊はイラクに対し、欧米のとりわけアメリカと彼等の傭兵のシナリオに対する警戒を促し、ISILはアメリカのために仕事をしていることを示唆した。

 「アメリカの支援を要請するということは、イラクとその国民のテロに対する抵抗運動、それにイラクの一体化を守護するための苦悩を(アメリカによる)没収することを意味すると考えている」とこの声明では語られている。

 「我々は、イラクの問題はアメリカの責任であると考えている。また我々はアメリカに期待するものは何もない、と考えている」と語った。

 この大隊は更に、イラクの宗教的権威筋とエリート等に対し、更に社会のさまざまな分野の階層の人々に、遅すぎる前にイラクに対するアメリカの介入と現在の状況について率直な対応を取るよう促した。・・・以下略

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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