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通貨戦争のペテン後、金融津波第2波が
◆2月13日
「世界的負債爆弾の破裂にどう投資するか」で、今世界が再び金融危機に直面している事実を示す論文を示したが、マティアス・チャンも、もしヨーロッパの問題が解決されないと、アジアで、シンガポールから始まる一連の危機がアジア全体に及び、金融津波の第2波となる可能性を指摘している。
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●世界経済危機:金融津波はアジアを見ろ
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=17559
【2月11日 by Matthias Chang】
これは赤信号として書いたものなので私の論文では最小の記事の一つとなるだろう。
私が赤信号を送り出した時、それは急を要する警告であり、皆さんの資産を守るための(まだ残っていればだが)緊急の行動を促す呼びかけである。
最近、私はギリシャが世界的金融津波の引き金を引くかもしれないという記事を読んできた(いくつかはウェブサイトに掲載した)。もしギリシャがデフォルトとなれば、明らかに、大変な影響を与えることになるだろうが、それは私が理解しているようにではないだろう。
短期的には操作されたドルへのフライト・トゥ・セーフティ(リスク資産から安全資産への逃避)現象があるだろう(それ自身、間抜けなことだが)。その価値が全くのくずなのに、どうしてドルが通貨の安全地帯でありえるだろうか
いわゆるフライト・トゥ・セーフティというものは、現行の通貨戦争の厳しさを示すものだ。主にドルとユーロ、それとドルと元の間のことになる。しかし、アメリカの世界的銀行による操作は長くは続かず、世界的な詐欺であるということがはっきりするだろう。
昨年の7月以来、政策立案者といわゆる専門家らは世界の成長を促すためにアジアの経済復興が頼みの綱と思っている。そのような考え方は、心の混乱状態を示している。
アジアのあらゆる経済は、輸出主導であり国内経済は輸出の落ち込みを劇的に受けとめるには小さすぎる。バーナンキFRB議長の無謀な先導に従って、彼らは一斉に量的緩和、つまり大掛かりな法定不換紙幣の印刷(電気的にあるいはその他の方法で)のバンドワゴンに飛び乗ったのだ。インフレーションが起きたのだ。
初期の私のウェブサイトへの投稿で、私はアジアの経済を支えている弱い連鎖部分があり、それは中国ではないことを示唆した。
それはシンガポールである。繁栄の島とか金融安定地とか言われてしつこくアメリカの金融業者に勧誘されていた。リーマンブラザースが破綻して以来、最大のペテンの一つだ。
シンガポールは、GDPに対する負債の割合は、非常に大きい99.2%である。しかし誰もこのことを深刻に語っているようには見えない。シンガポールの方が事態はもっと悪いのに、なぜ彼らはあんなに大げさにギリシャのことを話すのだろうか?
もし、シンガポールが破綻すれば、世界経済の復興のためのアジアの成長ということは忘れた方がいい。だれでもアジアでのビジネスのやり方を知っている者は、もしシンガポールがデフォルトとなれば、インドネシアが次に沈む国になり、その次はタイとマレーシアとなるだろうということを良く分かっている。その感染は残りのアジア全域に拡大するだろう。中国がその感染を止めることはできない。
中国はこの問題を乗り越えるだろう、かのうじて。これは私の悪夢のシナリオだ。そして第2の津波がやって来る。
それはいつか?
ヨーロッパがギリシャ、スペインとポルトガルの問題の解決に失敗した後、が問題となる。
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