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60ミニッツに出たパネッタ米国防長官

◆1月31日

 アメリカの国防長官が、テレビ番組で、イランが決意すれば、彼らは1年間で核爆弾を製造できるだろう、と語った、と言う。また、もしもアメリカがイランが核開発をしているという情報に触れたならば、なんとしてでもそれを阻止するだろう、と語ったという。

 これは何を言っているか、と言えば、イランは核爆弾は開発していないし、所持もしていない、またアメリカはイランが核兵器を開発しようとしているという情報も持っていない、ということだ。

 彼はイランは核爆弾製造を『決意すれば』、1年で製造できるだろう、と言っているが、それは他の国でも同様であろう。日本も1年もあればできるのではないか?

 更には、1月19日の「ロシア:いかなるイラン攻撃も容認できない」で示したように、イスラエルの情報機関も「イランはまだ核兵器を製造することまで決定していない」という情報を持っているのである

 これからいえることは、イスラエルもアメリカもイランの核計画に関しては、自分達の情報機関が集めた情報を見ても、イランは核兵器の開発はしていないし、開発する決意もしていないということを知っている、ということであり、それでなおかつ、イランの「核計画」を阻止するために、脅したり制裁を加えたりしている、と言う事実である。こういうのを、いじめとか、パワーハラスメントとか言わないか? 「いやな渡世だなー」(座頭市)

 これこそが、自分の影に怯える「病理」体質の者たちのなせる精神疾患的行動なのだ。我々の日常生活でもときどきそのような人間が周囲にもいることがあるものだ。庭でバーベキューでも作っていると、三軒となりの家の精神疾患患者が「火事を起こそうしている!」とかいってわめき出す、などがそれだ。

 反対にアメリカの国防長官が、イスラエルと自分達は共通のゴールを持っている、と語っているのは、イランはまだ核兵器開発を決意していないのだからイランの核施設への攻撃はアメリカは考えていないし、イスラエルもしないはずだ、とイスラエルに釘を刺していることにもなるわけだ。

 これでオバマ政権の意向はかなりはっきりしてきたと言えるだろう。 

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●米国防長官:イランは一年で核爆弾を所有できる
http://www.theaustralian.com.au/news/world/iran-a-year-away-from-nuke-says-us-defence-secretary-leon-panetta/story-e6frg6so-1226257154858
【1月30日 The Australian】

 イランは一年で核爆弾を、更に2年から3年で運搬手段を製造できる、とアメリカの国防長官は語った。

 「アメリカと米大統領は、イランが核兵器を開発することは望んでいない、ということを明確にしておく」と、レオン・パネッタ長官はCBSの60ミニッツで語った。「これは我々にとってのレッド・ラインだ。これはイスラエルにとっても明らかに同様である。我々は従って共通のゴールを持っている」

 パネッタはもしもアメリカ政府がイランが核兵器開発を進めているという情報に触れたならばアメリカは、「それを停止させるために必要なあらゆるステップを踏むつもりだ」と語った。
 
 それは軍事的行動のことか、と尋ねられて長官は、「テーブルからはずされたオプションはない」と応えた。

 「このコンセンサスは、もしもイランがそう決意したならば、彼らは核爆弾製造までほぼ一年を要するし、運搬手段を製造するのに更に1年から2年を要するだろう、ということだ」と語った。

 昨年11月に出されたレポートでは、国際原子力機関(IAEA)は、10カ国以上から寄せられる情報と機関自身の情報筋からの情報は、「イランが核爆弾開発に関連する動きをしていることを示唆している」と語った。

 軍事基地での鋼鉄製コンテナ内での爆発実験とか、シャハブ3弾道ミサイル弾頭研究など、IAEAが言う「高度に核兵器計画に関連する」疑わしい12の分野についての詳細をこのレポートは示している。

 イランはこのレポートをでっち上げとして否認した。

 イランは、このレポートが出されて以来、アメリカとヨーロッパ連合による原油と中央銀行に対する措置を伴う、かつてない国際的圧力下にある。

 先週の一般教書演説の中でオバマ大統領は、核に関する問題でイランと平和的な妥結はまだ可能である、と語ったが軍事的選択肢の可能性は否定しなかった。

 「イラン政権は、以前よりずっと孤立している;イランの指導層はダメージの大きい制裁措置に直面しており、彼らが責任を回避する限りこの圧力が和らぐことはない」と大統領は語った。

 「アメリカはイランが核兵器を保有することを阻止する決意でいることは疑いないことであり、その目的を達成するためにはいかなる選択肢もはずされることはないだろう」と大統領は宣言し、スタンディング・オベーションを受けた。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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