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イスラエル内の声を紹介しているリチャード・シルバーステイン

◆6月14日

 既に6月5日号の「元モサド長官:イラン攻撃はするな」などでも示したように、イスラエルの戦争の専門家たちが、イラン攻撃はしてはならない、と口を揃えて言っている。

 このブログでは一貫して、イスラエルがイランを攻撃すれば、イスラエルは生き残れなくなる、と指摘してきたが、今やイスラエルの軍事面での専門家らが、同じことを声を出して指摘する時代になっている。

 アメリカのブッシュ大統領もイラン攻撃を叫んでいたが、アメリカの将軍たちがもしも大統領がイラン攻撃を命じたら、自分達は辞職する、と声を揃えた時があった。戦争の専門家たちから、戦争はやらない、辞職する、と言われたら、大統領もどうしようもないらしい。

 今度はイスラエルの番だ。政治家のネタニヤフ首相は戦争をしたいのだろうが専門家らは、そのようなことをすれば、イスラエルの滅亡に繋がる、と言って断固反対しているから、結局ネタニヤフ首相も、戦争はできまい。そしてそれがイスラエルの為にも、イランのためにも、また中東、世界のために一番よい選択肢なのだ。
 

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●イラン攻撃はイスラエルの終焉を意味する
http://www.richardsilverstein.com/tikun_olam/2011/06/10/an-attack-on-iran-will-end-israel-as-we-know-it/
【6月10日 Richard Silverstein】

 マアリブのサイトで重要な記事が掲載された。古参の軍事諜報高官だったメイアー・ダガンだけがイスラエルのイラン攻撃に反対しているのではないことを指摘している。彼に同調する者たちの中には、元イスラエル国防軍諜報長官のシュロモ・ガジット、元国防長官のベンヤミン・ベン・エリエゼール、元モサド長官のエフライム・ハレビ、その他大勢がいる。

 この記事は多くの反響を呼び起こしたので、ヘブライ語から少し翻訳した。アンソニー・コーデスマンの調査から引用しながら、この記事はイランの核施設を大規模な空爆で破壊することで航空機の3分の1を失うことになるだろう、とイスラエル自身で予言している。航空機はミサイルとロシアが供給した防空システムによって撃墜されると見ている。

 このことを考えてみれば、イスラエルは数百ではないにしても多くの航空機とパイロットをこの作戦に投入せざるを得ないだろう。その3分の1は帰ってこないのだ。3分の1だ。パイロットは国防軍の中でも最も技術の優れた者たちだ。最上質の軍人たちだ。その3分の1が帰ってこないということは、軍にとっても国家にとっても大変な損失である。個人的には、これは国家が許す事のない、あるいは忘れることのない損失ということになると考える。

 帰還する者たちは、彼らが飛び立った国とは全く違う土地に帰ることになるだろう。イランの反撃は大規模ですさまじいものになろう。地対地ミサイルのシハド3をイスラエルのあらゆ場所に降り注ぐだろう。この記事では、あるミサイルには化学弾頭が装填されていて(自分としては疑問だが)、人命の大きな損失が懸念されると見ている。

 コーデスマンの調査の記事で以前、彼のシナリオのいくつかを指摘した:イランは同盟関係を強化するだろう、ヒズボラと多分ハマスとも。イランからの猛烈な反撃の他に、2006年にあったようなレバノンからの、そして2008年にあったようにガザからのロケット弾がイスラエルに降り注がれるだろう。イランはペルシャ湾でホルムズ海峡を通過せざるを得ない石油の動きを止めようとするだろう。これは石油価格の急騰を招くだろう。そして世界経済は深刻な打撃を受けることになろう。

 マアリブの記者は、2008年のタイム誌のインタビューに於けるエフライム・ハレビのコメント
を記している。その中で彼は、イスラエルの攻撃の結果は、「長期には、わが国を荒廃させるものになる」と予言している。これはアラブ民衆の否定的な影響を含め、次の100年に向かって我々に影響を与えるものとなろう。

 今回の記事のインタビューの中で、ハレビは更に、タイム誌のインタビューでは「100年」ではなく「一世紀」と言ったと指摘して、それは否定的な影響は世代を超えて続くことを意味し、それは100年を越えるかもしれないからだ、と述べた。

 シュロモ・ガジットはもっとすごいことを語っている。彼の言葉は衝撃的で忌憚のないものだ:イスラエルのイラン核施設への攻撃は、イスラエルの一掃に繋がるかもしれない。そのような攻撃をすれば、イスラエルは存在できなくなる。イランの核能力を破壊する攻撃で、我々は逆の結果をみるだろう。イランは即座に赤裸々な核保有国になるだろう。

 イランは石油カードを使ってイスラエルに1967年境界線に戻るよう国連に圧力を掛けさせるだろう。これは勿論エルサレムも含むものになるだろう。

 イスラエル全土にミサイルが届くという脅威、国際的圧力、領土返還の必要性。これらの前で我々は生き延びることはできないだろう。こういったことをメイアー・ダガンは言おうとしているのだ。常識的に考えるべきであり、そのような攻撃が何故必要なのか、自分に尋ねてみよ。

 1979年のイラクのオシラク核施設の攻撃を計画したアヴィアム・セラでさえ、イラクからの反撃から自衛するため巨額の国防費を支出することが余儀なくされたと警告している。その反撃は1991年の湾岸戦争時のスカッドミサイルまで実現されなかったが。
 セラはこの紛争を解決する最上の方法は交渉であると言っている。「軍事行動」は、「最も避けたい選択肢だ」と彼は言っている。

 オシラク攻撃時のイスラエル原子エネルギー庁長官のウジ・エラムは、この軍事行動に断固反対だ。それを行えば、イスラエルに対する制裁の声が世界で起きることと、中東での軍備競争を引き起こすからだ。イラクが大量破壊兵器、生物兵器を生産したことがそれに当ると彼は主張している。

 「攻撃はイラクが核兵器を開発する欲求をストップさせることはなかった。かえってその欲求を強めたのだ」と彼は指摘する。

 同様に、ベンヤミン・ベン・エリエゼールは、攻撃で核物質の開発を遅らせるかもしれないが、開発全体を遅らせることはできないだろう。実際、攻撃すれば、単にイランが核保有国になる決意を固めさせるだけだろうと言っている。

 イランからの反撃による避難民を担当するイスラエル国防関連高官の一人は、イラン攻撃は、イランの核への欲望を終わらせる代わりに、ネタニヤフ首相の意図に反して中東での核兵器競争に火をつけるようなことになると警告している。

 強硬論者は、コーデスマン、ハレヴィ、ガジット、その他全ての者たちは、理論上のことを扱っている者たちではない、ということを理解すべきだ。彼らはもしもネタニヤフが賭けに出た際には、現実の問題に対処する者たちである。

 死はイランにとってもイスラエルにとっても想像上のことではない。流れる血は映画の中のようではないだろう。実際の人々から流れる血であり、父や母、兄弟姉妹の血である。戦争になれば、家族や村全体が壊滅することもある。それが、たとえイスラエルが生き延びたとしても、そのイスラエルは元のイスラエルではないだろう、と彼らが言っている意味である。それが、イスラエルがたとえ望んだとしても耐えることのできる見返りであろうか?

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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