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イランのシェハブ3ミサイル
◆6月16日
イスラエルの軍事面の専門家らがイラン攻撃はやめろと叫ぶ中、イラン自身は着々と防衛力を増強してきている。特にミサイルの開発に注力している。これはイスラエルを主に狙ったものであろう。
イランは既にイスラエル全土がその射程に入るミサイルを保有、またロシア製のTor-M1などでミサイル防衛網を築いている。最新型のS-300ミサイル防空システムはロシア側がイランへの引渡しを渋っているため、イランはベラルーシその他から4基取得したと言っているように、防衛網も充実してきているため、イスラエルに対する矛と盾両面で充実してきている。
イスラエルとイランの国土を見れば分かるように、一度(ひとたび)戦争となり多くのミサイルが飛び交うようになった場合、国土の荒廃で最初に音を上げるのはイスラエルであろう。勿論、イスラエルが核を使用すれば、話は別だが(それを想定して、イランはひそかに核兵器を開発しているかも知れない)。
そのようなガチンコ勝負をすることはイスラエルの破滅に繋がるのだから、結局元モサド長官のメイアー・ダガンらが言っているように、交渉がベストであり、戦争は最悪の選択肢なのだ。
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●イランはミサイル開発を推進
http://www.upi.com/Business_News/Security-Industry/2011/06/14/Iran-speeds-up-missile-development/UPI-19611308081472/
【6月14日 UPI】
1年前に課せられた制裁にもかかわらず、イランは長距離弾道ミサイルの開発を急いでいる、とイスラエルのハアレツ紙が非公開の国連のレポートを引用しつつ報じた。
同時に、エルサレム・ポスト紙は、イランがシバ3bとセジル1の未発表の発射実験を10日に行ったとしている別の国連レポートを引用している。
これらの話は、第3の国連レポートである、国際原子力機関の報告内容と一致する。5月24日付けで、イランは中距離弾道ミサイルによって運搬される核弾頭を製造する間際にあることが示唆されている。
IAEAの天野議長は9ページのレポートの中で、イランが濃縮ウランを利用した加工された、核爆発を起こす臨界量を生み出す爆発物をテストし製造していると述べている。
彼はまた、イランがシャハブ3のノーズコーンを核弾頭を装填できるように再度デザインし直したという情報を引用した。
ハアレツ紙はこのレポートは国連安保理でイランに対する経済制裁が決定した後、潘基文国連事務総長の召集した1年前に行われた専門家らの討論によって作成されたと報じている。
レポートは数ヶ月前に完成したが、発行されなかったのは明らかに中国からの圧力があったからだ。中国は安保理常任理事国であり、イランの核・ミサイルプログラムを支援しているとして非難されてきた。
今月初めにウィキリークスが暴露したアメリカ国務省の電文によれば、イランと関係するマレーシアの会社のエレクトロニクス・コンポーネント社(ECL)は、中国のヴィブテル工業からミサイル用ジャイロスコープを買おうとしていた、という。
国務省は中国に対して2009年12月、販売を阻止するよう要請していた。
アメリカは、このECLはイランのシャヒド・ヘマット工業グループと繋がっていたと主張している。このグループは「イランの液体燃料弾道ミサイルの主要なデベロッパーであり、ヘビー・メタル工業は、戦術ミサイルのデベロッパーであるヤ・マハディ工業のフロント会社だ」という。
シャヒド・ヘマットは、イランのサナン工業グループと共に、イランの国営の防衛産業組織の傘下でシェハブ3を製造している。
液体燃料のシェハブ3中距離弾道ミサイルは、射程1200マイルでペルシャ湾のアラブ諸国とイスラエルを攻撃することができる。
より新型のシェハブ4とシェハブ5は大陸間弾道弾として企図されている。射程は3125マイルが予定されている。
固体燃料2段ロケットのセジル2は、より新型でありまだ開発中だが、射程は1500マイルとなっている。このミサイルの最初のテストは2009年5月20日で、改良型が12月16日にテストされている。
ハアレツ紙がカバーした国連レポートは、イランが最近セジル1とシェハブ3のテストを行ったことを記している。このテストは6ヶ月間に3回行われた。
イスラエルのミサイル専門家のトップであるウジ・ルビンは、このレポートを読んでいると言い、イランのミサイルのテストの情報は彼の知る限り信頼できる内容だと言う。
ルービンは、イスラエルのミサイル防衛組織の責任者を1991年から99年まで務めた人物だ。イスラエルの航空宇宙産業のアロー対ミサイル防衛システムの開発を指導した彼は、イランのテストのテンポを「驚くべき早さだ」と言っている。
このレポートでは、国連の制裁がイランの長距離ミサイルと核兵器の開発を急がせていると指摘している。
しかしそれは以下のように警告している:「イランのあらゆる分野での制裁回避、とりわけフロント会社を利用する方法、船積みに於ける隠匿方法、金融取引、通常兵器と関連装備の移送などは積極的に行っている・・・弾道ミサイルの分野では、イランはミサイルのテストを継続し禁止された調達を行っている」
ポスト紙は、2月の発射テストは、「その当時はイラン人によっても、あるいはミサイルの発射を追跡しているアメリカないしはイスラエルの両者からも伝えられなかった」という。
これについてはなんらの説明もされなかったが、イスラエルの宇宙研究センター所長のタル・インバールは、そのテストは「イランが弾道ミサイル計画を隠そうとしているので、重要だった」と述べた。
欧米のアナリストは、ロシアとウクライナからの技術移転が妨害されているため、イランは未だに中・長距離兵器の開発とテストをするにまだ時間が掛かる、と言っている。
総括としては、イランは新型のセジル改良型を展開するに5年はかかるということだ。それが変更去れたかは定かではない。
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