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人民議会で演説するアサド大統領

◆6月5日

 シリアでの虐殺事件に絡む連日の第3弾目となった。シリアにも国民の10%ほどになるキリスト教徒が存在する。キリスト教が発生した当時、後に聖パウロと言われるようになった人物が、ユダヤ教からキリスト教に回心することになったキリストとの霊的出会いをした場所がダマスカス市内にある。また、洗礼ヨハネの首が安置されていると言われる廟がウマイヤド・モスクの中にある。

 シリアでは少数派のアラウィ派が支配してきたが、自分たちが少数派であることでかえって他の少数派の者たちの権利も手厚く擁護してきたといえる。したがってシリアでは比較的平穏な時期がずっと続いてきたのである。

 しかしここにきてユダヤの力が浸透している欧米つまりNATOや、シリアがシーア派のイランに近いという事でスンニー派の湾岸アラブ君主国、NATOメンバー国であるトルコ、軍事的にシリアと対決しているイスラエルが一緒になって、シリアを「分割して統治」せんとして、シリア内に分裂を引き起こそうという謀略の紛争を起こしている。

 シリアのクリスチャンは自分たち少数派の権利を擁護してくれるアサド政権を全面的に支持してきたし、いまも支持している。この少数派のクリスチャンや権力を握ってきたアラウィ派が、スンニー派の反乱側勢力によって襲われている。勿論シリアのスンニー派の大方もアサド政権を支持してきている。宗教的信条は別でもシリア国民としての一体化のほうがより重要と考える、賢明な国民性によるものだ。 

 イスラム教原理主義、ユダヤ教原理主義、キリスト教原理主義・・・このような宗教的急進主義に歴史的な悪魔が潜り込むのである。自分たちが悪魔に操られている存在である事を知るところから、希望の光が見えてくる。それは宗教的原理主義から宗教的寛容主義になることである。シリアのアラウィ派政権はそれを実践してきたおかげで2011年3月までは比較的穏やかな統治を実現できていたのである。特にクリスチャンにとっては以下の記事にあるように平和な時代だった。

 シリアのアサド政権がもしも倒れるような事があれば、それはロシアやイランも巻き込んだ大戦争に発展する可能性が大きくなるだろう。ロシアはシリアを断固として守るといっているのだから、NATOとの対決となってしまうのである。つまりそれは中東発の第三次世界大戦になる、ということ。これはつまり、シリア問題が人類が神から地上に生存することを許されるかどうかの、試金石になるといって過言ではないということなのだ。

 本日の伊勢白山道ブログでも、「このキリストのクロスの洗礼を通過するには、キリスト意識=『許す心』をすべての人類が持つことだと感じます。今の人類が『許す心』を思い出せば、人類は神様から「許される」と感じます」とある。近未来に太陽にキリストの「十字架」を思い起こさせるような「クロス」型の巨大黒点が現れ、超巨大太陽フレアーが人類全体に対して火の洗礼」を施す可能性がある。だから「許し」すなわち「寛容」の心があればその洗礼を潜り抜ける事ができるであろう、と解釈できそうだ。できない場合には一瞬で滅びた恐竜の運命が自分たち人類を待っていると考えれば分かりやすいだろう。つまり自分が人を許せば、神も自分を許してくれるし、許せなければ神もj自分が地上に生存することを許さないであろうということだ。

※伊勢白山道ブログ ↓
  http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou
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●ギリシャ正教修道院長:シリアでの虐殺の背後に外国人傭兵とテロリスト
http://www.fides.org/aree/news/newsdet.php?idnews=31658&lan=eng
【6月4日 Agenzia Fides】

<ホムスの崩壊と情報戦争>

 「シリアの平和」は、皆が真実を語れば確保できる。一年間紛争が続いた後の現場の状況は、欧米のメディアが押し付ける偽情報が示す内容と、あまりにもかけ離れたものである」と、フランス人司教のフィリップ・トゥールニョル・クロス・ギリシャ正教修道院長が送ってよこす目撃証言で語られている。彼は最近、シリアに入り、ダマスカス、アレッポ、ホムスなどを訪れた。

 「殉教者の町」と呼ばれているホムスでは、反政府組織が二つの地区、ディワン・アル・ブスタンとハミディエを占領している。そこに全ての教会と司教管轄区が存在している、と修道院長は語る。「その光景は、完全に荒廃しきっているというものだ:マール・エリアン教会は半分破壊されてしまっているし我々の平和の聖母は反逆者らによって占領されたままである。クリスチャンの住宅は戦闘のためひどく破壊され、住民が取るものも取らずに逃げ出したので空っぽになっている。

 ハミディエでは、それぞれ独立した武装グループが潜んでいる。彼らは重武装でカタールとサウジ・アラビアから資金を得ている。13万8000人のクリスチャンは全員、ダマスカスかレバノンに逃げ、その他の者たちは周辺の地域に非難した。一人の聖職者は殺され、もう一人の聖職者も3発の銃弾を受けて負傷した。まだ二人がそこで生きているが、5人の司教たちはダマスカスとレバノンに避難せざるを得なかった。

 修道院長は更に続けて語っている:アラウィ派政権の終焉を目論んで、首都のダマスカスではイスラム主義者の自爆攻撃に代わって車爆弾と暗殺が起きているため、人々が恐れている。現在のところ、この国はシリア人ではない「ごろつきども」の流血沙汰のため不安定化が進められているところだ。

 前フランス大使のエリック・シュバリエはこの情報は拒絶したが、シリアに対する戦争を続ける為に多くの詳細部分を利用をした、と司教は非難した。

 ダマスカスではここ数週間、凄惨な攻撃が続き、34人の子供を含む130人ほどの死者と400人ほどの負傷者が出て、また多くの家屋も破壊された。「恐怖が支配し言いようもない沈痛な思いが蔓延していた」と語り、「シリア人は素朴で陽気な人々だった」と思い出しながら語った。

 クリスチャンに限って言えば、「クリスチャンは苦難を分かち合いながら平和の中に生活している。しかし、かれらは、過去の生活がとても自由であったことを改めて感じ、政府によって彼らに彼らの権利が完全に認められていたのだ、ということを今更ながらに感じている」と述べている。 

 フィリップ・トゥールニョル・クロスは、シリアのクリスチャンとイスラム教徒に対して:「シリアの敵は、イスラム教徒とクリスチャンの間に伝統的にあった兄弟愛的関係を破壊する為にムスリム同胞団の者たちを仲間に入れた。しかし、彼らは反対の結果を引き起こしている。分裂を引き起こす代わりに、二つの集団は以前にも増してなお一層一体化を強めている」と語った。

 シリア兵は実際、外国人戦士、リビア人傭兵、湾岸、アフガン、トルコからきた闘志たちと戦っている。「スンニー派のサラフィスト闘志らは、市民に対する犯罪行為を犯し続けたり、強制的に戦士を狩り集めている。狂信的なスンニー派の急進主義者らは、誇らしげに聖戦を、とりわけアラウィ派に対して、戦っている。テロリストたちが怪しい人物の宗派を調べる時、モーセまでの系譜を述べさせる。そして、アラウィ派が削除した祈りの内容を唱えさせる。これでアラウィ派の人々は見つけられ殺されてしまうのである」

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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