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イランの巡航ミサイル

◆4月9日

 イランでは兵器の開発が進んでいることをしばしばこのブログでも指摘してきたが、今度はイランが国産の巡航ミサイル製造ラインを建設するという。これは海軍に配備されるというから、障害物の少ない海上を飛行し海上船舶を標的とするようになりそうだ。つまり標的はペルシャ湾の欧米艦隊であろう。

 このようなミサイルが量産されるようになり、大量のミサイルが同時的に発射されるようになれば、これから逃れることは至難の業になりそうだ。従って、うかつにイランに対する軍事攻撃ができなくなる確率は高まるだろう。

 この段階では、海上の標的にとっては脅威となるだけで、水中の標的は含まれないから、イスラエルの潜水艦はまだ自由にイランに対する攻撃ができるだろう。しかし、イランの中距離ミサイルはイスラエルに到達するので、どっちにしてもイラン攻撃は現実的でなくなりつつあると考えられる。


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●イラン:巡航ミサイル生産ライン建設
http://english.farsnews.com/newstext.php?nn=9001180517
【4月7日 Fars News Agency】

 イランの国防大臣であるアハマド・ヴァヒディ将軍は5日、イランが国産巡航ミサイル生産ラインの建設を近い将来開始すると発表した。

 「イランの国防省は3月21日から始まっているイラン暦の新年の、重要な武器、海、航空、電気工学分野の発展ぶりに関する事柄についてに発表するだろう」と7日。ヴァヒディ将軍はケルマンシャ市で語った。

 最近イランは国防分野で大きな進展を見せており、基本的軍事装備品とシステムの国産を達成をしつつある。

 1月、イランは地対空中距離ミサイル・ホークの発射テストを成功裏に行った。またイランの国防省は海軍に新型巡航ミサイルシステムを配備した。

 このシステムはイランの専門家がデザインし製造したもので、海上の複数の評定を捕捉・撃滅することができる。

 海軍はレーザー技術が組み込まれている強力なミサイルの発射テストを成功裏に行った。これは射程45kmから300kmの高精度なミサイルである。

 イランは近年、武器開発を推進し自給体制の確立を目指してきている。イラン政府は1980年から88年にイラクから仕掛けられた戦争の期間、兵器の開発計画を開始した。これはアメリカの兵器に関する封鎖に対抗するためである。1992年からイランは国産のジェット戦闘機と装甲車、レーダー忌避ミサイルその他のハイテク兵器をを生産してきた。

 しかし、イランの軍・兵器プログラムは防衛目的であり、外国のいかなる国も脅威と捉えるべきではない、とイラン高官は常に強調してきた。

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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