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1オンス1200ドルを記録した金

◆12月2日

 中国が国民にも金を買うように奨励していることをこのブログでも紹介したが(「中国のSWFは、ドルをゴールドのような戦略的投資に向けている」◆9月5日号)、ドバイの危機が全世界を巡った後、彼らはこれをチャンスとみて、さらに金を買い増しているようだ。ということは、やはり金は今後1オンス1000ドルを下回ることは殆ど予想することはできない、となりそうだ。
 そのせいか、金は昨日1オンス1200ドルを記録した。一応1200ドルがひとつの目安のようなのだが、今後事態の推移によっては、金はさらに上昇し続けることが予想される。反対に世界経済は今後、ドバイ危機の余波が徐々に拡大、来年に入ってから、大きな倒産劇なり、ソブリン・デフォルトなどの事象が生じることが予見される。方向性はほぼ固まりつつあると言えそうだ。来年からの恐慌にむけて、事態は推移しだした、と判断するべきかもしれない。


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中国は不景気の中、金、原油購買を奨励
【11月30日 MarketWatch】
 中国は、ドバイ危機で生じた衝撃波を金、原油などを買う絶好の機会として利用すべきだ、と中国の最大級の企業を監督するのを支援している中国上級高官が語った。

 国営資産監督管理委員会 (SASAC)のジ・クシアナン大企業監督委員会委員長は、今回の危機でこれらのコモディディの価格がいくらになるかはっきり分からないが、この購買は中国の外貨準備で行われると述べた。
 「ドバイ危機が世界的なそして国内の経済にどれほどの影響を与えるか分からないが、少なくともしばらくはその影響は続くはずだ。そしてこれは中国にとって外貨準備で金や原油を買う機会として投資の機会である」。ダウ・ジョーンズの電子ニュースで、国営経済情報日報の中の論評でジ氏は、このように語ったとある。

 ダウ・ジョーンズが接触した中国の出版関係の高官は、このジ氏のコメントについて語ろうとしなかった。
 中国のSASACは中国国務院の直接その傘下で活動している。そして国営企業の経営に対する責任を担っている。このコメントはおおよそ中国政府の方針である現物のコモディティ、たとえば銅やその他の資源をストックするというものに沿ったものと見られる。その間、政府企業は海外での石油と鉱山の運営の利権を確保するようにした。

 米ドルは中国の2.27兆ドルの外貨準備の主要な通貨だ。バンク・オブ・アメリカとメリル・リンチは11月30日、ある調査ノートで、ドバイ危機の後、中国の元とドルとの実質的なペグ体制を維持する政策に変化はなさそうだと述べた。
 「ドバイの負債問題が中国の方針を決定するもの達に、世界経済の二番底がありうると考えさせたかもしれない」と、メリル・リンチのアナリストであるチン・リュウ氏がそのノートの中で語っているとある。


NY金、一時1200ドル突破
【12月1日 時事通信】
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は1日、取引の中心となる2010年2月物が時間外取引で一時、1オンス=1200ドルを初めて突破、1200.05ドルまで上伸し、3営業日ぶりに取引途中の最高値を更新した。中東ドバイの信用不安が一服し、投資家が再び資産運用を活発化していることが背景にある。 

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経済から宗教まで、時代の先を読み解くための作業を人間活動のあらゆる分野にメスを入れて行います。
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