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シリアの反政府武装勢力

◆3月21日

 シリアからの情報でよく人権団体によると、などといってはアサド政権が虐殺をしているような情報が世界中に流されてきたが、今回、ヒューマンん・ライツ・ウォッチという身元のはっきりしたNGOが、シリアの反政府武装勢力が、親アサド政権の人々に対し、誘拐、拷問、拘禁など虐待行為をしてきている、と指摘する公開書簡を出した、という。

 既にこのブログでは、その「人権団体」なるものの正体をはっきりさせよ、としてきたが、今回そのはっきりした「人権団体」が出てきたら、そのもたらす情報は、見事にこのブログが指摘してきた内容と合致するものだったのだ。

 これで多少はシリアに対する主流メディアの報道姿勢も正されることを願うものだ。シリアに関しては相当頻繁に記事を書いてきているから、もう繰り返しはしないが、「隠されたもので、明かされないものはない」と2000年前にあの中東でイエス・キリストが語ったが、今は特に嘘が長続きしない時代に入りつつある、と認識すべきである。

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●シリアの反政府武装勢力拷問、処刑を繰り返している
http://www.prisonplanet.com/hrw-syrian-protesters-carrying-out-torture-executions.html
【3月20日 Paul Joseph Watson】

独立人権監視団体のレポートでは、主流メディアから「プロテスター」と言われているシリアの反政府勢力が誘拐、処刑、拷問などを親アサド政権のシリア人に対して行ってきている、とある。

 シリアは内乱で、政府側と反政府側両者の無差別的な暴力で厳しい情勢にあるとしている。この事実を主流メディアはあらゆる方法でもって隠してきた。 

 「武装勢力側は深刻な人権侵害行為を行っている、とヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は20日、シリア国民評議会およびその他の反政府勢力グループ宛の公開書簡で指摘した。虐待行為は、治安部隊員、政府支持者、シャビーハと呼ばれる親政府民兵要員らに対する誘拐、拘禁、拷問などである。ニューマン・ライツ・ウォッチは更に、治安部隊員や一般市民に対する武装勢力グループによる処刑の報告も受けている」

 このレポートは、その実態を見たかなりの証言者を挙げている。ある話では、武装した男たちが隣人宅に押し入り男性の年老いた両親を誘拐したと話している。これらのギャングたちはそのマルワンという男性に、両親を無事に帰してもらいたければ金を払えと言ったが、彼は後になって両親は殺されたと告げられたのだ。

 「それから我々はユーチューブのビデオでその死体を見た。我々は何回も頼んだが、遺体を返してもらっていない」とマルワンは語った。

 イラン自体が紛争に巻き込まれているという神話を作るため、イラン人も誘拐され拷問を受け自分たちはイラン人の武装組織だと告白させられている。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチは、25のユーチューブのビデオを見たが、シリア治安部隊ないしは彼らの支持者であると言う者たちが、強迫的環境下で犯していない罪を認める声明を出したと思われるものがある。少なくとも18のこういったビデオでは拘禁されている者たちには疵(きず)があり、血を流すかその他肉体的に虐待されている痕がある者たちだ」とこのレポートでは記している。

 武装勢力グループが拷問、処刑などをやってきているということは驚くべきことではない。というのも、彼らの多くはアルカイダイの姉妹グループの者たちに率いられている者たちだからだ。

 カダフィ政権を転覆させるため欧米側について活動した同じテロリストらが、NATOの代理戦争をアサド政権に仕掛けるためにシリアに飛んできたのである。ヒラリー・クリントンは、BBCニュースでのインタビューで、アメリカとアルカイダはシリア内では同じ側に立っていると認めている。

 シリアの”反政府”勢力はリビアでやったようにアルカイダの旗の下集まっている。このビデオは、「活動家たち」が、シリア北方のビンニッシュ村で反アサド運動の最中にアルカイダの旗を振っていることを示している。別のビデオは、武装勢力要員がアルカイダの黒い旗で覆われたテーブルの後ろでカメラに向かって語っているところを示している。

 これらのテロリストたちは既にシリア内で数多くの爆弾騒ぎを起こしてきた。その中には、つい最近、土曜日(17日)に27人の死者を出したダマスカスでのツイン爆弾がある。

 このHRWのレポートは、両者が無差別的な暴力行為に責任があるとする、全面的に企業メディアに無視されたアラブ連盟の調査結果と一致する。アサド政権側のみが虐殺行為を行っているとすることで、欧米の軍事介入を正当化できるのだ。

 企業メディア網は、アサド政権側はただ無垢な人々を標的にしているという神話を信じ込ませるようなプロパガンダを行ったことがわかったダニー・ダイェムのような怪しげな”活動家”を重用してきたのである。

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