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オランダ人の報道写真家のジェロエン・ウーレマンス
7月30日
オランダ人の報道写真家が自分のシリア侵入について語っている。彼と同僚の男をシリア領内に導きいれた人物らは、すべて外国人で特に英語をしゃべっていたという。ようするに、シリア領内の「反政府勢力」の中には、外国から潜入している「反政府勢力」がいる、ということがこのことからも分かるということ。
このように、シリアには「シリア人反政府勢力」と「非シリア人反政府勢力」が存在している、ということが実際の状況で、このような外国からの侵入者らを掃討することは、シリア政権の義務であり責任である。それを欧米(そして日本の)メディアはシリア政権の弾圧であり、それを指揮しているアサドは「犯罪者」である、というのだから、国際世論にはもう正義も何もないということは明白なのだ。
これは何を意味するかといえば、「話し合い」による解決は無理で、シリアの運命はアサド政権が侵入者らを殲滅し追放できるかどうか、にかかっている。それができなければ、シリアには「イスラム法」を執行するジハーディスト政権ができるかもしれない。それはシリア国民の大半が認めることとのできない政権になるであろう。そうなれば、ほぼすべてのシリア人が「アサド時代」を懐かしむことになってしまうだろう。それを避けるためにもアサド政権は外国人傭兵らを駆逐・殲滅する必要がある。
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●オランダ人報道写真家:外国人の聖戦主義イスラム教徒がシリアで戦闘
https://worldmathaba.net/items/1303-dutch-photographer-held-hostage-for-a-week-in-syria-jihadists-rebels-half-truths-and-lies
By wmw_admin on July 29, 2012
【7月30日 World Mathaba】 (部分訳)
「彼らは外国からシリアに侵入した聖戦主義イスラム教徒(ジハーディスト)だ。あの群れの中にシリア人がいるとは思えない」とオランダ人報道写真家のジェロエン・ウーレマンスは、シリア北方で彼とイギリス人報道写真家のジョン・カントリーを捕まえて一週間にわたって拘留した戦闘グループについて語った。彼らのことをジハーディスト(聖戦主義イスラム教徒)と呼び、オランダのNRC紙のブラム・フェルモイレン記者とのインタビューで以下のように語った。「これらの男たちは自由シリア軍とはまったく別個のグループだ。多くの者がバーミンガム・アクセントの英語をよくしゃべる。彼らによれば、過去数週間で大量の国際的な戦士らがシリア国境を超えて侵入している」
イギリスのパノス・ピクチャー社のフリーランサーのウーレマンストとカントリーはトルコとシリアの国境から19日、トンネルを通って不法にシリア領内に侵入した。「ジョンは以前にこの方法でシリアに侵入した」とウーレマンスはNRCに語った。「しかし、以前では左に行ったが、今回は右だった。シリア人の密航業者はそっちの方向に我々を向かわせた。その男は常に携帯電話で誰かと話しており、英語はしゃべらない。それで我々は彼とは話はしていない。暫くすると我々は難民キャンプのような場所に来た。我々は20人くらいの髭のある男たちの間を通って行った。彼らは我々に向かって叫んだり持っている銃を向けたりした。我々は彼らに彼らがアサド軍のシャビハか、と尋ねた。『シャビハは英語はしゃべらないだろうよ』とパキスタン人に似たその男は言った。このグループ内にわずかなアフリカ人がいた。多くは中央アジア系の者たちで、外国人のジハーディストだ」
「彼らは我々がジャーナリストとは考えていなかった。CIAの工作員だと思っていたのだ」とウーレマンスはNRCとのインタビューで語った。「一人の黒人のジハーディストが叫んだ。『彼らはこの場所で国際的聖戦のための準備をしている我々のことを取材しているのだ』と叫んだ」。彼らはシリアが最後の戦場になると考えている。彼らは自由シリア軍と共通の敵を抱えている。彼らはそれぞれ異なる理由と異なる目的から戦っている。アサド政権が倒されれば、シリアにはイスラム法が導入されるだろう」
終日、我々はコーランの話を聞かされ、死を覚悟しろと言われた。これにはびびった。彼らがアルカイダだとは思わない。いかにも素人ぽかったのだ。彼らは「俺たちはアルカイダではない。しかしアルカイダは先に行けばいる」と言っていた。
ウーレマンスは7月28日発行のニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで以下のように語っている:「私は自由シリア軍が哀れに思えた。アサドを何とか倒すことができたとしても、その後、彼らはこのような男たちに対処しなければならないからだ」。
ウーレマンスはNRCに対して、彼とカントリーは丘を下って貯蔵テントに送られたと言っている。そこには手錠をはめられた二人の男がいるのを見た。「このジハーディストの男は我々に、この手錠を嵌められた者たちはアサドの通報者であり、間違いなく殺されると言った。我々も手錠を嵌められ、目隠しをされた」とウーレマンスは語った。
■自由シリア軍
二日目にウーレマンスとカントリーはテントの中の穴から逃げようと決意したが、気づかれてしまった。写真家たちが丘の上に駆け上ろうとすると、「戦士たちは彼らに向けて発砲しだした」。ウーレマンスは臀部に弾を受け、カントリーは腕を撃たれた。「遠くから彼らが叫ぶのが聞こえた:『カフィール、君たちは殺されるぞ』、ウーレマンスはNRCのインタビューで言っている。「私の命は英語をしゃべるパキスタン人の顔つきの男に救われた」
「彼らは我々をキャンプに連れ戻し傷の手当をしてくれた。皆が酷く怒って、やましいところがなければ、なぜ逃げたのかと我々に聞いた。7月26日までテントの中で横になっていた。我々がイラクに連れて行かれるか、戦士の他のグループに渡されるかもしれないと考えていた時、テントに中に数人の男たちが入ってきて、我々がどれくらいここにいたのか、と尋ねた。『これはやりすぎだ』と彼らはジハーディストらに叫び、それからお前たちは自由だ、と言われた」
NRCによれば、ウーレマンスはこれらお男たちは、「自由シリア軍の4人の戦士たちで、明らかにキャンプに自由に出入りできる者たちだった」という。しかしながらニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、彼は自分たちを救ってくれたのは、いわゆる自由シリア軍の戦士たちだったと言っている。「彼らは救出の間中空に向かって銃を発射していたが、それは銃撃戦というわけでなくジハーディストらを脅すためのものだ」ウーレマンスは述べた。「三時間後、我々はトルコに到着した」 ・・・ 以下略
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