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◆4月26日

 アシュリーという名の少女が亡くなった。17歳なのに肉体は100歳以上という過酷な状況をもたらすプロジェリアという難病によるという。この病気は遺伝子の異常が引き起こすと言われる。

 これとは反対に、遺伝子が2重螺旋でない3重、4重構造のものも発見されていると言われている。
 http://daruma-cm.com/blog_candess/2009/02/post-67.html

 あるいは3重螺旋の子供が生まれつつある、ということを報告しているサイトもある。
http://www.rense.com/general53/dna.htm 

 こういう子供には特殊な、いわゆる霊的能力が備わっていたり、病気をしない、あるいは老化しない、といった超人的な特徴があるようだ。いわば進化したDNAと言ってもいいだろう。またそのようなDNAを持つ子供たちは以前紹介した、インディゴ・チルドレン、クリスタル・チルドレンといった類の新人類かもしれない。
 たしかに、老化という現象は克服できる、と言われている。
 <テロメア:細胞の不死化とがん化>
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2

 ただしこういった情報が公認されたり市民権を得るまでには、もう少し時代が進まねがならないだろう。
 まして昨今はろくでもない事件などが増えていて、そんな事件が引き続きおきるような社会ならば、いつまでもそんな事件を起こした人間が老化もしないで居直ってもらっても困るので、まずそちらの方が改善されることが必要だろう。

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●【日本の検索ワード】アシュリー~難病の少女、天国に
4月23日8時50分配信 サーチナ
 通常の人に比べ約10倍の速度で老化が進む難病と戦っていたカナダの少女が、天国に召されたとニュースで伝えられた。彼女の名前は、アシュリー・へギ。Yahoo!の「ただいま急上昇検索中!」に登場した。
 アシュリーさんが患っていたのはプロジェリアと呼ばれる病気である。遺伝子の異常により通常の10倍近いスピードで年老いていくとされ、患者数は世界で30人程度、平均寿命は13歳といわれている。アシュリーさんは17歳で、プロジェリア患者としては最高齢の患者と言われていた。日本でも何度かアシュリーさんの闘病生活を記録したドキュメンタリーが放送され、放送を通じてプロジェリアという難病の存在を知り、過酷な運命の中をひたむきに生きるアシュリーさんの姿に心を打たれた視聴者も多かった。
 アシュリーさんは生前、「プロジェリアという病気をどう思っているかは、昔と変わってないわ。わたしがプロジェリアだということには、ちゃんとした理由があるの。神様が与えてくれたものだから、すてきなことなのよ。だから、わたしは大丈夫」と話していたという。
 母親のロリーさんは、17歳の時にアシュリーさんを産んだ。奇しくもアシュリーさんは同じ17歳で、あまりにも早すぎる死を迎えた。「死ぬのは悲しいことだけど、必ず訪れるものだと思うの」・・・・・・全速力で人生を駆け抜けていったアシュリーさん、どうぞ天国で安らかにお眠りください。


●DNA構造の一部 3重・4重らせん?
daruma-cm (2009年2月18日 13:05)
2009年2月16日の日本経済新聞に掲載された記事をご紹介します。
次の「DNA構造の一部 三重・四重らせん?甲南大指摘」という記事をご覧ください。「二重らせん構造をしているDNA(デオキシリボ核酸)だが、細胞内ではその一部が三重らせんや四重らせんを形成している可能性があることを、甲南大学先端生命工学研究所の杉本直己所長らが突き止めた。」と記載されています。
しかも、特筆すべきは「二重らせん構造だと、従来の試験管内より大幅に不安定になるのがわかった。逆に、三重や四重らせん構造は安定していた。」と締めくくられています。
DNAに関しても、理論的に解明されていないことが多く、これからの技術進歩に伴い、多くの可能性が明らかになると思うと、未来が楽しみになりますね。

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◆4月25日

 今までアメリカ外交を自分らの都合の良い方向にひっぱてきていたイスラエル(ジョン・ミアシャイマー、スティーブン・ウォルト共著「イスラエルロビーとアメリカの外交政策」)はオバマ政権になってから、そのようなかつての自由を失いつつあるようだ。

 ガザ侵攻のおかげで議席数を増やし勢いを得てできたイスラエルの右翼政権は、パレスチナの独立問題を無視してきたが、反対にアメリカではオバマ政権になってからこのパレスチナ問題の解決に積極的に乗り出して来ているため、アメリカとイスラエルとの間の緊張がかつてないほど高まってきている。

 またこのアメリカの態度については、その変化はあまり期待できない、と判断したのか、イスラエルは今ロシアとの関係改善をも視野にいれて対応を探っている状態のようだ。イスラエルのリーバーマン外相はロシア紙を彼の就任以来初めてのインタビュー相手に選び、しかもそこでロシアとの「戦略的パートナー」について語っている。

 この話の出る前に、ロシアはイスラエル製の無人飛行機を買う契約を交わしている。グルジア戦争では、イスラエルの軍事顧問団やイスラエル製兵器でやられたロシアだが、水面下ではこのような動きが進んでいたわけだ。将来的にはイスラエルの最大の脅威になりかねないのがこのロシアなのだから、これは完全に、いわば純戦略・戦術的な関係だろう。

 前から言ってきたが、イスラエルはこのオバマ政権時にパレスチナ問題を解決するようにしないと後はなくなる、と判断すべきなのだ。したがって最終的にはイスラエルはアメリカの意向にそった線でほぼ間違いなく動くことになると思われる。


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●クリントン長官:イスラエルは支援を失う危険があると警告
【4月23日 ロイター】
 http://www.reuters.com/article/newsOne/idUSTRE53M5CZ20090423

 クリントン長官は、パレスチナ和平協議を避けるようなことをすれば、イランの脅威に対処するためのアラブの支援を失う危険があると、イスラエルの右翼政権に対し警告した。ネタニヤフ首相の沈黙に対してアメリカはずっと待てるわけではない、というメッセージを送ったことになる。クリントン氏は、イランに対処するための支援をアラブ諸国から得たいのであれば、イスラエルは和平協議に向き合わねばならないとアラブ諸国は、その態度を決めていると語った。
 「イランに対し、求めているような強い支援がほしいのならば、パレスチナ問題で沈黙を続けることはできない。アラブ諸国とイスラエルは一緒になってやらねばならない」と下院の歳出委員会でクリントン氏は述べた。・・・以下略


●リーバーマン:アメリカはイスラエルの政策決定を受け入れるだろう
【4月23日 ハアレツ紙】
 http://www.haaretz.com/hasen/spages/1080097.html

 オバマ政権は、イスラエルがそれを望んだ場合にのみ和平協議を提案できるだろう、と就任以来初めての記者会見でアビグドール・リーバーマン外相は語った。
 「アメリカは我々のあらゆる決定を受け入れるだろう、信じていい」とロシアのモスコフスキー・コモソレット紙に語った。
 リーバーマン氏は、初めてのメディアによるインタビューをロシア新聞のイスラエル特派員のアレクサンドル・ローゼンサフト氏に与えた。イスラエルの役割は「アメリカとロシアを接近させること」にあると語った。

 インタビューで、リーバーマン氏は、イランは戦略的な脅威として最大ではなく、それはむしろアフガンであり、パキスタンだ、と述べた。
 これはイランの増大する脅威に氏が数年に渡って警告を与えてきた後のことだ。今やイランは2番目でイラクは3番目に後退した。
 リーバーマン氏は、またロシアの中東とパレスチナ問題における役割について、評価の低かった点について話し合いをし、それを改めたいと語った。彼はロシアとの関係を深め国際問題を一緒に対処したい意向を示した。
 「ロシアはイスラム世界に対する特別な影響力を持っている。中東問題では戦略的パートナーと見なし一緒に問題に対処したい」
 「私は、イスラエルはロシアに対し不十分な評価しか与えてて来なかったと話した。私はこれを訂正したい」と語った。・・・以下略


●米大統領、中東和平進展へ「深い関与」
【4月23日 産経新聞】
 オバマ米大統領は21日、ヨルダンのアブドラ国王とホワイトハウスで会談し、中東和平交渉の停滞を打破するため、米国が「深い関与」を進める方針を表明した。同大統領は会談で、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのムバラク大統領を近く個別に招き、イスラエルとパレスチナの2国家共存案の実現に向け説得を図る方針を明らかにした。(ワシントン 山本秀也)


●オバマチームはネタニヤフ政権と衝突する準備をしている
【4月9日 ハアレツ紙】
 http://www.haaretz.com/hasen/spages/1077222.html

 かつてなかった動きとして、オバマ政権はネタニヤフ政権と衝突してでも、パレスチナの和平問題では2国家建設で解決する意向という政権のスタンスを貫くということと、イスラエルの新内閣の姿勢について、民主党議員らに説明した。
 オバマ政権は、パレスチナ国家独立を支援する点で、それを拒否するネタニヤフ政権とぶつかることを想定している。・・・以下略


●ロシア、イスラエルから無人機購入へ
【4月11日 AFP】
 ロシア国防省は10日 イスラエル企業と無人機の購入契約を締結したことを明らかにした。ロシアがイスラエルから武器を購入するのはこれが初めて。
 ロシア国防省は企業名を明かしていないが、一部メディアは、イスラエル航空宇宙産業(Israel Aerospace Industries)だと報じている。購入契約は5000万ドル(約50億円)相当とみられる。
 ロシア政府は前年のグルジア紛争後、外国製の無人機を購入を開始した。軍事専門家によると、この紛争でグルジア側はイスラエル製の無人機で成果を上げたが、ロシア側が使用した国産の無人機はイスラエル製より性能が劣っていたことが判明したという。(c)AFP




◆4月24日

 オバマ政権で最初の人事となったラーム・エマニュエル首席補佐官がシオニストなので、今後のオバマ政権は、ユダヤ・シオニスト寄りの政策になって、結局今までのアメリカと同じ動きをする、と悲観的な予想をしていた。(【11月8日】首席補佐官に任命されたユダヤ系のエマニュエル氏 )
 既に何回かにわたって、オバマ政権の動きが良い、ということを指摘してきたのだが、その間、エマニュエル補佐官は一体どう考えているのか、ということが疑問だった。
 しかしここにいたって、分かってきたことは、このエマニュエル補佐官も実はオバマ氏と同じ視点に立って一緒になって政策を進めているようだ、ということだ。

 パレスチナ問題の解決には、まずイスラエルとパレスチナの2国家を作らねば問題の解決にはならない、ということと、そのためには、1967年戦争(第3次中東戦争)前の国境線にまでイスラエルが撤退すること、がなされることが必要、ということ。
 これをやらないと、最終的には、イスラエルは「存亡の危機に陥る」、と考えている。エマニュエル氏はそれを分かっていて、それを実行するためにオバマ氏と協力している、と見られる。

 以下の記事には、エマニュエル氏の姿勢が出ている。旧約聖書のエステル記を引用して、イスラエルの右派はエマニュエル氏に、イスラエルの国益を優先させよう、としている様子が窺える。
「あなたとあなたの父の家とは滅びるでしょう」というのは、もうエマニュエル氏に対するあからさまな脅し、と見ていいだろう。
 今回、エマニュエル氏が役員をしていたフレディマックのデビッド・ケラーマン最高財務責任者(CFO)が自宅で「自殺」と、報じられたことは取り上げた。

 これが脅しの現実の内容かもしれない。

 確かにオバマ政権には内外の敵がいっぱいいるようだが、オバマ氏はたくみに動きながら難問をクリアーして、アメリカをよみがえらせる人物になる可能性が大きい、と見る。


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●NUのカッツ氏:エマニュエル氏にユダヤ人であることを思い出させる
4月19日
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1239710730438&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

 イスラエルのナショナル・ユニオン(NU)議長カッツ氏は、ホワイトハウスの首席補佐官であるラーム・エマニュエル氏宛に、自らがユダヤ人であることを忘れるな、と警告する手紙を送った。
 カッツ氏の公文書は、エマニュエル氏と、あるユダヤ系アメリカ人のリーダーとの間で交わされたとされる内容に対する反応として出た。

 カッツ氏はあるリーダーとの個人的会合で、エマニュエル氏が「これからの4年間で、2国家2民族の原則でパレスチナとの和平が合意されるが、誰が首相になるかは問題ではない」と述べたと言っている。
 カッツ氏の議会の側近がエルサレム・ポスト紙に配布したこの手紙のヘブライ語版では、カッツ氏は、「多くのイスラエル人にとっては、この報告は懸念材料になっている。イスラエルの首相とイスラエルの世論に対する押し付けがましい姿勢が認められるからだ。
 これは、イスラエルは米国のような真の友人から、ましてホワイト・ハウスの首席補佐官にまで出世したイスラエル・ユダヤ人から、期待するものはない、ということだ。

 カッツ氏はエマニュエル氏を、ペルシャ帝国内のユダヤ人のためにペルシャ王アハシュエロスに働きかけと、りなしをしてもらった旧約聖書に出てくるエステルと比較している。
 「あなたがもし、このような時に黙っているならば、ほかの所から助けと救いがユダヤ人のために起こるでしょう。しかし、あなたとあなたの父の家とは滅びるでしょう。あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためではなかったとだれが知りましょう」(エステル記4章14節)と述べて、カッツ氏はエステル記を引用した。

 カッツ氏は、エマニュエル氏に向かって、氏がその影響力をイスラエルの利益のために発揮すべきである、と暗示しているのだ。その利益とは、ガザと西岸にパレスチナ国家ができることを阻止することにある。

 エマニュエル氏はシカゴで1959年に生まれた。彼の父親は、ベンジャミン・M・エマニュエル氏で、エルサレム生まれの小児科医で、かつてのイルグンのメンバーだった男だ。
 ラームと彼の兄弟たちは、イスラエルの夏のキャンプの参加している。彼と彼の妻、アミィ・ルールはシカゴのアンシュ・ショロム・ブナイ・イスラエル(正統派集会)のメンバーである。息子と二人の娘がいる。上の二人はエマニュエル氏自身参加したことのあるコンサヴェーティブ・デイ・スクールに行っている。
 クリントン政権時代、オスロ合意のバラ園サイン式を指揮し、ラビン首相とアラファト議長の握手を演出した。

 昨年11月エマニュエル氏は、、その政策においてオバマ氏が「イスラエル寄り」になるよう自分がが影響力を発揮する必要はない、と言った。
 また、ナショナル・ユニオンは、イスラエルの政権がユニオンとの提携に入ることはないとリクードから言われたことはないと述べた。

 「基本的には、電話の呼び出しが来るのを待っている状態だ」と、4月19日ユニオンのラビ委員会事務局のハレル・コーヘン氏は語った。
 「新内閣の就任式が終わるまでリクードから、提携を望むというサインを受けてきていた」とコーヘン氏は語った。
 彼はまた原則的には、ネタネヤフ政権がユニオンを拒む理由はない、と述べた。「明らかに、今の政権が「2民族・2国家」を適用すれば、問題化するだろうが、現在のところそうはなっていない」と言う。

 党の政治的決定を最終的に承認する立場にあるナショナル・ユニオンのラビ委員会は、カッツ氏を擁護する公式文書を発表した。
 この委員会は、カッツ氏が「法外な要求」をしたので、ナショナル・ユニオンは連立政権からはずされているとしている。

 ラビたちによれば、むしろ、それはリクード内の突然の説明できない思惑の変化によるという。

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◆4月23日

 以下の記事にあるように、アメリカの住宅価格はこれからもまだまだ下げ続けるようだ。この下げをとめようとして銀行は破綻したローン対象物件をそのまま保有し続け、市場に出していないという。その数が今までに約60万件に上るそうだ。
 しかしオバマ政権の「差し押さえ・モラトリアム」の期限が切れて、いよいよ差し押さえが始まったと言うから、住宅価格も下げざるを得ない。

 おりしもフレディーマックのCFO代行が自宅で死亡ということが報じられている。警察は自殺と言っているようだが、果たして真相はどこにあるか分かったものではない。

 いずれにせよ、こうして今年の夏以降の大激動時期が始まることになる。


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●住宅バブル破裂:更なるクラッシュ
 大量の隠れた在庫
April 21, 2009
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=13283

 「差し押さえ・モラトリアム」が3月末で終了したため、住宅価格の下げが強まってきている。
 オバマ政権の「反差し押さえ計画」でモラトリアムが1月から施行されたが、それは住宅ローンの緩和と再融資とをあわせたものであった。
 これが目指したものは、900万人の自宅所有者が自宅に居住し続けられるようにすることにあった。しかし今やこの目標が到底、達成されないことが明白になった。
 3月に入って住宅価格は、空き家が増えているようで、急速に下げてきている。
 トレンド線はいまだかつてない変化の仕方で、垂直下降に近くなりつつある。住宅価格は下げているというよりか激しく崩壊している。「差し押さえモラトリアム」が終了したので債務不履行通知はかつて無い勢いで増大している。これらの通知は出されてから4・5ヶ月で差し押さえになり、それがまた新たな差し押さえの原因を作ることになる。

 市場アナリストは、2011年までに更に500万件の差し押さえが発生すると予測している。カトリーナ被害より大きな災害だ。
 失業者数と差し押さえのため数百の銀行と金融機関が破綻に追い込まれるであろう。40%の義務不履行の住宅所有者は既に自宅を明け渡した。
 オバマ氏が彼らを居住させ続けるためにできることはもう何もなくなった。更に悪いことには、30%の差し押さえ物件だけが売りに出されている。これは銀行側のごまかしを暗示している。
 どこに住宅は行ってしまったのか? 消えてなくなってしまったわけではないだろう。

◎60万戸が消えた?
このなぞを説明する SF Gateからの記事がある。
「情報から言えることは、全米の貸し手は、売却しない、あるいは売り商品リストに載せない差し押さえられた住宅を保有している。差し押さえられた住宅は通常は銀行が激安価格で売り払い、それが住宅価格暴落の主要な要因となっている。
 我々は銀行が保有しているが市場に売りに出していない60万戸の住宅が全米に存在していると考えている」とリアリティー・トラック社のリック・シャルガ氏は述べた。この数は差し押さえ件数と一致する。
 「カリフォルニアでは、こういった住宅が8万件はあるでしょう。銀行がこれらの中古住宅を突然市場に出せば大変にことになってしまうでしょう。更なる値下げとなり大災害となります」

 最近の研究では、リアリティー・トラック社は銀行所有住宅のデータベースとMLS社のリストにある売り住宅とを比較してみた。それで見つけた不一致の部分は、MLS社では差し押さえ住宅の30%だけが売りに出されている、ということだ。
 残ったものは「隠れ在庫」として知られている。(銀行は差し押さえた住宅の多くを売りに出していない:SF Gate)
 差し押さえた住宅を市場に売りに出さない銀行に業務監査官が配置されれば、彼らは銀行がその損失が広がっているのを隠すため住宅ローン業務を行っていることを発見するだろう。また、銀行が膨大な損失が出て破綻するのを避けるため、住宅価格を高めに維持するよう手を加えていることを知るだろう。

 一つ確かなことは、「消えた60万戸の住宅」問題は、住宅価格はまだまだ下がることを意味し、また銀行システムのかなりの部分が不透明なままであることを示している。
 先ほどのシャルガ氏は「カリフォルニアの差し押さえはこれから更に増大する」と言う。「将来どうなるかお知らせしましょうか? 数万件の差し押さえがこれから数ヶ月の間に生じます。過去最大の件数になるでしょう。春・夏の住宅販売時期にかけて、既に惨状を呈している不動産市場に更なる洪水のような売り物として出てくるでしょう。
 差し押さえ執行(債務不履行通知)と管財人セール通知(NTS)は、2008年中ごろ以降からかつてないレベルになってきている。
 ひとたびNTSが出ると、物件は裁判所管轄となり21日から45日の間にオークションに出される。その結果、国家のモラトリアム政策では阻止できない規模で差し押さえの大きな波が4月初旬から起きるでしょう」。

 JPモルガン・チェース、ウェルス・ファーゴ、ファニーメイは、ここ数週間差し押さえを強化している。債務不履行は急上昇中で、近未来の住宅価格暴落を暗示している。
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙:「住宅価格は1月のレベルから更に22%から27%下げると、ラザール・アセット・マネージメント社のロナルド・テンプル調査部長は予想する。ローンの支払いができないため、今年は210万件が差し押さえられるでしょう。2008年は170万件でした」

 アメリカの住宅価値総額の20%が削られることは、4兆ドルを住宅所有者が失うことを意味する。それは、退職後の蓄えの縮小、消費支出額の減少、生活水準の低下を意味する。
 オバマ政権の7500億ドルの住宅ローン救済案は焼け石に水だ。それでは住宅ローン問題の緩和には役立たないし、出血を止めることにはならない。政治家は十分やったと言い、支援を拒否している。津波が迫っているのに分からない。住宅市場は下げ続けていて、それが健全な部門をも引きずり込んでいる。株もまたその一例だ。


●フレディーマックのCFO代行が自宅で死亡、自殺か
4月23日10時0分配信 CNN.co.jp
 バージニア州ビエンナ──米連邦住宅貸付抵当公社(フレディーマック)のデビッド・ケラーマン最高財務責任者(CFO)が22日午前、当地の自宅で死亡しているのが発見された。警察関係者が明らかにした。
 警察が午前5時前にケラーマン氏の自宅に駆けつけたところ、地下室で同氏の遺体を発見した。事件性がみられないことから、捜査関係筋は同氏が首を吊って自殺したものとみて死因を調べている。
 警察にはケラーマン氏の自宅から通報があったが、当時家族のほか複数の訪問者が滞在しており、誰が通報したかは不明。
 ケラーマン氏の近所の人々は、同氏が問題を抱えていたように見えなかったとして、同氏の死に衝撃を受けている。
 フレディーマックはサブプライム問題の深刻化で昨年から経営が悪化し、現在は米政府の管理下で経営再建中。ニューヨーク州とバージニア州の連邦検察当局、証券取引委員会(SEC)は同社について調べを進めているが、同社関係者はケラーマン氏の死とは無関係だとしている。

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◆4月22日

ヨーロッパの経済トレンドを研究しているところで今年の夏から国際的に通貨システムの崩壊が始まる、という論文がでたようだ。

アメリカのデフォルトが起きることが予想されている。
これが、私の言ってきた、「第2の津波」、にあたるだろう。

下記に紹介したものは、そのさわりであって、本文ではない。しかし、以前のジェラルド・セレンテ氏の予想でもそうであったように、これからのアメリカ、そして世界の経済は悪くはなっても良くはならない、と判断して間違いではないと思われる。


◆そしてそれに対する準備がいよいよ必要になってくる、ということになる。
「家庭菜園」などがお勧め、などと言われているが、ようするにこれからは食料危機、と言う問題が本格化する可能性がある。

 
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●2009年夏:国際通貨システムの崩壊が進む
(April 15, 200) -
http://www.leap2020.eu/GEAB-N-34-is-available!-Summer-2009-The-international
-monetary-system-s-breakdown-is-underway_a3129.html

危機の次の段階は、中国の夢の崩壊でやって来る。中国は囚われの身として何を夢見るのか?アメリカのドルの罠である14兆ドルを抱え込んだ中国。アメリカの指導者とメディアのいうことを信じると、中国は囚人としてとどまることを夢見ていると言う。いや更にドルとアメリカ国債を購入することでその状況をひどくしているようだ。
囚人が何を夢見るものか我々は知っている。そこから抜け出すことだ。
だから我々としても、できるだけ早く不良資産となった米国債とドルを清算して中国はこの問題を何とか解決したいとずっと努力していると思っている。
この論文では、中国が2009年の夏までにドルの罠から抜け出そうとして進めている工作の内容を描写している。
ひとたびアメリカがその負債でデフォルトをすれば、国際的システムで生き残るための【自分のため】原則の時となる。
・・・
ロンドンでのG20では、皆歴史的な協調体制ができたふりをしているが、実際は大きな分断が起きた。
米英とそれに従う日本は、他のプレーヤーに権力を与えて重要な改革を凍結、あるいは薄めることで世界的な金融システムの支配力を維持しようと試みたが、実際は彼らの狙いを達成する力はなかった。
中国、ロシア、インド、ブラジルなどは、国際通貨および金融システムのバランスを自分らに都合のいいように変えようと努力したが、(自分らの主張する改革を)実行させるまでは行かなかった(というよりしたがらなかったかも)。
イギリスを除くヨーロッパ勢は、米英の政策を踏襲することで彼らと一緒に沈むか、現在の金融・通貨システムのあり方に中国、ロシア、インド、ブラジルと一緒になって疑義を唱えるかの、二つの選択肢のどちらを取るかを決定することさえかなわないことが分かった。
今は、ヨーロッパは米英の失敗の政策を踏襲することは避けているが、将来に向かって準備するところにまではいってない。
・・・

今度の論文である GEAB (N°34)では、以下の点を記した。
◎アメリカのデフォルトが2009年夏に起きる
◎国庫借入金は、支出の伸び率(+41%)と税収の落ち込み(-28%)でお手上げ状態になったので、1年以上前から言ってきたようにデフォルトははっきりしてくる
◎2009年3月だけでも、2000億ドル(約20兆円)で、これは2008年の負債総額の半年分に近い
◎同様のトレンドが公共団体のどのレベルでも起きている:連邦政府、州、郡、市などでの税収が激減しているため誰もどうしようもない負債のスパイラルで全米が窒息しつつある。



●世界経済、異例の混乱続く=FRB議長
 4月21日0時0分配信 時事通信
 【ワシントン20日時事】バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は20日、シカゴで開かれた会合の冒頭であいさつし、世界経済は引き続き「異例の混乱」が続くだろうとの見通しを示した。ロイター通信が報じた。 


●米金融大手、黒字でそろい踏み
 4月21日10時13分配信 時事通信
米大手金融機関の今年1~3月期決算は、20日発表されたバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の純利益が前年同期比3.5倍の42億4700万ドル(約4200億円)に急増するなど、黒字でそろい踏みとなった


●金融情報4月21日(バンカメ・シティの黒字・赤字と本当の勝ち組)
 http://blog.livedoor.jp/nevada_report/

 【NYダウ】は289ドル余り下落(-3.56%)して終わりましたが、好決算を発表しました【銀行株】は暴落という状態になっていました。
 純利益が<3.5倍>になったと発表されました【バンカメ】は24.34%下落し、先日1600億円の黒字になったと大々的に報じられました【シティ】は19.45%下落して終わっていました。
 今回の銀行決算ではこのブログでも指摘してきましたが、金融化商品の時価評価せずという”いかさま”決算が市場で否定されてきたために、好決算発表=売り、という形になってきたのです。
 【シティ】の決算ではゴールドマンサックスが以下のような意見を述べており、実質赤字として目標株価を今の半値の$1.5とし、現状を「売り」と判断しています。
 「シティの決算には複数の一時的項目(会計基準の変更等)があり、業績の実態が見えづらくなっている」
 オバマ政権は強硬とも言える手法で時価会計凍結を関係機関に求めあっという間に時価会計凍結が決まり、これをもって世界中の金融機関の株価は急騰していましたが、今や市場に完全に化けの皮をはがされてしまい、反対に売り材料とされてしまっているのです。
 と、同時に【為替市場】が大荒れになり、一時の「楽観ムード」から「警戒ムード」に変わりつつあるのです。
 何度も述べます通り、根拠なき「楽観」が経済・景気の実態悪を見に行けば今の株式市場はどんでん返しとなり、一斉に「悲観」が支配し始めます。
 今日の日経新聞広告に「月刊 ネットマネー6月号」の広告があり、ここで以下のような見出しが掲載されています。
「世界の損失は1京円。万一を考えて・・・。日経平均暴落への備え方」
 大暴落の前には必ず「ヒント」が出ているものであり、その「ヒント」を如何に投資・資産保全に使うか、が分かれ目になります。
 いつの時代でもリスクを忘れた個人・投資家・経営者は市場の洗礼を受け、淘汰されていきます。
 生き残る個人・投資家・経営者は一握りであり、その一握りの生き残った【個人・投資家・経営者】が大多数が失った富を吸収して経済・金融破綻後の社会では莫大な富を得て、本当の【勝ち組】になるのです。


●売りサイン点滅
 http://blog.ushinomiya.co.jp/

4月20日のNY市場に銀行株の売りサイン点滅。銅、Mr. Copperにも売りサイン。昨日のピボタルイベントの中に書いてあるように1929年と1873年は相似形。同じ時間帯で動く恐慌のパターンに驚く。しかし2009年もどうやら1929年群?らしく昨日のBKXに売りサインが出た。テクニカルな分析だがこの分析手法が昨年の10月と11月の暴落とこの4月20日の転換点を示した。そんなに易しくない文章と内容だが彼のレポートを熟読する事を進める。


●食料戦争が始まる
2009年01月03日(土) 21:02
http://gojira1218.blog87.fc2.com/blog-entry-1251.html

1日のブルームバーグニュースに出ていたが、日本の大手商社が食糧確保に向けて動き出している。双日が海外で農業経営に乗り出す検討に入ったほか、住友商事は豪州で農家から小麦の直接買い付けを行う。三井物産はすでに農業経営に乗り出している。また、ブラジルで大豆の集荷や輸出を手掛けるマルチグレイン社への出資比率を昨年10月、25%から39.35%に引き上げ筆頭株主となった。丸紅は米国でノースダコタ州、ミネソタ州で穀物の集荷設備8カ所を買収した。これで小麦に加えてトウモロコシ、大豆も穀物メジャーを通さずに直接買い付ける体制を整えている。他にも各社積極的な動きが見られている。商品市場では穀物も今だ低迷しているが、実際現場では奪い合い現象が起こっている。いずれ相場は高騰し始めるであろう。


●オバマ氏の財源なき経済対策!?
2009/2/1(日)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroyokota1/48021800.html

一年で100兆円の財政赤字のうえに70兆円の経済対策?
財源は借金である国債で賄うしかありません
中国はすでに米国債の受け入れに赤信号を出していますが
日本だけは麻生総理がドルを守ると宣言しています
米国債を買うために年金基金等が使われているそうです!
いずれどうなるか皆さんお分かりですよね?
フランスのシンクタンクの予測では米国債がデフォルト(半年程度)すればあっという間に世界同時破綻で円決済ができなくなり貿易ができなくなるそうです!
石油も食糧も日本に入ってこなくなります
備蓄量は三ヶ月しかないそうです!
在庫が切れた場合、備蓄をしていない家庭から飢えが始まります!
まだ備蓄をしていないご家庭はとりあえず缶詰を沢山買いましょう!

(備蓄のプロは、消費期限を目処に古いものから消費します。多すぎてもいけないわけです。備蓄スペースの問題もあるため、プランター菜園、イモ類のビニール栽培などで自給自足も同時に取り組まれるのが好ましいと思います。戦後、多くの人はサツマイモを育てて飢えをしのいだそうです。がんばりましょう! )

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