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地中海に入ったロシア太平洋艦隊旗艦のヴァリャーグミサイル巡洋艦
◆11月4日
ロシアが地中海のシリア寄りの海域に軍艦を派遣し、プレゼンスを強めている。つい最近もイスラエルがシリアを攻撃したこともあり、シリア防衛の意図を改めて強調した格好である。
シリアは既に2年半以上に渡る内戦で手一杯だから、イスラエルと事を構える余裕などないのをいいことに、イスラエルはシリアに対するこのような攻撃を再三実施してきている。
ロシア海軍が地中海の、とりわけシリア寄り海域に対するプレゼンスを強めるのは、そのような弱体化したシリアを側面から補強する意味があるだろう。従って、ロシアがこのような抑止力として働くことで、シリアの政権転覆を狙う勢力も、好き勝手にできるわけでもないことになるのだ。ロシアが平和勢力として重要な役割を演じている、と言える。
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●ロシアのミサイル巡洋艦と巡洋戦艦が地中海に
http://voiceofrussia.com/news/2013_11_03/Russias-aircraft-carrier-killer-Varyag-and-battle-cruiser-Pyotr-Veliky-enter-Mediterranean-Sea-7139/
【11月3日 Voice of Russia】
ロシアの太平洋艦隊の旗艦であるヴァリャーグと、ロシアの核搭載戦艦であるピョートル・ヴェリキーが3日、地中海に入った。空母キラーのヴァリャーグはいくつかの任務があるが、そのいくつかはこの海域にあるロシア海軍艦隊と共に行うものだ、とロシア太平洋艦隊報道官のロマン・マルトフはインターファックス通信に語った。
マルトフは、現在のところ、太平洋艦隊の11隻が世界の各地でその任務を遂行していると語った。その内の7隻は南西アジアにあるという。
軍事外交部門の情報筋は、ヴァリャーグが率いる太平洋艦隊からの分遣艦隊は、まもなくエジプトのアレクサンドリアに寄港するという。
本日(3日)ヴァリャーグはスエズ運河を通過し地中海に入った。数日後には、この巡洋艦は供給品の補充と船員の休養のためアレクサンドリア港に入港することになる。
ヴァリャーグはミサイル巡洋艦モスクバに代わって、太平洋艦隊の指令を地中海で行うことになる、とインターファックスの軍事外交筋は語った。
彼はまた、太平洋艦隊の艦船と海兵隊の分遣隊が存在するというし、空軍の数機のKa-27ヘリコプターは救出作戦と対海賊作戦、それと対潜水艦作戦用に控えている。
ヴァリャーグの他には数隻の巡洋艦が地中海に展開している。その中には、ミサイル駆逐艦スメトリヴィ、大型上陸用舟艇アレクサンドル・シャバリン、ノヴォチェルカスク、ミンスクがある。
ロシアの最も強力な戦艦で北方艦隊の旗艦であるピョートル・ヴェリキーはジブラルタル海峡を通過して11月2日にアルボランに投錨した。
10月22日に北方艦隊の主要港であるセヴェロモルスクを出港したこの戦艦は、嵐の北大西洋を通過してきた。乗員は防空・対潜水艦訓練を含む演習を成功裏に済ませた。この巡洋艦は3200海里を踏破してきた。
この艦隊の提督であるヴィクトール・チルコフは9月に、ロシア海軍は地中海でのプレゼンス、とりわけシリア沿岸に近い部分でのプレゼンスを強化することになると語った。ロシア海軍はこの海域での軍艦を10隻にまで増やすつもりだという。
ロシアは2012年12月から地中海でのプレゼンスを強めることで、この海域での軍事力を強化してきている。
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アメリカとトルコの2X2
◆10月31日
アメリカはシリアの攻撃が頓挫して以来、ロシアと共にシリア問題の現実的解決に向けて、共同歩調をとりながら歩み始めているが、そのアメリカの意思に反して、トルコとサウジアラビアはシリア内の過激派への支援をやめようとせず、これがアメリカの怒りを買っているようだ。
10月22日号「シリア:自由シリア軍のトップの司令官が殺害される」で、「アサド政権が崩壊しないことは、この2年半の戦争で分かったことなのだから、『謀略は失敗』と判断し、シリアから欧米、湾岸アラブ諸国、トルコ、イスラエルが手を引くことが大切なことである」と指摘したが、アメリカはそれを理解し、シリアから撤退し始めているが、トルコとサウジアラビアはそのアメリカの動きについていけず、却ってアメリカと決別するような動きを強めている。
その動きが10月25日号「イスラム教のスンニー派対シーア派で世界が分裂」では、「サウジアラビアの情報機関長官のバンダル・ビン・スルタン王子は、ワシントンに22年間大使としていた期間はジョージ・W・ブッシュ大統領の真の相棒であったが、その彼は、アメリカがシリア攻撃をしなかったと言う理由だけでなく、公平なイスラエル・パレスチナ和平に向けた対応をすることができないことに対して、今やアメリカとの関係で『大胆な変更』を行うかもしれない、というアメリカに対する脅しを掛けている」という内容で示されたものがある。
今回は、同じく中東のもう一つの雄であるトルコもサウジと同じく、アメリカの意向に背き、聖戦主義者=過激派に対する支援をやめようとせず、そのため、ウォール・ストリート・ジャーナル紙を通してアメリカから警告が発せられた、という内容である。トルコとサウジアラビアという欧米にとって中東の優等生であった諸国が欧米に反旗を掲げだした、といえる。
だとすれば、化学兵器問題で国際社会の要請に率直に応え、国内の過激派に対する戦争を遂行しているシリアのアサド政権は、10月29日号「もしもアメリカがテロと戦うというのならアサド政権を支持すべき」で示されたように、アメリカは支持すべきであろう。実際、国際政治の流れはそのような傾向になっていく可能性が出てきている。
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●アメリカがトルコに警告
http://www.voltairenet.org/article180755.html
【10月31日 by Thierry Meyssan Voltaire Network】
トルコのメディアは多くの報道をウォール・ストリート・ジャーナル紙によるハカン・フィダンに関する記事に対するコメントとして報道している。狂信的愛国主義で一致することで、彼に対する攻撃は、エルドアン首相のアメリカからの独立を掲げる政策の正しさを証明するものだと理解する内容だ。果たしてそうであろうか?
ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、MIT(トルコ情報機関)長官はこのトルコ政権の№2の人物で、首相の次で、ギュル大統領とダウトオール外相より上なのだ。
エルドアンの右腕の男が2010年5月にMITの長官となったことは、トルコが離米政策を開始したことを示すものだったといえる:ペンタゴンに繋がっていた上級将校らの逮捕と有罪判決(エルゲネコン裁判)、ムスリム同砲団とアラブの春の支持、シリア紛争を利用してシリアを分裂させ、クルド人国家を創設すること。
何にもまして、ウォール・ストリート・ジャーナルはフィダンのことを、アメリカの警告があるにも関わらず、最も悪意に満ちた反欧米である者たちを含めて、シリアの聖戦主義者(ジハーディスト=過激派)を支持していることを非難している。
ジャーナル紙はケマル主義の議員であるメフメト・アリ・エディボルが、トルコ警察の12台の車両が、50台以上の聖戦主義者等を乗せたシリアに向かうバスをエスコートしているのを目撃したという証言を引用している。バス50台以上というと2000人以上の過激派を運んでいたわけである。これはその時だけの特別なケースではないだろう。
しかしながら、エルドアンと違ってフィダンはムスリム同胞団ではなく、フェウラ・ギュレン(ギュル大統領の師匠)に近かった者である、ということを指摘するのを忘れている。
同様に、ジャーナル紙の調査記者は、あたかもトルコの情報機関の長官がいずこともなく現れたかのように、彼の過去を見過ごしている。ジャーナル紙は、フェルガナ渓谷を通して中国に対するトルコと中央アジアの影響力を拡大する役割のことを指摘することなく、彼がトルコ国際協力局(Tika)の局長であった時代のことを語っている。
ジャーナル紙はフィダンがIAEAで仕事をしていた時、イランと協力していたことでイスラエルの非難があったことを喚起したが、マルマラ号事件の三日前にその作戦の指揮を執るためMIT長官に指名されたことを指摘した。
我々としては、この論争をさかさまに見ている:一ヶ月前、トルコの政策は何もアメリカの国益と衝突するものは無かった。反対に、一切はアメリカからの指示でなされてきた。従って、上級将校たちの有罪判決は、アメリカに対する打撃ではなく、アメリカから離脱せんとする彼等の意思、および中国人民解放軍に接近せんとする意思に対する罰である。これには彼等と共に小さな毛沢東主義労働者党の高官らが有罪になったという証拠がある。
北アフリカのムスリム同胞団を支持することは、トルコが突然気まぐれで行った事ではない。むしろヒラリー・クリントンのオフィスの、’姉妹’のヒューマ・アベディンによって、そしてウィリアム・J・クリントン・ファンデーションの’兄弟’であり、エルドアンの党の渉外担当のゲハド・エル・ハダド等を通して、国務省の計画に同調して、それを実行したということである。
更に、アベディン氏の母はモルシ夫人と共にムスリム同砲団の女性支局を率いていたことが分かるであろうし、エル・ハダドの父はモルシ大統領の外交アドバイザーであった。
最後に、2006年にラルフ・ピーターズによって公刊された地図によれば、クルド人国家をシリアに作るということは、シリアをいくつかの国に分裂させようとするペンタゴンの意図することである。そしてオスロで2009年、PKKとの秘密交渉に参加したフィダンは、この分野の専門家である。
追加として、トルコの政治的変化は2010年5月、フィダンがMIT長官として就任した当時には起きなかったが、2011年、リビヤとの戦争の最中に起きた。当時、アメリカ国務省からの圧力でトルコはアメリカ・ムスリム同胞団の合意によって与えられた機会に気づいたのだ。エルドアンは、1998年に投獄されていた最中に同胞団を放棄し、世俗主義に改宗したといわれていたにもかかわらず、再びこの時から「兄弟」なのだ。
本当の問題は何処でも聖戦主義者を支援することだ。シリアでの紛争の初期には、紛争はカタールが資金提供し、トルコのインシルリク基地からNATOが協力したものだった。問題は何も無かった。しかし、化学兵器問題でロシア・アメリカの合意以来、アメリカはシリアの軍事的紛争から撤退したが、トルコとサウジアラビアはこのゲームを継続したのだ。
従って、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事はエルドアンとフィダンに対する警告として読まれるべきである。限られた時間内にシリアを支配できなかったので、国内の政治の結果がどうあれ、あきらめるよう願われているのである。
コソボ紛争の時にNATOの情報部門で仕事をし、アメリカで勉強をしたハカン・フィダンはこのメッセージの内容を理解すべきである。
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ヨーロッパを襲ったセントジュード嵐による高波
◆10月30日
日本では台風26号の大災害の後、27号と28号のダブル台風などが恐れられたが、ヨーロッパでは近年まれなセントジュードという大型の嵐がヨーロッパ中央を襲い、多大な被害を出したようだ。日本では台風だけでなく、近年は竜巻というものが頻繁に起こるようになりその被害も半端ではない。またヨーロッパではつい数ヶ月前は大水で川の氾濫が各地で起きた。
これからの十数年はこのような「天変地異」がさまざまな形で生起し、我々の生活を脅かすことになりそうだ。これに加えて、世界経済の根底からの混乱状態というものが追い討ちを掛けるようになるだろう。
このような混乱は、新しい時代の幕開けが迫っているから、と理解したい。地球の温暖化には太陽が大きな働きをしているが、太陽も地球も生き物であり、知性ある存在と言われているから、やみくもにこのような混乱が生じているわけではなく、まさに新しい時代をもたらす為の働きと考えればいいのだ。
自然の脅威の前には人間の存在は儚いもののようではなるが、人間の持つ思い(意識)、というものは実は大きな働きを自然に対しても成す、と言われている。人間が愚かな争いをし続ければ、天変地異は益々強大化するかもしれない。反対に人間が自然との共存という考え方を重視し、争い事をやめて、自然に感謝し心に平和を持つようになれば、自然の鳴動も鳴りを潜めていくだろう。
※参考サイト
伊勢白山道
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●セントジュード(聖ユダ)嵐がヨーロッパ中に惨害を与える
http://rt.com/news/storms-havoc-europe-deaths-843/
【10月28日 Russia Today】
激しい嵐がイギリス、オランダ、ドイツ、スウェーデン、フランス北部などを襲い、停電、倒木、建築現場の足場などに惨害を与え、少なくとも15人が死亡した。
最新の情報では、この嵐はバルチック海に被害をもたらし、停電と交通遮断をもたらしたという。
スウェーデンでは、風速が毎秒42mにまでなったという。この嵐で9万棟のビルが停電に見舞われた。
エストニアでは、セントジュード嵐で2500箇所の変電所が故障したため、5万件の住宅が停電になった。
ラトビアでは2000世帯以上の6万8000人が停電のままである。
セントジュード嵐はロシアのサンクトペテルブルグに到達し、強風警報が発せられたので、洪水対策を当局が執ることが求められた。ロシアの緊急事態省によれば、この嵐で既にロシアのレニングラード地域の208町村が停電に追いやられ3万人が電気の無い生活を余儀なくされた、という。
ネバ川の水位は急速に増加している。サンクトペテルブルグの鉱山所の水位観測所では、午前3時から3時半の間で、86cmから111cmにまで増水した。
■イギリスに惨害
この嵐はイギリス南部を襲い、トレーラーハウスに大木が倒れた為、中に住んでいた17歳の少女が死亡した。ワットフォードでは50歳の男性が倒木に車が衝突し死亡した。オランダのアムステルダムでは、一人の」女性が町中で樹が倒れてきた為死亡した。
モンスター波が荒れ狂い、二人が海に流された。フランス北部の海岸では50代の女性は波にさらわれ行方不明になった。救急隊は大車輪で救出活動にいそしんでいる。
十代の少年は27日、イギリス南部の海岸のニュウヘブンでサーフィンをしていて波にさらわれ行方不明となり、死亡したものと見られている。この14歳の少年の捜索が始められたが、荒波のため救出作業は中止にせざるを得なかった。
ロンドンでは男女一名ずつがガス爆発で死亡した。警察では倒木でガス管を損傷したのが原因ではないかと見ている。
イギリスとウェールズでは132箇所で洪水警報が発令された。イギリス中で27万世帯が停電になった。フランス北西部では7万5000世帯が停電になっている。
イギリスのドーバー港は閉鎖された。二隻の海峡横断フェリーの運行は中止となっている。海峡の下を通るユーロスター高速鉄道は28日の7時から運行休止になっている。嵐が始まってからイギリスの南部海岸では波の高さは25フィート(7m62cm)にまでなった。
これからの倒木とゴミの問題は交通の混乱を招き、人々は運転を慎重にすることが求められる。イギリス東部海岸のサフォークでは二階建てバスが倒れた。ダウニング街の政府庁舎屋根にクレーンが倒れ、鉄道は遅延とキャンセルをせざるを得なかった。
気象庁ではセントジュード嵐は近年ではイギリスでは最悪のものになったと語った。
イギリス気象庁スポークスマンのダン・ウィリアムズはロイターに対し、似た規模の嵐で同時期に襲ったものは2002年の10月にあった嵐だと語った。
「尋常ではないこの規模の嵐は、大西洋で発達し時間と共に巨大化してから我々を襲うようになる」と、気象庁の別のスポークスウーマンのヘレン・シバーズはロイターに語った。「この嵐はイギリスを通過する際に発達し、それが重大な混乱の原因となった・・・そういうことは頻繁に起きるものではない」と彼女は語った。
この嵐はイギリスのダンジネスの二基の原子炉を運転停止に追い込んだ。EDFエネルギーの作業員は、「運転停止は気象問題があるからだ。原子炉自体が反応して運転停止を決める」と語った。原子炉は停電になった後、運転停止になった。
■ヨーロッパ中央が被害を受ける
ドイツでは6人が死亡した。樹が車に倒れ掛かって起きた事故が大半である。ドイツ北西部のゲルセンキルヒェンでは、ツァイト紙のサイトで警察による情報として、倒木が車を運転していた者と若い同乗者を死亡させた、という。二人の子供が負傷したという。
ドイツでは27日、ツァイト紙に語った警察官によると船員と釣り人が死亡したという。ハンブルグでは午後になると緊急事態を発令した。デンマークでは、飛んできたレンガで一人の男性が死亡した。コペンハーゲンでは風速で時速194km(54m/秒)を記録した。
オランダでは、時速140kmの風速を記録して気象庁から「赤」警報が発令された。赤の警報は昨年一度だけ発令されたが、2011年には無かった。アムステルダムの交通は遮断され、市のシプホル空港への50便はキャンセルされた。午後には風速は時速130km(36m/秒)ほどになると考えられている。
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アサド大統領の横断幕の背後で手を上げるアサド支持者ら
◆10月29日
最近のアメリカの各国要人らに対する盗聴騒ぎで、アメリカの威信が揺らいでいる。テロとの戦争という大義を掲げて盗聴行為の正当化を図ろうとしているかもしれないが、無理があろう。
そもそもが「テロとの戦争」自体が、実はテロリストを養成し、あるいは支援してきているのがアメリカであるから、既にナンセンスな事になっているのが実態である。こうして、アメリカの今までのやりたい放題のやり方が改められていく方向に世界は動いている。
この先には今まで数々行われてきた自作自演作戦(偽旗作戦)の真相も暴露されていく時代に入っていくかもしれない。アメリカは債務上限問題が控えているし、今回の盗聴騒ぎでの威信失墜で、今までのようなやり方が出来にくくなってきたことで、アメリカ外交の背後にいるイスラエルの存亡が表沙汰になりだすことになるだろう。
イスラエルはアメリカから毎年30億ドルほど資金援助を受け、中東ではダントツの軍事力を誇示してきたが、今後それもどうなるか分からないし、アメリカの今回の盗聴騒ぎで、アメリカも次の偽旗作戦を行う事が困難になってきているから、イスラエルが願うような世界は遠のくばかりであろう。
遠のくだけでなく、イスラエル・ユダヤの今までの数々の悪業が表沙汰になり、それが公の知るところとなることで、イスラエルが存在する余地さえなくなっていく可能性がある。その時、ユダヤ人は何処に流れて行くのだろう?
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●もしもアメリカがテロと戦うというのならアサド政権を支持すべき
http://rt.com/op-edge/us-terrorism-support-assad-866/
【10月28日 Russia Today】
もしもアメリカがテロリズムと戦うというのならば、シリアの世俗政権であるアサド政権を支持すべきであり、アルカイダを支持すべきではない、と調査報道記者のネイル・クラーク(NC)はロシア・トゥデイ(RT)紙に語った。
RT:イラクやアフガニスタンで見られる混乱と暴力沙汰のどれほどが、直接的にNATOの介入によるものといえるでしょうか?
NC:これはすべてNATOの介入によるものと言える。過去行われた介入というものは人道的な冒険でなされたはずだ、違いますか? 恵み深いNATOはアメリカの率いる勢力である。我々はこれらの国々の人々をサダム・フセインとか、ムラー・オマール、あるいはカダフィ大佐といった悪辣な独裁者から解放するために行った。
そしていわゆる介入と言われることをするたびに、その結果は死と破壊であったし、完璧な混乱であった。イラクでは新しい調査研究では、50万人がこの介入以来殺害されているし、それは更に増えるだろう。だから、これらの介入は非人道的以外の何物でもないのだ。これらの国々に住んでいる人々にとってはNATOの介入以来おきていることは悪夢なのだ。従って、非難されるべきはNATOである。
RT:イラクはこの数年間で、その暴力沙汰が最悪の状況になっている・・・シリアでの戦争はイラクを更に不安定化しているか?
NC:間違いなくそうだ。偶然ということは無い。シリアの不安定化が2011年に始まって以来、イラクでの暴力沙汰は大きな盛り上がりを見せている。勿論これはアメリカがシリアの世俗的・独立志向のアサド大統領の政権を転覆させようとしているイスラム主義テロリストを支援してきているからである。イラクとシリアで暴力沙汰の大きな盛り上がりが同時に生じているのは偶然ではない。
アルカイダのグループはイラクからシリアに来て、あるいはシリアからイラクに行っている。地域全体が混乱の中にあるのは、アメリカの政策のお陰だ。そしてこれは失敗ではない。つまり、失敗と考えることは失敗になるということ。ネオコンがイラクについて語る時はいつでも、勿論彼等はイラクについてはあまり語ろうとはしないが、彼等はブッシュとブレアーがいくつかの失敗をしたと主張したがる。これはナンセンスだ。この作戦の全体的な目的は機能する国家としてのイラクを破壊するということだった。そうすることで、この地域でアメリカが支援している地域大国に対し、イラクが再び脅威となることは決して無い、ということが確実になるからだ。
同じことがシリアについても言える。私はこれは全て計画的になされていると考えている。我々が語っている問題の本質は、この地域で独立志向の諸国に対する計画的破壊、ということなのだ。
RT:欧米パワーは国際的テロリズムと戦っていると主張しているが、彼等はリビヤでもシリアでも反乱勢力側を支援した。この明らかな矛盾をどう説明するのか?
NC:国際関係でこれは最大の神秘である。この最大の神秘は、アメリカとその同盟国らは世界中のテロリスト・グループの不倶戴天の敵なのだ。特にアルカイダとイスラム主義グループにとっては。しかし実際は違う。欧米パワーはアルカイダとテロリスト・グループを利用し、彼等が独立志向の世俗政権を転覆することを支援している。シリアのアサド政権やリビヤのカダフィ政権のように。しかし彼等欧米パワーはアルカイダをその国の政権を転覆させたいと願う国に対し介入するために利用している、マリやアフガンのように。だから、実際は、欧米はアルカイダを利用しているし、イスラム主義グループを利用している。欧米はこれらグループの不倶戴天の敵ではないのだ。これが最大の神秘なのだ。アルカイダが過去20年間で台頭するのにアメリカ以上に支援した国はない。これが事実だ。
RT:アルカイダは自分達のネットワークを拡張しているようでずっと組織的になってきているようだが、この流れをストップさせる方法がなにかあるか?
NC:これはアメリカに話を戻さねばならない。アメリカがそれをストップさせようとするとは思わない。アルカイダはアメリカとイスラエルとサウジアラビアの外交政策に対し非常に有効な働きをしている。事実は、もしもアルカイダが存在しなければ、それを発明しなければならなかっただろう、ということだ。アメリカが世界中でそのアジェンダを推進するのに多くの貢献をすることができる。
アメリカでこれから大きな変化が起きると思っている。もしもアメリカが本当にアルカイダに対して深刻に考えているのならば、そしてそれを何とかしたいとかんがえているのならば、彼等をそれをするだろう。シリアでアルカイダを支援するということは無いだろう。シリアの世俗政権が転覆させられることは望まないであろう。シリアのアサド政権を逆に支援しているはずなのだ。リビヤで政権転覆がなされることも願わなかったはずだ。だから、質問に応えようとすれば、アルカイダの将来はアメリカ次第だということになる。アメリカがアルカイダというイスラム主義テロリストグループの創設を支援したのだ。だからアルカイダをストップさせることはアメリカ次第となる。しかし彼等の政策は、アルカイダをストップさせようとは思っていないことを示している。
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シリアのラス・アル・アインの町で、警備に付くため移動するクルド人戦士
◆10月28日
シリア北部はクルド人の自治区になっていたが、トルコやイラクから外国が支援する武装テロリストが侵入し、彼等のテリトリーを侵害し始めた事から、クルド人と武装テロリストとの戦闘が激しさを増してきている。このことは既に何回かこのブログでも紹介した。
クルド人はトルコやイラン、イラクでもその国の政府と衝突することがあるが、今回シリアでは自治を任されている地域が外国に支援された外国籍の武装グループの侵入を受けていることから、シリア政府と共闘する形で外国籍武装グループとの戦闘を進めていて、どんどんとその外国籍武装グループを駆逐している様子が窺われる。
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●クルド戦士:シリア・イラク国境の検問所をアルカイダから奪還
http://en.alalam.ir/news/1528084
【10月26日 ALALAM】
シリアのクルド人戦士らはアルカイダ系テロリストが支配していたイラクとの間にある唯一の検問所を奪還した、とクルド筋とイラク高官が語った。クルド人防衛委員会のクルドの戦士らは、アルカイダ系グループと三日間に渡る戦闘の後26日、3月以来アルカイダ系グループが支配していた検問所を奪還した。
武装クルド人グループのYPGによれば、戦闘は午前中一杯続いたという。ヤルビア検問所と周辺地域はイラク・レバント・イスラム国というテロリスト・グループによって奪取されていた。このグループはアルカイダ系のグループである。彼等はこの検問所を政府軍から奪取していた。
イラク情報機関高官は、クルド人反乱勢力がこの検問所を支配したことを確認した。また、イラク政府は戦闘がイラク国内に飛び火しないよう軍を派遣した、と語った。
「激しい戦闘があり、あらゆる種類の武器が使用された」とイラク高官は匿名を条件に語った。「イラク軍はいかなる攻撃をも撃退する用意がある」と語った。クルド人グループはシリア北部の広い地域を支配している。クルド人と武装テロリストの衝突で過去数ヶ月で数百人の犠牲者を出している。
●クルド人はアルカイダ系グループからシリアのアル・ヤロベイヤを奪還
http://en.alalam.ir/news/1527879
【10月25日 ALALAM】
クルド人防衛委員会のクルド人戦士とアルカイダ系グループとの間でシリア北東のアル・ヤロベイヤで衝突があった。クルド人戦士はシリアへの外国の介入に反対で、イラク・レバント・イスラム国(ISIL) と繋がる外国が支援するテロリストらと戦略的に重要な北東のハサカ地方で戦ってきている、とアルアラムは報じた。
クルド人民兵はアルカイダ系グループをこの地域全体から一掃することに成功している。アルカイダ系テロリストはクルド人との衝突で相当数殺害されている。何人かのクルド人民兵も報復攻撃で死んでいる。
7月21日、クルド人民兵はアルカイダ系民兵に支配されていた重要な検問所
を奪還し、小火器、弾薬、銃機関銃搭載の車両、迫撃砲などを押収した。
7月17日、クルド人戦士は更に国境地帯のハサカ地方のラス・アル・アインの町を奪還した。
シリアがサウジアラビア、カタールと並んでトルコを、治安部隊や兵士を含む多くのシリア人の犠牲者を出している反乱を支援していると非難することで、シリアとトルコの間の謹聴は高まっている。
シリアは2011年以来激しい内戦に見舞われている。多数の外国籍の武装グループがシリア国内で作戦を行っていると言われている。
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