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ヨーロッパを襲ったセントジュード嵐による高波

◆10月30日

 日本では台風26号の大災害の後、27号と28号のダブル台風などが恐れられたが、ヨーロッパでは近年まれなセントジュードという大型の嵐がヨーロッパ中央を襲い、多大な被害を出したようだ。日本では台風だけでなく、近年は竜巻というものが頻繁に起こるようになりその被害も半端ではない。またヨーロッパではつい数ヶ月前は大水で川の氾濫が各地で起きた。

 これからの十数年はこのような「天変地異」がさまざまな形で生起し、我々の生活を脅かすことになりそうだ。これに加えて、世界経済の根底からの混乱状態というものが追い討ちを掛けるようになるだろう。

 このような混乱は、新しい時代の幕開けが迫っているから、と理解したい。地球の温暖化には太陽が大きな働きをしているが、太陽も地球も生き物であり、知性ある存在と言われているから、やみくもにこのような混乱が生じているわけではなく、まさに新しい時代をもたらす為の働きと考えればいいのだ。

 自然の脅威の前には人間の存在は儚いもののようではなるが、人間の持つ思い(意識)、というものは実は大きな働きを自然に対しても成す、と言われている。人間が愚かな争いをし続ければ、天変地異は益々強大化するかもしれない。反対に人間が自然との共存という考え方を重視し、争い事をやめて、自然に感謝し心に平和を持つようになれば、自然の鳴動も鳴りを潜めていくだろう。


※参考サイト
 伊勢白山道

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●セントジュード(聖ユダ)嵐がヨーロッパ中に惨害を与える
http://rt.com/news/storms-havoc-europe-deaths-843/
【10月28日 Russia Today】

 激しい嵐がイギリス、オランダ、ドイツ、スウェーデン、フランス北部などを襲い、停電、倒木、建築現場の足場などに惨害を与え、少なくとも15人が死亡した。

 最新の情報では、この嵐はバルチック海に被害をもたらし、停電と交通遮断をもたらしたという。

 スウェーデンでは、風速が毎秒42mにまでなったという。この嵐で9万棟のビルが停電に見舞われた。

 エストニアでは、セントジュード嵐で2500箇所の変電所が故障したため、5万件の住宅が停電になった。

 ラトビアでは2000世帯以上の6万8000人が停電のままである。

 セントジュード嵐はロシアのサンクトペテルブルグに到達し、強風警報が発せられたので、洪水対策を当局が執ることが求められた。ロシアの緊急事態省によれば、この嵐で既にロシアのレニングラード地域の208町村が停電に追いやられ3万人が電気の無い生活を余儀なくされた、という。

 ネバ川の水位は急速に増加している。サンクトペテルブルグの鉱山所の水位観測所では、午前3時から3時半の間で、86cmから111cmにまで増水した。


■イギリスに惨害

 この嵐はイギリス南部を襲い、トレーラーハウスに大木が倒れた為、中に住んでいた17歳の少女が死亡した。ワットフォードでは50歳の男性が倒木に車が衝突し死亡した。オランダのアムステルダムでは、一人の」女性が町中で樹が倒れてきた為死亡した。

 モンスター波が荒れ狂い、二人が海に流された。フランス北部の海岸では50代の女性は波にさらわれ行方不明になった。救急隊は大車輪で救出活動にいそしんでいる。

 十代の少年は27日、イギリス南部の海岸のニュウヘブンでサーフィンをしていて波にさらわれ行方不明となり、死亡したものと見られている。この14歳の少年の捜索が始められたが、荒波のため救出作業は中止にせざるを得なかった。

 ロンドンでは男女一名ずつがガス爆発で死亡した。警察では倒木でガス管を損傷したのが原因ではないかと見ている。

 イギリスとウェールズでは132箇所で洪水警報が発令された。イギリス中で27万世帯が停電になった。フランス北西部では7万5000世帯が停電になっている。

 イギリスのドーバー港は閉鎖された。二隻の海峡横断フェリーの運行は中止となっている。海峡の下を通るユーロスター高速鉄道は28日の7時から運行休止になっている。嵐が始まってからイギリスの南部海岸では波の高さは25フィート(7m62cm)にまでなった。

 これからの倒木とゴミの問題は交通の混乱を招き、人々は運転を慎重にすることが求められる。イギリス東部海岸のサフォークでは二階建てバスが倒れた。ダウニング街の政府庁舎屋根にクレーンが倒れ、鉄道は遅延とキャンセルをせざるを得なかった。 

 気象庁ではセントジュード嵐は近年ではイギリスでは最悪のものになったと語った。

 イギリス気象庁スポークスマンのダン・ウィリアムズはロイターに対し、似た規模の嵐で同時期に襲ったものは2002年の10月にあった嵐だと語った。

 「尋常ではないこの規模の嵐は、大西洋で発達し時間と共に巨大化してから我々を襲うようになる」と、気象庁の別のスポークスウーマンのヘレン・シバーズはロイターに語った。「この嵐はイギリスを通過する際に発達し、それが重大な混乱の原因となった・・・そういうことは頻繁に起きるものではない」と彼女は語った。

 この嵐はイギリスのダンジネスの二基の原子炉を運転停止に追い込んだ。EDFエネルギーの作業員は、「運転停止は気象問題があるからだ。原子炉自体が反応して運転停止を決める」と語った。原子炉は停電になった後、運転停止になった。

 
■ヨーロッパ中央が被害を受ける

 ドイツでは6人が死亡した。樹が車に倒れ掛かって起きた事故が大半である。ドイツ北西部のゲルセンキルヒェンでは、ツァイト紙のサイトで警察による情報として、倒木が車を運転していた者と若い同乗者を死亡させた、という。二人の子供が負傷したという。

 ドイツでは27日、ツァイト紙に語った警察官によると船員と釣り人が死亡したという。ハンブルグでは午後になると緊急事態を発令した。デンマークでは、飛んできたレンガで一人の男性が死亡した。コペンハーゲンでは風速で時速194km(54m/秒)を記録した。

 オランダでは、時速140kmの風速を記録して気象庁から「赤」警報が発令された。赤の警報は昨年一度だけ発令されたが、2011年には無かった。アムステルダムの交通は遮断され、市のシプホル空港への50便はキャンセルされた。午後には風速は時速130km(36m/秒)ほどになると考えられている。

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